2014年5月アーカイブ

ゲームマーケット2014春:国産新作・書籍リスト(印刷用)

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ゲームマーケット2014春が、いよいよ6月1日に東京ビッグサイトにて開かれます。先日公開したリストに基づいて、国産オリジナル新作170タイトルと書籍・同人誌18タイトルをまとめたリストを制作しました。PDFファイルで、A4に両面印刷すると1枚に収まります。

・予約したゲームの受け取り忘れチェック
・当日絶対手に入れたいゲームや、現物を見て購入を検討したいゲームの備忘録
...ならびに用意するお金の計算(重要)
などにお役立て頂けたらと思います。

なお、出展はあくまで各団体のホームページなどで告知されているものにもとづいており、未確定情報も含んでいます。内容や価格に変更がある可能性もありますのでご注意下さい。

また、当サイトでは週明け、このリストに基づいて恒例の新作評価アンケートを行います。アンケートへの掲載を希望されない方は除外しますので週明けまでにご連絡下さい。

ゲームマーケット2014春国産新作・書籍リスト(PDF)

『アン・ギャルド』日本語版、6月1日発売

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アンギャルド日本語版ニューゲームズオーダーは6月1日、R.クニツィアのフェンシングゲーム『アン・ギャルド(En Garde)』日本語版を発売する。2人用、8歳以上、30分、2500円(税込み)。6月1日のゲームマーケットでは、ニューゲームズオーダーのブース(A23)で購入できる。

移動カードで相手との間合いをはかり、剣で攻防を行うカードゲーム。スマートなゲームデザインで人気のR.クニツィアの作品で、1993年にアバクス社(ドイツ)から発売され、その後フランスやアメリカで度々リメイクされている。日本市場でも継続的に発売されており、スピード感のある展開と熱い駆け引きで人気がある。

今回の日本語版制作にあたっては、日本フェンシング協会から公認を受け、パッケージ両面にはロンドン五輪銀メダリストの太田雄貴選手の写真が用いられた。同様にドイツフェンシング協会から公認を受けていたドイツ語版と軌を一にして、ボードゲーム愛好者だけでなく、フェンシングファンへの展開も狙う。

play:game評価コメントリスト:アンギャルド
B2FGames:「アン・ギャルド」日本語版を、「日本フェンシング協会公認」にて発売します。

『メビウスママのエッセンシュピール ガイドブック』6月16日発売

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スモール出版は6月16日、書籍『メビウスママのエッセンシュピール ガイドブック』を発売する。能勢真由美(メビウスゲームズ)著、B5版60ページ、1944円。

ドイツ北部の中都市エッセンで年に1度開かれる、世界最大級のボードゲームの祭典「エッセンシュピール」を、東京・水道橋のボードゲーム専門店・メビウスゲームズのママが案内するガイドブック。日本からドイツ、そして会場までの行き方や楽しみ方、現地でのお役立ち情報、購入したゲームを郵送する手順、ゲームデザイナーにサインをもらう方法まで掘り下げる。

安田均氏(シュピールの変革について)、健部伸明氏(ヤポンブランドでの出展について)、カナイセイジ氏(デザイナーから見た海外出展について)、ふうか氏(前夜祭について)、小野(外国人とゲームを遊ぶ方法)の寄稿や、女性限定座談会もあってさまざまな視点でシュピールが分かるようになっている。

市販されているドイツ旅行のガイドブックでは、エッセンのページは1ページあるかないか。もちろんこのシュピールについて書かれたガイドブックは皆無だった。参加を検討している方だけでなく、参加したことのある方、参加を夢見ている方まで、読んで楽しいガイドブックだ。

6月1日のゲームマーケット2014春では、スモール出版のブース(A32)で先行販売が行われる。購入者にはママさんのうちわと、ボーナンザやラベンスバーガーロゴのキーホルダー、ゴキブリポーカーの缶バッヂなど、ママさんがエッセンシュピールで集めてきたおまけ(下写真、先着順1人1点)がプレゼントされる。

スモール出版:商品一覧

メビウスママ本のおまけ

ゲームマーケット2014春:書籍・同人誌

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6月1日のゲームマーケット(東京ビッグサイト)で発売されるボードゲーム関連書籍リストです。追加・修正などがありましたらお寄せ下さい。

A01
アークライトゲームズ
□ もっと! 勝つまでやらせろ! 無料配布

A10 テンデイズゲームズ
ドミニオンマニアックス(再版) 1000円
ドミニオンマニアックスZERO(再版) 1400円
ドミニオンラーニング(再版) 1200円

A24 グループSNE/cosaic
ボードゲーム・ストリート2014 1800円

A32 スモール出版
メビウスママのエッセンシュピール ガイドブック 1800円

B16 リットーミュージック
"遊べるBOOK"シリーズ vol.1『人との会話がはずむ カードゲームの本』 2484円
"遊べるBOOK"シリーズ vol.2『勉強が楽しくなる カードゲームの本』 2484円

C01 sukuranburu
ボードゲーマーガールズ 700円

C03 カルカソンヌ研究所
カルカソンヌ 最強ファンブック 1000円
カルカソンヌ 最強指南書 1000円

D32 さとーふぁみりあ
卓の細道(既刊第一集、既刊第二集、新刊第三集) 100円

E11 だらだら部ゲーム分科会
倒さないドミノルール集 1000円

I07 ちゅうじのBGM
□ ボードゲームストーリー漫画「ボドゲイム!」

I10 カタンフリークス
カタン サバイバル タクティクス

I11 ペンタメローネ
□ インストラクトについて 50円
インスト論 100円
□ 俺のインスト(ゲーム購入特典)

『ワンス・アポン・ア・タイム』日本語版、6月3日発売

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イエローサブマリンは6月3日、ニューゲームズオーダーとの共同制作で『ワンス・アポン・ア・タイム(Once Upon a Time)』日本語版を発売する。2~6人用、20~40分、3000円(税別)。6月1日のゲームマーケットでは、イエローサブマリンのブース(A22)で先行発売される。

「王様」「村」「戦う」などのキーワードが書かれた手札の物語カードで物語を作るストーリーテリングゲーム。「真実の愛が魔法を解いたのです」とか「そして2人は幸せに暮らしましたとさ」などといった結末カードが予め配られており、その結末できれいに終われるように手札を使い切ることを目指す。

物語に詰まったときは次のプレイヤーがその物語を引き継ぎ、同様にそのプレイヤーの結末カードで終われるように手札を出していく。中断カードを使ってほかのプレイヤーの物語を途中で奪い取ることもできる。

イギリス人デザイナーグループの作品で、初版は1993年にアトラスゲームズ(アメリカ)から発売された。イエローサブマリンでは日本語版化の話が何度か出ていたが、ニューゲームズオーダーの協力でようやく実現したという。今回の日本語版は第3版に準拠している。勝敗にあまりこだわらず、みんなでよい物語を作って楽しむゲームだ。

宝石の煌き(Splendor)

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栄光への道筋

宝石の煌き

宝石を集めて鉱山や職人を手に入れ、有名な宝石商となって貴族の訪問を受けるわらしべ長者のようなゲーム。フランスのゲームだが、2014年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた。宝石集めがテーマだが、アブストラクト色の濃いセットコレクションでヒリヒリできる。

自分の番には、ストックから宝石を取るか、集めた宝石でカードを買うかが基本。場に並んだカードにはそれぞれ必要な宝石の色と個数が書いてあり、指定された分を支払えばゲットできる。カードにも宝石が1つ付いており、その宝石分は支払わなくてもよくなるため、カードを買えば買うほど新しいカード購入が楽になるという仕組み。最初はなかなかカードが買えなくて苦しかったのが、途中からバンバン買えるようになるのが気持ちいい。

しかしカードには難易度が3段階あって、最難関は得点も高いが集めなければいけない宝石も多い。安いカードばかり買ってウヒョウヒョいっていてはいけないのだ。自分に足りない宝石は何か、そのカードを取るにはどの宝石を集めるべきかしっかり道筋を考えておこう。

これに加えて、カードは早い者勝ちなので、ほかのプレイヤーが狙っていそうなカードは先手を打って取っていかなければならない。出たとこ勝負でカードを買っていくプレイもできるし、先の先を読んで、かつ周りの狙いも見極めてという考えぬいたプレイもできるという、幅広いプレイスタイルに対応しているのはさすがノミネート作品。

宝石の取り方は、3種類1枚ずつか、1種類2枚(4枚以上ある場合のみ)か、黄金(ジョーカー)1枚。黄金1枚の場合は、カードを1枚確保しておくこともできる。宝石の枚数が絶妙で(プレイヤー人数によって変わる)、特定の色を貯めこんでブロックすることができる。ブロックしておいて、ほかのプレイヤーが「買えるカードがないよ!」と嘆いている間に自分は別のカードをどんどん買っていきたいものだ(うまくいけばの話だが)。

指定された宝石のカードを揃えると、貴族タイルをもらえる。これが高得点で一気にゲームが収束する。勝負は、限られた枚数しかない貴族タイルを、いかに早く取れるかにかかっている。カード、貴族の合計が15点以上になったラウンドで終了し、得点の多い人が勝ち。

3人プレイで40分くらい。ゲームが始まってすぐ、考えることの多さに愕然とした。この宝石を取って、あの人より先にこのカードを取るには? そのカードが取れなかったらどのカードを取るか? カードのイラストを楽しむ余裕もないくらい、手持ちの宝石と、ほかの人の宝石と、場札のカードを見比べる。

そのうちカードが増えてきて、宝石を1個ぐらい支払えばたいていカードを購入できるようになると、みんなウヒョーウヒョー言い始めた。しかしそこで成り行きに任せて買っていたのでは勝てない。貴族タイルを目指して、どのカードが自分に足りないか見極めなければならない。無駄足せずにまっすぐ貴族カードを集めた鴉さんの勝利。

宝石の数がカツカツなのに対し、同じ得点なのに宝石の数がだいぶ違うカードがあって、わざとバランスを崩して作ってある感じがニクい。テーマ性が薄い分、深く考えて遊ぶことができた。

Splendor
M.アンドレ作/スペースカウボーイズ+アスモデ(フランス)
2~4人用/10歳以上/30分
ショップ検索:宝石の煌き

ゲームマーケット2014春:スタンプラリー参加団体募集

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ゲームマーケット2014春(6月1日、東京ビッグサイト)にて、有志による非公認スタンプラリーが行われる。現在、スタンプを押す出展者と、特典を提供する出展者を募集中。参加料100円(スタンプ代)、〆切5月30日(金)(はんこを申し込む場合は5月26日まで)。

3月のゲームマーケット2014大阪に続いて、中村誠氏のブース(F40)で行われるイベント。前回は枠を設けて広告料を集めていたが、今回はスタンプ代のみの集金(スタンプを自分で用意する場合は無料)で参加できるようになった。

参加ブースのイベントスペースで試遊プレイをしたり、商品を購入した参加者は、カタログ(60ページ「中村誠」)にスタンプを押してもらえる。このスタンプを集めることにより、参加ブースで割引やプレゼントなどの特典を受けられるという仕組み。出展者数が332団体を数える今回のゲームマーケットで、人集めや話題作りに一役立ちそうだ。

詳しくは下記サイトから、Twitterのアカウントで申し込める。25日時点での参加状況は下のリンクの通り。

中村玩具製作所:ゲームマーケット2014春 非公認スタンプラリー
ゲームマーケット:非公認スタンラリー 1週間前最新情報/F40 中村誠

ゲームマーケット2014春:国産オリジナル新作リスト

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いよいよ来週末に迫ったゲームマーケット2014春(東京ビッグサイト)の国産オリジナル新作リストをまとめてました。作成にあたってはJDSA国産同人ボードゲーム一覧を元データとして利用いたしました。輸入ゲーム、伝統ゲーム、既存のゲームの拡張・リメイク・シリーズもの、ベータ版、過去のゲームマーケット既出、プロトタイプ・見本展示、書籍・アクセサリ、TRPG、SLG、TCGを除きます。

未確定の情報もありましたので、追加・修正などの情報提供をお待ちしております(ツイッター、メール、コメント)。特に、カタログ情報のみの作品、発売が間に合わない作品の情報提供をお願いいたします。随時修正し、直前に一覧表を公開したいと思います。

現在のところ新作は176タイトル。すでに先行予約が締め切られているものもありますが、参加される方はチェックしておきましょう。

ゲームマーケット公式サイト

大分にプレイスペース、5月24日オープン

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サイコロジスト5月24日(土)11時から、大分市府内町(JR大分駅徒歩9分)のビル4Fに、プレイスペースSAIKOROGIST(サイコロジスト)がオープンする。月・木・金曜14:00~24:00、水・土・日曜11:00~24:00、火曜休。本日20時からプレオープンあり。

大分在住のボードゲーム愛好者Vodka Gimlet氏が、大分県民にもっとボードゲームを知ってほしくて開いたプレイスペース。ボードゲーム専門のプレイスペースとしては九州初となる(参考:kubotaya雑記帳:ボードゲームの出来る、バー/カフェ/プレイスペース)。店名は心理学者(サイコロジスト)とサイコロをかけた造語で、ボードゲームの醍醐味として頭脳と運を表しているという。

130タイトル以上のボードゲーム、カードゲームが店長のルール説明付きで遊べる。料金は大人1500円(4時間)、1日フリーで2000円。無料体験コース、初心者ボードゲーム教室、シニアのためのボードゲーム教室、婚活・合コン飲む前ゲーム会などのイベントも企画中だ。

ボードゲームプレイスペースSAIKOROGIST(サイコロジスト)
大分市府内町2丁目5番40号 盛文堂ビル4階
twitter:@SAIKOROGIST
facebook:www.facebook.com/saikorogist
電話:090-7448-3156

君はボードゲームを知らずに死ねるのか?:お店の詳細について ~最近のボドゲライフ~

ツキサスホールデム(Tsukisas Hold'em)

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弁慶の立ち往生

ツキサスホールデム

1枚だけの手札で強弱を競う国産同人のギャンブルゲーム。勝てれば粘土でできた人形に槍を刺すことができるが、勝つか負けるかは運と、度胸次第だ。

まずは粘土をこねこねして人形を作る。出来栄えを投票して、優秀作品を作ると槍を1本少なくスタートできる(ビューティーコンテストルール)。この人形が槍だらけにならないように頑張ろう。

毎ラウンド1枚カードが配られ、カードを見て勝負に参加するか降りるかを決める。参加することにした人だけでカードをオープン。数字の一番小さい人が負けとなり、勝負に参加したほかプレイヤー全員から槍を刺される。最後は、手持ちの槍と、自分の人形に突き刺さった槍の合計が最も少ない人の勝ち。

だからできるだけ勝負に参加して、どんどんほかの人形に槍を突き刺したいところだが、手札があまりよくないのに勝負に参加すると、逆に突き刺される恐れがある。

カードは単純に数字勝負ではない。自分の人形に槍がたくさん突き刺さっているほど強くなる「隠者」、最強だが場に「乙女」があると最弱になってしまう「騎士」、「騎士」がいると力が激減する「ドラゴン」など、ほかのプレイヤーが出したカードによって強弱が変わる。だから数字が弱くてもすぐ降りてはいけない。ほかのプレイヤーがこの場で何を出そうとしているか、槍の数から予想していく。

8人でわいわいがやがやとプレイ。強いカードが覆されたり、弱いカードがそのまま弱かったりと裏目裏目で勝てなかったが、ぶすぶすと突き刺されていく人形の姿がおかしくて楽しかった。

ツキサスホールデム
北条投了/チキンダイスゲームズ、芸無工房(2013年)
4~12人用/30分

ゲームマーケット2014春:インスト本

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インスト論6月1日(日)に東京ビッグサイトで開かれる「ゲームマーケット2014春」にて、私の執筆したブックレット『インスト論』がペンタメローネのブース(I11)にて頒布される。A5サイズ14ページ、100円。

ペンタメローネは東京・立川のカフェで、ブログ「ボードゲームを始めよう」のsirou氏がプロデュースして定期的にボードゲーム会を開催している。活動の中で「オープンゲーム会を含むゲーム会に参加する人間、特にゲーム会への参加慣れをしていない人向けに、インスト(ルール説明)の指針となる指南書のようなものを作ることができないか」という声が上がり、主旨に賛同する人から原稿が寄せられた。

当日ペンタメローネのブースで入手できるのは3冊で、草場純氏『インストラクトについて』(50円)、小野の『インスト論』(100円)、そしてsirou氏『俺のインスト』(ゲームを買った人のみ無料配布)。

『インスト論』では、米独日のインスト論をまとめた。特に日本ではインストの神様・TTBさんのインタビューを収録。ボードゲーム愛好者にはきっと参考になると思う。ご興味のある方はペンタメローネのブースにお立ち寄り下さい。

ペンタメローネ

エッセン・ザ・ゲーム(ESSEN The Game: SPIEL'13)

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我を忘れてお買い物

エッセン・ザ・ゲーム

世界最大級のボードゲームメッセ「シュピール」。毎年10月に、ドイツ・エッセンで行われ、15万人の愛好者が訪れる。ここで世界中の出版社から発表される新作は852タイトル(2013年)にものぼり、しかもゲーマー向けのものが多いので、愛好者にとっては楽園のようなメッセだ。日本人も毎年たくさん参加しており、ヤポンブランドのように毎年出展しているところもある。

このメッセを描いたボードゲームが『エッセン・ザ・ゲーム』。今年ベルギーでリリースされ、6月からキックスターターで注文を受け付けることになっている(本レポートは、レビュー用の試作品に基づく)。デザインは『ブリュッセル1893』のE.エスプレマンなど3名。アクションポイントを使って、広い会場を回りお買い物をしてくるという内容で、登場するゲームは2013年のシュピールで実際にリリースされたものばかり。欲しいゲームがありすぎて買いきれないというゲーマーの嬉しい悲鳴を、見事にゲーム化している。

ゲームは7ラウンドにわたって行われ、毎ラウンド、ボードゲームが会場に到着する。そしてこのラウンドのトレンド(タイプによって得点補正)と、混んでいるエリアが発表される。各プレイヤーはウィッシュリストと軍資金をもって駐車場からゲームスタート。がっつり買うぞ!

手番はアクションポイント制で、ほしいボードゲームが置いてあるブースまで移動し、お金を払って購入すると得点になる。購入したボードゲームはマイボードのカートに置き、買えば買うほどアクションポイントが少なくなっていく仕組み。最初は8アクションポイントあるが、6つ購入すると残りは2アクションポイント。毎ラウンド、2マスずつしか移動できなくなってしまう。お、重い!

そうなる前に、適当なところで駐車場まで戻ろう。車に積むとアクションポイントは回復する。また駐車場にはATMがあり、得点を換金できる。2勝利点で50ユーロ。何ユーロ引き出してもよいが、ゲームが終わる前に買えるくらいにしておこう。

3ラウンドが終わると、午前中の人気ゲームランキングの決算が行われる。ランキングを発表するのはフェアプレイ、ボードゲームギーク、トリックトラックで、指定されたタイプのゲームを揃えていれば得点になる。このランキングは最初から分かっているので、ウィッシュリストと見比べつつ、計画的に購入していきたい。

最後は、入口付近が混雑して移動しにくくなる(1マス移動するのに2アクションポイント)ので、その前に退散しておくと、ボーナス得点がもらえる。7ラウンドの後、午後のランキングとウィッシュリストの達成による得点が入り、最終得点の多寡を競う。

4人ゲームで約1時間。ウィッシュリストで狙っていたゲームをいきなり買われる。「えっ、それ欲しいんですか?」「近くに売ってたもんですから」「・・・!」奥の方のブースにアクションポイントをかけて行くよりも、手前の方から買ったほうが早い。そのため、目につくものから手当たり次第に買ってしまうという浮かれゲーマーに。そしてカートはいっぱい、しかも混雑して駐車場に戻れない。これがシュピールの魔力というものか。駐車場から会場へ行って戻ってくるまで2~3ラウンドかかるため、7ラウンドというのは短かい。

手当たり次第に買って勝てるわけがなかった。少し奥まで足を伸ばしてでもウィッシュリストやランキングのゲームを丹念に揃えたBumiさんが勝利。でも本物の箱絵を使っているだけに「うわっ、カヴェルナだ!」「ローズ&ボーツ、ほしい!」などと浮かれてしまって正気でいられなかったのは、本当にシュピールの体験をシミュレートしていると思う。愛好者が最高に幸せになれるボードゲーム。ゲームマーケット版もあったらいいなと思う。

ESSEN The Game: SPIEL'13
F.ベギン、F.デルポルテ、E.エスプレマン/自費出版(2014)
2~4人用/10歳以上/30~60分

ドイツ年間ゲーム大賞2014ノミネート

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ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)選考委員会は本日、各部門のノミネート作品と推薦リストを発表した。昨年同様、赤いポーンの年間ゲーム大賞、青いポーンの年間キッズゲーム大賞、灰色のポーンの年間エキスパートゲーム大賞の3部門について各3タイトル、合計9タイトルがノミネートされた。ノミネート作品の中から、赤と灰色のポーンは7月14日にベルリンで、青いポーンは6月23日にハンブルクで大賞を決定する。

メインである年間大賞(赤)にノミネートされたのは、ダイスレースの『キャメルアップ』、セットコレクションゲーム『宝石の煌き』、コミュニケーションゲーム『コンセプト』。小箱が2タイトルだった昨年から転じて、大箱の作品が選ばれている。また推薦リストには、予想一番人気だった『ラブレター』など5タイトルが入った。

選考委員のT.フェルバー氏は、今年はテーマもシステムも多様でトレンドがなかったとしつつも、幅広い好み、要望、グループ、年齢に対応する作品を選んだという。特にノミネートされた『キャメルアップ』と『コンセプト』、推薦リストの『ブラッドバウンド』の3タイトルは多人数に対応させている。昨年の大賞『花火』のような小箱は、推薦リストに3タイトル入れることで幅広さをもたせた。

4年目となるエキスパートゲーム大賞(灰色)のノミネートは、古代ローマの開拓ゲーム『コンコルディア』、中世の商売ゲーム『イスタンブール』、中世フランスの衣装作りゲーム『ロココの仕立屋』が選ばれた。フェルバー氏は、新しいテーマの作品を作ることがまだまだ可能であることを示したとしている。推薦リストには、昨年の2タイトル、一昨年の3タイトルを超える過去最多の4タイトルが入った。

今回の年間大賞、エキスパートゲーム大賞は、ラベンスバーガー、コスモス、ハンス・イム・グリュック、アミーゴ、ツォッホなどのドイツの老舗出版社が全くノミネートされず、新興出版社や、海外出版社のドイツ語版が選ばれている。年間大賞のノミネート2タイトルはフランスの作品となった。「新鮮な衝撃を求めて、審査員はしばしば古典的なドイツの出版社以外を探します。でもドイツの編集者たちも、できるだけ国際化を考慮して、ドイツ語圏以外にも理解されるタイトルをよく選んでいます」とフェルバー氏は述べ、ドイツゲーム以外を評価する姿勢を見せている。

年間ゲーム大賞から半ば独立しているキッズゲーム大賞(青)は、ネコに追いかけられるレースゲーム『フリッツ&ミーツ』、お化け屋敷の宝探しゲーム『幽霊、幽霊、宝探し』、騎士のタイル配置ゲーム『リヒャルト・リッターシュラーク』がノミネートされ、推薦リストには7タイトルが挙げられた。

【年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)ノミネート】
キャメルアップ(Camel Up / S.ボーゲン / エッガートシュピーレ)
宝石の煌き(Splendor / M.アンドレ / スペースカウボーイズ)
コンセプト(Concept / G.ブージャノ、A.リボル / ルポ・プロドゥクシオン)
推薦リスト:ひつじいっぱい(Voll Schaf)、SOSタイタニック、ラブレター、ポテトマン、サンスーシ

Kategorie: Spiel des Jahres 2014

【年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)ノミネート】
コンコルディア(Concordia / M.ゲルツ / PD出版)
イスタンブール(Istanbul / R.ドーン / ペガサスシュピーレ)
ロココの仕立屋(Rokoko / M.クラマー、M.マルツ、S.マルツ / エッガートシュピーレ)
推薦リスト:ギルドマスター、アメリゴ(Amerigo)、ロシアンレールロード、ブラッドバウンド

Kategorie: Kennerspiel des Jahres 2014

【年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)ノミネート】
リヒャルト・リッターシュラーク(Richard Ritterschlag / J.ツィルム / ハバ)
フリッツ&ミーツ(Flizz & Miez / K.フランツ、H.ギルケ、D.ユー / カレラ・テーブルトップゲームズ)
幽霊、幽霊、宝探し(Geister, Geister, Schatzsuchmeister! / B.ユー / マテルゲームズ)
推薦リスト:私はどの動物でしょう?(Welches Tier bin ich?)、ゲームオーバー(Game over)、おばけの時間のこわい仲間(Gruselrunde zur Geisterstunde)、スピードカップス、綱を引っ張れフリン!(Zieh Leine, Flynn!)、おどろいたベーコンが吹っ飛んだ!(Oh Schreck, der Speck fliegt weg!)、ファイヤードラゴン(Feuerdrachen)

Kategorie: Kinderspiel des Jahres 2014

【国内販売状況】
ホビージャパン取り扱い:キャメルアップ、宝石の煌き、コンセプト(日本語版予定)、SOSタイタニック(日本語版)、イスタンブール、ロココの仕立屋
メビウスゲームズ取り扱い:ポテトマン、サンスーシ、ロシアンレールロード、スピードカップス
アークライト取り扱い:ラブレター(日本語版)、ギルドマスター(日本語版)、ブラッドバウンド(日本語版)、ロココの仕立屋(日本語版予定)
ニューゲームズオーダー取り扱い:コンコルディア(日本語版予定)
原題を付したものは国内未発売

東大の学園祭にてボードゲームカフェ

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5月17日、18日の2日間にわたって、東京大学本郷キャンパス(地下鉄丸ノ内線・本郷三丁目徒歩7分)にて行われている学園祭「五月祭」にて、ボードゲームカフェが開かれている。赤門そばの赤門総合研究棟1階、経4演教室にて、10:30~16:00。ドリンク300円。15:30からは『世界の七不思議』などのミニ大会も行われる。

東大の学園祭でボードゲーム関連の出展があるのは、一昨年の「ボードゲームサミット東京」(TGiWニュース)、昨年の『ドミニオン』大会(TGiWニュース)に続いて3年連続。今回はキッズからフリークまで24タイトルを用意し、気軽に立ち寄って遊べるようになっている。

初めての人でも遊べるように、ルール説明のための資料が用意され、1日目の昨日は、午後はすべての時間帯で満席となり、入場できない場面もあったという。ほかにもいろいろな催し物があるので、訪れてみてはいかが。

東大ボードゲームカフェ

『最後の晩餐~裏切り者は誰だ~』6月20日発売

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最後の晩餐(箱絵)株式会社キリスト新聞社は6月20日、聖書を題材とするゲームシリーズ「聖書コレクション」の新作『最後の晩餐~裏切り者は誰だ~』を発売する。デザイン・中村誠、監修・株式会社人狼、グラフィック・TANSAN & Co.、イラスト・ましう、12歳以上、5~15人用、30分、1500円(税別)。ゲームマーケット2014春で先行販売される。

今年3月に発売され大好評だった『バイブルハンター』(TGiWレビュー)に続く第2弾。プレイヤーはイエスや十二弟子の1人となり、夜ごと「最後の晩餐」を繰り返す人狼系のコミュニケーションゲーム。

最後の晩餐にはイエスを逮捕しようと画策する律法学者が紛れ込んでいる。果たして弟子たちはイエスを守り切ることができるのか? それとも弟子たちの中に裏切り者が...!? レオナルド・ダ・ヴィンチの名画でも知られる聖書の重要なシーンをゲームで再現。イエスが弟子たちの裏切りを予告した「最後の晩餐」の緊迫感を体感できる。

プレイヤーの正体を表す人物カードとは別に配られるアイテムカードは、他のプレイヤーの正体を見破ったり、逮捕からプレイヤーを守ることができる。しかも、このアイテムカードは毎ターン配り直されるため、推理の手がかりがだんだん増えていき、人狼ゲームとはひと味違うプレイ感がある。

「バイブルハンター」に引き続き、現役の牧師である三輪地塩氏が神学的見地から監修。さまざまな学説が存在する解釈の難しい場面にもかかわらず、それらを網羅できるよう配慮して作られており、遊びながら聖書に親しめる。

最後の晩餐(人物カード)
最後の晩餐(アイテムカード)

『ビブリオス:中世の写本師』日本語第2版、6月上旬発売

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ビブリオス日本語版ホビージャパンは6月上旬、写本を集める競りゲーム『ビブリオス:中世の写本師』日本語版を発売する。2~4人用、10歳以上、30分、2800円(税別)。

2007年にアメリカの個人出版社から発売され、2010年にイエロ社(フランス)がリメイクした作品。日本語版は2012年に発売されたが、品切れとなっていた。第2版では箱に日本語のロゴが入ったほか、カードの仕様も若干変更になっている。

プレイヤーは中世欧州の領主となり、ほかの領主達よりも立派な書庫を充実させることを目指すゲーム。貴重な写本を読みやすく美しい書面とするため、色のついた文字や装飾に必要な顔料をそろえ、ひたすら根気の要る筆写作業をこなす腕の良い写本師を揃え、なるべく少ない投資で原本となる様々な写本や聖書などを買い揃え、書庫を充実させなくてはならない。

顔料や写本師への支払いは競りによって変わっていく。はたしてほかの領主よりも立派な書庫を作り上げることができるだろうか。5つのジャンルを競りで集め、それぞれのトップ賞の得点をとる。大枚をはたいて集めても、トップ賞が安くてはどうしようもない。独特のシステムで駆け引きの楽しい定番ゲームの再登場だ。

ホビージャパン:ビブリオス:中世の写本師

フォーチュン21閉店

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仙台のボードゲームカフェ・フォーチュン21は5月15日、店長のおめでたを理由に約5年間にわたる営業を終了した。

2009年に開店した国内初のボードゲームカフェ。英会話カフェを兼ねていたこともあって、仙台在住の外国人ボードゲーム愛好者が多く訪れ、交流が盛んに行われていた(TGiWレポート)。昨年4月にはジーピー主催「東北6県カタン大会」の会場ともなった。

本業をもちながらカフェを経営していた千田店長だが、この度のおめでたにより、子育てをしながら本業とカフェを続けていくのは難しいと判断。泣く泣く閉店を決意したという。

営業最終日は閉店を惜しむボードゲーム愛好者が盛岡や山形からたくさん集まってボードゲームを楽しんだ。連絡先を交換し合って、今後もゲーム会を開いていくことを確認した。

同店を予定していたチケットトゥライド日本選手権の地区予選は、別会場で行われる見込み。また、お店は営業しないが、千田店長は人狼会などのイベントをときどき開きたいという。

フォーチュン21

『ウィンターテイルズ:冬物語』日本語版、6月中旬発売

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ウィンターテイルズホビージャパンは6月中旬、イタリアのストーリーテリングゲーム『ウィンターテイルズ:冬物語(Winter Tales)』日本語版を発売する。3~7人用、14歳以上、90分、5800円(税別)。

アルヴェ・パヴォ社(イタリア)が2012年に発売した作品を、ファンタジーフライト社(アメリカ)がリメイクした。体制側の「冬」と、反逆者側の「春」という陣営に別れ、カードの絵から連想される物語を、自らの想像力により語り膨らませることで、協力して物語を綴っていく。

自分の手番にはアリス、ドロシー、ブリキマン、白雪姫、くるい帽子屋などのキャラクターを使い、選んだクエストをそのキャラクターがどうやって達成するか、ストーリーカードのキーワードを使って話す。ほかの人もキャラクターを加えてその物語に割り込み、ストーリーカードをより多く使った陣営が勝利する。戦闘や罠を仕掛け