2017年12月アーカイブ

沖縄浦添にボードゲームショップ「カッパのお城」オープン

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kappacastle.jpg沖縄・浦添に12月12日、プレイスペース付きボードゲームショップ「カッパのお城」がオープンした。バス停「屋富祖」徒歩2分(キャンプ・キンザーそば)、平日12:00~22:00、土日14:00~24:00、水曜休。

アメリカで大規模なボードゲームイベントを組織していたライアン氏が結婚を機に来日してオープンしたショップ。日本でのボードゲームの広がりに役立つことがあればと開店に至った。ボードゲームはいろいろなバックグラウンドをもつ人を束ねるところが好きだという。

販売されているボードゲームは現在約80種類。ほとんどはアメリカ直輸入だが、これから日本のボードゲームも取り扱っていく予定。プレイスペースは5卓22席で100種類のボードゲームが遊べる。プレイ料金は平日1日1200円、土日祝1500円。飲み物300円、スナック200円。

カッパのお城
沖縄県浦添市屋富祖4−5−3 2階
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名作TRPGをカードゲーム化『パスファインダー・アドベンチャー:ルーンロードの帰還』日本語版、1月13日発売

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pathfinderrJ.jpgアークライトは1月13日、名作TRPGに基づく協力型カードゲーム『パスファインダー・アドベンチャー:ルーンロードの帰還(Pathfinder Adventure Card Game: Rise of the Runelords)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.セリンカー、イラストN.ブラドリー&V.ドゥトレイト、1~4人用、13歳以上、90分、8500円(税別)。

名作TRPG『パスファインダー』の世界観でプレイする協力型の戦略カードゲーム。2013年にTRPG版の版元であるパイゾ出版(アメリカ)から英語版が発売され、これまで7ヶ国語で発売されている。

「忘れ去られし悪が、古の地ヴァリシアでうごめいている。崩れ行く廃墟で暗黒の魔術が再びうなりをあげ、巨人どもは恐るべき軍団を組織している。狂信者は邪な神の名において殺戮を行い、執念深いゴブリンたちは平和な町サンドポイントを焼き払おうと、邪悪な計画を練っている。」1~4人の勇者が罠、怪物、悪辣な魔術、卑劣な敵に立ち向かう。

メインシステムはデッキ構築。プレイヤーはキャラクターによって異なるスキルカードをデッキに入れてプレイする。味方や呪文、武器やアイテムを獲得し、規定手番数の中で敵を見つけて倒さなければならない。強さなどはダイスで決められる。キャラクターのデッキはゲーム毎に成長し、より強力な敵に立ち向かえるようになる。

このパッケージには基本セットと、拡張《ルーンロードの帰還》第1章「燔祭の儀式」用冒険パックが入っており、今後発売予定の追加勇者パックや、第2~6章以降の冒険パックを追加することで《ルーンロードの帰還》の世界をより深く堪能することができる。

内容物:冒険行路《ルーンロードの帰還》で共通して使用するカード385枚、冒険行路《ルーンロードの帰還》第1章「燔祭の儀式」用の冒険パック110枚、多面体ダイス5種類1セット、ゴブリン・プロモカード:12枚(カードサイズ:63×88mm)

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フジテレビ「とくダネ!」でボードゲーム特集

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フジテレビ系列の情報番組「とくダネ!」で本日9時過ぎ、「ボードゲームにハマる大人たちをのぞき見!」として約14分にわたって都内のボードゲーム事情が紹介された。

紹介されたのは身近だけど知らない世界を映像化する「のぞき見!リアル とくキュウ」というコーナー。「デジタル全盛の今、なぜ大人たちがボードゲームにハマるのか?」というテーマである。

開店前に行列ができるJELLY JELLY CAFE渋谷店 linkで『あてっこついたて link』を遊ぶ男女グループ。ここでは心理戦や盛り上がる会話という魅力をお客が語る。ディアシュピール link(東中野)では初対面の客がすんなりと『パンデミック link』を遊び、アナログゲーム研究家の草場純氏が64歳の元小学教員として登場。「デジタル機器は自分の中に埋没しちゃう。人との関わりがボードゲームの楽しいところ」と話した。ちなみに男性3人に入った女性はボドゲーマのまつなが氏である。

次はSNS運営会社Wantedlyのボードゲーム部。週に1回社員が帰宅前にボードゲームを遊んでいく活動を行っている。この日は『エセ芸術家ニューヨークへ行く link』を遊び、「ボードゲームってやってると人間性が分かる。接し方が分かってくる」とコメント。先輩後輩の垣根を越えて、円滑な人間関係が生まれてきたという。

CMを挟んで、今度は高齢者。ライフタイム国立デイサービスセンター linkで平均87歳という利用者が『地獄の釜 link』を遊ぶ様子が映された。介護職員の松元泰右氏は「高齢者って今、家にこもってしまう。対面で人と顔を合わせてやると会話が起こる、笑顔が起こる。すごいことだと思う」と述べた。なお松元氏は今月のゲームマーケットで『デイサービス農園 link』という創作ボードゲームを発表した人物である。

最後はスタジオ。MCの小倉智昭氏が「雀荘に集うようなものなのかなあ」とコメントした後、脳トレにもなるゲームとして『ナインタイル link』を紹介。ほかにも『ナンジャモンジャ・ミドリ』『おばけキャッチ』『キャプテンリノ』が写真付きで映された。水曜日コメンテーターの深澤真紀氏は「私も大好き」といい、子どもたちに楽しんでもらっていると話したが、デーブ・スペクター氏は以前『モノポリー』で自己破産してからもう遊んでいない様子だった。そして番組は羽生・井山氏に国民栄誉賞検討のニュースへと続いた。

とくダネ!:12/13(水)の放送

往年の大ヒットカードゲーム『モンスターメーカー』1月13日発売

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monstermaker.jpgアークライトは1月13日、スイッチゲームズのレーベルで往年の名作カードゲーム『MONSTER MAKER モンスターメーカー』を発売する。ゲームデザイン・鈴木銀一郎、イラスト原案・九月姫、イラスト・平尾リョウほか、グラフィック・出嶋勉、2~6人用、8歳以上、30分、3500円(税別)。

モンスターを倒して財宝を集め、誰よりも早く迷宮から帰還して名声を競うカードゲーム。鈴木銀一郎氏のデザインで1988年に翔企画から発売され、たくさんのシリーズ作品が発売されただけでなく、TCG、TRPG、コミック、小説と幅広いメディア展開をした大ヒット作品が帰ってきた。リメイクされるのは『モンスターメーカー・リバイズド』(2004年)以来で、より短時間で遊べるようになっている。

迷宮カードを自分の前に出して数字を足し合わせていき、規定数以上になれば宝物カードが得られる。しかしほかのプレイヤーからモンスターカードを出されると行く手を阻まれる。ダイスとキャラクターカードの補正でモンスターを倒せば、先に進むことができる。迷宮カードの行きと帰りの合計数を合わせられれば無事帰還できたことになり、宝物をゲットできる。

迷宮カードの数の調整の難しさと、モンスターとの熱い戦いがあり、短時間に楽しさが詰まったカードゲームだ。

内容物:冒険カード125枚(キャラクターカード30枚、モンスターカード20枚、迷宮カード50枚、回り道カード5枚、宝の小部屋カード10枚、トラップカード5枚、聖職者カード5枚)、宝物カード25枚、ゲーム進行カード6枚、往路/復路タイル6枚、帰還ボーナスタイル1枚、6面体ダイス6個、遊び方説明書1冊(※カードサイズ63×88mm)

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『プレジデントFamily』『AERAウィズキッズ』にボードゲーム特集

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季刊『プレジデントFamily』2017冬号と『AERAウィズキッズ』2017冬号にボードゲームの特集が掲載されている。これまでも時折ボードゲームを紹介している2つの教育誌、今回はどのように取り上げたのだろうか。

『プレジデントFamily』は「この冬我が子と遊びたい 頭がよくなるボードゲーム18」と知育を前面に出した内容。東京大学などに在籍する開成ボードゲーム同好会OB、ボードゲームカフェ「Win Win」を経営する経済評論家の勝間和代氏、ゲームと学習の研究ユニット「Ludix Lab」がセレクトしたボードゲームを紹介している。

「論理力が育まれる」「協働力が育まれる」「EQが育まれる」という3つにジャンル分けして6タイトルずつ。『カタン』『パンデミック』『K2』などやや重めのボードゲームや『ブラフ』『スカル』『人狼』などの嘘をつくゲームが目立ち、キッズゲームは『キャプテンリノ』程度。全体的に対象年齢が高い。

最後に「ボードゲームでなぜ、頭がよくなるの?」というコラムがあり、PDCAや非認知能力に触れられている。とはいえ、効用よりも夢中になって遊べるところが最大の魅力であると結ぶ。

これに比べ、『AERAウィズキッズ』は対象年齢が低めで、知育の効用は控えめ。「アナログもいいネ! 家族で楽しむボードゲーム」と楽しさを前面に出している。紹介者も輸入会社クレーブラットの畑直樹氏、JELLY JELLY CAFEの白坂翔氏、JellyJellyKidsの深津周平氏と、ホビー方面のエキスパートを集めた。

ジャンル分けも「スピードを競う」「アクションを楽しむ」「戦略を練る」「協力で乗り切る」「推理を深める」「記憶力を高める」「数字感覚が身につく」「運を楽しむ」というようにボードゲームのタイプで行い、29タイトルを紹介する。対象年齢は低めで3~4歳から遊べるものも。国産の『じゃぱらん』『タギロン』や、台湾の『ワンニャービスケッツ』、リトアニアの『メイ・カー』『いろどりシティ』などバラエティに富んでいる。

はじめに1ページを使って解説コラムがあるが、ボードゲームで相手のことを理解できるようになり、仲間と相談して決める力が磨かれるといったコミュニケーションスキルの効用を強調する。

こうして見比べるとボードゲームの取り上げ方が対照的である。知育か楽しさか。子育てに限らず、子どもとボードゲームを遊ぼうというとき、知育を前面に出して狭く深く教育熱心な親の関心を引くか、楽しさを全面に出して広く浅くアピールするかの選択は常にありそうだ。前者では難しそうと思う親や、楽しくなさそうと思う子どもが敬遠するかもしれないし、後者ではほかの娯楽との差別化がはかりにくい。

とはいえ遊びと学びは別物ではない。「ボードゲーム楽しそう」というのが先で、結果的に知育効果があるというのでもいいし、「ボードゲーム頭良くなりそう」というのから入って、結果的に楽しめるのでもよい。さまざまな考えの親子に対応して、いろいろなチャンネルがあることが望ましい。それゆえ、こうして同じ時期に異なる切り口で2誌に取り上げられていることは愛好者として嬉しいことである。

住みよい惑星を作ろう!『リワールド』日本語版、1月中旬発売

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reworldJ.jpgホビージャパンは1月中旬、ドイツの宇宙開拓ゲーム『リワールド(Reworld)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・W.クラマー&M.キースリング、2~4人用、12歳以上、50~90分、6000円(税別)。

『ティカル』『トーレス』などドイツ年間ゲーム大賞を数多く受賞しているクラマー&キースリングのコンビによる新作で、今秋にエッガートシュピーレ(ドイツ)から発売された。惑星エウリュビアへの「リワールド」計画を遂行する。先遣隊としてこの惑星に到着したプレイヤーたちは、これからやってくる移民船団に備え、エウリュビアを居住可能な惑星にして、名声をあげよう。

ゲームは2つの章にに分かれ、第1章はエウリュビアを居住可能にするために必要なモジュール(地球化ロボット、衛星、シャトル、建設チーム)を手に入れる。そのモジュールを母艦にドッキングさせてラインを作る。第2章は開拓で、モジュールを逆順で発艦させて都市を設立したり、防衛網を構築したり、入植者を集めたりする。多くの入植者を集めることで得点が入り、勝敗を決める。

長期と短期の戦略が噛み合わなければ勝つことはできない。ストーリー性もあいまって没入感を楽しめる作品だ。

内容物:ゲームボード1枚、母艦4枚、船員カード30枚、モジュールタイル100枚、都市標識20枚、移民船14枚、最終移民船1枚、得点マーカー4枚、布袋1つ、スタートプレイヤーマーカー1つ、ラウンドマーカー1枚、ルールブック1冊

飛騨古川(Hida-furukawa)

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古くて新しい街づくり

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香港のゲームデザイナーが映画『君の名は。』を見て作ったというオークション&ブラフゲーム。今年秋のエッセンに出展された。情緒あふれる街並みを作るには、狡猾でなくてはならない。

建物カードを握り競りで競り落とし、それを自分の前に9×9になるように並べていく。最後に各建物が得点になるほか、縦横斜めに同じ数字や連番のセットになっていればボーナスが入り、合計点を競う。

毎ラウンド、競りにかけられる建物カードを全部公開して確認した後、シャッフルして各プレイヤーに1枚ずつ配る。配られたカードを自分だけ確認して競りスタート。まず手番プレイヤーが値付けをした後、全員一斉の握り競り。バッティングすると次点に権利が移り、しかも勝っても負けてもビッドしたお金は返ってこないというシビアなオークションだ。

手番プレイヤーとしては、どれくらいの値をつけるか悩ましい。安値ではほかのプレイヤーに取られてしまうし、高値ではそれ以上出されたときに大損となる。このとき、今回のラウンドで出てくる建物カードを全部確認しておいたのが効いてくる。これからいいカードがまだ出そうな状況ならば、わざと安値をつけて大したカードでないことをアピールし、ほかのプレイヤーを油断させるというブラフもありだろう。

建物の中には、これから競りにかけられる裏向きの建物カードを見られる「ピーク」、臨時収入が入る「リファンド」、山札から建物が追加される「ドロー」、終了時ボーナスが増える「コンボ」、3×3マスの外側に置ける「エクステンド」、建物カードを場所交換できる「エクスチェンジ」があり、競り落とした人が効果を使える。これらのカードも皆が欲しがるところだ。

競り落とした建物カードを自分の前に置いて次の人の手番。こうして1枚ずつ一巡する。ラウンドの最後は、誰にも配られなかった建物カードの競りを一斉に行う。ここまでお金を残しておくべきか、その前に使い切ってしまうべきか、駆け引きのしどころである。

これを6ラウンドまたは4ラウンド(ショートゲーム)行って、自分の前に対べた建物カードの得点計算する。今回は4人で40分ほど。毎回1金ビッドでカモフラージュするオオツカさん、欲しいカードはストレートに大金をビッドしてくるhataさんと、ビッドの仕方に性格が出る。私は弱気なビッドでみんなのやる気を削ぐ作戦を取り、コンボ2枚でボーナスを増やして勝利した。

競りゲームが少ない昨今、小箱ながらヒリヒリした競りを楽しめる作品。和風の渋いイラストだけでなく、「喫茶店」「おもちゃ屋」「浴場」など建物名が日本語になっていて遊びやすい(江戸時代にあったかは分からないが)。できあがった街並みを見せあって「すべり台と風呂屋ばっかり(笑)」とか感想を語るのも楽しい。

飛騨古川
ゲームデザイン・H.チュ/イラスト・K.チェウン+J.ラム
キャップストーン(2017年)
2~5人用/8歳以上/30分
ゲームストア・バネスト:飛騨古川

OKAZU Brandの『漁火』日英語版、12月16日発売

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アークライトは12月16日、漁師の腕を競うボードゲーム『漁火(いさりび)』2カ国語版を発売する。ゲームデザイン・林尚志(OKAZU Brand)、イラスト・にゃも、3~5人用、10歳以上、45分、5600円(税込)。

オリジナルはゲームマーケット2014春にOKAZU Brandから発売された作品。その年の秋のエッセン・シュピールでヤポンブランドから出展された。今回発売されるのは、イーグル・グリフォンゲームズ(アメリカ)と共同で制作された日英語版である。

江戸時代の漁師となって江戸湾でタイ、アジ、エビ、ハマグリなどを獲り、売って富を競うボードゲーム。アクションポイントを使って漁を行い、獲った魚を販売する。漁船を移動して沖合に出れば高級な魚が取れるが、移動にもアクションポイントが必要。また船や網を強化したり、市場を増やしたりして効率を上げることもできる。

ラウンドを先に抜けた人から獲得できる老漁師などの協力者カードもあり、アクションをとことん続けるか、ほどほどにして途中でやめるかの選択も悩ましい。浮世絵風のイラストもユニークな一作だ。

内容物、メインボード1枚、金蔵ボード1枚、木製コマ102個、漁船カード(タイル)5枚、特殊能力カード(タイル)10枚、協力者カード(タイル)5枚、その他のカード66枚(カードサイズ63mm×89mm)

ボドゲde遊ぶよ!! phase 8-16

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第9話は年明けから開始する予定です。

Back Number

大分に「ボードゲームカフェJOGO」オープン

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大分市に12月9日、「ボードゲームカフェJOGO(ジョーゴ)」がオープンした。JR大分駅徒歩15分、12:00~24:00、月曜休。

県内でボードゲームを普及する活動をしている森貴之氏と森迫和宣氏が共同で開業した。開業にあたってはクラウドファンディングで設備費用を募り、目標額を大きく上回る出資が寄せられている。

店名はポルトガル語でゲームを意味する「Jogo(ホゴ)」と日本語の漏斗(じょうご)から。皆が気軽に集まってボードゲームを楽しめる場所を目指す。大分県内のボードゲームカフェ・プレイスペースとしては2015年秋に閉店した「サイコロジスト」以来となる。

250種類のボードゲーム(ゲームの持ち込みも可。)が5卓とカウンター合わせて27席でプレイできる。食事はコーヒーやソフトドリンク、アルコール類に、サバカレーや軽食もある。プレイ料金は平日1時間500円で最大2000円、土日祝日1時間600円で最大2800円。ペア割、グループ割あり。

ボードゲームカフェJOGO
大分市寿町8-11/TEL:097-510-5190
Web / Twitter

ゲームマーケット2017秋:新作評価アンケート開始

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ゲームマーケット事務局は8日、ゲームマーケット2017秋の新作評価アンケートを開始した。誰でも回答可能、要Googleアカウント、1月15日まで。

実際にプレイしたゲームのタイトルを、とても面白い=5から全く面白くない=1の5段階の評価別、タイトルごとに改行して記入する。発表された新作はリストで公開 されており、ここからコピーするとよい。Googleフォームを用いており、投票後に何度でも再編集ができるので、とりあえず投票しておいて、後で追加・修正することもできる。

前回まで、このアンケート結果がゲームマーケット大賞の一次選考自動通過作品となっていたが、今回から参考資料に留まることになっている。これに伴い、ゲームマーケット大賞の対象ではないTCG、TRPG、SLG、無料配布、ベータ版、試遊版、日本語版、訳つき輸入版なども投票可能となり、過去最高の673タイトルがリストアップされている。

ゲームマーケット公式:2017秋 新作評価アンケート
ゲームマーケット2017秋:新作評価アンケートフォーム

恐竜で大逆転?『絶滅ダウト』日本語版、12月2日発売

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mammozJ.jpgヘムズユニバーサルゲームズは12月2日、ゲームマーケット2017秋にて、ブラフカードゲーム『絶滅ダウト(MammuZ)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・N.ペガソフ、イラスト・I.コマロフほか、3~7人用、7歳以上、20分、1200円(税別)。

オリジナルは2013年、ホビーワールド(ロシア)から発売された作品。2015年にアバクスシュピーレ(ドイツ)が独英語版を発売し、メビウスゲームズを通じて『マンモス』というタイトルで販売されていた。

順番に手札から1枚、場に伏せて出し、「マンモス」「ウサギ」など動物の名前をいう。嘘をついてもかまわない。次のプレイヤーは同じ動物をいってカードを出すか、ダウトをかける。ダウトがあった場合はカードをめくって確かめ、間違ったほうがペナルティーとして場札を引き取らなければならない。トランプでもおなじみの『ダウト』である。

しかし中には恐竜が入っており、めくられると特殊効果が発動。場札を押し付けたり押し付けられたりする。また動物が揃えば一気に捨てられるルールもあり、大逆転もあるブラフゲームだ。

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ワルシャワの街づくりゲーム『マイルストーン』日本語版、12月2日発売

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capitalJ.jpgヘムズユニバーサルゲームズは12月2日、ゲームマーケット2017秋にて、ワルシャワの街を作るタイル配置ゲーム『マイルストーン(Capital)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・F.ミルンスキ、イラスト・T.ブルゾゾウスキ&G.モラス、2~4人用、10歳以上、45~60分、3500円(税別)。

オリジナルはグランナ(ポーランド)から2016年に発売された作品。16世紀末から現代に至る6つの時代で、2つの戦争を乗り越えてポーランドの首都ワルシャワを作っていく。

各プレイヤーに街タイルを配り、その中から1枚を選んで一斉に公開。そしてタイルを捨ててお金をもらうか、タイルのコストを支払ってそのタイルを自分の街区(4×3マス)に建設する。タイルは前においたタイルの上に上書きすることもでき、その場合はコストが前のタイルとの差分で済む。タイルは4つのブロックに分かれており、建物の種類で色分けされている。次の収入フェイズで、マイルストーンを置くことにより収入や得点などが入る。

タイルには各時代に建てられた実在の建物が美しいイラスト入りで入っており、ワルシャワを旅行したような気分になれる一作だ。

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『スパイフォール2』日本語版、12月2日発売

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spyfall2J.jpgヘムズユニバーサルゲームズは12月2日、ゲームマーケット2017秋にて、シチュエーション型コミュニケーションゲームの続編『スパイフォール2(Spyfall 2)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・A.ウシャン、イラスト・S.ドゥリン、3~12人用、13歳以上、10分、3500円(税別)。

ウクライナ人デザイナーの作品で、ホビーワールド(ロシア)から出版されヒットしたコミュニケーションゲームの続編。オリジナルは2016年に発売された。12人までプレイ可能となり、スパイを2人入れることができるようになった。

各プレイヤーは1枚ずつ役割カードが配られるが、スパイカードを配られた1人がスパイとなる。どんなロケーションかは伏せられており、スパイ以外は皆知っている中で、順番に質問をしスパイをあぶり出していく。一方のスパイは、質問や会話からロケーションカードを推理する。

新しいロケーションは「建設現場」「国連」「地下鉄」「結婚式」「老人ホーム」など20種類。分かる人にだけ分かる会話をどのように繰り広げるか、そこからスパイ役が何を読み取るか、会話の盛り上がるパーティーゲ―ムだ。

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人材を集めてコンボ!『マジェスティ』日本語版、12月16日発売

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アークライトは12月16日、『マジェスティ(Majesty: deine Krone, dein Königreich)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.アンドレ、イラスト・A.ハイトジーク、2~4人用、7歳以上、20~40分、3800円(税別)。ゲームマーケット2017秋に先行販売されている。

『宝石の煌き』のM.アンドレ(フランス)がデザインし、今秋のエッセン・シュピールでハンス・イム・グリュック社(ドイツ)から発売された作品。小さな国の領主となって、人材を集めて国を豊かにするカードゲーム。

各プレイヤーの前には7種類の建物があり、製粉所には粉屋、城は貴族というようにそれぞれ対応する人材がおり、手番には中央に並んでいる人材カードの中から1枚を選んで配置していく。人材を置くとその建物が発動し、収入を得たり、ほかのプレイヤーに攻撃を加えたりできる。収入額は以前に置いた人材が多いほど高く、ほかの建物と連動していることもあるので、累積させたり組み合わせたりして高収入を目指そう。

中央からカードを取るときは、一番端が無料で、それ以降は取りたいカードの手前までコストとしてミープルを置かなければならない。自分が欲しいカード、他の人に取らせたくないカードに、コストが加わって悩ましい選択となる。

最後は建物ごとに村人の数を数え、それぞれ1位のプレイヤーにボーナスが与えられる。また、置いてあった村人の種類の二乗がボーナスになるため、一点に集中しすぎるのも得点が伸びない。遊ぶたびに理解が深まり、繰り返しプレイしたくなる作品だ。

内容物:人物カード60枚、建物カード32枚、ミープルカード4枚、コイン70枚、ミープル30個、ルール説明書1冊、建物カードの特殊能力早見表1枚(カードサイズ:43.5×67.5mm(人物カード)/59×91mm(建物カード、ミープルカード))

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ゾンビ映画ゲーム『ラストナイト・オン・アース』日本語版、12月2日発売

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ホビーベース/イエローサブマリンは12月2日、ゲームマーケット2017秋にて、ゾンビゲーム『ラストナイト・オン・アース(Last Night on Earth: The Zombie Game)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・J.C.ヒル、イラスト・J.S.ヒル、2~6人用、12歳以上、60~90分、10000円(税別)。

オリジナルはフライング・フォッグ・プロダクション(アメリカ)から2007年に発売された作品。英語版以外が出るのは初となる。ゾンビ役のプレイヤー1名(または2名)とヒーロー役のプレイヤー残り全員で対決する1対多のボードゲームだ。生き残り、救出、脱出などいくつかのシナリオがあり、それに従ってヒーローたちは一致団結し、ときには己の命を犠牲にしてまでも戦い抜く。ゾンビはどんどん盤上に現れ、人間側の行く手を阻み、追い詰めていく。

ヒーローとゾンビの戦闘は6面ダイスを使い、武器カードなどによって補正がある。またヒーローにはそれぞれ特殊能力があり、ゲームボードも可変式。ヒーローとシナリオとボードの組み合わせによって、毎回違うゲームが楽しめる。

ボックスアートと同様、カードも写真が入っており、ヒーローとゾンビのミニチュアも充実。さらにオリジナルサウンドトラックCDも入って、ゾンビ映画の感覚でプレイできる一作だ。

ボードゲームカフェ「デザート*スプーン」移転再オープン

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dessartspoon.jpg大阪のボードゲームカフェ「デザート*スプーン」が12月3日、移転して再オープンした。市営地下鉄昭和町駅徒歩5分、平日13:00~22:00、土曜10:00~22:00、日曜10:00~21:00、月曜休。

「デザート*スプーン」は2012年に谷町六丁目にオープンしたボードゲームカフェの老舗。10月にいったん閉店し、新店舗の開店準備を進めていた。今度の店舗は一階がテーブル席、二階が畳敷きの和室となっている。遊べるボードゲームは350種類で、中古ボードゲームやグッズの販売も始める予定。水曜ボードゲーム会、ごいた例会などのイベントも企画されている。

二階は基本レンタルスペースとなっており、ボードゲーム会用の貸切だけでなく、展示、ワークショップなどのイベントでも利用可能。また、営業時間外であれば一階スペースもレンタルできる。ボードゲームへの入口として新たな客層の開拓を目指す。

料金は30分200円で平日最大1500円、土日最大2000円。12月中は最初の30分無料。飲食はコーヒー、紅茶、ソフトドリンク、軽食など300円から。

デザート*スプーン(新店舗)
大阪市阿倍野区阪南町1丁目53-20/TEL:090-8209-8582
Web / Twitter

日本ボードゲーム大賞2017:投票スタート

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NPOゆうもあは、今年で16回目となる日本ボードゲーム大賞の投票を開始した。来年の2月13日まで。

対象は過去1年間に一般発売された新作で、制作者・販売者からのエントリーに基づいてリストが作成された。国産36タイトル、日本語版114タイトル、訳つき輸入版165タイトル、同人33タイトルの合計348タイトルがエントリーされている。

投票は5タイトルまでをリストの中から選ぶか、自由記述欄に記入する方式。1タイトルからの投票も可能だ。ネット投票は下記のリンクから行うことができる。登録したメールアドレスに届いたURLを24時間以内にクリックしないと無効になるので注意。

昨年は37都道府県から254名が投票し、『コードネーム』が1位に選ばれた。また、同時にゆうもあ内の選考委員によって入門向け・子ども向けの「ゆうもあ賞」も決定されることになっている(昨年は『カルバ』)。今年日本の一番人気を決める投票、奮って投票しよう。今年どんなゲームが出たか、リストを見て1年を振り返ってみるのもいかが?

毎年この時期は、ボードゲーム関係の投票が集中する。日本版The One Hundred の投票が12月10日まで行われており、ゲームマーケット2017秋の新作評価アンケートもまもなく始まる見込み。

NPOゆうもあ:日本ボードゲーム大賞 投票部門 投票ページ

回転寿司でフィーバー『スシゴーパーティー』日本語版、12月2日発売

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sushigoparty1.jpgヘムズユニバーサルゲームズは12月2日、ゲームマーケット2017秋にて、回転寿司のゲーム『スシゴーパーティー(Sushi Go Party!)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・P.ウォーカー=ハーディング、イラスト・N.ランシマ、2~8人用、8歳以上、20分、2980円(税別)。

カードゲーム『スシゴー!』の続編として2016年にゲームライト社(アメリカ)から発売された作品。回転寿司に行っていろんなメニューを食べ、その組み合わせで満足度を競うゲームで、8人までプレイできる。

手札から1枚取って、残りを隣の人に送り、また1枚取って残りを送り......というドラフトはそのままだが、得点パターンの異なる握り寿司、巻き寿司、手巻き寿司、裏巻き寿司や、餃子、枝豆、ウナギ、おにぎり、味噌汁、刺し身、天ぷら、豆腐といったおかず、さらに特殊効果のある箸、メニュー、醤油、デザートとして抹茶アイス、プリン、フルーツと多彩なメニューが登場する。

初プレイ用から2人用まで8種類のカードセットがあり、それぞれ指定された8種類のメニューを使ってゲームを行う。今回使うメニューは中央の得点ボードにタイルとしてはめ込まれ、そのカードがドラフトで流れてくる仕組み。メニューはカードセットごとに変わるため、ゲームごとに異なった展開が楽しめる。今日の回転寿司は、どんなメニューが流れてくるかな?

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第2回東京ドイツゲーム賞特別賞『パトロネージュ』、12月2日発売

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ニューゲームズオーダーは12月2日、ゲームマーケット2017秋にて、第2回東京ドイツゲーム賞特別賞作品『パトロネージュ』を先行発売した。ゲームデザイン・山田大夏、イラスト・ママダユースケ、美術監修・山中麻未、8000円。

ルネサンス期の芸術工房の長(マエストロ)となり、パトロンから与えられた予算で芸術家を雇い、評価の高い作品を創作して名声を競うゲーム。第2回東京ドイツゲーム賞の受賞作品では審査員特別賞の『六次化農村』に続く製品化となった。

各プレイヤーが個人単位で予算を管理し、ラウンドごとに工房の購入、芸術家への入札、創作活動への配分を行う。芸術家には絵画・彫刻・建築の技術力と発想力があり、うまく組み合わせることでより良い作品を作る。中にはダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどルネサンス期を代表する芸術家や、奔放な性格のため、雇用し続けるのにお金が必要な芸術家も。

かけた予算と芸術家の持つ発想力分だけ作品山札をめくり、めくった作品の必要技術力を満たしていれば作品が完成する。技術力が上がれば、モナ・リザやダビデ像、サン・ピエトロ大聖堂などの名作を作り出すこともでき、多くの名声がもたらされる。

芸術家と芸術作品はママダユースケ氏による描き下ろし。さらにフィレンツェで流通していたフローリン金貨をコインとして再現、木皿も入ってコンポーネントも充実した渾身の一作だ。

内容物:ゲームボード1枚、金属製コイン40枚、カード179枚、スタートプレイヤーボード1枚、木皿4枚、説明書1部

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ゲームマーケット2017秋:2日間で参加者18500名

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12月2-3日(土日)に東京ビッグサイトで行われた日本最大のアナログゲームイベント「ゲームマーケット2017秋」は、2日間あわせて18500名が参加したことを、ゲームマーケット事務局が発表した。1日目は10000人、2日目は8500人で、13000人だった前回(2017年5月)のゲームマーケット2017春から5500名、42%の増加。

年に2回開かれているゲームマーケット(東京)の参加者は近年、5000→6500→7200→8500→9500→11000→12000→13000と毎回約1000人ずつ増えていた。このペースだと今回は14000人前後になるところが、史上初の2日開催となったためそれ以上の参加者が見込まれていた。結果、前回の2倍まではいかなかったものの大幅な増加となった。

参加者が2日に分散したことで混雑が緩和され、会場内の通行がしやすくなったり、試遊卓に入りやすくなったりするというメリットも生まれた。特に日曜日は、前日に出展していた人がほかのブースの作品を遊ぶ姿が見られ、出展者と来場者が流動的になって楽しむイベントとなった。東京会場の2日開催は来年も春・秋と継続されることが決定している。

次回はゲームマーケット2018大阪が4月1日(日)にインテックス大阪にて、ゲームマーケット2018春が5月5-6日(土・日)に東京ビッグサイトにて行われる。今回発表された新作の評価アンケートはゲームマーケット事務局でまもなく間もなく開始される見込み。

ゲームマーケット:2017秋 来場者数報告

ゲームマーケット2017秋(2日目)レポート

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昨日に引き続き、2日目のゲームマーケット2017秋。2日目が開催されるのは史上初である。1日目と比べると出足はゆっくりで、開場時の待機列は1200~1300人(Raelさん調べ)。それでも開場後の来場が多く、最後まで賑やかなイベントだった。

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ゲームマーケット大賞の結果は......?

日曜のみ出展のブースをチェックした後は、ゲームマーケット大賞の授賞式に参加した。今回唯一の会場内イベントということもあって、会場の一番奥だったにも関わらず80名近くが集まった。司会はいけだてつや氏、アシスタントは珠洲ノらめる(しゅぴ~る遊園地)さん。

先月4日に発表されていた優秀作品5タイトルの制作者に表彰状が渡された後、キッズ賞とエキスパート賞、特別賞、そして大賞が発表された。

【ゲームマーケット大賞2017】
大賞:8ビットモックアップ (さとーふぁみりあ)
優秀作品・キッズ賞:Kittys(リトルフューチャー)
優秀作品・エキスパート賞:エンデの建国者(imagine games)
優秀作品:イアルへの道 -Path to Yaaru-(梟老堂)
優秀作品:ボブジテン(TUKAPON)
特別賞:-KUFU-(るりるりゲームズ)

gm2017a-gmt.jpg大賞を受賞した『8ビットモックアップ』のイラストレーター・長谷川登鯉氏に草場純・審査委員長が賞状と楯を授与

デザイナーのさとーとしきさんは北海道に向かっているとのこと。長谷川氏が「お酒飲めないんですけど、さとーさん、手伝ってくれた皆さんと飲みに行きたい」とコメントしたところ、いけだ氏が「さとーさんも喜びの牛乳を北海道で飲まれると思います」としめた。

というわけで、さとーさんにはメールでインタビュー。長谷川さんが8ビットを提案したのは、タイルに入る斜線のデザインからで、『ポピュラス』『ドラクエI』『ゼビウス』などをイメージしたという。
TGiW:このゲームの制作経緯を教えてください。
さとー:2016年の冬にシステムが完成し、そこからテーマ決めや微調整を加えていきました。でも最初は製品化するかどうかかなり悩んでいたんです。『カルカソンヌ』や『カルバ』に似たシステムなので新規性の薄いゲームを世の中に出していいのか迷っていたんです。最初に長谷川さんに相談したときに「8ビットはどうでしょう?」と持ちかけられ、それだ!とひらめいたんです。既視感があろうが8ビットの世界を作りたい。それがこのゲームの誕生です。
TGiW:工夫したところ、苦労したところは?
さとー:説明書はかなり校正をかけました。2016秋のときに、説明書についていろいろと物議をかもしたので、お手本となるような説明書を作ろうと、かなり念入りに作りました。
TGiW:受賞してひとことお願いします。
さとー:多くの方に支えられてゲームを作れることに心から感謝いたします。今後もゲームを作り続けていきますので、引き続きよろしくお願いします。
TGiW:今後の展開はどうなっていますか?
さとー:8ビットモックアップの第二版もゲムマ秋で完売してしまったので、増産までしばらくお待ちください。来年のゲームマーケット2018春では新作ゲームを出す予定ですので、是非お手にとってください。

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受賞した5名の制作者。おめでとうございます!


会場内では、アスモデ社(フランス)からライセンス・新規事業部長のG.ベナッサ氏が来ていた。近年、『街コロ』や『ラブレター』など、ゲームマーケット発のボードゲームが欧米市場にも紹介されるようになり、ゲームマーケットには前回から参加している。ゲームマーケットにはパッションがあり、グラフィックがユニークで、アイデアに新鮮味があるという。このアイデアをもっとプロフェッショナルな方向に展開したいと、数タイトルの出版について検討している。

アスモデ社はフランスのほかドイツ、アメリカ、中国に支社をもち、昨年は世界で3400万セットのボードゲームを販売。その特徴は「ファンタジーフライト」「デイズ・オブ・ワンダー」「ホワッツ・ユアゲーム?」「パールゲームズ」などのレーベルをブランド化して流通を担っているところにある。ゲームマーケット発の作品も同様に、アスモデ社から出ることになってもレーベルはそのまま残るそう。日本の同人サークルが世界にその名を広める日も近いようだ。

本日は3ゲーム遊ぶことができた。

gm2017a-rattaneer.jpg『ねずみ海賊ラッタニア』(OKAZU Brand)は、1時間かからないくらいの中量級ゲーム。一列に並んだ10枚のエリアタイルから行きたい場所を2枚を選んで、同時に公開する。エリアによって収入を得、仲間を雇い、獲物を獲得し、その獲物を名声に変えていくが、1番目のエリアから見ていって、誰もコマを置いていないエリア以降はアクションができない。奥に行くほどアクションができなくなるリスクが高まるが、その分独り占めできたときの報酬も大きい。自分の行きたいエリアまでコマがつながるよう、ほかのプレイヤーの行動を見極めるところの読み合いが面白い。2~5人用、10歳以上、30~45分。

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『大どろぼうは街影に』(COLON ARC)はチーム戦で大泥棒を捜索するカードゲーム。昇順に並んだカードから、両端を予想して相手のカードを奪う。予想にあたっては、チームメイトと交換したカードや、これまでに聞いた履歴からカウンティングで推理していく。一斉捜索で一か八か大量のカードを奪うこともできるので油断できない。2~5人用、10歳以上、30分。

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『ハンザの女王』(ゆるあーと)はハンザ商人となって交易の覇権を争うボードゲーム。毎回2枚の手札から1枚を自分の前にプレイし、その色のエリアにあるカードを補充する。5枚プレイするごとに決算を行い、色別にプレイしたカードの交易品が多い人から得点が入る。得点がエリアごとに変動し、さらに要人(おっさん)のセットコレクション、裏向きに出して最後に明らかになるリューベックのマジョリティー争いなどもあり、手番2択にもかかわらず悩みどころが多い。2~4人用、10歳以上、30~45分。

会場内では遊べなかったが、カナイセイジ氏のデザインによる2人用謎解きゲーム『文絵のために』(ワンドロー)も注目されていた。文絵という女子高生が謎の死を遂げ、その数日前にタイムスリップしたプレイヤーが救うことを目指す。ゲームの中でカードの効果が徐々に明かされるというシークレットがあり会場内での試遊は行われなかったが、レガシーシステムではなくエンディングまで行っても再び遊べるようになっている。『ラブレター』で知られる杉浦のぼる氏のイラストも目を引かれ、女性の購入者が多かったという。木皿儀隼一氏いわく「評価が1か5に分かれそうなとんがった作品」。遊べなかったのでカナイ氏とのツーショット。
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gm2017a-kariya.jpgゲームマーケット総責任者の刈谷圭司氏によれば、出展者は若干ではあるが土曜日のほうが多く、前売りチケットも土曜日のほうが多めだったという。しかし日曜日は当日チケットで参加した人が多く、その部分はふらりと参加したファミリー層だったのではないかとのこと。その点で子どもゲームコーナーを日曜日に行ったことも奏功した。出展した730団体のうち、両日とも出展したのが42%で、土曜のみが33%、日曜のみが25%。土日のバランスについて刈谷氏は「想像以上に理想的で、嬉しい誤算だった」と話す。ゲームマーケット2018春は5月、2018秋は11月の予定で、どちらも2日開催が決定している。

ゲームマーケット2017秋:国産オリジナル新作リスト

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ゲームマーケット2017秋に発表された国産オリジナル新作ボードゲームリストを公開します。

ゲームマーケット事務局に寄せられた出展者からの情報に現地調査結果を加えたもので、拡張、新版、伝統ゲームのアレンジは含み、輸入ゲーム、日本語版、TCG、TRPG、SLG、グッズ、書籍は除外しました(ただしゲームマーケット新作評価アンケートでは今回から全て含まれる見込みです)。

修正点がありましたら、ツイッターなどでご連絡下さい。現在のところ新作は493タイトルとなっています。

ゲームマーケット2017秋(1日目)レポート

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2017年12月2日、東京ビッグサイトにてゲームマーケット2017秋の1日目が開かれた。2000年に始まったゲームマーケットは、通算34回目にして初めて2日開催へと舵を切った。出展者も来場者も増加し続け、会場の拡大が追いつかなくなったためである。2日開催になった結果、出展者は昨年(ゲームマーケット2016秋)から35%増の730団体、ボードゲームの新作も35%増の466タイトル(暫定値)が発表されることになった。

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正面入口からはカタンの赤とオインクゲームズの青が目立つ

朝10時の開会と共に、朝6時前から行列を作っていた来場者が一気に入場した。11680㎡の会場は混雑を感じなかったが、それでも限定品や人気ゲームの拡張セットを求めて一部のブースでは長い行列ができた。Bakafire Partyのブースには、『桜降る夜に決闘を』の最新拡張セットを求めて400人の行列ができたという。開場時には2000人弱の待機列ができていたというから(Raelさん調べ)、そのうち5人に1人は「ふるよに」を目指したことになる。

開場ラッシュが終わると、管理人は各ブースを回って新作のチェックを始めた。ゲームマーケット事務局では新作評価アンケートのため情報を収集しているが、なかなか思うように集まってこないのが現状で、そのままアンケートを始めれば、遊んだゲームがアンケートにないという事態が発生しかねない。それではゲームマーケット大賞の審査にも影響が出るので、ブースを回ることにした次第である。

結局、閉場間際までかかけて、先に撤収したブースを除き全ブースを回ってチェックすることができた。PCを片手にかかえている管理人を多くの方が見かけたのではないかと思う。ハードワークだったが、たくさんの方とお話でき、思わぬ掘り出し物も見つけられたのでよしとする。

今回、会場内の様子を見て何人かの人が口にしたのは、外国人とカップルの多さである。外国人は特に中国人が多い印象。中国から出展している方に聞いたところ、日本に留学している方と、中国や台湾からわざわざやってきたボードゲーム関係者が多いのではないかという。欧米からの参加者も目立った。

1日目の来場者は暫定で11000人ぐらいではないかという。ブースによっては売り切れもちらほら出始めた中で、2日目はどれくらいの来場者があるか楽しみである。

本日は2ゲームを試遊できた。

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カナイセイジ氏の新作『ローレルクラウン(Laurel Crown)』は剣闘士をドラフトで集めて闘技会で争うゲーム。剣闘士はSランクからCランクまであり、それぞれ能力が異なる。これが場に並ぶので、順番に取っていく。そして5回の闘技会が、さまざまなレギュレーション(Sランク限定、男性限定など)で行われる。出場する剣闘士を手札から選んで、一斉にオープン。強さはダイスが基本で、それに特殊能力によって増減する。強さの順に名声が入り、次の闘技会へ。こうして名声の最も多いプレイヤーが勝つ。強さはダイスロールに大きく左右され、たまにCランクがSランクに勝ったりするサプライズが楽しい。2~4人用、14歳以上、20~40分。

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オインクゲームズの新作『トロイカ(Troika)』は星から宝石と燃料を集めて帰還するタイルめくりゲーム。1から15までのタイルが場に裏向きになっており、自分の番には1枚めくった後、表になっているタイルから1枚取るか、要らなくなったタイルを場に返す。タイルは連番で3枚集めると価値のある宝石に、同じ番号を3枚集めると燃料になるが、それ以外は失点である。タイルがめくり終わったらラウンド終了で、燃料ができた人の中で宝石の価値の高い人から得点が入る。3ラウンドで合計得点の多い人が勝ち。それぞれの番号タイルが全体で何枚あるかは分かるので、ほかの人の獲得状況をもとにどのタイルを取るか、駆け引きもある。得点にも燃料にも使いやすい7が多めに入っており、競争率が上がるのが憎いところである。軽くて悩ましいゲーム。2~5人用、7歳以上、20分。

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布製ゲーム版にきらびやかなコマの『グラギャモン』(ハッピーゲームズ)

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美味しそうなドイツビールが登場『ようこそ、ビールまつり!』(十式ゲームワークス)

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台湾から出展されたシリアスゲーム『台北大空襲』(迷走工作坊)

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紙製でがっかりしている方へ『ドメモ木製版』(クロノス)

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『SAN_GE SHAKA』(ADGGames)は花を金網に磁石でつけてパターンを作る

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スタートプレイヤーを誰にするかでコミュニケーションを生む『ダレカラダイス』(ハコノソト)

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新ボードゲーム党は『タイムボム』の各国語版を展示

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タイトル未定、ノスゲムの新作ゲーム試作版。ひたすら美しい

gm2017a-meeplebutton.JPGミープルボタンやダイストレイといったアクセサリも充実

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当サイトに連載の『ボドゲde遊ぶよ』に第2巻発売。なんと『おじさまヒゲあつめ』も製品化

ゲームマーケット2017秋:開幕

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12月2~3日(土日)、東京ビッグサイト(東7ホール)にて、アナログゲームイベント「ゲームマーケット2017秋」が開催される。10時から17時までで、1万5千人以上の参加を見込む。入場料は各日1000円(会場マップ兼チケット)、カタログは別売りで1000円、小学生以下は保護者同伴で無料、中高生は学生証提示で無料。

通算34回目を迎えるアナログゲーム専門の総合イベント。今回始めて2日開催となった。11,680㎡のホールにボードゲーム、TCG、TRPG、SLGなどの各ジャンルにわたって、企業から同人サークルまで730団体が400タイトル以上の新作のほか、創作、輸入、中古、書籍、関連グッズを展示販売する。

出展ブースでは無料体験卓が多く設けられるほか、TRPG体験コーナー、リアル謎解きゲーム、どうぶつしょうぎ、キッズゲームコーナーが設けられ、購入だけでなく、幅広い年代が楽しいひとときを過ごすことができる。

また今年は3回目となるゲームマーケット大賞2017の発表と授賞式が3日の13:00から行われる。授賞式の後は、大賞・優秀作品の体験コーナーが開かれるので、実際に遊ぶこともできる。今回は、『8ビットモックアップ (さとーふぁみりあ)』『Kittys(リトルフューチャー)』『イアルへの道 -Path to Yaaru-(梟老堂)』『エンデの建国者(imagine games)』『ボブジテン(TUKAPON)』の中から大賞が選ばれる。

今回は2日開催の影響もあってか新作が特に多く発表される。輸入ゲーム日本語版の新作は、当サイトで1タイトルずつ記事にしてきたが、全てを紹介するに至っていない。国産ゲームには、ゲームマーケット事務局で出展者からの情報をそのまま掲載して新作評価アンケートを実施することになっているが、ゲームマーケット当日の公開は間に合わない様子。当サイトでも新作リストは制作できなかった。予約の受取にも土曜日と日曜日に分かれているので、事前に確認して忘れないようにしたいところだ。

当サイトの管理人は2日間とも会場内で新作チェックや試遊をする予定で、その結果は順次レポートしていきたい。

ゲームマーケット公式

日本版The One Hundred 2017投票開始

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愛好者たちが好きな非電源系ゲームを挙げる毎年恒例の年末投票「日本版The One Hundred」投票が11月30日から始まった。グーグルドキュメント(下記リンク)で受け付けられ、誰でも投票できる。〆切は12月10日。

アメリカのブログで行われたものに刺激され、さとーとしき氏が2005年から毎年年末に開催しているウェブ投票。各自好きな非電源系ゲームを15個挙げ、それを集計して上位100位まで発表する。発表年、生産国共に不問で、TRPG・TCGも含めてかまわない。昨年は203名が投票した。

過去の1位は『カタン』(2005、2006、2008、2010、2011、2015、2016)が7回と圧倒し、『アグリコラ』(2013、2014)と『プエルトリコ』(2012、2016)が2回、『アクワイア』(2007)と『ドミニオン』(2009)が1回ずつ。例年、海外作品が上位を占め、昨年の国産最上位は『ごいた』の16位だった(昨年の結果はこちら)。

ハンドルネーム可能で、誰でも投票でき、ほかの人の投票内容も見ることができる。基本的にオールタイムベストのゲームを自由に選ぶが、個人的に「今年発売されたゲームから選びました」とか「今年遊んだゲームから選びました」などの制限を設けてもかまわない。奮って投票しよう。

日本版The One Hundred 2017投票ページ link
日本版The One Hundred 2017途中経過

クニツィアデザイン『セイミ・イン・ザ・スーパークレイジーワールド』、12月2日発売

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テンデイズゲームズは12月2日、ゲームマーケット2017秋にてR.クニツィアのカードゲーム『セイミ・イン・ザ・スーパークレイジーワールド』を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、アートワーク・大城聖未、2~5人用、9歳以上、45分、3000円(税別)。

クニツィアによる隠れた名作といわれる『指輪物語:二つの塔カードゲーム(Der Herr der Ringe: Die Zwei Türme - das Kartenspiel、2002年)』のリメイク作品。アモン・ヘンからミナス・ティリスまでの旅を描いたカードゲームが、スーパークレイジーワールドに迷い込んだ少女が、モンスターと戦って世界から脱出するゲームに生まれ変わった。

場にはモンスターカードが一列に並べられ、順番に手札からカードを出して戦っていく。モンスターごとに異なる攻撃のカードをより多く出したプレイヤーが得点を獲得。しかし手番ごとに獲得できるカードは1枚だけ。これから登場するモンスターに効果的な攻撃は何なのか、それまでに手番は何回あるのか、どのモンスターと戦うか/戦わないかをを考えてカードを獲得していこう。

クニツィアの真骨頂ともいえるジレンマに満ち溢れた作品。リメイクにあたりバランス調整が行われ、ジレンマはさらにたっぷり感じられるようになっているほか、ノーマルモードとハードモードの2パターンでプレイできるようになっている。個性的なイラストも魅力の作品だ。

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