2013年11月アーカイブ

ゲームマーケット2013秋:新作評価アンケート本日まで

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当サイトにて11月6日から行っておりましたゲームマーケット2013秋新作評価アンケートが、本日で〆切となります。未投票の方はぜひご協力をお願いします。

対象となっているのはゲームマーケット初売の国産オリジナル新作ボードゲーム199タイトル。ゲームマーケットに参加したか否かは問いません。1タイトルでも遊んだものがあれば投票下さい。

投票頂いた結果は前回のように集計して評価平均の上位を発表する予定です。

ゲームマーケット2013秋新作評価アンケート

1、2、3で見つけてね(1,2,3! Now you see me...)

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そこで寝ているブタが怪しい

1、2、3で見つけてね

スペインの出版社が今年のシュピールで発表したアナログな記憶ゲーム。テンデイズゲームズが『ダンジョンレイダース』とあわせて日本語版を緊急発売する。

親がいろんな動物コマを机の上にぶちまける。これをみんなでじっくり観察してから目を閉じる。その間に親がカードで指示されたアクションを行い、目を開けてどの動物が変わったかを当てるというゲーム。アクションは、移動、追加、除去、交換のいずれかで、どのアクションだったかは教えてもらえる。「どの動物がいなくなったでしょう?」

親はどの動物が変わったか、カードを選んで隠しており、そのカードと一致するカードを選べば得点になる。親を交替して数ラウンド行い、得点を競う。キッズでもその場で説明して遊べるくらいの簡単なルールだ。しかしゲームは決して簡単ではない。親としては、ランダムに転がっている動物から、比較的密集しているところなどばれにくいポジションを選ばなければならない。ほかのプレイヤーは隈なく観察して、脳裏にイメージを焼き付けておく必要がある。

エッセンで4人プレイ。明らかにバレバレでみんなが正解するときと、誰も当てられないときがあるのが面白い。みんな正解のときにひとり不正解だと悔しいし、その逆だと妙にうれしいものである。目を見開いて動物のコマを必死に観察している様子がおかしかった。

1,2,3! Now you see me...
P.リストセラ/ホモルディクス(2013年)
3~8人用/8歳以上/15分
テンデイズゲームズより日本語版が発売予定

春夏冬中(No Fall Now)

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誰ももっていない札はどれ?

春夏冬中

春・夏・秋・冬、各4枚の絵札の中から、ない札を当てる推理と記憶のカードゲーム。ゲームマーケット2013秋で初出展となる桜遊庵から発売された。記憶が曖昧になっていく中で、間違えたら即脱落のシビアさがしびれる。

各季節には1が2枚、2と3が1枚ずつで合計4枚ある。ここから1枚(3人プレイでは2枚)抜いて、「梅雨」のカードを加えて全員に配る。自分の番になったら1人指名して、「春の合計はいくつですか?」というようにひとつの季節の数字の合計を聞くか、「3は何枚持っていますか?」というように1種類の数字の枚数を聞く。このとき自分の手札を1枚公開する。

数字が1,1,2,3とあるのが絶妙で、季節の合計が4と言われても、1,1,2なのか1,3なのか分からない。後は自分の手札や、ほかの人が公開しているカードを参照して絞り込んでいく。例えば自分の手札に2があるのだったら、相手は1,3ということになる。上手な質問がカギとなる。

こうして消去法で絞り込んでいき、予め抜かれたカードが何か特定できたらチャレンジ。季節と数字を言って、カードをこっそり見て、当たっていたら得点。外れたらこのラウンドは脱落となる。外れてもゲームは続行となるが、あたったときの得点が下がっていく(サイコロで記録)。

S.サクソンの『スルース(1967)』を彷彿とさせる内容だが、一番の違いはメモを取ってはいけないこと。たかだか16枚と侮ってはいけない。誰が何を聞いたかまで覚えておくのはなかなか難しい。

プレイしたことのあるふうかさん、karokuさんと3人でプレイ。2枚カードを当てなければいけないので難易度が高い。要領を得ない質問をしているうちに2人がどんどん正解していく。そのうち何巡目で分かるかが飲み込めてきたのでチャレンジしてみたが失敗。結局私は1回も当てられないまま、karokuさんの勝利に終わった。

シビアなゲームではあるが、花札調の絵柄の雰囲気がよく、まるで伝統ゲームのように優雅に楽しめた。

春夏冬中
折口日向/桜遊庵(2013年)
3~4人用/10~20分
桜遊庵:春夏冬中(あきないちゅう)

『ワードバスケット』10周年記念版、リトルエッセンにて発売

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メビウスゲームズは12月1日に東京・浜松町で開かれるボードゲーム新作体験イベント「リトルエッセン」にて、『ワードバスケット』10周年記念限定パッケージ版を発売する。どんぶりと小冊子が付いて1500円。

メビウスゲームズで3年連続売上個数ナンバーワン、今年もVS嵐で取り上げられるなど話題のしりとりカードゲーム。2002年に初めて手作りの試作品がゲームマーケットで販売されたときは、バスケットではなくどんぶりに投げ込むものだった。


2002年に販売された試作段階の『ワードバスケット』

今回の限定パッケージ版では、このオリジナル版を再現してどんぶりを付属。カップラーメンのようにフタをパッケージにした。フタには「熱闘10分」「熱中に注意」「JAGAマーク」など遊び心にあふれており、また作者の小林俊雄氏による小冊子「ワードバスケット誕生秘話」が同梱されている。カードは現行の製品版と同じ高品質なものが使われている。

基本的に「リトルエッセン」で売り切る予定で製作されたため、レアアイテムになるかも。

メビウスおやじ:ワードバスケット限定パッケージ版

ワードバスケット限定版

シュガーハイ(sugar high)

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買うべきか、もらうべきか

sugarhigh.jpg

ゲームマーケットで発売される同人作品には、バッティングゲームが多く見られる。『ハゲタカのえじき』の要領で、手札から1枚を選んで、一斉に公開。ほかの人と同じ選択をすると悪い(よい)ことが起きるというものである。それ自体駆け引きや心理戦があって楽しいものだが、派生型であるジャンケンゲーム(一斉に公開して勝負する)も含めて同工異曲の感は拭いきれず、数の中に埋もれていってしまう。

そんなバッティングゲームの中で、お菓子という親しみやすいテーマと、2種類の選択を同時に行うことで独自色を出した作品である。キャンディ、だんご、チョコ、ドーナツ、マカロン、ようかんの6種類のお菓子について、ほかの人より多く集めるカードゲーム。お菓子は、お店から買ってきてもいいし、他人からおねだりしてもいい。お店から買ってきたところにうまくおねだりできるか、おねだりされないように狙いを外せるか。

場には手番に1枚ずつ、お菓子カードを種類ごとに分けて並べていく。そろそろいいかなと思ったら、手番の最初におねだり宣言。宣言をした人が、今回ターゲットとなるお菓子に目的地カードを置く。「今回はだんごとようかんです」「うまそ~!」

ターゲットが決まったら、全員手札のカードを選択。選択は、どのお菓子を取りに行くかと、お店か他プレイヤーのどちらに行くかを一度に決めなければならない。全員が選び終わったら、手番プレイヤーからカードを公開してお菓子を取りに行く。

お店に行く場合、そこにまだお菓子があれば全部ゲットできる。早い者勝ちなので、先に誰かにお店に行かれると何も手に入らない。他プレイヤーに行く場合、同じお菓子を選んだ人からお菓子をもらえる。同じお菓子を選んだ人がいなければもらえないので、狙いを外されることも。お菓子をたくさん持っている人は狙われるので、裏をかいて別のお菓子を取りに行くか、裏の裏をかいて狙われているお菓子を取りに行くか悩みどころだ。

おねだりが終わったらお店を空にしてまた1枚ずつ並べていく。山札がなくなったらゲーム終了で、お菓子の種類ごとにお菓子の枚数と、他プレイヤーで自分以下の枚数が得点になる。

3人プレイで20分ほど。最初のカードにチョコレートが多かったので、チョコレート狙いでいったが意外に激戦区だった。次に狙ったのはキャンディ。うまく狙いをかわしてお店から大量ゲットしたかと思ったら、後から油断したところで持って行かれる。おねだり宣言をしまくったふうかさんは集めるそばからおねだりされてすっからかん。1位はkarokuさん。

少ない枚数でおねだり宣言すると、お店で取ってきた以上のお菓子をおねだりで持っていかれるので損である。後手番はおねだりを選びやすいので(お店にお菓子が残っている可能性が少ないため)、先手番としてはおねだりされないようなお菓子を選ぶか、あるいはおねだり返しするか難しい選択を迫られる。美味しそうなお菓子のイラストとは裏腹に、悩みどころの多いゲームである。

sugar high
小菅翼/トサカゲームズ(2013年)
3~6人用/10歳以上/30分
とさかのたまご:ゲームマーケット2013秋へ出展します
アークライト通販:sugar high

ボードゲームイラストの個展、東京高円寺にて

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11月26日から12月1日まで、東京高円寺の自由帳ギャラリー(JR高円寺徒歩10分)にて、ボードゲームイラストレーター「長谷川登鯉の個展」が開かれている。12:00~19:30(最終日~18:00)、入場無料。ゲームと画集の販売もあり。

『トンネルズ&トリックス(さとーふぁみりあ、2011)』、『ふしぎの森のおんがくたい(同、2012)』、『ヴォーパルス(I was game、2011)』、『セブンスナイト(池田康隆、2012)』、『ドラゴンズストーン(Power9Games、2012)』、『あやつりキングダム(ワンドロー、2012)』、『月夜の人狼(楽々亭、2013)』と数多くの作品のイラストを手がけている長谷川氏のイラストを展示。『セブンスナイト』、『ヴォーパルス』及び拡張『ヴィシャス』、『あやつりキングダム』、『ドラゴンズストーン』、『月夜の人狼』はゲームの物販もある。

そのほか、『詠み人知らず便利帳』も『月夜の人狼画集』『セブンスナイト完成塗装済みフィギュア』も販売されている。

長谷川氏本人は28日を除き毎日在廊するので、お話を聞くこともできるだろう。ギャラリーへのアクセスや物販の価格は下記ホームページを参照のこと。

studio H:長谷川登鯉の個展

ジェムクロックス(Gem c'Rocks)

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びた一文負けられないオークション

Gem c'Rocks

宝石を競りで集め、影響力に換えて4つの国で名誉を競う日本のゲーム。ゲームマーケット常連サークルの高天原(大阪)が今秋発売した新作で、おっさんの箱絵がまぶしい。お金がだんだん少なくなっていく中での3種の競りと最後の入札が超熱い。

舞台は「ギフ」という鉱山国家。毎回1枚のタイルとその周囲のタイルに宝石が産出され、まとめて競りが行われる。タイルで指定される競りの方法は、握って一斉公開と、1周だけの競りと、1コインずつ支払って降りるゲシェンク方式の3つ。カツカツな上に、競り負けてもお金が帰ってこないので、1コインでも無駄にできない。

競りで1位から3位(3人プレイでは2人)まで、順番に好きなタイルの宝石を取っていく。宝石は細工師カードの上においてはじめて影響力となるため、手持ちの細工師カードで指定された宝石を集めなければならない(いわゆるセットコレクション)。レアな宝石も、細工師カードによっては石ころに過ぎない(1金として使うことはできる)。

こうして場所を変えながら18回の競りを行うが、使ったお金は、2コインを支払うことで手元に帰ってくる。最初は13コインで始めるので、全部使って手元に戻すと11コイン、つぎは9コインと減っていく。ほしい宝石でない場所の競りは控えるほか、必要な宝石も(ほかのプレイヤーの動向を踏まえて)できるだけ安く競り落とせる場所を考えなければならない。5つの国に出現するサポートカード(5コインになったり、集めるほど得点になったり)も競りの対象となるので活用したい。

全ての競りが終わったら、宝石を細工師カードに乗せ、その影響力で4つの国(イシカワ、 アイチ、クサツ、 スズカ)に入札する。国によって名誉タイルの得点配分が異なり、3点以上の宝石しか受け付けないところ、枚数で勝負するところなどもあるので、配分をよく考えよう。一斉に公開して影響力の多い順に名誉タイルを配分し、名誉点の多い人が勝ち。

4人プレイで90分。どの競りにも少しずつ出しておこぼれに預かる作戦だったが、後半くらいからコインが窮乏し、何も手に入れられない状態に。細工師カードは何とか揃えたが、どの国でも1位のタイルを取れず最下位。序盤はコインを節約し、たくさんもっていることでほかのプレイヤーを降りさせたtomokさんが幅広くタイルを集めて1位。お互いの所持金はだいたい分かるので、「全部出しても負ける」という圧力が有効だった。

1回1回の競りで状況が少しずつ変わっていくため、考えることや駆け引きが多く、非常に遊びごたえのある作品である。登場する12種類の宝石もゴージャス。色味が似ているガーネットとルビーは、光沢の模様(よく見るとリボン状/カメ状になっていて芸が細かい)で見分けると目利きになった気分になれる。

Gem c'Rocks
3~5人用/10歳以上/60分
田邉顕一/高天原(2013年)
高天原:Gem c'Rocks
ショップ検索:Gem c'Rocks

こびとのくつや(Der Schuhmacher)

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ただでは働いてくれない

こびとのくつや

グリム童話をテーマにしたカードゲーム。足りない材料はこびとたちが分けてくれる。でも、ちゃんとお礼をして森に帰さないと、できあがった靴をもっていかれてしまう。『枯山水』で第1回東京ドイツゲーム賞を受賞した山田空太氏の、『ポストマンレース』に続くゲームマーケット第2弾。

テーブルには材料(4色の革、2色のリボン、糸、布)、靴、こびとが何枚かずつ並べられる。手番には、場か山札から材料カードを取るか、手札の材料が揃ったら靴を作るかが基本。ほかの人より先に材料を集めて、どんどん靴を作ろう。材料が手に入れにくい靴や、材料が多い靴ほど得点が高い。

材料カードは2枚まで取ることができるが、2ゴールド分(多くは2枚)取ったら、1枚は公開しておかなければならない。こうして手持ちの材料に加え、みんなの前に公開された材料を横取りし、こびとが用意する材料も足して靴を作ることもできる。みんなのカードを使うから、できあがるのは早い。でもその代わり、こびとが自分のところにやってくる。このこびとをゲーム終了時まで森に帰さないと、こびとはできあがった靴の中から最も高いものを持ち帰ってしまうのである(ハーメルンの笛吹きみたい)。

こびとを帰す方法は2つ。1つは、できあがった靴を売ること。このゲームにコインはなく、売った分だけすぐに材料を購入する。売った靴の得点はなくなってしまうが、場にいい材料が並んでいたら、よりよい靴が作れるだろう。もう1つは、誰かがこびとを使ったときで、指定された材料をプレゼントするとこびとは森に帰ってくれる。自分で使ったときも帰せるが、使ったばかりの1人は残るから、つぎのチャンスを待たなければならない。

こうして誰かが靴を5足作るか、材料(2周)、靴、こびとのいずれかの山札が切れたらゲーム終了。残ったこびとが靴を高いものから持ち帰り、残った靴と、公開して揃えた材料の得点を合計して勝敗を競う。

3人プレイで30分ほど。レアな紫の革がたくさん手に入ったので、こびとを使わずに7点の靴を作るのに成功。その間、ふうかさんとkarokuさんはこびとを投入して靴の量産体制に入る。そのうち材料が切れてきたので、プレゼントする材料を確保した上でこびとを使ってみた。手札を減らさず靴ができるのが気持ちいい。しかし、ここでこびとを放出した後は、こびとを使う人がいなくなった。結局貧乏くじを引く形になり、最後まで残ったこびとが9点の靴をもっていって敗北。1位はふうかさん。

セットコレクションだが、こびとのリスクを取れば他人の分も使えるところが悩ましい。あと1枚あれば揃うところで、自力で引いてくるのを待つか、スピード重視でこびとを使ってしまうかは展開次第。終盤にこびとが残っていると森に帰せるかどうかどきどきする。こびとは集めている材料をめぐってほかのプレイヤーとの駆け引きもあり、最初から最後まで楽しめた。

こびとのくつや
山田空太/imagine GAMES(2013年)
2~4人用/8歳以上/30分
再版未定

オトーリバース(Otoreverse)

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そっちのバースト(笑)

オトーリバース

オトーリ(御通り)とは、「親」が口上を述べた後、杯に酒を注いでとなりの人に渡し、飲み干したら杯を親に返す、というのを繰り返して全員が酒を飲むという宮古の風習である。これをカードゲームにしたものが『オトーリバース』だ。ゲームマーケット2013秋でアルハラシステムズ(沖縄)から発表された。つぶれないようにぎりぎりまで酒を飲もう。つぶれそうになったらアルハラ(アルコールハラスメント)でほかの人に飲ませよう。

各プレイヤーに渡されるキャラクターカードには、得意な酒(いくら飲んでもOK)と、不得意な酒(ダメージ2倍)、限度量が書いてある。自分の番には、酒カードをめくるか、このラウンドを降りるか。酒カードに書かれたアルコール度数だけ、ダメージが蓄積されていく。限度量を超えたら「リバース」で、トイレに駆け込んでこのラウンドは無得点になる。だから、どこまでめくるか度胸が試される。

やばいと思ったら、アルハラもできる。回数制限があるが、自分が引いた酒カードを誰かに押し付けられるのだ。不得意な酒だったら一発でリバースになることも。リバースしないで終えたラウンドの、酒カードの度数の合計を競う。

1枚で即リバースのスピリッツや、ギリギリまで連続してめくるイッキ、となりの人がリバースすると連鎖するチェインリバース(いわゆるもらいゲ○)などのイベントなど、飲み会の雰囲気そのままに楽しめる。それでいてお酒の枚数や度数に違いがあって、めくるかどうかでちょっと確率計算できるようになっている。

3人で2ゲーム。1回目のキャラクターは限界度が低い上に、いきなりスピリッツとか引いてしまったため、リバースしまくりで無得点。2回目はキャラクターを変えてビールOK・テキーラNGのギャリーで勝負。しかし安全に進めた上に、アルハラやチェインリバースもあって1位を逃した。2ゲームともkarokuさんの勝利。こんな飲み会は絶対嫌だが、ゲームでは逆に楽しめた。リバースしてキャラクターカードを裏返すと、トイレの絵が出てくるのがいい。

オトーリバース
名嘉秀和、宮原彬、具志堅信篤/アルハラシステムズ(2013年)
3~5人用/20歳以上(?)/15分
ゲームマーケット2014大阪で再販予定

DTC(DTC)

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ドーテーチャーン!

DTC

手軽に楽しめるクニツィアのブラフゲーム。出版社はフランスのフェルティ社で、タイトルのDTCは"Dans ton cul"(お前のケツに)の略。だまされてしまった人をバカにする言葉である。今回は、「Doo Tee Chaan!」の略ということにして遊んだ。

手札から「3が2枚」などと言って次の人に渡す。ダウトをかけなければ受け取り、「3が3枚」などと言ってさらに次の人へ(手札は6枚まで補充する)。前の人よりも枚数か数字を増やさなければならない。

ダウトをかけたら公開。言った通りだったらダウトをかけた人、ウソだったら渡した人がそのカードを引き取る(手札に入れずに失点)。こうして山札がなくなって最後のブラフチャレンジがあった後、引き取ったカードの失点が一番少ない人が勝ち。

『ファブフィブ』のように、前の人の話に乗せられて増やしていくと、とんだ落とし穴があるところが楽しい。エッセンでクニツィア大好きけがわさん、タナカマさん、いずみっくすさんとプレイしてボロ負け。だまされるたびに「ドーテーチャーン!」と言われまくった。

DTC
R.クニツィア/フェルティ(2012年)
2~6人用/7歳以上/20分
国内未発売

仮面の使者(Masques)

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おとなりの強豪

仮面の使者

仮面舞踏会で有力者とお近づきになり、アイテムを集める小箱のカードゲーム。2010年にフランスで発売された『陰謀(Intrigo)』のアメリカ版リメイクを、アークライト社が日本語化した。タイトルだけ聞くと、人狼のような正体隠匿系かと思いきや、数比べで足元を見合う陣取りだった。作者のひとりシャヴァリエは、『カプチーノ』『怪盗紳士』などの作品がある。

有力者カードを1枚ずつ離して置き、そこにアイテムとお金を置く。カードを切って配り、1枚ずつドラフトして手札を作ったらスタート。自分の番には、有力者カードと有力者カードの間に手札の1枚を置く。全部表にして、である。

全部置いて、隙間がなくなったらアイテムとお金の分配。それぞれの有力者カードの両どなりを比べて、数字の大きいほうがゲットする。配分が終わったらまたカードを回収し、アイテムとお金を置き直して、カードを配るところから。これを繰り返してアイテムを5種類全部か、どれか1種類4つ集めたら勝ち。

ドラフトでは自分のカードも相手のカードも回ってくるので、相手の弱いカードを置いて、そのわきに自分の強いカードを置けばアイテムをゲットできる。しかしそれを皆が考えているものだから思い通りには行かない。同じ数字だとどちらも取れないので、牽制しあった結果誰もほとんど取れないことも。

そんな均衡を打破するのが、お金を払って雇うエージェントカード。アイテムの位置を交換したり、ライバルを消したりできる。しかし雇うたびに相場が上がるので、だんだん雇いづらくなる。ここぞというときまでお金の無駄遣いをしないようにしたい。

3人プレイで30分ほど。アイテムが順調に揃い、早々とリーチしたが、最後の1個が取れない。ほかの全員が協力すればトップを止めるのはたやすいのである。でもふうかさんがお金を使い果たしてしまい、次にリーチしたkarokuさんは貯めこんだお金でエージェントを一気に投入して妨害をかわし勝利。「結局最後は金ですか!」「えげつなーい!」

公開情報が多いので、カウンティングなど始めれば考えることはきりがないが、チャンスはいろいろなところに転がっている上に、エージェントでひっくり返されることもあるので、息が詰まらずワイワイ遊べるゲームである。

Masques
C.シャヴァリエ、C.ドュマ、P.ペルマン/ファンタジーフライトゲームズ+アークライト(2013年)
2~4人用/14歳以上/45~60分

カプチーノ(Cappuccino)

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コーヒーの香り漂うスタッキング

カプチーノ

カップを重ねて、一番上になることを目指すフランスのゲーム。スタバにありそうなコーヒーカップ(サイズは小さいですが)がオシャレである。

ゲームボードはなく、テーブルの上にランダムに隙間なくカップを並べてスタート。手番には、自分のカップをとなりにあるカップに重ねるだけ。カップは六角形になっていて、となりのカップは最大で6つあるから、選択の幅は広い。ただし、より高いカップの上には重ねられない。最後は一番上が自分のカップになっている人が総取りする。こうして一番多くカップを集めた人の勝ち。

ルールは簡単だが、ゲームが始まると考えるところが多い。取られないように取るにはどうしたらいいか。牽制したり、漁夫の利を狙ったり。広く浅く重ねていこうとすれば取られやすくなるし、一極集中で積み上げていこうとすれば、周囲が逃げていくのであまり集まらない。両方の戦略を場面によって使い分けることが必要だ。

シュピール会場で4人でプレイして10分ほど。最初はどうしたらよいか見当がつかないが、中盤から先に取らないと取られてしまう場所がいくつも出てくる。そこからは先の先を読んで優先順位を付けるが、すでに手遅れだったりして最下位。場面の趨勢をいかに早く読んで先手を打っていくかが大切だと感じた。とはいえ、コーヒーでも飲んで雑談しながら気軽に遊ぶのがこのゲームには合っていそう。

Cappuccino
C.シャベリエ/マタゴー(2013年)
2~4人用/9歳以上/15分
ホビージャパンから発売予定

ウーゴ!(UGO!)

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調整して取りっくていきんぐ

ウーゴ!

シュピール'13では、2つのトリックテイキングゲームが注目されていた。1つが『エッベス』で、もう1つが『ウーゴ!』である。スカウトアクションでは『エッベス』が規定投票に達しなかったが、『ウーゴ!』は10位に入った。改めてドイツ人のトリックテイク好きが分かる。

『エッベス』はゲーム中に切り札や得点になるスート(色)が決まっていくゲームだが、『ウーゴ!』はゲーム中に何色まで得点にできるか決まっていくというゲームである。設定としては、王様ができるだけ広い土地をほしいが、得点になる土地は農夫が必要というもの。農夫のいない土地は失点になってしまう。

全員1枚ずつ出して、数字の一番大きい人が全員分のカードを取る。最初に出した人と同じ色を出さなければいけないが(マストフォロー)、切り札はなく(ノートランプ)、同じ色がなくてほかの色を出しても、とにかく数字が大きければ取る。そして自分が出したカードに描かれた数だけ農夫チップをもらう。

取ったカードは色別に分けて自分のボードに置く。一番上になっている数字が得点で、新しく取るたびに上書きされていく仕組み。最初は2色だけが得点になるが、農夫チップを置くことで3色、4色と得点できる色が増えていく。手札を使い終わったら1ラウンド終了で得点計算し、4ラウンドの合計を競う。

農夫チップが揃っていないところにカードが置いてあると、ラウンド終了時に失点になってしまう。そのため農夫チップの状況を見ながらカードを取りに行くか、取らないか(ほかの人に取らせる)を決めるところが面白い。ほかの人に取らせるときは、「0」のカードや、集めていない色を出してあげれば泣いて喜ぶ(?)だろう。

4人で30分ほど。最初は運の要素が強いと思ったが、だんだん狙い通りに農夫チップとカードを集められるようになってきた。手札全体を見てまず農夫チップが何枚手に入りそうかを考え、それに従って取るか取らないかを決めていく。一か八かの場面もあり、予想を裏切られるところもあるが、そこは盛り上がりどころ。終盤もう取りたくないのに要らないカードを押し付けられるのもまた一興である。

UGO!
R.ヘークストラ、T.ヤンセン、P.ズイドホフ/プレイジスワン(2013年)
2~4人用/10歳以上/30分
テイデイズゲームズ:ウーゴ!

ゼンガーデン:枯山水と石庭(Zen Garden)

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シンクロニシティとシンメトリー

ゼンガーデン

シンクロニシティ(共時性)とは不思議なもので、グリフォンの『枯山水』とメイフェアのこの作品がアメリカで発売された今年、東京ドイツゲーム賞で『枯山水』が大賞を受賞し、メビウスゲームズが『京都』を発売する。それぞれ全く別の作品であるが、禅庭という同じテーマを使っている。ユングは集合的無意識がそうさせると説いたが、世界のボードゲーマーに普遍的な無意識が何かあるのだろうか? それこそ禅の世界である。

この作品はタイル配置で、決められたパターンを作ると得点になるゲームである。庭園は全員共通なので、どんなパターンでもできるような広い庭を作ると、皆に利用されてしまう。自分のタイルだけに当てはまるようなちょっと入り組んだ地形を作ると共に、ほかの人の狙っているパターンを崩していこう。

景観タイルは池、松、石、芝の4パターンで、そのほかにワイルドの行燈がある。自分の番には手持ちのタイルを1枚配置して庭を広げるところから。さらにもう1枚置くか、タイル裏面に合致するエリアにキューブを置くか、キューブのあるエリアでタイルとパターンが一致しているところから得点するかを行う(上級ルール)。

最終的に手持ちのタイルのパターンになるよう、タイルを配置し、そこにキューブを置いて得点準備を進める。独力で進めるには、タイルを何枚も置かなくてはいけなくて手数がかかるため、ほかのプレイヤーが置いたタイルにうまく便乗していくことが必要となる。

1ゲーム目は1種類のエリアばかり広がり、そのタイルを引いた人が得点するという展開になってしまったため、2ゲーム目はバランスよく各種景観を広げる展開。シンメトリックな庭が広がり、1ゲーム目よりはるかに美しくなった。後手を牽制して、各エリアでの得点争いとなったが1つのエリアで何度も得点を完成させた鴉さんの勝利。先手番有利のきらいがあるが、手持ちのタイルと相談してパターンを作っていくのはパズルのような面白さがあった。

Zen Garden
H.J.ヴァネーズ/メイフェアゲームズ(2013年)
2~4人用/10歳以上/25分
ゲームストア・バネスト:ゼンガーデン:枯山水と石庭

『ドミニオンラーニング』発売、シリーズ累計1万部以上に

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ドミニオン木曜会は11月4日のゲームマーケットから、書籍『ドミニオンラーニング』を発売した。168ページ、1200円。取り扱い店舗は下記のリンク参照のこと。

日本選手権上位独占、世界選手権に代表を送り込んでいるドミニオン木曜会の書籍。『ドミニオンマニアックス』『ドミニオンマニアックスZERO』に続いて第3弾となる。『ドミニオン』で強くなるための道筋を懇切丁寧に解説。惜しげもなくノウハウを伝授する。

今回は「一人回しドリル」「初手なにを取る?」「ドミニオンクイズ100」という3部構成。書き込み式で実践的な内容となっている。「初手なにを取る?」ではチャンピオンたちのアンケート結果と、強豪プレイヤーたちが何を取るかが記載されており、とても参考になるだろう。

スタッフの1人で今年の日本選手権の優勝者である入穂氏のツイートによれば、本書でドミニオンマニアックスシリーズの累計は1万部を超えたという。ドミニオンプレイヤーの増加と、木曜会の注目度上昇を見て取ることができる。

ドミニオン木曜会:ドミニオンラーニング

枯山水の石庭(Karesansui)

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無の美学

枯山水の石庭

厳しい師範の目にさらされながら、美しい石庭を作るアメリカのボードゲーム。石は次々と運ばれてくるが、はっきり言って全くないほうがいい。要らないのに、引き取らなければいけない石をうまく分散させて、罰点を少なくすることを競う。

毎ラウンド、集石場に袋から引いて石を置く。プレイヤー人数分より1つ少ないセット。これを、自分の庭にある石で競る。入札するときは、「すでに入札されている石の価値より少ない」か、「同じ価値なら、石の個数が少ない」というのがルール。0個で入札するのが最強である。なぜこんなルールなのかといえば、石が全く要らないからである。できるだけたくさん石を放出して、できるだけ少ない石を競り落とすために繰り広げられる洗面器ゲーム。

入札はいわゆる「ところてん式」で、自分が入札しているところにより少ない入札があったら追い出され、もっと少なく入札するか、ほかのところに入札することになる。「ええっ! それだけの石で入札しちゃっていいんですか?」「仕方がないですよ、もう・・・」

集積場にある石のセット全部に入札が入ったら、追い出された人は石を受け取らないで済むが、代わりに「怠惰」の罰カード(失点)を受け取り、袋から石を1個引かなければならない。入札に使った石は捨てて、競り落とした石を庭園に並べる。ここで師範による評価。

評価は減点方式で、加点されることは一切ない。石は5色3種類あり、その組み合わせによって減点される。減点対象となるのは、山河蹂躙(全く同じ石3つ)、黄泉飾言(同じ種類で4色)、廉波惨烈(同色で3種類)のいずれか。罰点カードを受け取り、対象となった石を取り除くことができる。

袋から黒い石が引かれるか、罰点カードが1種類なくなったらゲーム終了。罰点の最も少ないプレイヤーの勝利。

3人で45分ほど。あるだけで減点し続けられる拡張セット「雑草」も入れたら更に苦しいゲームになった。油断しているとすぐ庭が石でいっぱいになり、どの石を引き取っても罰点になってしまう。そうなる前に、今どの石を引き取っても大丈夫なのか、またどの石を放出しておけば安全なのか考えなければならない。ほかのプレイヤーの状況も分かるので足元を見た入札に苦しめられることも。守りに入らない(「怠惰」カードを受け取らない)で、獲得する石を見極めた鴉さんの勝利。無を目指す哲学と共に、近年複雑化するゲームにおいて、シンプルなルールで楽しさを凝縮したところがとても印象に残った。

Karesansui
J.キセンウェザー作/グリフォンゲームズ(2013年)
3~6人用/10歳以上/45~60分
アークライトゲームズ:枯山水の石庭

ブリュッセル1893(Bruxelles 1893)

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使うとあとが怖いアクション

ブリュッセル1893

ベルギーの建築家ヴィクトール・オルタ(1861-1947)は、装飾芸術だった「アール・ヌーヴォー(Art Nouveau、新しい芸術)」を建築に取り込んだ最初の建築家といわれる。彼の遺した建物は世界遺産にも登録されている(画像検索)。彼の時代、ベルギーの首都ブリュッセルで建築家となって名声を競うボードゲーム。ベルギーのパールゲームズがシュピール'13で発表した作品で、スカウトアクションで4位に入っている。効果の強いアクションやカードによる諸刃の剣が、ゲームをエキサイティングにしている。

基本はワーカープレイスメント。順番に1つずつ、助手コマをアクションスペースに置いてそのアクションを行う。大きく分けると資材を集めて建築する方向と、美術品を作って販売する方向の2つ。毎ラウンド、使えるアクションスペースの構成が変わるので、みんなの方向性をよく見て、アクションの優先順位を考える。

建物は、このアクションスペースに建てる。すると、建物を建てたアクションスペースを誰かが使うたびに、自分も同様のボーナスアクションができるのだ。資材を取れば自分も取ることができ、美術品を取れば自分も取れる。だからどんどん使ってほしいところだが、使う側からすれば無闇に得をさせたくないので難しいところだ。

「ブリュッセルボード」というアクションスペースでは、前に誰かが使っていても、助手コマを多く置けば使うことができる。ここでは資材やお金がたくさんもらえるなど効果が大きいが、その代償もある。ラウンド終了時、ここに最も多く助手を置いている人は、1人勾留されて裁判所送りとなってしまう(出る杭は打たれる?)。アクションは使いたい、でも助手が減らされるときつい。みんながそんなことを考えて出方を伺う。

もうひとつ悩ましいのが、著名人(おっさん)カード。これはアクションスペースで入手し、1ラウンドに1回「ブリュッセルボード」で起動できる。資材を調達したり、建物の得点を上げたり、裁判所から助手を戻したりと便利だが、ゲームの最後にその分報酬を支払わなければならず、支払えないと名声が引かれてしまう。効果が強い人ほど報酬も高く、首が回らなくなってくる。

さて、このようにして助手コマを置いてアクションを行うわけだが、置いた助手コマでそのまま、陣取りも行われる。縦の列では助手コマと共に置いたお金の最も多い人がボーナスカードを取り、街の中では、エリアごとに最も多く助手コマを置いた人が得点する。ボーナスカードは好きなところに差し込んで、ゲーム終了時の所持金・建物・著名人・美術品の得点をアップするのに使える大事なカード。ここまで考えて助手をどこに置くか決めなければならないのだ。

5ラウンドでゲーム終了。ゲーム中に入った名声に、ボーナスカードなどによる名声を加えて最も多い人が勝つ。

3人プレイで90分ほど。神尾さんが建築スペースを独占。これによって、誰かが建物を建てるたびに得点が入ってくる。鴉さんは著名人カードを貯めこむハイリスクな作戦、私は美術品を作っては売る割と地味な作戦である。でも美術品はなかなか収入がよく、神尾さんと得点が拮抗した。しかし、スタートプレイヤーの強みで美術品を選べる神尾さんは、後半になって儲かる美術品だけ作り始めた。建築も順調で、建物を完成させ、得点もマックスに。これによってゲーム終了時に50点という大量ボーナスを叩き出して1位となった。鴉さんが著名人ボーナスで2位、私は後半失速して最下位。

ブリュッセルボードによる助手拘束や、著名人カードによる最後の報酬支払いを恐れていては、得点を増やすことができない。しかしそれもやりすぎれば危険である。ワーカープレイスメントにあまり新味はないが、ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンのアクションを用意することで、エキサイティングなゲームとなっている。

Bruxelles 1893
E.エスプレマン作/パールゲームズ(2013年)
2~5人用/13歳以上/(25×プレイヤー人数)分
ホビージャパンより発売予定

冒険企画局、1人専用カードゲーム『シェフィ』発売

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冒険企画局は16日、1人専用のカードゲーム『シェフィ』を発売した。12歳以上、15~20分、1680円。

1匹のひつじを1000匹に増やすゲーム。ひつじを操り、さまざまなイベントを起こして、1匹のひつじを1000匹に増やすことを目指す。増えるばかりでなく、減ることも少なくない羊たちを、ふしぎな力や牧羊犬の手を借りて1000匹に増やすことはできるのか? かわいいイラストとは裏腹にシビアなゲームだ。

ゲームデザインとイラストは、フリーゲームサイト「ステッパーズ・ストップ」のポーン氏。『雪道』『絶対的人狼』など独自のコンピュータゲームを多数発表しており、今作がアナログゲームでの商業デビューとなる。

先にドイツで開催されたシュピール'13でも、斬新なゲーム性とアートワークで好評を博し、先行販売を行なったゲームマーケット2013秋では、開場2時間半で完売している。。

冒険企画局:シェフィ
TGiWシュピール'13:冒険企画局
ボードゲームショップ検索:シェフィ

シェフィ(コンポーネント)

ジャック・ヴァーセル記念基金、オークションを開催中

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ザ・ダイスタワー(The Dice Tower)」というサイトで知られるアメリカのボードゲーム評論家、トム・ヴァーセル氏は2011年、息子を生後3ヶ月で亡くすという悲劇に見舞われた。そのとき、知人の呼びかけでチャリティーオークションが行われたのがきっかけで、ジャック・ヴァーセル記念基金(Jack Vasel Memorial Fund)」が設立された。ヴァーセル氏がそうであったように、ボードゲーム愛好者で困難に陥った人に、経済的な援助を行うことを目指す。

Jack Vasel Memorial Fund

この基金では毎年、「ボードゲームギーク」にてチャリティーオークションを行っており、今年も11月6日から25日までの日程で開かれている。協賛する企業や愛好者が提供した商品をオークションで競り落とし、その売上を基金に寄付するという仕組みだ。出品数は現在、600タイトル以上にのぼる。興味のある方はご覧になり、競り落としてみてはいかが。

入札は、掲示板に金額を記入するだけ。期日が来ると、ボランティアの方が商品ごとに誰が競り落としたかを確認する。その金額を基金にペイパルで振り込み、入金が確認されたものから発送される。

今年はすでに総額39000ドル(390万円)を超える入札が行われている。商品によっては日本への発送ができないなどさまざまな条件があるので、よく確認して入札しよう。

Boardgamegeek:Jack Vasel Memorial Fund Auction - 2013

ワレスの『ストラグル・オブ・エンパイア』日本語版、12月14日発売

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ストラグル・オブ・エンパイアアークライトは12月14日、マーティン・ワレスの戦略ゲーム『ストラグル・オブ・エンパイア』日本語版を発売する。2~7人用、13歳以上、180~240分、6300円。

ヨーロッパの列強時代、一国の指導者となり、まだ支配が確立していないヨーロッパをはじめ、遠く離れた植民地まで、軍事的、経済的、また政治的な成功を目指すという、スケールの大きな作品。オリジナルは作者ウォレスの個人ブランドであるウォーフロッグから2004年に発売され、国際ゲーマーズ賞にノミネートされた。日本国内では『帝国の闘争』という邦題で流通しており、2011年にリメイクされた『理性の時代(Zeitalter der Vernunft)』も高い評価を得ている。

軍隊を編成して紛争地に送りこみ、その地のさまざまな権益を奪い取り、国力をさらに増強していく。勝利のためには、資金を有効に使うだけでなく、他国に対する経済的、政治的、科学的または軍事的な優位性を表すタイルをタイミングよく投入しなければならない。ほかのプレイヤーの性格や動向を見つつ、状況に応じて同盟を結んだり、協力して他のプレイヤーをブロックしたり、出し抜くために裏切ったりと、多彩な戦略が楽しめる。

作者のワレスはイギリスのデザイナーで、やりこみがいのある戦略ボードゲームにより、熱烈なファンが多い。ボードゲームでは『ルーンバウンド』(共作)、『産業の時代』、『蒸気の時代』に続く4タイトル目の日本語化となる。

アークライトゲームズ:ストラグル・オブ・エンパイア
play:game評価コメントリスト:帝国の闘争

ストラグル・オブ・エンパイア(コンポーネント)

『となりの801ちゃん』で人狼イベント、東京神田

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エンタメ会社のスロウカーブは12月8日(日)東京・神田にて、コミックシリーズ『となりの801ちゃん』最新刊の発売を記念して人狼イベント「オタク人狼~リア充を探せ!」を開催する。会場はマトメカフェ+R25神田店(JR神田駅徒歩1分)で、13時からと15時30分からの二部制。各会定員36名、参加費2500円(『オタク人狼特製カード』1セット(4キャラ分4枚)付き)。

『となりの801ちゃん』は、小島アジコ氏がブログで発表したオタク男子と腐女子の生活を4コマで綴るコメディー作品。これまでにシリーズ7冊で累計90万部を超え、実写版DVDも発売されるなど人気の作品となっている。

今回の人狼イベントでは村人を「オタク」、人狼を「リア充」に置き換え、さらに「占いオタク」や「ミリタリーオタク」も登場。オタクコミュニティに潜む真っ当な人間たち「リア充」の嘘を見極め、オタク排除計画を阻止できるのか? 801ちゃんもびっくりの「オタク」と「リア充」の究極の人狼バトルが今始まる。

参加申し込みは下記のページから、12月6日まで。

スロウカーブ:オタク人狼~リア充を探せ!

『心臓発作にならないための10の方法』日本語版、12月14日発売

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アークライトは12月14日、健康を維持して生き残るチェコのボードゲーム『心臓発作にならないための10の方法(Infarkt)』日本語版を発売する。ウラジミール・ブルマー作、2~5人用、10歳以上、30~60分、4,200円。

誘惑と罠に満ちた現代の大量消費社会で、生活をエンジョイしながらも、健康を維持して生き残ることを目指す独創的でユーモアたっぷりのゲーム。2011年にチェコボードゲームズから発売され、輸入版が日本でも大きな反響を呼んだ作品がついに日本語版になって登場する。個人ボードからカードまで日本語表記のため、ゲームの世界により没頭できる。

プレイヤーは会社員として生活する中で、現代社会特有の様々な誘惑、困難に直面する。高コレステロールな美味しい食事、交通事故、離婚、会社での昇進などに、健康はどんどん害されていく。血圧、コレステロール、肥満度、血糖値、ウツ度、がん度リスクといった各項目の上昇に気をつけながら、こうした困難な人生を乗り切り、他の人より少しでも長生きすることを競う。

妙にリアルで思い当たる節のあるイベントの数々は、遊ぶ人を選ぶけれども身につまされた会話も生々しい。一風変わったゲームを求めている方に。

アークライトゲームズ:心臓発作にならないための10の方法
TGiW:心臓発作ゲーム

心臓発作にならないための10の方法(コンポーネント)

大阪・長堀橋にボードゲームショップオープン

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DDTロゴ大阪に新しいボードゲームショープ「DDT(ディーディーティー)」が11月2日、オープンした。地下鉄長堀橋駅から徒歩5分。平日15:00~23:00、土日祝12:00~23:00。月・木定休。

ショップとプレイスペースを兼ねる。ショップではホビージャパンやアークライトなどの日本語版のほか、独自の輸入品や、ハバ社のキッズゲームも扱う。プレイスペースは200種類以上のボードゲームを常備し、30分200円、1日1000円(平日、土日祝1500円)で遊ぶことができる。

今月はオープニングイベントとして2000円以上購入すると、ダイスで5~20%割引になるクーポンがもらえる。

ビルの9階にあり、もともとフィギュア通販会社の倉庫として借りたものだったという。キウイゲームズのある恵美須町から2駅、隠れ家的な遊び場になりそうだ。

DDT
大阪市中央区博労町1丁目4-10
エステートビル902号
電話06-6263-1561
DDT CHIM(店長さん)のブログ

DDT

VS嵐に『ワードバスケット』

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14日、フジテレビ系列で放送された『VS嵐』のエンディング「シミュレーション嵐」にて、メンバーが『ワードバスケット』をプレイする映像が放映された。

「シミュレーション嵐」は、ADに扮した嵐が視聴者からの投稿で提案された遊具やマシーンを遊ぶコーナー。今回は『ワードバスケット』を手持ち2枚で行い、次のような展開で松本潤氏が一番に上がり、二宮和也氏が敗者となった。

ツイッターでは、ボードゲーム愛好者から喜びの声が数多く見られる。アマゾンでは「カードゲーム・トランプ」のベストセラーで『ウノ』を抜いて1位になっている。

フジテレビ:VS嵐score

エッベス(ebbes)

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ゲーム中に決まっていくルール

エッベス

昨年設立、シュピールには今年初出展となるドイツのインディーズ出版社である。ドイツ中部、ハイデルベルク近郊のリンブルガーホーフに住むK.ガイス氏が自身の作品を発表している。この作品が最初で、タイトルの「エッベス」とは、ドイツ中西部の方言で「何か(標準ドイツ語でetwas)」という意味だ。ドイツ人の大好物トリックテイキングを面白く料理した作品。

1枚ずつカードを出して、一番強いカードを出した人が全員分のカードを取る。さまざまなひねりを加えて数多く発売されているトリックテイキングゲームだが、この作品の特徴は、切り札などのスートがゲーム中に徐々に決まっていくというもの。ゲームの最初に指示された数字が出るたびに、その色のカードが切り札などに指定されていく。例えば「5」が指定されたとき、最初に黄色の5が出たら、黄色が切り札になる。

次に出た色は得点になる色。獲得したトリックで、その色のカードは1枚1点になる。たくさん取っている、またはたくさん取れそうなカードを指定したい。

3番目に出た色は「エッベス」。獲得したトリックで、その色のカードが何枚あるか数え、一番多い人と一番少ない人を除外して、中間だった人が得点できる。4番目に出た色は失点になる色で、5番目に出た色は何にもならない。

失点になる色が後半で決まるところがポイントで、そのため序盤からトリックを積極的に取ると危険である。みんな、自分が取っていない色が失点になるようカードを出してくるからだ。一方、得点になる色は早めに決まるが、その色を指定しようとすると、せっかく自分がもっていたのにほかの人に取られてしまうというジレンマがある。

4人で30分ほど。最初のうちは調子よく得点していたが、次第に狙い撃ちされるようになり、大量失点などで足踏み。そのうちにkarokuさんが調子を上げて逆転優勝。ふうかさんの得点が0点のあたりをうろうろしていたのが印象的だった。失点も結構大きいので、点数が伸び悩むことがある。

最初のカードからもう、いろんなことが頭をめぐって悩ましい。トリックを取って狙い通り色指定できると爽快だが、なかなかそうはいかないのであった。

ebbes
K.ガイス作/パラティア・シュピーレ(2013年)
3~5人用/10歳以上/45分
国内未発売(ゲームストア・バネスト、テンデイズゲームズから発売予定)

メビウスゲームズ、クニツィアの『京都』発売

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京都メビウスゲームズは12月3日、R.クニツィアのオリジナル作品『京都(Kyoto)』を発売する。2~4人用、8歳以上、20~30分、1800円。12月1日(日)に都内で行われるリトルエッセンにて先行販売される。

メビウス20周年を記念して制作された作品。3月の記念パーティに招待されたボードゲームデザイナーのR.クニツィア氏が、海外ゲームの日本語版ではなくオリジナル作品として制作した。クニツィア氏は記念パーティの後、京都旅行も行っており、クニツィア氏にとっても記念となる作品といえそうだ。

京都の庭を形成する池・コケ・紅葉・砂利。この4つの要素が描かれたタイルを配置し、同じ要素がつながっている分だけ得点できる。『頭脳絶好調』のように、便乗することで得点が増やせるが、タイルが四角形のため、後手を封じられることも。

自分が担当する要素があり、その得点は2倍になる。シンプルながら、その要素を伸ばしたり、封じたりする攻防が楽しめる。

メビウスおやじ:京都
京都(コンポーネント)

ワンドロー『ロストレガシー 百年戦争と竜の巫女』一般発売

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ワンドローは13日、カードゲーム『ロストレガシー』の独立型拡張セット『ロストレガシー 百年戦争と竜の巫女』を発売した。ゲームデザイン・木皿儀隼一&カナイセイジ、イラスト・杉浦のぼる、協力・I was game、2~4人用、10歳以上、10分、1500円。

カナイセイジ氏のヒット作『ラブレター』の後継作として2013年春に発売された作品を深化。『ロストレガシー』基本セットと混ぜて遊べるだけでなく、この商品単体でも遊べるようになっている。制作にあたっては『ヴォーパルス』のI was gameが参加し、新しいカードテキストと世界観が加わった。

『ロストレガシー』はカードをプレイして効果を使い、「失われた遺産」を探索するゲーム。1枚だけの手札が織りなす『ラブレター』のドラマはそのままに、生き残ったプレイヤーが「失われた遺産」カードのありかを当てるフェイズが加わり、推理やギャンブルの要素が加わった。この作品では16枚のカードセット2種が収録されており、それらの構成を変化させることで毎回異なる冒険を楽しむことができる。

ワンドロー:ロストレガシー 百年戦争と竜の巫女

タカラトミー『人生ゲーム オブザイヤー』発売

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タカラトミーは本日、人生ゲームシリーズの最新作『人生ゲーム オブザイヤー』を発売した。2~6人用、6歳以上、3990円。

アベノミクスやオリンピック開催地決定、富士山世界遺産認定などのトレンドや予備校教師、海女さんといった注目の職業など、今年の話題を詰め込んだ。「友達にKSされる。激おこぷんぷん丸!」「ロイヤルベビーを生で見たくて現地に旅行」などのマスや、「増税マス」に止まるより前に家を購入すると半額で買える「増税前かけこみ購入」、勝敗を左右する「いいねカード」のやり取り、円安・円高によって増減する給料や株価など、時事をゲームの中に取り込んでいる。

また、小冊子『現代用語の基礎知識 人生ゲーム版』が付属し、マス目やカードに登場する新語をわかりやすく解説。「新語・流行語大賞」ノミネートワード発表後と、来春の2度のタイミングでウェブ連動により最新ワードが反映され、新たにトレンドカードの内容を更新できる。

タカラトミー:人生ゲーム オブザイヤー

シュピール'13:ホビージャパン、輸入リスト第2弾を発表

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ホビージャパンは、先月ドイツで開催されたシュピール'13の新作取り扱いリスト第2弾を発表した。注目の新作から未知の出版社まで10タイトル。いずれも英語などの外国語版だが、日本語ルールが添付される。

ネイションズネイションズ(Nations)
R.ホッカンソン、N.ホッカンソン、E.ローゼン、R.ローゼン作/ラウタペリト(フィンランド)/1~5人用/プレイヤー人数×40分/12,600円
紀元前、文明の曙から第一次世界大戦まで、文明国家を育てる歴史ボードゲーム。他国家との攻防とともに、長期的な成長戦略、国家の需要の充足、外交と機会を見極める感覚とが必要。勝利点は主にゲーム中に建造される「偉大なる遺産」こと建築物や驚異の建造物で得られ、8ラウンドにわたるゲームを終えた後で最も勝利点の高いプレイヤーが勝者となる。
文明の曙より時代が過ぎた今であっても、人間は、同族の集団「国家」を作り上げ、国家同士で戦いを繰り広げ、国家ごとに文明を築き上げてきた。強大な国家は、ほかの国家や自然の脅威から国民を保護し、与える存在である。国家の目的として、国民に食糧を分配し、安定した人口の増加を目指さなくてはならない。また、産業を興し、経済を活性化させる必要もある。最後には自らの国家の偉業を知らしめ、人類史に偉大なる足跡を残すのだ。
人類の興亡史という人気のテーマを、幅広いプレイ人数で遊ぶことのできる期待のビッグゲームだ。
ネイションズ(コンポーネント)

ルイス・クラーク探検隊ルイス・クラーク探検隊(Lewis & Clark)      
C.シャボウシ、V.デュトレイ/ルドノート(フランス)/1~5人用/約30分/6,300円
1803年11月30日、アメリカはナポレオンよりルイジアナを買収した。時の大統領、T.ジェファーソンは2人の探検家を未踏の地の探索へと送り出すことにした。2人の名は、M.ルイスとW.クラーク。そしてこれこそがアメリカ史でも有名なルイス・クラーク探検隊である。
プレイヤーは北米大陸を横断する探索に挑戦する。探検の目的は最初に太平洋に到達すること。ネイティブアメリカンの部族の協力を得ながら、部隊を率いていく。途中採集する資源を管理して、大事に使用していかなければならない。システムの中心はカードプレイで、その独特なシステムによりハンドマネージメントのジレンマが悩ましいゲームとなる。1人から遊べるのも見逃せない。
ルイス・クラーク探検隊(コンポーネント)

オークション狂想曲オークション狂想曲(Going, Going, GONE)
S.ニコルソン作/ストロングホールドゲームズ(アメリカ)/2~6人用/約20分/6,930円
ユニークで独自の視点のゲームをリリースしているストロングホールドゲームズから、かなり変わったアクション・競りゲームが登場。プレイヤーは主催者の提示する5つの商品を、10数えるまでに値段を競りあげて買い付ける。競りは、5つの商品を表す半透明のカップの中に競りコマを実際に投げ込む方式。10数えて、それぞれのカップの中にどれだけのコマが入っているかで競り値が決まり、もっとも高い値段を付けたプレイヤーは対応する商品を獲得する。
獲得した商品はゲーム中売却して競りコマを獲得しても、ゲーム終了時に得点のため集計してもよい。もちろん最も競りコマを獲得したプレイヤーこそが勝者だ。さあ、オークション会場で値段が競り上がっていくとき、心穏やかでいられるだろうか? これこそが、その本当のオークションを再現したゲームだ。
オークション狂想曲(コンポーネント)

チュパカブラの夜チュパカブラの夜(Chupacabra: Survive the Night)
B.フロディマ、D.ブランチャード、J.ジャコブセン作/スティーヴジャクソンゲームズ(アメリカ)/2~4人用/30分/2,730円
『ゾンビダイス』『ディノダイス』『クトゥルフダイス』に続くスティーヴジャクソンのダイスゲーム。手軽で、ばかばかしいのに悩みどころもあるのが特徴だ。今回登場するのは南米の伝説の怪物、吸血獣チュパカブラの襲撃を一晩かわして生き延びることができるだろうか?
24個の夜光ダイスを使用(※夜光はゲームに一切関係なし)。プレイヤーはそれぞれダイス6個を受け取って、自分の振ったチュパカブラの目を使って、ほかのプレイヤーの振ったニワトリやヤギやウシのダイスを奪う。チュパカブラのひとつで、ニワトリ2個かヤギ1個、ふたつならウシ1個を奪う。しかし同じ動物の目がたくさん出て群れになれば、チュパカブラからの襲撃から動物たちは身を守ることができる。

バーバヤーガバーバ・ヤーガ(Baba Yaga)
J.キャプレーン作/イエロ(フランス)/2~5人用/約15分/3,990円
ロシア民話によく出てくる「バーバ・ヤーガ」は鶏の足の小屋に住む、恐ろしい人食いの妖婆だ。幸い子供は思わぬ味方を見つけ、幸運にも逃げ切れるといわれているが、その幸運を試す。
プレイヤーはバーバヤーガの恐ろしい爪から逃れなくてはならない。そのためには、3種類の魔法カードのための材料を集めるが、その材料は、恐ろしいバーバヤーガがうろついている森の中にある。5×5枚のタイルで構成された森の中を、バーバヤーガをかわしながら、3枚の呪文の書にある材料を記憶力をたよりに探していく。
『三匹のこぶた』につづく。子供と一緒に遊ぶことのできる簡単さと本格的なゲーム性を備えた、イエロのおはなしゲームシリーズ第2弾。

プロスパリティプロスペリティ(Prosperity)
S.ブリーズデール、R.クニツィア作/イスタリ(フランス)/2~4人用/約60分/6,300円
プレイヤーが国家を大規模なスケールで発展させるゲーム。発展中の国家の指導者となり、ゲーム時間で70年間の間、自国のインフラを整備し、産業を育成し、資金とエネルギーを獲得し、他国との競争に勝つために研究に資金を投入する。繁栄は代償が必要だが、健全な環境を次世代に残す責任がプレイヤーにはある。発展を犠牲にして環境汚染をどこまで制限できるだろうか。
新技術を開発し、新たなる道を建設し、首都に投資をして環境への影響を考慮する。エネルギーと環境のバランスを考えて首都を発展させ、長期的な視点で繁栄点を獲得するのがゲームの目的だ。

北西航路探検北西航路探検(Expedition Northwest Passage)
Y.トーリニィ作/マタゴー(フランス)/2~4人用/45分/6,300円
1854年、北極探検家として知られるジョン・フランクリン卿は、英国海軍を挙げ、北西航路を探検したまま消息を絶った。プレイヤーはこのフランクリンの行方を探す探検隊のリーダーとなり、失敗した北西航路発見のため、極限の環境下である北極海へと向かう。船の移動やフランクリン探検隊の探索などの様々なアクションのため、自分の船員を配置につかせる。
ゲームが進行するにつれ時間が過ぎ、冬が来れば海上航路も氷に閉ざされてしまう。船員を集め、地図上の発見を行い、そしてできれば北西航路を発見して勝利点を獲得していく。しかし、そのためには必ずグリーンランドまで生還しなければならないのだ。歴史上有名な史実をもとにした美麗で過酷なタイル配置ゲーム。

ツォルキン拡張ツォルキン:部族と預言 (Tzolk'in: The Mayan Calendar - Tribes & Prophecies)
S.ルキアーニ、D.タスキーニ/リオグランデゲームズ(アメリカ)/2~5人用/90分/5,250円
『ツォルキン:マヤ神聖歴』の拡張セット(プレイするためには『ツォルキン:マヤ神聖歴』が必要)。
さまざまな特殊能力をもつ13の部族が登場し、プレイヤーはそのいずれかの指導者となる。する(13という数字はマヤの神話では重要な意味を持つ神秘数)。また、時が正しく訪れたときに明かされる3つの預言にゲームの行方が左右されるようになる。これらの預言は得点を得るための機会となりますが、預言に備えていないものにとっては得点を失う危機に。部族同様、13の預言が登場する。そのほか、5人目のプレイヤーが参加できるようにもなる。昨年の人気タイトル『ツォルキン:マヤ神聖歴』のファンには見逃せない拡張セットだ。

スカルスカル(Skull)
H.マーリィ作/アスモデ(フランス)/3~6人用/15~45分/2,940円
シンプルで盛り上がることで人気のブラフゲーム『髑髏と薔薇』のリメイク。花の中に隠されたドクロをめくらないように騙し合う。イラストのみの変更で、古代の祖先を表したサイケデリックなドクロのイラストが見ものだ。

ルッカルッカ:ゲームの都(Lucca: The City of Games!) 
A.ズッキーニ作/DVジョーキ(イタリア)/2~5人用/20~30分/2,520円
2005年に同社から発売された『ルッカ・チッタ(Lucca Città)』のリメイク。ルッカ・ゲームフェスティバル20周年を記念して制作された。舞台はルネサンス期の1513年、イタリア・ルッカ市。市の有力な一族は、ボードゲームに情熱を傾け、互いに都市を盛り上げるべく偉大なる壁を築き上げるのに邁進していた。この年一番の栄誉を浴びる一族は誰か?

第2回アグリコラ世界選手権、チェコ代表が優勝

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今月9日、ウィーン・ボードゲーム祭(オーストリア)の会期中にアグリコラ世界選手権が行われ、チェコ代表のD.カノフスキー(David Kaňovský)氏が優勝した。日本からは9月に行われた代表選考会から4名が参加し、Yoshizu Ryousuke氏が9位に入った。

第2回アグリコラ世界選手権
主催代表で『アグリコラ』のイラストレーターでもあるK.フランツ氏と握手するカノフスキー氏。賞品としてルックアウト社の新作『カヴェルナ』が贈られた。

前回の14カ国を超える16カ国からエントリー。世界選手権には各国4人まで代表が参加でき、46名が参加した。前回同様「世界選手権デッキ」(英語かドイツ語)23枚から7枚を使用。順位別にテーブルを組み直すスイス方式。4人卓の場合は1位から8,5,3,1点、3人卓の場合は7,4,2点が与えられ、3ゲームの総合得点で競った。

優勝したカノフスキー氏は3戦全勝で23点。2位はイギリス、3位はオランダ、4位はオーストリア代表。前回チャンピオンとして参加したR.ダム氏(デンマーク)は2戦全勝で最終卓に進んだが、3点差で沈み5位となった。初参加の日本代表はYoshizu Ryousuke氏が17点で9位、Yanagisawa Yuuka氏が14点で19位、Akiba Masatoshi氏が11点で31位、Asano Michiko氏が9.5点(端数は順位タイのため)で34位。参加者によれば、参加者レベルに差が大きかったため苦労したようだ。

第1回は2年前の2011年に行われたが、第3回の日程は未定となっている。

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ペントス(Pentos)

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夢のメガロス

ペントス
Tric Trac: Pentos, de la partie

魔法の素材を集めて役を作るフランスのカードゲーム。手札0枚から始めて、カードを取っていって、結局0枚を目指すという哲学的な作品を作ったのは、B.カタラである。

自分の番には場からカードを取るか、役が揃ったカードを出して呪文を唱えるか。カードの取り方は、場札に補充して1枚取るか、補充しないで複数枚取るかのいずれか。役ができたら、そのカードを捨てて呪文を唱える。

呪文は3つしかない。一番簡単なのは「ミクロス」。同じ色の連続か、同じ数字で3枚あればよい。この呪文は、場札のスペシャルカードを取り、ワイルドカードになったり、残りの手札を捨てたり、場札から好きなカードを取ってきたりする。どのスペシャルカードにするかは、さらに大きな呪文を狙うか、手札を減らしてラウンド終了に備えるか次第。

「ペントス」は同じ数字5枚で唱えることができ、これでラウンド終了となる。このときほかのプレイヤーは手持ちのカードだけ失点。だから、5枚揃いそうにないときは「ミクロス」などでどんどん手札を減らしていくのがよい。山札がなくなったときには、誰かが手札をなくすとラウンド終了となる。

そして最後の「メガロス」は、1色全部を集めたら唱えることができ、そのプレイヤーがゲームに勝利する。麻雀の役満のようなもので、1ゲーム中に1回チャンスがあるかどうかというレアぶり。カードを集め始めたら警戒されるのでなおさらやりにくい。

同じ数字3枚のミクロスは、もうちょっと頑張ればペントスになる。ミクロスを打つか、もう少し待ってみるかは悩ましいところ。でも欲張ってはいけない。あと1枚引けばとか、どちらでもペントスできるように2種類集めてなんて粘っているうちに、ペントスを打たれて大失点になってしまう。集めていくか、減らしていくかの駆け引きがスリリングである。

攻めるときは一気にたたみかけ、守るときは素早く減らしたふうかさんの勝利。メガロスの欲望に負けた。

Pentos
B.カタラ作/アシンクロンゲームズ(2013年)
2~5人用/7歳以上/30分
ゲームストア・バネスト:ペントス
ふうかのボードゲーム日記:ペントス

ファイヤードラゴン(Feuerdrachen)

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思わぬ方向に転がるルビー

ファイヤードラゴン

噴火する火山から飛び出すルビーを集めるゲーム。金属製の火山に、ルビーを入れる音が気持ちいい。

手番にはサイコロを2つ振って、1つは出た目だけルビーを火山に入れ、もう1つは自分のドラゴン2体のうちどちらかを進める。サイコロで噴火マークが出たら、火山のふたをオープン。ざらーっとルビーが周囲に撒き散らされるので、またドラゴンを進めてそれを拾いに行く。最後にルビーを一番多く集めた人の勝ち。

ルビーが落ちているマスに行くと、そこにあるルビーを全部もらえる。でもルビーがないマスでも、ほかのドラゴンがいれば、ルビーを盗むことができる。相手の袋から中を見ないで1つ引く。ただの石だったらハズレだ。

大人げないポイント(キッズゲームを大人だけで遊ぶときの楽しみどころ)は、火山のふたの開け方である。好きな方向に傾けて開けてよいというのがルール。だから、自分のドラゴンがいる方向にルビーをまき散らす。その目論見はうまくいくか。

噴火の目がなかなか出なくて、ルビーがどんどん溜まっていくと盛り上がっていく。噴火の目が出て大喜びし、ふたをうまく傾けて自分のドラゴンの前に撒き散らす・・・と思ったら変な方向に転がっていってほかのドラゴンの前に。アナログならではの先の読めなさが楽しめた。

Feuerdrachen
C.E.ランツァヴェッキア作/ハバ(2013年)
2~4人用/5歳以上/20分
国内未発売

シュピール'13:タコアシゲームズ

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入り口から一番奥まった2番ホールで2人ゲームの『アッサルトゥス(Assaultous)』を出展していたMotohashi Tomoki氏は、10月中旬に行われたスペインのコルドバボードゲーム祭から直接ドイツ入りしていた。「ゲームを作りたい」という小さい頃からの夢を若いうちに叶えようとシステムエンジニアを辞めて「タコアシゲームズ」を立ち上げた。

Motohashi Tomoki氏

ゲームを作った後、せっかくだからと世界で一番大きいボードゲームイベントであるシュピールに参加することを決意。スペインのコルドバボードゲーム祭と共に、自分で情報を集めて出展を申し込んだ。コルドバでは、日本初の出展だったため手続きに苦労したというが、シュピールだって申込は簡単なものではない。ただブースを取るだけではなく、備品の机や椅子のレンタル、英語やドイツ語のインストラクターまで手配しなければならない。

Assaultous

出展した『アッサルトゥス』は2人用の陣取りゲーム。ダイスの目で軍勢を増やし、敵の首都を陥落させるか、指揮官を倒すことを目指す。ヘックスタイルを使ったバリアブルマップが目を引く。そのヘックスが気になるのか、体験卓はいつも埋まっていた。

ゲームマーケット2013秋には出展しなかったが、「お祭りで直接売ったほうが面白い」というMotohashi氏。日本での販売は未定だが、ゲームマーケット2014大阪に申し込んだ様子なので、まもなくお目にかかることができるだろう。

Takoashi Games

『BOARD GAME GUIDE 500』出版記念パーティー、11月20日

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スモール出版から発売となったボードゲームガイド本『BOARD GAME GUIDE 500』の出版を記念して11月20日(水)夜に「タナカマNight~テンデイズゲームズ店長によるDJパーティー~」が行われる。Ucess the lounge(JR原宿徒歩2分)、19:30~23:00、書籍『BOARD GAME GUIDE 500』持参で500円(書籍がない方は1000円)、予約不要。

DJはタナカマ氏のほか、先日アエラで『むかつく友達、行きたくないパーティー』を絶賛していたムードマン氏。

椅子とテーブルのあるラウンジスペースでは、2013エッセンの新作ゲームが遊べるコーナーが設けられる予定。ほかにも、景品付きのゲーム大会が計画されている。ボードゲーム好きはお見逃しなく。

書籍『BOARD GAME GUIDE 500』は4日のゲームマーケット2013秋で先行発売され、7日からテンデイズゲームズで販売されている。一般発売は14日から。

Daily Life is a game:「BOARD GAME GUIDE 500」出版記念パーティー開催決定!

ゲーム版『人狼ゲーム』発売

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コザイクは本日、ドロッセルマイヤーズが監修した『人狼ゲーム』を発売した。4~16人、15~40分、1890円。

7月に発売された小説版、10月に公開された映画版、そしてゲーム版というマルチメディア展開。このゲーム版と同じデザインのカードが映画でも採用されているほか、今年8タイトル目となるこの人狼は、通常の人狼だけでなく、少人数でも楽しめる新ルールを同梱している。

今年4月に世界最大の人狼イベント「超・嘘つき村の人狼」を主催したドロッセルマイヤーズ(東京・中野)の渡辺範明氏が監修。新作ルール「現代編」を加えた。従来の役職カードに加え、原作に登場する人物カードを用いることで、4~6人で司会なしに遊べる。

アートワークはドロッセルマイヤーズの宇佐美詠子氏が担当。通常の3倍の厚みがあるカード、極厚木製ディスクなど、豪華なコンポーネントも見ものだ。

コザイク:人狼ゲーム
ドロッセルマイヤーズ:人狼ゲーム

人狼ゲーム(ゲーム版)

ゲームマーケット2014大阪:出展者募集開始

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ゲームマーケットゲームマーケット事務局は7日、ゲームマーケット2014大阪(2014年3月9日(日)、大阪マーチャンダイズ・マート)の出展募集を開始した。〆切は今月14日まで、今回から先着順ではなく抽選になる(二次募集あり)。

出展形式は一般ブース、企業ブースの2種類で、出展料はそれぞれ4200円と21000円から。オプションでイベント卓をつけることもできる。

申し込み方法はゲームマーケットのホームページから参加申込フォームに記入して送付し、〆切後の抽選で当選したら返信に従って出展料を支払う。このほかに、カタログ原稿を1月9日まで送らなければならない。

創作ゲーム、中古ゲーム、輸入ゲーム、関連グッズ、書籍など出展するものは自由で販売もできるが、市販のトレーディングカードゲームの交換・販売・プレイ、成年向け商品の販売・プレイはできない。

大阪では3回目の開催となるゲームマーケット。昨年は85団体が出展し、1500人が参加した。今回は会場を2倍に広げ、販売スペースと体験スペース合わせて100卓以上用意して、前回を上回る出展者・参加者を見込んでいる。

ゲームマーケット2014大阪:ご出展のみなさまへ

コンコルディア(Concordia)

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9つの職業で拡大再生産

2000年前、地中海沿岸を統一した古代ローマ帝国を舞台に、ライバル関係にある王朝を率いて、神の栄光を勝ち取るゲーム。シュピール'13のフェアプレイ人気投票で2位に選ばれた。『ナヴェガドール』などロンデルシステムが代名詞だったゲルツが、新しい境地を開いた。

コンコルディア

ボードは、2~4人用のイタリアマップと、3~5人用の地中海マップがある。このマップを見て、地政学的なゲーム(陣地を取ったり取られたり)を連想していたが、戦争のない平和なゲームだった。その代わり、効率よく資源を集め、各地に家を建てる手腕が問われる。

また、長時間戦略ゲームの常としてルールの多さが挙げられるが、何とこのゲーム、ルールは4ページしかない。しかもその大半はカードの説明である。インストが短くて済むのは大きなメリットだ。

さてゲームのシステムは、デッキ構築である。自分の番には1枚カードを出して、その効果で資源を集めたり、集めた資源で家を建てたり新たなカードを買ったりする。ただしデッキ構築といっても手札上限はないし、シャッフルもしないし、毎回ディスカードして補充するわけでもない。新たに手に入れたカードは手札に入り、使ったものが捨て札になり、「護民官」というカードを出したときに捨て札を全部回収する。

カードは9種類。「建築士」は、入植者(陸専用)か船(海専用)を移動して、移動先で資源とお金を払って家を建てる。「長官」は属州を1つ選び、そこにある全ての家で資源が生産される。「商人」は余った資源を売却し、足りない資源を購入する役目。こうして資源を揃えたら、また「建築士」で家を建てる・・・基本はこの3つだけで拡大再生産が進んでいく。

「護民官」で捨て札を回収するのに1手番かかるので、この3種類はたくさんもっていたほうがよい。そこで新たなカードを獲得するのが「元老議員」と「執政官」。こちらも資源が必要で、家を先に増やすか、カードを先に増やすか悩むところだ。

また、このゲームを味わい深くしているのが「外交官」。これはほかのプレイヤーが使ったカードをコピーできるもので、特定のカードが足りないときに重宝する。うまく便乗できるかタイミングを見計らおう。

このほかに、拠点となる入植者か船を増やす「入植者」と、特定の資源を一度に生産する「専門家」がある。

さてカードを増やしていくのには、捨て札回収を少なくするほかに、もう1つ大事な意味がある。それはゲーム終了時の得点。各カードには6種類の神様の名前が書かれており、それぞれたくさん集めるほど得点が膨らむのである。

例えばジュピターは、家の数だけ得点が入る。ジュピターのカードが2枚あれば2倍、5枚あれば5倍だ。同様に、家を建てた属州の数、生産できる商品の種類、入植者と船の数などを得点にする神様がいる。カードを買うときには、自分がどの方面で得点を伸ばせそうかも考えなければならない。

誰かが家を全部建てるか、カードが売り切れたらゲーム終了。神様の得点と、終了フラグを切った人のボーナスを加えて勝利点の多い人が勝ち。

3人で2時間ほど。ルールが短いのにどうしてそんなに時間がかかるかというと、セットコレクションが厳密だからである。どの都市に家を建てるか、どのカードを購入するかによって必要な資源が変わってくる。特に「商人」では、計画的に売買しないとすぐに後悔することになる。「道具とレンガはここに家を建てるのに使って、ワインとレンガも家を建てるのに・・・いや待てよ、その資源があったらこのカードとこのカードも買えそうだな、でもそれには食料が足りない・・・」脳汁が出まくり。鴉さんが家を全部建てて終了フラグ。私は家がそこそこあったのでジュピターを増やす作戦だったが、食料を生産できる都市がなく、入植者を作らなかったのが後に響いて広がりを欠いた。ジュピターで大量得点したものの、鴉さんの終了フラグボーナスで1点差の敗北。神尾さんはまんべんなく得点したが突出したものがなく3位。

「ここであのカードがあれば!」と思うことが多かったが、カードがあっても資源が足りず、カードも資源もあっても今度はお金が足りずと、ぎりぎりの状況でゲームを進めるには知恵を絞らなければならない。よく考えると、カードを使う順番の工夫や「外交官」の使用で一気に開けることもある。まだまだ上達できると思わせられるゲームである。

Concordia
M.ゲルツ/PD出版(2013年)
2~5人用/12歳以上/100分
ニューゲームズオーダーから一般発売予定

シュピール'13:冒険企画局

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ヤポンブランドと並んで、毎年シュピールに出展しているのが冒険企画局だ。TRPGがメインの出版社だが、今年は『シェフィ(Shephy)』というソロプレイ専用のカードゲームを出展した。試遊卓では、外国の方がうんうん唸りながらプレイしている。近藤功司代表にお話を伺った。

Shephy
やたら長考している外国人。独りだから何時間考えてもOKだ。

『迷宮牧場の決闘』で多人数用、『迷宮砦の攻防』で2人用を作り、今度は1人専用に挑戦してみたいと思ったのが制作のきっかけ。1人専用のボードゲームは、海外では『ロビンソン漂流記(2Fシュピーレ)』などいくつか例があるものの、未開拓のジャンルである。「魅力あるジャンルです」と近藤さん。

『シェフィ』は、ヒツジを1匹から1000匹に増やすカードゲーム。仮想ライバルより先に増やさなければいけないが、せっかく増やしたヒツジを減らすアクシデントがこれでもかというほど襲いかかる。デザイナーはポーン氏。翌週のゲームマーケットでは完売御礼が出た。

日本国内では16日に一般発売されるが、シュピールではデモのみに留まり、販売はしていなかった。その理由はコストの問題だという。スーツケースに入るくらいの少数持ち込みならば可能だが、それ以上の規模になるとライセンス販売か、中国で安価に生産しないとヨーロッパ市場に持ち込めない。「文化かビジネスかという問題ですね。」

しかし、この余裕ぶりがかえってゲームを面白く見せていたことは確かである。

冒険企画局・近藤さん
奥まったブースなのに賑わう冒険企画局のブースに「会場変更で導線ができていないからでしょう」

シュピール'13:カルカソンヌ世界選手権、ギリシャ代表優勝

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10月27日、シュピールにて、第8回カルカソンヌ世界選手権が開催され、ギリシャ代表のP.リツァルドプロス氏が前回チャンピオンのチェコ代表・M.モイズィス氏を破り優勝した。日本代表の岩村響氏は予選で敗退し25位。

前回を11カ国も上回る世界36カ国の代表と、昨年のチャンピオン・M.モイズィス氏が参加。予選を6ゲーム行い、勝ち数で上位4人が準決勝に進出した。予選ではM.モイズィス氏が王者の貫禄を見せて1位で通過。準決勝では予選4位だったポーランド代表を2点差で破って決勝に進出した。

ギリシャ代表のP.リツァルドプロス氏は予選を3位で通過し、準決勝ではラトビア代表を6点差で破って決勝に進出した。決勝は107対60という大差でモイズィス氏を撃破。ギリシャ勢初の優勝トロフィーをもたらした。

これまでに行われた8回のうち、第5回までは全てドイツ代表が優勝(うち第1回、第3~5回の4回はクエルフェルト氏)、第6回からはオランダ、チェコ、ギリシャの代表が優勝している。日本代表は第6回から参加し、2位、5位、25位という成績を収めている。次回もシュピール会期中に行われることが決まっており、日本代表のさらなる活躍が期待される。

Spielzentrum Herne:8th Carcassonne World Championships 2013

『金星の商人』日本語版、12月7日発売

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金星の商人(箱)アークライトは12月7日、SFボードゲームの古典をリメイクした『金星の商人(Merchant of Venus)』日本語版を発売する。リチャード・ハンブレン作、1~4人用、14歳以上、120~240分、9,240円。

1988年にアバロンヒル社(アメリカ)から発売され、SFボードゲームの古典として知られる作品。2012年にファンタジーフライト社(アメリカ)がリメイクしたものを日本語化した。

銀河を舞台にした交易ゲームで、宇宙船で星々を巡り、未知の文明と交易を行う。ゲームの基本は、サイコロを振って盤の上を移動する「すごろく」スタイル。刻々と変化する星々の需要に的確に応え、高利益な取引を目指していく。さらに、宇宙船の買い換えや装備の追加など、たくさんの要素が詰まっている。

名作と呼ばれた「クラシックルール」で遊ぶことも、コンポーネントを追加して発展させた「スタンダードルール」で遊ぶことも可能。宇宙船の立体コマを含む豪華コンポーネントでプレイすれば、クラシックルールでもひと味ちがう味わいがあるだろう。

アークライトゲームズ:金星の商人 完全日本語版

金星の商人

ゲームマーケット2013秋:新作評価アンケート(11/30まで)

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今年のゲームマーケットで発表された新作は、前回(2013春)を大幅に(+62)上回る過去最高の199タイトルとなりました。ここで恒例の新作評価アンケートを行います。投票期間は11月末日まで約1ヶ月。同じIPアドレスからは期間を通して1回しか投票できないようになっていますので、できるだけ多く遊んでから投票して下さい。

このアンケートは、エッセン国際ゲーム祭「シュピール」で行われている「スカウト・アクション」に倣ったものです。あちらでは現地で紙面による投票を行いますが、ゲームマーケットは会期が1日しかなく、また体験卓も少ないため、遊ぶ時間を考慮して後日のアンケートとしています。

リストは当サイトのエントリー「ゲームマーケット2013秋国産オリジナル新作リスト」に基づきました。国産オリジナル・ゲームマーケット初出(直近のコミケ発表はOK)に限り、輸入ゲーム、伝統ゲーム、拡張・リメイク・シリーズもの、物販なし・無料配布、過去のゲームマーケット既出、プロトタイプ・見本展示・体験版・ベータ版、書籍・アクセサリ、TRPG、SLG、TCGを除いています。なお、リストにないものは自由記入欄にて投票できるようになっています。括弧内は出展されたブース名とブース番号です。委託販売などにより、出展者と異なる場合があります。

投票ページはこちら↓です。たくさんのタイトルが並んでいますが、プレイしたものだけ評価して下さい。評価するのは何タイトルでもかまいません。年齢・性別・居住地・ゲームマーケットの参加経験のみ必須項目です。

Table Games in the World:ゲームマーケット2013秋新作評価アンケート

ゲームマーケット2013秋:春に続き盛況

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日本最大のアナログゲームイベント「ゲームマーケット2013秋」が4日、東京ビッグサイトにて開催された。主催のアークライトによれば、悪天候にもかかわらず参加者数は5000人。4月に行われた「ゲームマーケット2013春」と同規模となった。

開場は10時だったが、限定販売のボードゲームを求めて午前7時前から行列が発生。開場時には1000人以上が並んでいたとみられ、午前中は混雑が続いた。

ボドゲ色のすたるじぃ:11/4 ゲームマーケット2013秋
零と壱の狭間:ゲームマーケット2013秋 に行ってきました
元祖〇一堂:ゲームマーケット2013秋に行ってきたよ

近年、国産・同人ゲームの販売が中心となっているゲームマーケット。ショップの割引販売はあったものの、ボードゲームフリーマーケットの開催などにより、中古ゲームの販売が減り、またエッセン・シュピールから1週間しか経っていないため輸入ゲームの新作も間に合わなかったため、その傾向に一層の拍車がかかったようだ。

buqbuq diary:ゲームマーケット 2013秋
どうでもいい は なし:ゲームマーケット2013秋 に行って来た
ねつさめブログ:2013ゲームマーケット秋 感想

来場者層の変化も指摘されている。人狼体験はいつも満席で、女性が目立つ状況だったほか、買い込んで大きい荷物をもっている人が少なかったという。マニアの減少と一般・ファミリー層の増加により、苦戦した同人サークルもあったようだ。

ふうかのボードゲーム日記:ゲームマーケット2013秋に行ってきた

会場の様子はテレビ東京のニュースに放映され、来場者がアナログゲームのよさを語っている。

TXNニュース:アナログゲームの祭典 ゲームマーケット開催

次の開催は来年で、「ゲームマーケット2014大阪」で2014年3月9日、東京では「ゲームマーケット2014春」が2014年6月1日。その前に、シュピールの新作体験・即売会「リトルエッセン」が12月1日に行われる。

ゲームマーケット2013秋は無事終了いたしました

シュピール'13:ホビージャパン、輸入リストを発表

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ホビージャパンは、先月ドイツで開催されたシュピール'13の新作取り扱いリストを発表した。注目の新作から未知の出版社まで13タイトル。いずれも英語などの外国語版だが、日本語ルールが添付される。このほかに出版社が先行販売している関係で既に発売されたものや、追加で販売になるものもある。

ブレーメンの港ブレーマーハーフェン(Bremerhaven)
R.アオアーロホス作/ルックアウトシュピーレ(ドイツ)/1~4人用/約90分/7,350円
ブレーメン州にある港町ブレーマーハーフェンを舞台にした経済ゲーム。プレイヤーはそれぞれ自分の港を建設していき、資産と名誉を築く。
毎ラウンド。プレイヤーは最も利益のあるアクションスペースを選んで影響力カードをつぎ込む。影響力カードは裏向きに積まれるので、ほかのプレイヤーの意図を考えて、影響力を配分しなければならない。アクションは、新たな船をと船荷を自港に導いたり、新たな契約を結んだり、4種類ある商品の価格を操作したり、影響力カードの手札枚数を増やしたり、港を拡大したり、建物を購入したり、航海レベルを上げて収入を増やしたりとさまざま。しかし、船と契約は限られた期間しかプレイヤーの港にとどまらない。商品の出入庫の手順を滞らせてしまえば、契約不履行で違約金を支払うことになるかもしれない。期待の新鋭による新作。

カーニッケルのサムネイル画像カーニッケル~ウサギとニンジンと鉄道と~(Karnickel)
B.J.ギルバート作/ルックアウトシュピーレ(ドイツ)/2~4人用/15分/2,940円
カーニッケルとはドイツ語でウサギのこと。ウサギは畑がどこまでも続く田舎に住んでおり、特に、にんじん畑がお気に入り。でも、汽車がときどき通るから、気をつけよう。
サイコロを振って、ウサギがにんじん畑を進む。しかしサイコロの目が揃うと、汽車がものすごい速さで線路を走り始める。汽車をうまくかわし、ウサギがまだ線路に残っていたら、にんじんをゲット。たくさんにんじんを集めたほうが勝つ。うまくニンジンのあるマスに自分のウサギを動かせるか、ほかの邪魔なウサギを動かすか。汽車がいつ動き始めるかもハラハラドキドキな、子供から大人まで楽しめるお手軽なボードゲームだ。

マデイラマデイラ(Madeira)
N.P.センチエイロ、P.ソレダーデ作/ホワッツユアゲーム?(ドイツ)/2~4人用/120分/7,350円
マデイラ諸島は15世紀はじめにポルトガルの船乗りによって発見された島々で、ポルトガルで「木」を意味する通り、うっそうとした森におおわれた島である。ここはその大西洋上での位置と材木資源から、大航海時代のポルトガル帝国にとって、植民地政策の重要な実験場となった。小麦のプランテーションからサトウキビ栽培、やがてブドウを栽培し、今ではマデイラ・ワインが重要な産物となっている。
プレイヤーはこれらの歴史的制約下で、最適な産物を栽培できる農場を拓き、良質な木材を入手し、町に建物を建てたり、船を建造したりする。船は海外の市場との貿易のために重要なものとなっていき、新たな土地を発見していくことになる。ポルトガル王家は遠征、都市建設、通商路開設、富の蓄積、島のギルドの支配、農業の転換を要求してくる。これに応えて威信を高めよう。
小麦もお金も不足しがちで、住人は腹を空かせ、海賊がいつ現われるやもしれない。行動が早すぎても十分な名声は得られず、遅すぎればほかの誰かが先に名声を得てしまう。的確なタイミングの選択と、さまざまな要素のマネージメントがやりごたえのあるゲーマーズゲームだ。

ブループリントブループリント(Blueprints)
Y.トーリニィ作/ズィーマンゲームズ(カナダ)/2~4人用/30分/3,990円
建築家となり、3枚の青写真に従って建物を建築し、建築家の腕を競うダイスゲーム。
プレイヤーは場に出ているダイスを選んで、手元の青写真に配置して建物を作っていく。しかし、ダイスを積み上げるにはその目が重要。上に積み上げるダイスは下のダイス以上の目でなければならない。作り上げた建物はそのダイスの色と配置の組み合わせによって点数が異なり、またその目と種類などによってボーナスもある。手軽なダイス・ドラフトと、パズルのような得点計算により、簡単ながらも悩ましさのある作品だ。

ブリュッセル1893(箱)ブリュッセル1893(Bruxelles 1893)
E.エスプレマン作/ズィーマンゲームズ(カナダ)/2~5人用/(25×プレイヤー人数)分/8,925円
19世紀のブリュッセルでアール・ヌーボーの有名な建築家となって、名声を競うボードゲームゲーム。助手を使ってアール・ヌーボー様式の建物を建築したり、アール・ヌーボー様式の装飾を作る。建築物を完成させれば、自身の最も美しい代表作に投資することができる。また、世間での評判も上がり、宮廷や市議会での発言力も増していき、著名人からの助力を得られるようにもなるだろう。
毎回使用できるアクションスペースが変化するワーカープレイスメントシステムと、ボーナスカードの競りのシステムが独特な作品。

ギンコポリス拡張銀杏都市:専門家たち(Ginkgopolis: The Experts)      
X.ジョルジュ作/ズィーマンゲームズ(カナダ)/2~5人用/60分/4,830円
昨年のシュピール新作の中でも5本の指に入る人気を博した『銀杏都市』の拡張セット(プレイするためには『銀杏都市』が必要)。5種類の拡張セットが含まれており、それぞれ別々に導入することも、組み合わせて導入することもできる。
新たに加わるのは、新たな建物、威信建物、専門家、イベント、緑地帯の5種類。そのうちタイトルにもなっている専門家は、銀杏都市の成功を見て集まってきた様々な分野の専門家、たとえば芸術家やエンジニア、銀行家、ジャーナリストなどを表す。新たな戦略や視点を加えることができる。

ダンジョンペッツ拡張ダンジョンペッツ:宵闇小路(Dungeon Petz: Dark Alleys)
V.フヴァチル作/ズィーマンゲームズ(カナダ)/2~4人用/90~120分/5,250円
モンスターをペットにする風変わりなゲームの拡張セット(プレイするためには『ダンジョンペッツ』が必要)。新しいペット、新しい檻、新しい顧客のほか新宵闇小路から、あなたのペットにピッタリなさまざまなものが発見される。巨大ナメクジの背中にごっそり荷物を詰め込んだ行商人から、トゲトゲのペットの首輪を手に入れたり、本物の預言者にペットの相談をしたり、ペットを精神科医に連れて行ってカウンセリングを受けさせたり、最新の堆肥製造技術を導入したり、ロリポップキャンディ製造の工程を学んだりする。ほしいものがお手頃価格で手に入るブラックマーケットも登場する。

ワールド・オブ・タンク:ラッシュワールド・オブ・タンクス:ラッシュ(World of Tanks: Rush)
N.ペガソフ作/ホビーワールド(ロシア)/2~5人用/30分/4,200円
世界的に人気のオンラインゲーム『ワールド・オブ・タンクス』を元にしたデッキ構築ゲーム。プレイヤーは戦車小隊長となり、戦場で戦車戦を指揮し、自陣を防御し、隊を再編成し、勲章を得ることを目指す。システムの根幹はシンプルなデッキ構築ゲームで、より多くの勲章を得るのが目的となる。しかしそのために編成できるのが、米英独ソの4勢力各25種類もの様々な戦車と超豪華。
ミリタリー・戦車ファンはもちろん、オンラインゲームのファンも注目のロシアのメーカーによる作品だ。

ハリウッドハリウッド(Hollywood)      
N.ペガソフ作/ホビーワールド(ロシア)/2~3人用/30分/5,040円
映画スタジオの責任者となって、ヒット作を送り出すことを目指すカードゲーム。映画の制作に必要なものは、カードをドラフトして集めていく。有名俳優・女優を起用すれば注目を集めることができ、よい脚本、テーマに合った演出家、監督、道具係などを揃えることで映画の完成度は高いものとなるだろう。
最初のカードはドラフトで選ぶが、次に得るスターは競りで獲得するので、出費に気を付けなければならない。ハリウッドで3年間にわたってスタジオを経営し、最も成功したプレイヤーが勝つ。アメリカがテーマのロシアゲームという点も注目される。

キーフラワー:農夫たちキーフラワー:農夫たち(Keyflower: The Farmers)
S.ブリーズデール、R.ブリーズ作/フッフ&フレンズ(ドイツ)/2~6人用/90分/5,040円
昨年のシュピールで任期を集めたイギリスのボードゲーム『キーフラワー』の拡張セット(プレイするためには『キーフラワー』が必要)。今までのキーフラワーでの発展に加え、麦畑、牛、豚、羊の牧畜など、農業方面での発展ができるようになる。動物はタイル配置で作られる地形上に置いておくことができ、麦を育て動物を増やすことで得点が入るようになる。
基本セットに入れ替えて使うことも、基本セットに加えて使うことも可能。

キーフラワーミニ拡張:キーセレステ号(Keyflower: Celeste)
S.ブリーズデール、R.ブリーズ作/フッフ&フレンズ(ドイツ)/2~6人用/90分/840円
『キーフラワー』に新たなタイルを追加するミニ拡張セット(プレイするためには『キーフラワー』が必要)。謎の幽霊船キーセレスト号が加わる。シンプルなタイルとコマだけのミニ拡張なので、手軽に基本ゲームに導入できる。

ひつじグーグーグーひつじグーグーグー(SheepZZZ)
B.カタラ作/ハリケーンゲームズ(スイス)/2~5人用/20分/1,680円
すっかり夜も暮れた山の中、羊飼いは退屈そう。しかし仕事は忘れておらず、引き連れているヒツジが全部いるのか数え始める。でもだんだん眠くなってきて、眠りにつく前にちゃんと数えられるだろうか。
『モウ』などの軽快なゲームも得意とするブルーノ・カタラによるカウントアップ系のカードゲーム。枕をたくさん取らないように、うまくカードを出していかなくてはならない。しかし、オオカミが現れた途端にカウントダウンに切り替わり、状況はくるくる変わる。子供から楽しめる、短時間で終わるユニークな作品。

オペラ座の怪人オペラ座の怪人(Le Fantome de l'Opera)
B.カタラ、L.モーブラン作/ハリケーンゲームズ(スイス)/2人用/90分/5,250円
2人用傑作推理ゲーム『Mr.ジャック』に連なるシリーズ最新作。オペラ座の10個の部屋には8人の容疑者トークンが置かれ、それぞれ歌姫ラ・カルロッタを追い出す動機をもっている。8人の容疑者のうち、1人はオペラ座とその地下水路に棲む謎の人物『オペラ座の怪人』がその正体だ。プレイヤーの一方はこのオペラ座の怪人となり、もう一人は捜査陣を受け持って正体を暴くことを目指す。怪人側は正体が暴かれる前にラ・カルロッタを追い出せば勝利、捜査側はそれを阻止すれば勝利となる。
ミステリアスな雰囲気も魅力的な、対戦型推理ゲームの新作。

2013年9〜10月のアクセス解析

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アクセスの多かった記事ランキング(セッション数)
1.ポテトマン(Potato Man) 4521
2.カードゲームのiOSアプリ、無許可販売か 2683
3.ゲームマーケット2013秋:国産オリジナル新作リスト 1931
4.アンドールの伝説(Die Legenden von Andor) 1765
5.『シティビルダー』日本語版、10月12日発売 1290
6.ドイツゲーム賞2013に『テラミスティカ』 1238
7.シュピール'13新作情報:ハンス・イム・グリュック 686
8.ゲームマーケット:サークルベスト10 658
9.『ムガル』日本語版、9月発売 654
10.シュピール'13新作情報:ルポ・プロドゥクシオン 650

毎回、上位にはほとんどニュース記事が並びますが今回はレビューの『ポテトマン』が1位。マストノットフォローという変わったトリックテイキングゲームです。レビューでは『アンドールの伝説』が4位に入っています。ニュースの1位は、クニツィアの作品を無断でiOSアプリで販売していた事件で、作者の連絡先が不明だったことから拡散しました。

10月下旬にドイツで行われたシュピール'13と、本日行われたゲームマーケット関連では、ゲームマーケットの国産新作リストが3位、『ロシア鉄道』のハンス社と『ランペイジ』のルポ社の新作情報が注目されていたようです。

2ヶ月間の訪問数は124,344、ユニークユーザー数が34,914、ページビュー数は188,330と、7~8月期から増加しました。1日平均のページビューは3,087です。参照元(検索を除く)はツイッターからが圧倒的に多く、続いてはてなアンテナ、「ジョーコデルモンド」、Feedly Cloud、Sleipnir検索、はてなブックマーク、2ちゃんねるなどとなっています。

いつもご訪問頂きありがとうございます。

ゲームマーケット2013秋:本日開催

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ゲームマーケット2013秋国内最大のアナログゲームイベント「ゲームマーケット2013秋」が11月4日(月休)、東京ビッグサイト(ゆりかもめ「国際展示場正門駅徒歩3分)にて開催される。10~17時、当日入場料1000円(保護者同伴の場合小学生以下無料)。

浅草から東京ビッグサイトに会場を移して2回目の開催。このところ毎回参加者記録を更新しているが、4月に行われた前回は5000人に達した。今回は出展者が260団体と前回から37団体の増。参加者も前回を上回ることが予想される。

今回の特設ブースは、毎回おなじみのNPOゆうもあによるこどもゲームコーナーのほか人狼体験、ニコニコ自作ゲームフェスの発表と授賞式。人狼体験は初心者をターゲットに予約制で20分おきに開かれるので、興味のある方は参加してみよう。

ゲームマーケット公式サイト

『王宮のささやき』日本語版、11月9日発売

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コザイクは9日、ドイツのカードゲーム『王宮のささやき(Palastgeflüster)』日本語版を発売する。M.リーネック作、3~5人用、10歳以上、45~60分、1890円。

手札を全部出すことができたら勝ち、出せなくなったら負けという中毒性の高いカードゲーム。自分の番には手札から1枚、自分の前にプレイして、それぞれの効果で手札を交換したり、ほかの人の手札を見たりできる。プレイされたカードの色によって次の手番プレイヤーが決まるところが画期的で、誰かを狙い撃ちできるところが、タイトルにあるような陰謀劇を生み出す。

1ラウンドの勝敗は5分程度で決まるため、勝利条件を低くすれば短時間で遊ぶこともできる。ちょっとした空き時間に遊ぶこともできる作品だ。ランダム要素が少なくガチで楽しめる3人でのプレイがオススメ。

アドルング社(ドイツ)から2007年に発売され、アラカルトカードゲーム賞6位を獲得。メビウスゲームズが輸入販売していた。このたびの日本語版は、『タルギ』日本語版に引き続き秋津たいら氏がイラストを手がけ完全リニューアル。タンサンファブリークもアートワークを担当している。

11月4日のゲームマーケットでグループSNEブース(05)から先行販売されるほか、11月10日にキウイゲームズ(大阪)、11月17日にゲームストア・バネスト(名古屋)でも体験会が開かれる。

コザイク:王宮のささやき
グループSNE:ゲームマーケット2013秋 まもなく開催!
play:game評価コメントリスト:王宮のささやき

王宮のささやき

ゴーストハンター13 タイルゲーム(Ghost Hunter 13: The Tile Game)

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ザコキャラで瀕死

ゴーストハンター13タイルゲーム

タイルをつないで幽霊屋敷を探索し、シナリオで指示されたミッションを達成する協力ゲーム。タイルがめくられるたびに不穏な出来事がプレイヤーに襲いかかる。でも進むしかない!

はじめに各自、自分のキャラクターを選ぶ。キャラクターは科学者、探偵、霊能者、記者など8種類で、ちょっとずつ能力が異なる。今回、私が取ったのは家相占い師。タイルをめくるとき、2枚取って好きな方を選べるという能力があり、危ないタイルを回避できる。

全員エントランスからスタートする。1回の手番に移動できるのは2タイルまで。行きたい方向を決めて、そこにタイルがなければ山札から引いて置く。何が出ても、入っていなかければならない。部屋によって狂気カードを引いてメンタルポイントを下げられたり、イベントカードでモンスターと戦闘したり、アイテムカードを手に入れたりする。メンタルポイントは0になると発狂して、仲間に襲いかかるので注意。

モンスターとの戦闘は1~10のカードをシャッフルして1枚引き、敵役のプレイヤーが同様に引いた1枚と数を比べる。差分がダメージなのだが、強さの差は完全にイーブン。ザコもボスも同じ仕組みなので、ザコキャラでいきなり瀕死の重傷を負うこともあれば、ボスキャラで楽勝ということも。倒せばアイテムが手に入るが、むやみな戦いは危険だ。

さてこのゲームにはタイトル通り、13のシナリオが入っている。各シナリオには設定、準備するもの、特殊ルール、そして特定のタイルが出たときに読む「手がかり」が書いてある。この手がかりの中から、勝利条件が浮かび上がる仕組みだ。だからみんなで手分けして、タイルをどんどんめくっていかなければならない。みんなのヒットポイントとメンタルポイントが続く限り......。

シナリオ1「1000の部屋を持つ館」にチャレンジ。序盤に出てきたネズミで、敵役の鴉さんが「俺、ネズミ年ですから」といいつつ強いカードを引きまくり、こちらは息絶え絶え。2人がほとんど戦闘不能状態になり、ゲームは絶望的な状態になった。しかしその鴉さんが、狂気カードを引くところを強運で耐え、発狂した私が落としていったカギで「封印室」を開けてボスキャラのゴーレムと対決。勝ち目がなかったかに見えたのに、見事打ち破った。

しかしゲームはこれで終わりではなく、エントランスまで戻らなければならない。残りの2人が発狂して鴉さんを追いかける。途中で1人のメンタルポイントを回復することで攻撃を回避し、無事脱出成功。私は発狂したまま、燃え落ちる屋敷に取り残された。

狂気カードと戦闘の引き運が強いところと、タイルがめくられるたびにシナリオブックを参照しなければならないところがネックだったが(TRPGプレイヤー的には普通とのこと)、一寸先は闇という幽霊屋敷の雰囲気がよく出ていて、まるで本当に迷いこんでしまったかのようなリアリティを感じた。

ゴーストハンター13タイルゲーム
安田均&グループSNE/コザイク(2013)
1~5人用/12歳以上/60分

ゲームマーケット2013秋:国産オリジナル新作リスト(印刷用)

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国内最大のボードゲームイベント、ゲームマーケット2013秋がいよいよ4日開催されます。先月21日公開し、情報を募っておりました国産新作リスト(191タイトル)を印刷用のPDFファイルにまとめましたのでご利用下さい。分量はA4で3ページあります。両面印刷・短辺とじにすると冊子になるようにページを配置しました。

・予約したゲームの受け取り忘れチェック
・当日絶対手に入れたいゲームや、現物を見て購入を検討したいゲームの備忘録
...ならびに用意するお金の計算(重要)
などにお役立て頂けたらと思います。

なお、出展はあくまで各団体のホームページなどで告知されているものにもとづいており、未確定情報も含んでいます。内容や価格に変更がある可能性もありますのでご注意下さい。

ゲームマーケット2013秋出展リスト(PDF)

『ノミのサーカス』の日本版『なつのたからもの』発売

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ニューゲームズオーダーは10月19日、R.クニツィアの『ノミのサーカス(Zirkus Flohcati)』をローカライズしたカードゲーム『なつのたからもの』を発売した。3~5人用、6歳以上、15分、1750円。

サーカスの演目を集める『ノミのサーカス』をリメイク。花火、スイカ、金魚すくい、カブトムシといった夏の思い出を集めるゲームに生まれ変わった。イラストは『ティンダハン』のママダユースケ氏。

オリジナルは1998年にアミーゴ社(ドイツ)から発売され、『フロカティサーカス』という邦題で流通していた。バースト系ゲームの名作として人気が高くニューゲームズオーダーによって3月に日本語版になったが、印刷の不具合により全面改訂となった。

山札からカードをめくって、10種類の「なつのたからもの」から、同じ数字3枚揃えると得点になる。山札から好きなだけめくり、その中から選ぶことができるが、同じものが出てしまうと1枚も取れずに手番が終わる。安全に集めていたのでは揃わず、欲張り過ぎると集められないのが悩ましい。

ニューゲームズオーダー:なつのたからもの
B2FGames:「なつのたからもの」10月下旬に発売します。

なつのたからもの

アンケート:長考

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Q.76:ほかのプレイヤーの長考でイライラしたことが......(2013年10月)

A.よくある 38票(19%)
B.たまにある 100票(49%)
C.めったにない 66票(32%)

定期的にボードゲーム愛好者の話題になる長考。特にゲーマーズゲームでは、ある程度時間をかけなければよい手が浮かびにくいものですが、時間をかけすぎれば周りの人を待たせてしまいます。今回のアンケートでは、待たされてイライラしたことがあるという方が7割近くに達することが分かりました。

以前コラムで触れた通り、ほかプレイヤーの手番中から「オレの番になったらああしよう、こうしよう」と考えておく、手番でない人同士でちょっとおしゃべりしてみる、中立的な立場を心がけた助言を行う、長考になりそうな手番には最初に「ちょっと考えせて下さい」などと断っておくなどの改善策が考えられます。また初プレイ、初心者の方の長考はある程度許容することも必要でしょう。

考えることはボードゲームの楽しみの一つであることは言うまでもありません。しかしそれとともに、限られた時間を仲間と共有している意識も忘れないで、みんなにとって有意義な時間を送っていただきたいと思います。

今月のアンケートはアドバイスについてです。手番にどうしたらいいか分からなくなったとき、「こういういい手があるよ」とほかのプレイヤーから提案をされることがあります。ときには自分が不利になるような手であっても提案する方もいらっしゃいます。一方、相手は親切のつもりでも、自分で考える楽しみや、選択の自由を奪われたと感じることもあります。みなさんは、ほかのプレイヤーからのアドバイスをどのように受け止めていますか。最も近いものをお答え下さい。

『ダンガンロンパ1・2 超高校級の人狼』発売

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アルジャーノンプロダクトは10月26日、人狼をダンガンロンパシリーズのキャラになりきってプレイする『ダンガンロンパ1・2 超高校級の人狼』を発売した。5~17人用、30~70分、3150円。

ダンガンロンパシリーズとは、「超高校級」の能力を持つ高校生ばかりが集められた希望ヶ峰学園で、「卒業するためには仲間を殺すこと」というルールのもと、次々と発生する殺人事件を「学級裁判」で解決していく、アドベンチャー+アクションゲーム。2010年にPSPソフトで発売され、シリーズ化やアニメ化が行われている。

この作品では、アイテムカードやキャラクターの能力を駆使しつつ、誰が「クロ」(正体を隠して仲間を殺していく人物)なのかを全員で話し合い暴いていく。役職カードのほかに、原作に沿った固有の特殊能力をもったキャラクターカードや、さまざまな効果をもつアイテムカードがあり、126枚ものカードが入っている。これらの能力や効果は、難易度に合わせて導入される。

通常の人狼と異なるところは、「クロ」(人狼)が常に1人しかおらず、その分「裏切り者」(狂人)が多いということ。また人数が少ない場合は、「シロ」(村人)であるにもかかわらず「アルターエゴ」(占い師)に敵側に判定されてしまう「絶望病患者」が加わる。

11月4日に東京ビッグサイトで行われるゲームマーケットのほか、秋葉原、宇都宮で体験会が行われ、プロモーションカードも配布されることになっている。詳細はホームページのイベント情報を参照。

アルジャーノンプロダクト:ダンガンロンパ1・2 超高校級の人狼
4Gamer.net:本日発売「ダンガンロンパ1・2 超高校級の人狼」先行プレイレポート。原作キャラが入り乱れての"学級裁判"が楽しめる人狼系推理ゲーム

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