2018年8月アーカイブ

エクス・リブリス(Ex Libris)

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"E"または"F"で始まる本募集中!

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ファンタジーの街の司書となって、アルファベット順に並んだ本棚を作るゲーム。今年のオリジンズ賞でカードゲーム部門賞を受賞した。毎ラウンド異なるアクションスペースで行われるワーカープレイスメントと、各プレイヤーがもっている固有の特殊能力で深みのある作品となっている。

本棚カードにはそれぞれ本が何冊かずつ描かれており、英語のタイトルがついている。BやSやTで始まる本が多いなどアルファベットによって偏りがあり(同じアルファベット内では番号がついている)、また「ファンタジー小説」「歴史書」「呪文とポーションの書」など6つのジャンルがあって(毎ゲームこの中から最後に持っていると得点になる「人気の作品」と、失点になる「禁書」が定められる)、このリアルさが本好きにはたまらない。これを各自手札に持ってスタート。

毎ラウンド、場所タイルがプレイヤー人数分並べられ、そこに手番順に助手コマを置いてアクションを行う。このほかに自分の図書館タイルに助手コマを置いて基本のアクション(山札からカードを引くか、手札からカードを1枚出す)ができる。基本のアクションがある分、場所タイルのアクションはなかなかトリッキーなものが多い。

場所タイルは手札を一番多く捨てることにした人が場札をもらえる「競売所」、ジャンル名をいいながら山札をめくってその本がもらえる「賭場」、助手が多く集まるほどもらえるカードが増える「場末の酒場」、手札を公開してほかのプレイヤーに引き取ってもらった分カードを引いて出せる「ガレージセール」など18種類。助手コマを置くたびに何かしらのイベントが起こって楽しい。

さらに各プレイヤーはゲームの最初に、12種類の図書館タイルから1枚を選ぶ。それぞれ特殊能力をもった助手がついており、これでゲームを有利に進められる。今回は、基本のアクションを一度に両方できる「本食い虫」、禁書を取ったときに交換できる「魔女」、ほかのプレイヤーが同じ場所に置いてきたらカードをもらえる「ゼラチンキューブ」、要らないカードを裏返して本棚の下に埋め込める「ミイラ」が登場した。

本棚カードを自分の前に出すときは、最終的に3段までのアルファベット順になるように計画して並べなければならない。Aは1番上の段の左上、Zは1番下の段の右下なのは間違いないが、EやQをどこにするかが悩ましい。待ちを広くするため、同じまたは近いアルファベットのカードを集めて並べておくのが良さそうだ。

誰かの本棚カードが規定枚数になったら最終ラウンドを行って終了。アルファベット順になっていないカードを裏返して、本棚の大きさ、人気作品と禁書、禁書を除く各ジャンルのセット、各プレイヤーに課せられたジャンルで得点を計算し、合計の多い人が勝つ。

4人プレイで90分。標準プレイ時間よりもかかったのは場所タイルや図書館タイルにテキストが多く、みんなで確認する必要があったためである。私は「本食い虫」で基本のアクションを必ず行い、本棚を先に構築していったが、早さを優先した分、本棚の中身は吟味できなかった。「ゼラチンキューブ」でよい場所タイルにほかのプレイヤーを近づかせなかったbashiさんが、人気作品と自分のジャンルの本を手堅く集めて1位。

テキストが多いのは好みの分かれるところだが、それがワクワクするようなイベントと展開の多様性を生み出しており、楽して遊びごたえのあるゲームとなっている。

Ex Libris
ゲームデザイン・A.P.マックアイバー/イラスト・J.デイヴィス&A.P.マックアイバー&A.オスバーン
レネゲイドゲームスタジオ(2017年)
1~4人用/12歳以上/30~60分
ゲームストア・バネスト:エクスリブリス

シュピール'18:コスモス出版

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アンドールの伝説:失われた伝説(Die Legenden von Andor - Die verschollenen Legenden)
ゲームデザイン・D.ミシェルス&M.ミラー&M.メンツェル、2~4人用、10歳以上、60~90分。
3つのシナリオが入った拡張セット。ドラゴンを退治した英雄たちに、新しい冒険が待ち受ける。西から来た民族の力を借りて農場を再建し、森の妖精アルバクと出会い、やがて氷の女悪魔、太古の地の精、悪の酋長といった未知の敵と対峙する。最後には灰色の山脈の中に長く眠っていた秘密を暴くのだ。「新しい英雄」や「黒の英雄」といった拡張を加えることで6人までプレイ可能。

トライブス(Tribes)
ゲームデザイン・R.ハカンソン&C.ステファン、2~4人用、10歳以上、45分。
1万年前の地球。プレイヤーは青銅時代に至る先史時代を通して自分の部族を率いる。開拓できる新しい土地を発見して貴重な資源を産出できるようにし、それをもとに新たな発見や発明を行う。各プレイヤーにはさらに、天災や病気や敵襲といったいろいろな出来事に立ち向かわなければならない。最後に最も成功した部族となるのはどれか。文明史に多様な展開をもたらす戦略ゲームだ。

ロストシティー:ライバルの中で(Lost Cities - Unter Rivalen)
ゲームデザイン・R.クニツィア、2~4人用、10歳以上、30分。
カードを並べて探検ルートを作り、忘れられた山の神殿、湖に沈んだ街など、地球の遠くにある秘密に溢れた場所へ向かう。できるだけたくさんの名声が得られるよう、計画的にルートを考えよう。特に勇気ある発見者は自分の探検にお金を賭けることもできる。最後には探検で最も多くの名声を稼いだプレイヤーの勝ちだ。しかしそれは簡単ではない。2人用ゲームの名作を4人に拡張したこのゲームでは新たに36枚のコインが付属し、探検カードにお金をビッドすることができる。自分のリソースを臨機応変に賢く使い、適切なタイミングで競り落とすことができた者が成功するだろう。

脱出キッズ:コードブレーカー(EXIT Kids - Code Breaker)
ゲームデザイン不明、1~4人用、7歳以上、15分。
子ども探偵が協力してできるだけ早く謎を解き、大きな電気のお城のコードを破る。UVランプ、鏡、赤色のフィルターといった探偵の道具が役立つときもあるあるだろう。「クロノ」モードで全員落ち着いてプレイすることも、「タイマー」モードで時間勝負にすることもできる。4つの難易度と60の謎解きで毎回楽しめる。電池あり。

脱出・ザ・ゲーム:恐怖のカタコンベ(EXIT - Das Spiel - Die Katakomben des Grauens)
ゲームデザイン・I.ブラント&M.ブラント&R.クエルフルト、1~4人用、16歳以上、40~80分。
第6弾まで日本語版が発売されている脱出ゲームシリーズの最新作。今回はパリの地下墓地で行方不明になった友人を見つけて脱出することを目指す。難易度は上級者向けで、2部に分かれており2回ゲームが楽しめる。

ロール・フォー・アドベンチャー(Roll for Adventure)
ゲームデザイン・M.ダンストン&B.ギルバート、2~4人用、10歳以上、30分。
古い王国が危機に瀕している。世界を永遠の暗闇に落とそうとする闇の王が差し向けた敵軍があらゆる方角から攻め込んできた。唯一のチャンスは、協力して伝説の力の石を手に入れ、魔法のアムレットを完成させること。それができれば、王国を救ってゲームに勝利できる。しかし1つのエリアでも闇の王の手に落ちれば、プレイヤーは敗北となってしまう。英雄ダイス24個と、闇の王ダイス1個が運命を左右する。

イムホテップ:決闘(Imhotep - Das Duell)
ゲームデザイン・P.ウォーカー=ハーディング、2人用、10歳以上、30分。
2016年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品を2人用にアレンジ。プレイヤーはエジプトの歴史上有名な夫婦であるアメンホテプ4世とネフェルティティ妃になり、それぞれのコマを臨機応変に賢く配置して、6つの船から価値のあるタイルを下ろす。そして4つのモニュメントを作り、名声を競う。日本語版がジーピー社から発売されることが発表されている。

カタン:インカの勃興(CATAN - Der Aufstieg der Inka)
ゲームデザイン・K.トイバー&B.トイバー、3~4人用、12歳以上、90分。
今度は南米のインカ文明を開拓する。カタンの基本要素「開拓」「交易」「建設」はテーマに沿って拡張され、魚、コカ、羽毛を交換する。さらにいろいろな文明の勃興と没落が行われ、常に新しいゲーム状況が生まれてそれに対応する戦術が求められる。ほかのプレイヤーの資源の産出場所を征服することで、アンデス地方の興亡が描かれる。細かい造形のコマと色とりどりのイラストがプレイヤーをインカの時代に誘う。

ワードスラム:ミッドナイト(Word Slam Midnight)
ゲームデザイン・I.ブラント&M.ブラント、3~人用、18歳以上、45分。
ワードスラム・ファミリー(Word Slam Family)
ゲームデザイン・I.ブラント&M.ブラント、3~人用、12歳以上、45分。
名詞、形容詞、動詞、その他の4カテゴリーの基本的な単語カードを並べて、お題を当ててもらうチーム戦コミュニケーションゲームのアダルト版とファミリー版。『ワードスラム』の追加カードとして使うこともできる。

meeplecirkusJ.jpgアークライトは10月4日、『ミープルサーカス(Meeple Circus)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.ミレー、イラスト・A.コスタマグナ&M.ルイッセンヌ&S.トバル、2~5人用、8歳以上、45分、5000円(税別)。

オリジナルはマタゴー社(フランス)が昨年リリースした作品。『カルカソンヌ』からすっかりおなじみとなった人型コマ「ミープル」を積み重ねて、机の上に大サーカスを広げる。

中央から各自順番に、木製コマの動物や曲芸師を取ったらスタート。専用アプリで音楽を流し、制限時間内の全員同時プレイで、「観客の期待」で指示された得点ができるだけ多くなるようにコマを積み重ねる。難易度が高いものほど得点が高いが、そればかり狙っていると途中で崩れてしまうことも。

さらにボーナスのあるコマが登場し、作業中に行うアクションが指示されるなど、手先の器用さと集中力だけではない盛り上がりが期待できるゲームだ。トマトとご褒美のミニ拡張セットも付いている。

内容物:ゲーム盤(拍手メーター)1枚、個人用の円形ステージ5枚、得点手段タイル3枚、測定ボード1枚、観客の期待カード32枚、演目タイル38枚、コマ獲得タイル18枚、曲芸師ミープル32個、スーパースター・ミープル10個、サポートコマ32個、得点マーカー5個、親マーカー1個、早上がりトークン2個、シールシート1枚、(トマト&ご褒美ミニ拡張)演目タイル道化師1枚、トマト・トークン25個、ご褒美トークン5個

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越前ボドゲフリマ2018、9月2日開催

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9月2日(日)、福井・越前のショッピングモール「シピィ」(JR武生駅徒歩15分)にて、「越前ボドゲフリマ2018」が開催される。13:00~17:00、参加無料(プレイスペースは300円)。

2014年に開かれ、500人が参加した「北陸ボードゲームフリーマーケット」以来4年ぶり3回目となる越前市でのフリーマーケット。床売り12スペースと机売り1スペースで、合計400個前後の中古ゲームが出品される。またプレイスペースが10卓程度用意され、購入したゲームを早速遊ぶこともできる。

主催のjun1s氏によれば、今回は体験イベントなどがなく、フリーマーケットとプレイスペースだけではあるが、福井近辺のボードゲーム人口が増えていることから、何人が参加するか読めないという。自分の目で確かめに行こう。

越前ボードゲームフリーマーケット link


国際ゲーマーズ賞2018ノミネート発表

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国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は本日、今年のノミネート作品を発表した。昨年の夏から1年間に国際ボードゲーム市場で発売された新作の中から、世界各国26名の審査員が選んだ作品は次の通り。

今年で19年目となるこの賞。当サイトの管理人も一昨年から審査員に加わっているが、ヨーロッパが14名、アメリカが9名と、欧米圏が大部分を占めている。グローバル化が進んでいるとはいえ、ユーロゲームとアメリカゲームがせめぎ合う図式はまだ続いているようだ。

選考方法は8月に審査員が各自10タイトルを挙げ、そのうち5タイトルに星印をつける。そして星印のあるタイトルを2ポイント、無印を1ポイントとして集計し、10位(タイの場合は+α)までをノミネートとする仕組みとなっている。

昨年は各部門で『グレート・ウェスタン・トレイル』と『アーカムホラー:ザ・カードゲーム』が大賞に選ばれた。今年も本格的なゲーマーズゲームがずらりと並ぶ。この中からどれが大賞に選ばれるか、発表は9月下旬の予定。

【国際ゲーマーズ賞2018ノミネート】
(一般ストラテジー部門)
アーグラ
(Agra/M.ケラー/クワインド)
アルティプラーノ
(Altiplano/R.シュトックハウゼン/dlp)
アズール
(Azul/M.キースリング/プランB)
クランズ・オブ・カレドニア
(Clans of Caledonia/J.アイジュジュ/カルマ)
デクリプト
(Decrypto/T.ダジュネ=レスペオンス/ル・スコーピオン・マスク)
テラミスティカ:ガイアプロジェクト
(Gaia Project/J.ドレーゲミュラー&H.オスターターク/フォイヤーラント)
ゲンテス
(Gentes/S.リストハウス/シュピールヴォルクス)
ヘブン&エール
(Heaven & Ale/M.キースリング&A.シュミット/エッガート)
ヌースフィヨルド
(Nusfjord/U.ローゼンベルク/ルックアウト)
パルサー2849
(Pulsar 2849/V.スーヒー/チェコゲームズ出版)
ガンジスの藩王
(Rajas of the Ganges/I.ブラント&M.ブラント/フッフ)
サンタマリア
(Santa Maria/E.スヴェンソン&K.A.オストビー/アポルタ)
トランスアトランティック
(TransAtlantic/M.ゲルツ/PD)

(2人用ストラテジー部門)
コードネーム・デュエット
(Codenames Duet/V.フヴァチル&S.イートン/チェコゲームズ出版)
フォックス・イン・ザ・フォレスト
(The Fox in the Forest/J.ビューゲル/フォックストロット)
13日:キューバミサイル危機
(13 Days: The Cuban Missile Crisis/A.ハーディング=グラナルド&D.スキオルド=ペダーソン/ジョリーロジャー)
クレイム
(Claim/S.アームズ/ホワイトゴブリン)
コロニアル・トワイライト
(Colonial Twilight/B.トレイン/GMT)
フォッグ・オブ・ラブ
(Fog of Love/J.ジャスコフ/ハッシュハッシュプロジェクツ)
京都諜影
(Shadows in Kyoto/W.M.リン/エンペラーS4)

International Gamers Awards:2018 Nominees link

zombiecidebpJ.jpgアークライトは9月27日、協力ボードゲーム『ゾンビサイド ブラック・プレイグ(Zombicide: Black Plague)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.グイトン、J-P.ルリアン、N.ラオール、1~6人用、14歳以上、60分、12500円(税別)。

CMON社(シンガポール)のヒット作『ゾンビサイド』(2012年)を、現代から中世暗黒時代に変えて2015年にリメイクされた作品。プレイヤーたちはパラディン、ドワーフ、ナイト、魔法使いなどとなってパーティを組み、キャラクターの技能を駆使してゾンビの大群と死者を操る者たちを相手に勝利を目指す。

ゾンビは、簡単なルールとカードの組み合わせで自動的にプレイヤーを追い詰める。剣や弓など武器を手に入れ、魔法をはじめとする新しい技能を獲得しながら、倒せば倒すほど現れるゾンビの大群に挑もう。

地図タイルを組み合わせて10種類のシナリオを遊べるほか、シナリオを自作することもできる。ミニチュアフィギュア71体を同梱した雰囲気満点のゾンビゲームだ。

内容物:ミニチュア71体、地図タイル9枚、生存者カード6枚(カードサイズ75×88mm)、ミニカード125枚(カードサイズ41×63mm)、ステータスボード6枚、生存者用カラーベース6個、ダイス6個、マーカー48個、トークン68個

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千葉大学は10月20日と21日、千葉・横芝光町役場にて、公開講座「地方創生を楽しく学べるゲームをつくる~横芝光町の地方創生を題材に~」を開催する。両日とも9:00~17:00、社会人・大学生以上15名まで、参加費10000円(町民は5000円)。

地域の方と大学生が一緒にワークショップ形式で学ぶ、大学独自の学習プログラム。今回は人口23000人の横芝光町を舞台に、人口減少時代の町の地方創生(産業振興、移住者の獲得、まちづくり)を学ぶ。まちの資源や課題を取り入れたボードゲームを参加者同士で考案し、多くの町民がプレイして町の地方創生への理解と関わりが深まるようになることを目指す。

講師は地方創生・都市計画を専門とする鈴木雅之・千葉大学准教授と、饗庭伸・首都大学東京教授。特別な知識は必要なく、修了者には千葉大学長名の修了証書が授与される。

申込みはメールまたはFAXで10月7日まで。詳しくはリンク先を参照。

千葉大学:地方創生を楽しく学べるゲームをつくる~横芝光町の地方創生を題材に~

faeJ.jpgホビージャパンは9月下旬、招待隠匿系の陣取りゲーム『フェイ(Fae)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・L.コロヴィーニ、2~4人用、10歳以上、20分、4500円(税別)。

2002年にウィニングムーヴズ社(ドイツ)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた『クランズ(Clans)』を、ズィーマンゲームズ(カナダ)が今年、ファンタジー世界を舞台にしてリメイク。プレイヤーは精霊となって、自分の正体を隠して同じ色のドルイドを集め、得点を競う。

はじめ5色から自分の色が指定され、その色のドルイドが一番得点を多く集めるようにゲームを進める。手番には1つのマスにいるドルイドコマを全部、隣接するマスに移すだけ。こうして周囲のマスにドルイドがいなくなったら得点計算を行う。そのマスにいるドルイドに得点が入るが、全色揃うと1個ずつ除去されてしまう。また、マスによって完成させるとボーナスが入ったり、0点になったりするところもあり、上手に利用したいところだが、あからさまにやると自分の色がばれてしまうだろう。

ゲーム終了時、プレイヤーは自分の隠された正体を明かし、最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝利する。ほかのプレイヤーの色が何か読みつつ、1位の色をほかのプレイヤーと協力して追い落としたり、そう見せかけて裏をかいたりと、ブラフの要素もある戦略ゲーム。幻想的なアートワークと、プラスチック製のドルイド駒がゲームを盛り上げる。

内容物 プラスチック製ドルイド駒60個、プラスチック製マーカー5枚、ゲームボード1枚、儀式カード12枚、精霊カード5枚、ルールブック1冊

ボドゲde遊ぶよ!! phase 11-16

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bodogede11-16.jpg

12話をお楽しみに!

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シュピール'18:シュミットシュピーレ

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ビンゴリノ(Bingolino)
ゲームデザイン・E.ブルクハルト&G.ブルクハルト、2~4人用、8歳以上。
4×4に並べられた木のタイルをなるべく早く一列裏返すビンゴゲーム。デザイナーはドイツ年間キッズゲーム大賞に輝いたブルクハルトで、今度は小学校教師の妻・エリザベートとの共作。
手番プレイヤーはダイスを振って、どのダイスを使うか決め、全員がそのダイスの合計と同じ数字のタイルをめくることができる。手番プレイヤーはそのうち1個を取り除いて使うこともできる。いくつのダイスを選ぶかによって、ほかのプレイヤーの選択に影響を与え、先にビンゴを達成しよう。

ブリックス(Brikks)
ゲームデザイン・W.ヴァルシュ、1~4人用、8歳以上。
『クアックザルバー』でドイツ年間エキスパート大賞を受賞したヴァルシュの新作。四面ダイスの数字と六面ダイスの色で指定されたタイルを、テトリスのように上から落としていって列を埋めることを目指す。実際のタイルではなく、操られ人形館の『スイーツスタック』のように用紙にバツ印で記入する方式。回転させるにはエネルギーポイントが必要で、タイルが同じ色のマスに落ちると新たなエネルギーポイントが得られる。

禁断の空(Forbidden Sky)
ゲームデザイン・M.リーコック、2~5人用、10歳以上、60分。
『禁断の島』『禁断の砂漠』に続く協力脱出ゲーム第3弾。英語版はゲームライト社から発売される。
強い嵐が襲いかかる天空の城で、残されたロケットを修理して脱出することを目指す。手番には移動するか、タイルを引くか、タイルを置くか、回路をつなぐ。毎手番の最後に風カードをめくり、風の向きや強さによって行動に制限がかけられていく。各プレイヤーに与えられた特殊能力を発揮して難所を乗り切るチームワークが求められる。難易度調節可能。

トップシークレット(Top Secret)
ゲームデザイン・不明、4~8人用、8歳以上、20分。
ウィンクでパートナーを見つけるコミュニケーションゲーム。ウィンクとアイコンタクトで、プレイヤーの中から同じ場所にいると思われるパートナーを見つける。それと同時に、ほかのプレイヤーのウィンクも観察して、誰と誰がペアなのかも見破っていく。

もう少し横に(Knapp daneben)
ゲームデザイン・A.キューネカート・ヘブラー、1~5人用、8歳以上、20分。
ダイスロール&記入式のゲーム。昇順になるように数字を書き込んでいくが、各自自分の色があり、その色のダイスは足して使うことができる。

cosaicは今月下旬、『グリッズルド 友情は戦争より強し?(The Grizzled)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・F.リフォー&J.ロドリゲス、イラスト・ティヌー、2~5人用、14歳以上、30分、2500円(税別)。

第一次世界大戦を舞台とした協力ゲーム。タイトルは英語で「白髪まじり」という意味で、CMON社から2015年に発売された。ゴールデンギーク賞でイノベーション、テーマ、カードゲーム、アートワークの4部門にノミネート。またドイツ語・フランス語版が『ル・ポイリュ(Le Poilus)』というタイトルで発売され、昨年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞推薦リスト、アラカルトカードゲーム賞1位に選ばれている。

プレイヤーは村の幼馴染となり、地獄の様な戦地へ赴き、ミッションをクリアして生きて帰ることを目指す。しかし試練を乗り越えていく上で戦況は悪化し、兵士たちには様々なトラウマが発症し始め......。

ゲームの目的は山札と手札をなくすこと。各ラウンドのリーダーが指示した枚数のカードを引き、順番にカードをプレイするか、撤退するかを決める。カードには夜、雪、雨、マスク、銃弾、敵襲といった危機か、各プレイヤーが被るトラウマが入っており、1つの危機が3回出るとミッション失敗になってしまう。

撤退するまでに出せたカードは廃棄されるので、出すだけ出して、どこで撤退するかが判断のしどころだが、手札の内容をほかのプレイヤーに教えることはできない。計画性、チームワーク、そして少々の運が運命を決める。

実在した人物や制作者の先祖も登場し、戦争の悲惨さや残酷さを体感できる作品。戦争が終わって平和が訪れたときの感動をみんなでものしよう。

minnadepp.jpgホビージャパンは9月28日、『みんなでぽんこつペイント』を発売する。ゲームデザイン・ちかすず、アートワーク・長谷川登鯉、2〜12人用、6歳以上、10~分、2000円。

サイコロの目で決められたお題を「直線」と「正円」だけで表現するお絵かきゲーム。オリジナルはゲームマーケット2011にぽんこつファームから頒布された同人作品で、昨年モグワイがリメイクして発売し、さらに今回、ホビージャパンがお題カードの調整と、ルールの追加を行って一般発売することになった。

全員が描き終わったら、描いた絵の画数が少ない人から順に回答者に見せていき、回答者にお題を当ててもらう。画数が増えれば、当ててもらえる可能性が高まるが、見せる順番が遅くなり、誰かに先を越されてしまうかもしれない。一方、画数が少なければ、ほかの絵よりも先に見てもらえるが、回答者が当てるのは難しくなる。

お絵かきが苦手という人も、絵心よりもひらめき力がものをいい、また画数を調整する駆け引きが楽しめる。また7人まで遊べるチーム戦ルール「ぽんこつ紅白チーム戦」、2人で遊べる協力戦ルール「ぽんこつデュエット」の2つのルールが追加され、幅広い人数に対応するようになっている。

内容物:お題カード66枚、お絵かきボード5枚、ボードマーカー6本、図形カード8枚、点数ボード1枚、サイコロ1つ

TGiWレビュー:ぽんこつペイント
TGiWレビュー:みんなでぽんこつペイント

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Engames(富山)は9月20日、SF戦略ゲーム『アナクロニー(Anachrony)』と、その拡張セット『アナクロニー:エグゾスーツコマンダーパック(Anachrony: Exosuit Commander Pack)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.アマン&V.ペーター&D.トゥルツィ、1~4人用、15歳以上、プレイヤー人数×30分、それぞれ7000円、5000円(ともに税別)。

マインドクラッシュゲームズ(アメリカ)がキックスターターで資金を集め、昨年に製品化した作品。ワーカープレイスメント、アクションポイント、カードドラフト、セットコレクション、特殊能力と要素を詰め込んだゲーマーズゲームだ。ゴールデンギーク賞で大賞部門、イノベーション部門、テーマ部門、戦略ゲーム部門、アートワーク部門の5部門にノミネートされた。

地球に生じた大規模な爆発により、人々の多くが死に絶え、地表には生きることができなくなった26世紀が舞台。生き延びた人々は、4つの異なる思想を持つ勢力「調和」「支配」「発展」「救済」を組織して生きながらえていたが、今度は小惑星が地球に向かってきた。プレイヤーは各勢力の指導者となり、タイムトラベルで過去と未来をつないで窮地を脱することを目指す。

ゲームシステムの基本はワーカープレイスメントで、中央のボードかプレイヤーボードにワーカーを配置して資源を手に入れたり、建物を建てたりする。中央のボードは過酷な環境のため、「エグゾスーツ」をまとわなければならない。また、時代が進むにつれて世界が崩壊し、アクションが徐々に限られてくる。タイムワープして未来の自分から資源やワーカーを借りて、難所を乗り切ろう。

拡張セット『エグゾスーツコマンダーパック』では、エグゾスーツをアップグレードして広大で危険な奥地を探険できる「新たなる地球の開拓者」、エグゾスーツの代わりに使用できるガーディアンを加える「評議会の守護者」と、エグゾスーツのフィギュアが入っており、組み合わせてプレイできる。

イノシュピール2018ノミネート発表

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エッセン市(ドイツ)はエッセン・シュピールの主催であるフリードヘルム・メルツ社と共同で、2回目となるゲーム賞「イノシュピール(innoSPIEL)」ノミネート3タイトルを発表した。この中から10月24日、エッセン・シュピールの前夜祭に受賞作が発表される。

ゲームの用具、アートワーク、システムにおいて革新的なボードゲームを表彰し、ボードゲームのリリース数が増える中で信頼できるガイドになることを目指す。昨年は『マジックメイズ』が選ばれた。審査員にはボードゲームイベント主催者、ボードゲーム評論家、ボードゲーム雑誌編集者、ボードゲームポッドキャスター、ボードゲームショップ店長、ボードゲームニュースサイト管理人が当たる。

今年のノミネート作品は、木製のボールにパチンコ玉を当てて相手のゴールに押し込む『ボンク』、本物の氷を使い、ゴールまで溶かさないように運ぶ『クールランニングス』、空気を読んで数字を昇順に出す『ザ・マインド』。いずれも従来のゲームにはない革新性をもつだけでなく、重量級ゲームが上位を占めるドイツゲーム賞に比べてプレイ時間の短い作品が並ぶ。

ノミネート3タイトルのうち、『ザ・マインド』はアークライトが日本語版を制作中で、現在はゲームストア・バネストから輸入版が流通している。『ボンク』は輸入版がケンビルやアマゾンから入手可能で、『クールランニングス』は未発売となっている。

【イノシュピール2018ノミネート作品】
ボンク(Bonk / D.ハーヴェイ / ゲームファクトリー)
クールランニングス(Cool Runnings / O.マヒー / ラベンスバーガー)
ザ・マインド(The Mind / W.ヴァルシュ / NSV)

Internationale Spieltage SPIEL'18:innoSPIEL

カルカソンヌ日本選手権2018、藤本巌郎氏が優勝

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今年で8回目となるカルカソンヌ日本選手権(主催・メビウスゲームズ、実行委員会)が8月18日(土)、すみだ産業会館にて開催された。のべ700名(昨年比+40)が参加した51回(昨年比+4)にわたる全国各予選の成績優秀者とシード選手あわせて73名が参加し、藤本巌郎氏が初優勝した。

ルールは世界選手権と同じ2人対戦。予選6ゲームの成績で上位8名が準々決勝に進出し、うち4名が準決勝、そして2名が決勝へと勝ち進む方式。藤本氏は、3度目の優勝を目指した望月隆史氏を準決勝で破った北村諭史氏と決勝で対戦。激戦を制した。

優勝した藤本氏は日本代表として10月にドイツ・エッセンで行われる第13回カルカソンヌ世界選手権に参加する。歴代日本代表と、世界選手権における成績は小向真之介氏(準優勝)、村田大輔氏(5位)、岩村響氏(25位)、望月隆史氏(優勝、準優勝、11位)、根岸丈氏(18位)、月形祐輔氏(7位)。

当日はそのほか、メビウスゲームズが『ジャンボカルカソンヌ』を制作した新潟県上越市の降旗太地氏を招き、チームで参加者がミープルになって対戦を繰り広げた。

henselorgretel.jpgアークライトは9月20日、スイッチゲームズのレーベルで『ヘンゼルかグレーテル』を発売する。ゲームデザイン・林尚志、イラスト・ア・メリカ、3~6人用、8歳以上、30分、2200円(税別)。

オリジナルはOKAZU Brandがゲームマーケット2015秋で発表した『はんか通骨董市』。昨年、ツォッホ社(ドイツ)からドイツ語版『キモノ(Kimono)』、テイスティー・ミンストレル・ゲームズ(アメリカ)から英語版『ズースケイプ(Zooscape)』として発売されている作品が、このたびお菓子の家をテーマにして国内リメイクされた。

プレイヤーは森の動物となり、ヘンゼルかグレーテルどちらからお菓子をもらうか選ぶ。ほかのどうぶつと同じ選択をしてしまうともらえるお菓子が減ってしまい、同じお菓子を食べすぎるとおなかをこわしてしまう。最も上手にお菓子を集められるのは誰か。

毎ラウンド、お菓子が一列に並べられ、親プレイヤーがそれを好きなところから2つに分ける。そして全員、どちらがほしいかを一斉に選び、選んだのが1人だったらお菓子を獲得できる。獲得できなかったプレイヤーは、残ったお菓子をさらに2分割してどちらかを選び......というように繰り返す。

お菓子は限度の枚数があり、それを超えると失点になってしまう。ほかのプレイヤーの状況を見て、どこで分割すればほしいお菓子がもらえそうか考える悩ましいお菓子集めゲームだ。

内容物:お菓子カード65枚、いたずらカード9枚、クッキーマンカード14枚、ことりカード1枚、どうぶつカード12枚、ヘンゼルタイル1枚、グレーテルタイル1枚、親タイル1枚、ことりの巣タイル1枚、簡易ルールシート1枚、あそびかた説明書1冊(カードはすべて57×88mm)

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キムタクとニノ、『ボブジテン』を遊ぶ

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8月17日にTBS系で放送された『ぴったんこカン★カン』で出演者の木村拓哉氏と二宮和也氏が、ジェリージェリーカフェ下北沢店で『スピードカップス』と『ボブジテン』をプレイする様子が放映された。

「木村が知りたい"ニノさんの世界"」として、安住紳一郎アナが案内したジェリージェリーカフェ下北沢店。『スピードカップス』は木村氏が2勝で二宮氏が1勝。出前サービスで地元人気店からカレーを注文した後、『ボブジテン』を遊んだ。分かっている答えを木村氏が間違えたり、安住アナがわざと分かりにくいヒントを出すなど面白い展開。配達が遅れたこともあって長めに遊ばれた。

その後も3人は店内に残り、木村氏と二宮氏が出演した映画『検察側の罪人』のトークを繰り広げた。

今回ボードゲームが取り上げられたのは二宮氏の好きなものという理由だったが、本人は「ボードゲーム好きなんですよね」という安住アナの質問に「うん、ゲームね。基本的には」と答えており、ボードゲーム愛好者というわけではない様子。一方、木村氏は2015年、好きなゲームとして『ディクシット』を挙げており、むしろ木村氏のほうが詳しい可能性もある。番組内では取り上げられなかったが、3人が『ディクシット』を遊んでいる映像も少しだけ流れた。

オリコンニュース:木村拓哉、ファッションに無頓着な二宮和也をコーディネイト 路線バスで移動も

金沢ボードゲームマーケット2018、8月19日開催

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今年で4回目となる金沢ボードゲームマーケット2018が19日(日)、もてなしドーム内地下イベント広場(金沢駅東口前)にて、開かれる。10:30~16:30、入場無料。

輸入・国産・同人・中古ゲームの販売のほか、さまざまなアトラクションが催される。出展するのはゲームストア・バネスト、ボードゲームショップDDT、engames、kleeblatt、OKAZUbrand、リトルフューチャー、TUKAPON、サザンクロスゲームズなど29団体。

ご当地『ごいた』、『コリドール』の体験会、親子・女性向け体験ブース、も開かれる。購入だけでなく、いろいろなゲームを遊んで過ごせるイベントだ。

金沢ボードゲームマーケット

quacksalberJ.jpgアークライトは9月20日、今年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞した魔法の薬作りゲーム『クアックサルバー-クアドリンブルクの治療師たち-(Die Quacksalber von Quedlinburg)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・W.ヴァルシュ、イラスト・D.ローハウゼン、2~4人用、10歳以上、45分、5500円(税別)。

オリジナルはシュミットシュピーレ(ドイツ)から今春発売され、先月発表されたドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞した作品。袋から材料を引いて鍋に入れ、爆発しないように注意して最高の薬を調合する。

プレイヤーはこの界隈で有名な魔法医師や治療師たちとなり、材料を集めて独自の特効薬を作る。自分の薬袋から薬効のある「材料チップ」を1枚ずつ引き、そこで薬を作るのをやめるか、さらに材料を投入するか決める。投入することを決めたプレイヤーは、さらにチップを薬袋から引く。しかし、特定の材料を鍋に入れすぎてしまったプレイヤーの薬は爆発してしまう。

手遅れになる前に材料投入をやめたほうがいいのはもちろんだが、早く止めすぎると利き目の薄い薬になり、得られるボーナスも勝利点も少なくなる。どこまで引けるか、度胸を試すチキンレースが繰り広げられる。

また、ゲーム中に新しい薬剤を購入して自分の薬袋を作っていく「バッグ・ビルディング」の要素もある。それぞれの薬剤には特殊効果があり、強力なコンボを発生させよう。薬剤の特殊効果はゲームごとに変えることができ、新しい展開が待っている。

内容物:鍋ボード4枚、薬ビントークン4個、薬袋4枚、雫トークン8個、干しネズミトークン4個、得点/ラウンド表1枚、得点マーカー4個、炎トークン1個、幸運カード24枚、ルビー20個、薬剤解説タイル12枚、材料チップ219枚、0/50マーカー4個、ボーナス得点ダイス1個、薬剤解説一覧1冊、ルール説明書1冊

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三重・鈴鹿に19日、ボードゲームと知育玩具のプレイスペース「あそびーばー」がオープンする。近鉄三日市駅徒歩3分、営業時間は19:00~23:00または10:00~23:00、営業日はネットで確認(直近は月水土日曜)。

店主のマッサンが「会話しながらゆるく楽しむ」というコンセプトでオープン。ボードゲームを初めて遊ぶ人や、ボードゲームを遊びとして捉えられるベテランをメインターゲットにする。

4卓14席で140タイトルのボードゲームが遊べる。料金は最初の1時間500円で、19時オープンの場合最大1000円、10時オープンの場合最大1500円で家族割あり。

家族連れで楽しめるゲームや、ライトなゲームなどボードゲームの認知度を高められるようなイベント、持ち込み企画をサポートしたイベントを考えているという。

三重県内では四日市市に2015年にオープンした「魔王の森」、津市に昨年4月オープンした「サンタス」に続いて3店舗目のボードゲームプレイスペースとなる。

あそびーばー
三重県鈴鹿市三日市1丁目6-26
[Web link] [Twitter link]

ProfessorEvilJ.jpgアークライトは9月13日、『ジャアク教授と時限要塞(Professor Evil and The Citadel of Time)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.J.ギルバート&M.ダンスタン、イラスト・ビブーン、2~4人用、8歳以上、30~45分、4800円(税別)。

ファンフォージ社(フランス)が昨年発売した作品。プレイヤーは国際秘密情報機関のメンバーとして、時を操る力をもつジャアク教授の館に潜入し、協力して盗まれたお宝を取り戻そう。

ジャアク教授は時間を操り、盗み出したお宝を不気味な館のあちこちに、トラップを仕掛けて厳重に保管している。しかも彼は隠し金庫に順番に宝を移そうとしているのだ。その前にトラップや警備システムを解除し、宝物を取り戻さなければならない。

手番には特殊能力デッキから2枚のカードを引き、どちらかをキープ。次いでドアを開ける、別の部屋へ移動する、トラップを外す、宝を取るといったアクションから3つを行う。手番が終わるとジャアク教授がダイス目に従って部屋を移動したり、ドアを締めたりトラップを再び仕掛けたりする。こうしてジャアク教授より先に宝物を4つ集めればプレイヤー全員の勝利となる。

ジャアク教授の動きはダイス次第とはいえ先が読めるようになっており、それを踏まえてどの宝を優先して取っていくか、プレイヤーのチームワークが求められる。

内容物:ゲーム盤1枚、キャラクタータイル5枚、キャラクターコマ5個、ジャアク教授コマ1個、アクションカード30枚、部屋カード12枚、宝物マーカー6個、時刻マーカー1個、施錠ドアマーカー18本、宝物タイル18枚、スイッチタイル12枚、ダイス3個(カードサイズ:70mm×120mm)

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9月23日(日)、山形県長井市にて行われるフェス「ぼくらの文楽」内で第3回東北ボードゲームフリーマーケットが開催される。参加費無料、出展料は売上1点につき50円。

フリーマーケットの開催時間は13:00~16:00。ブース分けをせず、全室オープンで行われる。出品者は申込時にラベルのデータを受け取り、出品者名・状態・希望販売価格を記入、印刷して貼付の上、会場に搬入する。来場者は陳列されたボードゲームを選び、レジで合算して支払う。終了後、出品者はレジで回収されたラベルをもとに精算するという仕組み。

当日はフリーマーケット以外にも畑直樹氏(クレーブラット)による講演 『アナログゲームで育むこどもの力』、親子ボードゲーム体験コーナー、おもちゃ屋Kimiによる物販、キッチンカー、コンサートなどイベントが盛りだくさん。また後泊イベントとして「お寺でボードゲーム」もあるので、そのまま泊まっていくこともできる。交通の便が悪いところだが、親子連れや友達同士で参加してみてはいかが。

なお当サイトの管理人が事務局を務める。出展申込は前日まで。連絡先は下記参照。

ぼくらの文楽公式サイト link
やまがた長井観光局:お寺でボードゲーム
TGiW:第2回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて (レポート)

https://bokuranobungaku.tumblr.com/post/177012484491/tohoku-boardgame-flea-market-西根地区公民館

シュピール'18:アミーゴ

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ボードゲームの世界最大イベントであるエッセン・シュピール'18が10月25日(木)から4日間にわたって行われる。

このページでは、新作情報を各出版社のウェブサイト、ニュースサイトから翻訳したものである。日本に比較的入りやすく、よく知られている出版社を中心に紹介する。ゲーム名は直訳で、後に輸入販売されるときには別になる可能性もある。

例年1番最初に情報を揃えるアミーゴ社から。発売は9月なので、エッセン・シュピール前に国内発売されるかもしれない。

ビーバーの一族(Biber-Clan)
ゲームデザイン・J.リューデン、イラスト・B.パートフト、2~6人用、7歳以上、20分。
数字の高いカードを自分の巣に持ち帰るカードゲーム。手番には山札からカードを引いて中身を確認し、自分の巣かほかのプレイヤーの巣に表か裏にして置く。すでにあるカードを交換することもできる。特殊カードでカードを捨てさせたり、表にしたりすることも可能。誰かの巣にカードが5枚たまったら、1周してラウンド終了となり、得点計算を行う。数字の小さいカードも3枚集めればボーナスになる。5ラウンドの合計得点で勝敗を決める。『ビーバーバンデ(2002年)』と組み合わせて遊ぶこともできる。

神々の黄昏(Götterdämmerung)
ゲームデザイン・H.J.ヘー、イラスト・P.バリキン、7~15人用、12歳以上、45分。
誰かを冥界に落とす悪党を見つけ出す招待隠匿系ゲーム。各プレイヤーは神カードと陣営カードをもつ。毎ラウンド、全員が目を閉じている間に悪党のプレイヤーが指名して1人を冥界に落とす。次にダイスでオラクルのプレイヤー(ほかのプレイヤーの陣営を見れる)を決め、特殊能力を持っているプレイヤーが順番にアクションを行い、その後で話し合いと投票を行って冥界に落とすプレイヤーを決める。一方の陣営が全員冥界に落ちたらゲーム終了となり、残っている陣営が勝利する。人狼とは異なり、冥界に落とされても脱落せず、陣営を隠したままでゲームに参加し続ける。

アイスクール2(ICECOOL2)
ゲームデザイン・B.ゴメス、イラスト・R.ペターソンズ、2~4人用、6歳以上、30分。
昨年のドイツ年間キッズゲーム対象を受賞したおはじきゲームの続編。1人が捕まえる役、残りが魚を集める役となって、ペンギンを指で弾いて氷の学校内を走り回る。今回は、壁を上から超える、2つのドアを一度にくぐり抜けるなどの素晴らしいアクションに対して追加ボーナスが入るようになったほか、『アイスクール』と組み合わせてより広いコースでも楽しめる。

カラテトマト(Karate Tomate)
ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・D.ヒュフナー、3~10人用、8歳以上、20分。
ハゲタカのえじき方式の生き残りカードゲーム。手札から1枚を選び、一斉に出す。トマトカードを出した人は、そのラウンドから抜けてカードを2枚補充する。数字カードを出した人は、また手札から1枚を選んで追加。こうしてプレイヤーが半分になるまで続け、数字の多い順に勝利カードを選ぶ。これを何ラウンドか行って勝利カードのトロフィーの合計を競うが、同じく勝利カードに入っているナイフが一番少ないプレイヤーは脱落してしまう。どのタイミングで抜けるか、どの勝利カードを取るかの判断が問われる。

ライフスタイル(Lifestyle)
ゲームデザイン・不明、イラスト・A.レール、2~5人用、10歳以上、45分。
家や車、ペットやスポーツなどのカードをダイスで獲得して得点を競うゲーム。自分の番には、中央の場からカードを取るか、取ったカードについてダイスを振って得点にするチャレンジを行う。カードにはそれぞれ、いくつのダイスを振って合計がいくつ以上で獲得できるかが指示されており、コンボで得点が増えるものもある。さらに獲得したカードによって、ダイスの振り直しができたり、ダイス目を上げたりできるものもあり、より難易度の高いカードに挑戦できるようになっている。

ライトハウス・ラン(Lighthouse Run)
ゲームデザイン・J.ハーモン、イラスト・C.フィオーレ、2~4人用、8歳以上、25分。
灯台の明かりを頼りに船を港に進めるレースゲーム。自分の番にはカードを出して、灯台の火を移すか、船を進める。船は、火が灯った灯台のエリアにあるものしか移動できない。さらに雲も移動しており、ぶつかった船は座礁してしまう。12ラウンドで進んだ分に応じて得点が入り、自分の船の合計点を競う。ほかのプレイヤーの船を進めてボーナスを得ることもできるため、クレバーな操船が試される。




スピードカップス6(Speed Cups 6)
ゲームデザイン・H.シャフィール、イラスト・Y.シモーニ&B.シュペルガー、2~6人用、6歳以上、15分。
日本のメディアで度々取り上げられているカップ並べ&重ねアクションゲームの続編。5色のカップを、中央にめくられたカードのイラストに対応するように並べるか重ねるかして、完成したら中央のベルを押す。『スピードカップス』は4人までだったが、今作は6人までプレイできるようになっている。

ストーリーズ(Storiez)
ゲームデザイン・J.ヘール、イラスト・J.ビンタキース、2~5人用、8歳以上、15分。
カードを1枚ずつめくり、そこに出てきたイラストで物語を作っていく。その際、出てきたカードは全て覚えておき、途中で覚えきれないと思ったらチャレンジ。チャレンジされた前のプレイヤーは、砂時計が落ちるまでに、これまで出たカードを全て言わなければならない。カードを覚えるには、ストーリーに上手く関連させなければならないが、出てくるカードはメルヘン、サスペンス、ラブストーリーとさまざまだ。

Xコード(X-Code)
ゲームデザイン・K.ラップ、イラスト・B.シュペルガー、2~8人用、10歳以上、15分。
砂時計が落ちる前にコードカードを揃える協力ゲーム。砂時計(または専用アプリ)を返したらゲームスタート。全員同時に、山札から引いたり手札を捨てたり、となりのプレイヤーと交換したりして、同じ数字3枚を揃えることを目指す。砂時計がなくなりそうになったら時間カードを出して延長。こうして12種類で3枚セットができたときに、砂時計がまだ落ちきっていなかったら全員の勝利となる。さらに箱の下には新しい課題が隠されている。

Xコード(X-Code)
ゲームデザイン・C.フィオーレ&K.ハッペル、イラスト・有限会社フィオーレ、2~4人用、8歳以上、30分。
8枚以上のカードの列を3列作ることを目指すカードゲーム。各プレイヤーは手札4枚を受け取り、中央には3枚の場札を作る。手番には手札から自分の列に昇順になるようにカードを加えるか、場札から補充するか、ほかのプレイヤーにブロックカードを出して置けなくする。同じ色なら一度に出すこともできる。

thecapeofgoodhope.jpgアークライトは9月13日、スイッチゲームズのレーベルで『遥かなる喜望峰 -航海の時代-』を発売する。ゲームデザイン・A.I.Lab.遊、イラスト・赤瀬よぐ、グラフィック・小宮山佳太(ワンドロー)、2~5人用、10歳以上、プレイ人数×10分、3500円(税別)。

ゲームマーケット2015大阪で発表され、高い評価を得て再版が重ねられている作品を、拡張セットを加えてリニューアル。プレイヤーは七つの海を股にかける商人となり、さまざまな島をめぐりながら収入と投資を繰り返し、勝利点を競う。

手番には自分の船を進行方向に次の島に移動させ、そこから収入を得た後、コストを払って投資する。投資しておくと、次にまたその島に来たときに収入が増えるという拡大再生産のゲームだ。最後は島ごとに投資チップの多いプレイヤーが勝利点を得るが、勝利点の多い島は収入が少なく、収入が多い島は勝利点が少ないというジレンマがある。ほかのプレイヤーの動向を見て、上陸する島を選ばなければならない。

2016年に発表された拡張セット『王家の書簡』も収録し、さらに、新しい拡張ルール「海賊」「長崎」も収録している。イラストは当サイトで『ボドゲde遊ぶよ!!』を連載中の赤瀬よぐ氏、グラフィックは『セイムワン!』を手がけた小宮山佳太氏が担当し、船コマも豪華帆船となって生まれ変わった新版だ。

内容物:母港カード(直径80mm)3枚、港カード(120×80mm)24枚、契約カード(63×44mm)15枚、書簡カード(63×44mm)9枚、船コマ6個(1つは海賊コマ)、ついたて5枚、投資チップ40枚、資源トークン75個、貨幣チップ40枚、勝利点チップ28枚、スタートプレイヤーマーカー1個、ルールブック1冊

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springmeadowJ.jpgホビージャパンは9月中旬、『スプリングメドウ・春の草原(Spring Meadow)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・A.ベークホフ、1~4人用、10歳以上、15分×プレイヤー人数、5600円(税別)。

ベルリンのボードゲームカフェ「シュピールヴィーゼ」がプロデュースしてきたローゼンベルクのパズルゲーム三部作のラストを飾る作品。色とりどりの花壇を作る『コテージガーデン』、秋の野山を散策する『インディアンサマー』に続いて、雪解けの山をハイキングする箱庭系のパズルゲームだ。

手番には中央の場からテトリス状の草原タイルを1枚選び、はじめは雪だらけの自分の山地ボードに配置する。テトリスのように、手前からできるだけ隙間を作らずにタイルを配置して、得点計算では完全に埋まった列が得点になる。こうして雪のない草原をできるだけ遠くまでハイキングすることを目指す。

草原タイルにはところどころ穴が空いており、山地ボードに印刷された巣穴と合わせることで得点を増やせる。また、穴をつなげておくことで岩タイルが獲得でき、隙間に埋めることができる。一方、巣穴をタイルで塞いでしまうと、別の巣穴からマーモットが現れて得点を減らしてしまう。

中央の場に補充が必要になった時点で得点計算が発生し、得点の最も多いプレイヤーがハイキングバッジを受け取る。最初にハイキングバッジを2枚獲得したプレイヤーがゲームの勝者となる。一度ハイキングバッジを獲得すると、全ての巣穴からマーモットが現れて得点が減るので油断できない。

先の先を読んでタイルを選ぶ悩ましさはさらにレベルアップ。さらに雪の大地に次第に広がっていく草原と、巣穴をふさぐ可愛いマーモットがゲームを盛り上げる作品だ。

内容物 ゲームボード1枚、山地ボード4枚、草原タイル100枚、岩タイル2枚、道標1個、コンパスマーカー1個、マーモットディスク25枚、食料/ハイキングバッジタイル5枚、ルールブック1冊ほか

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ボドゲde遊ぶよ!! phase 11-15

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battlesheepJ.jpgアークライトは9月6日、牧場の陣取りゲーム『それはオレの牧場だ!(Battle Sheep)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.ロッタ、イラスト・A.フェマーシュトラント、2~4人用、7歳以上、15分、3800円(税別)。

オリジナルは2010年にジャクトアレア社(フランス)から発売された『スプリッツ(Splits)』というアブストラクトゲーム。これを2013年にブルーオレンジゲームズ(フランス)が牧場の羊というテーマをのせてリメイク。翌年、ドイツ語版がドイツ年間ゲーム大賞の推薦リストに入った。『それはオレの魚だ!(2003年)』とプレイ感が似ているが、デザイナーもオリジナルの出版社も別。日本では輸入版が『バトルシープ』という邦題で流通したことがある。

はじめにタイルを並べて今回の舞台となる牧場を作る。1枚のタイルは4マスの六角形からなり、穴だらけの牧場にしても、広がりのある牧場にしてもよい。自分の色のヒツジコマを重ねて、ボードの端の好きなところに置いたらスタート。

自分の番には、重なったヒツジコマを好きな枚数で分割し、その分割した何枚かを一直線上に障害物にぶつかるまで移動する。残った何枚かはそのマスにおいていく。こうして羊の群れがあちこちに広がっていくことになる。順番に行って、移動できるマスがなくなるまで続け、より多くのマスを自分の色の羊で占有できた人の勝つ。

相手の群れの進行を妨害しつつ、最も広い牧草地を占領できるのはどのプレイヤーのヒツジか。大局観と先読み力が試される。ヒツジコマの重量感とセットアップの容易さで、長く遊び続けられるゲームだ。

内容物:牧草地タイル16枚、ヒツジコマ64個(4色×各16個)、ルール説明書1冊

TGiWレポート:バトルシープ(Voll Schaf)

ヘヴン&エール(Heaven & Ale)

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美味いビールを仕込む物語

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古い修道院の院長となり、神の御許でビール醸造所を運営するボードゲーム。エッセン・シュピールのスカウトアクションで6位に入り、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた。戦略性が高く、下手をするとほとんど点数が取れないまま終わってしまう分、上達の余地は限りなくあるザ・ゲーマーズゲームである。タイトルは「ヘヴン&ヘル(天国と地獄)」のパロディだが、修道院とビールの結びつきは古く、8世紀まで遡るという。

美味しいビールを作るのに必要なものは何か。大麦の麦芽、風味を加えるホップ、発酵させるための酵母、きれいな水、樽となる木材、そして製造を司る監督である。このゲームでは、ビールが出来上がるのはゲーム終了時。それまで手を尽くして、この6つを総合的に高めていくことを目指す。

メインボードにはいろいろなタイルや決算コマが配置されており、手番には自分のコマを好きなマスまで進めてタイルを取ったり、決算を起こしたりする。材料を生み出すタイルを取り、お金を支払って自分のプレイヤーボードに配置する。決算を起こすと、指定された決算パターンのタイルから材料やお金が入ってくる。このお金で新たなタイルを取り......なかなかの自転車操業である。

決算パターンは材料別、収穫量別などいくつかあるが、それぞれゲーム中に1回ずつしか使えない。したがってできるだけ同じ種類のタイルを集めてから決算したいところだが、そこまでお金が続かないのが現状。1~2枚取ったところで使わなければいけないことも多い。そこで活躍するのが修道僧(別名おっさん)である。修道僧は比較的安価に手に入り、決算では隣接するタイルから材料やお金をもたらす。さらに、周囲6マスを全て埋めることで置ける小屋でも材料やお金がもたらされるほか、監督の腕も上げられる。このように、1枚のタイルで何度か決算を起こすことができるので、ためらわずに回していきたいところだ。

メインボードを全員が1周するたびにラウンド終了となり、規定数のラウンドでゲーム終了。最後に全部の材料と監督の腕前を見て、どれだけ上質のビールができたかで得点し、そのほかにゲーム中に達成したボーナスを加えて得点の多い人が勝つ。

今回、私は高価なタイルを獲得して早めに決算する作戦。実際は、お金がないから早めに決算せざるを得なかった。しかしこれで特権カードも早めに獲得でき、また偏った材料が中盤でマックスになって臨時収入が入るようになった。これで終盤まで手に入らなかった材料をカバーして同点一位。

ビール醸造というフレーバーはゲーム中にあまり感じられないものの、タイルの選び方と配置の場所、決算の順序には無数の可能性があり、クリエイティブで奥の深いゲームである。エッガートシュピーレはカナダのプランBゲームズに買収されてしまったが、依然としてドイツゲームの正統な後継者であることを強く感じさせた。

Heaven & Ale
ゲームデザイン・M.キースリング&A.シュミット
イラスト・C.フィオーレ
エッガートシュピーレ(ドイツ)
2~4人用/12歳以上/60~90分

scythewgJ.jpgアークライトは9月6日、『サイズ-大鎌戦役-:風に舞う策謀(Scythe:The Wind Gambit)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.ステグマイアー&K.アターク、イラスト・J.ロザルスキ、1~5(7)人用、14歳以上、115分、3500円(税別)。プレイするためには『サイズ - 大鎌戦役-』が必要。

今年3月に日本語版が発売された『彼方よりの侵攻』に続く拡張第二弾。2つの拡張モジュール「飛行船」「決議案」が追加され、ひとつひとつ単独でも、ほかの拡張と組み合わせてもプレイできる。オリジナルは2017年に発売され、ゴールデンギーク賞の拡張セット部門で優勝した。

「飛行船」は区域は支配できないが、対戦相手が支配する区域を含めたどのような区域の上も自由に飛行し、資源や労働者を輸送することができる。長所と短所が1つずつランダムに組み合わせられ、ゲームのたびに使用法が変わる。「決議案」は8枚のタイルでゲーム終了条件を変化させ、戦略の幅を大きく広げることができる。

立体の飛行船コマの造形も素晴らしく、雰囲気を盛り上げる渾身の拡張セットだ。

内容物:拡張用ルール説明書1冊、飛行船タイル16枚、達成記録シート1枚、飛行船コマ(透明スタンド付き)7個、決議案タイル8枚、ソロプレイ用説明書1冊、ソロプレイ用決議案カード2枚、ソロプレイ用飛行船カード7枚(※カードサイズ:57mm×87mm)

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ゲームマーケット大賞2018:一次審査通過作品発表

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ゲームマーケット事務局は9日、ゲームマーケット大賞2018の一次審査通過作品38タイトルを発表した。

今年で4回目を迎えるゲームマーケット大賞は、「なるべく多くのゲームマーケット来場者に満足していただける(面白いと思える)」「『ゲームマーケット大賞』受賞作だから遊んでみよう/買ってみようと思える」作品を選ぶ方針となっている。第1回は『海底探険』、第2回は『ビンジョー×コウジョー』、第3回は『8ビットモックアップ』が大賞に選ばれた。

今回の対象は、ゲームマーケット2017秋(495)、2018大阪(110)、2018春(301)の3回に発表された新作ボードゲーム906作品(前年度比+173)。新作評価アンケートの上位作品が自動通過となっていた前回までから変更になり、今回からアンケート結果を参考にして、全て審査委員推薦で選ばれることになった。そのため、アンケート上位(東京5位まで、大阪3位までの評価平均・票数)は38タイトル中6タイトルとなっている。審査員は草場純氏(ゲーム研究家)、秋山真琴氏(ゲームサークル「ミスボド」主催)、ふうか氏(ブロガー)、当サイトの管理人の4名。

この中から二次審査で約10~15作品(9月後半)、三次審査で4~5作品の優秀作品に絞り込み(10月後半)、大賞・キッズ賞・エキスパート賞・優秀作品・特別賞を選ぶことになっている。これらの賞に選ばれた制作者には、11月24、25日のゲームマーケット2018秋で行われる授賞式への交通費と、翌年のゲームマーケットで出展ブースが無料になる特典が受けられる。

ゲームマーケット公式:【ゲームマーケット大賞2018】一次審査通過作品発表

【ゲームマーケット大賞2018 一次審査通過作品】
アニマーレタッティカ(カワサキファクトリー)2017秋票数5位
イヌが来た(itten)
Improvement of the POLIS(HQ 慶應ゲームクラブ)
エイジオブディサイプル(サザンクロスゲームズ)
かなカナ(Dig-A-Doo)
がはくずかん(つくばテーブルゲーム交流会)
ガブル(PLAY MARKET)
ガラクタ市(KUA)
GEAR11(カワサキファクトリー)
くのいちにちかい(GODICE GAMES)
グラバー(New Games Order)
今夜はキノコ鍋(アソビ鮫)
サイレントパーティー(鍋野企画)
Sanjose(サンノゼ)(Studio Turbine)
七味ならべ(Jugglers☆Party)
社長は定時で帰る(ラジエル -Rasiel Library-)
18(くだらないもの工房)
神倭のくに(植民地戦争+α)
ストックホールデム(OKAZU brand)
戦国ドミノ(ゲームNOWA)2017秋評価1位
たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。(CRIMAGE)
ダブルナイン(妄想ゲームズ)
天下鳴動(77spiele)2017秋評価5位
東京サイドキック(リトルフューチャー)
Dr.野口っち(るりるりゲームズ)
ドッペル言語(昼夢堂)
トリックと怪人(BrainBrainGames)
眠らぬ金山(推理ゲーム研究会)
#バズったー(高天原)
ハンザの女王(ゆるあ~と)2017秋票数2位
不思議惑星トラン・プ(ボボンボンボジワーイ連邦)
文絵のために(ワンドロー)
フロム:バタヴィア(COLON ARC)
ボジョレーティング(こげこげ堂)
ミチトリ(Gakeout)
メトロックス(OKAZU brand)
リトルタウンビルダーズ(Studio GG)2017秋評価3位
ワンナイトマンション(ぎゅんぶく屋)2017秋票数3位

『放課後さいころ倶楽部』第12巻発売

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小学館は本日、月刊少年サンデー「ゲッサン」連載のボードゲームコミック『放課後さいころ倶楽部』第12巻を発売した。中道裕大作、680円。

女子高校生がボードゲームを通じて友情を深めていく物語。毎回ボードゲームが1タイトルずつ登場し、そのゲームを通じたドラマが描かれる。今回はエミーの春休みと、一年生男子が登場。

エミー、故郷へ! その目的は・・・!?

パパと共に生まれ故郷であるドイツへ向かったエミー。
そこで出会ったのは、旧友であるヨハンとハンス。

久々に彼らとボードゲームをして楽しんだものの、
その場にアンナがいないことに気付く。

エミーは二人にアンナのことを訊くが、
二人の口から出てきた言葉は意外なもので......?

今号では『カヤナック』『ブラフ』『ナイアガラ』『バロニィ』が登場。それぞれすごろくや丸田氏によるゲーム解説もつく。またおまけ漫画に作者のエッセンシュピール体験記も掲載されており、ボードゲームマガジンの様相を呈している。

pikokoJ.jpgホビージャパンは8月下旬、『ピココ(Pikoko)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.ポーター、イラスト・R.ペターソンズ、3~5人用、10歳以上、30分、3600円(税別)。

ブレインゲームズ(ラトビア)の新作。カラフルなカードを孔雀の尾羽のように広げてセットし、他人の手札しか見えないようにしてプレイするインディアンポーカータイプのトリックテイキングゲームだ。

毎ラウンド8枚ずつカードが配られるが、自分で見ることはできない。ほかのプレイヤーの手札を見て、相手プレイヤー全員がトリックをいくつずつ取れるか入札。そして各プレイヤーは左隣のプレイヤーの手札をプレイしていく。ルールに従ってトリックを獲得し、ラウンドの終了時、入札した数に応じて点数を獲得する。

システム、コンポーネントともに斬新なカードゲーム。賭けと読み、そして自分の手札から出てくる意外なカードにドラマの生まれる作品だ。

内容物 カード77枚、トークン46個、孔雀5羽、スコアパッド1冊、ゲームのルール1部

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『ポプテピピック クソカードゲーム』8月10日発売

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バンダイは8月10日、カードダスシリーズ『ポプテピピック クソカードゲーム』を発売する。ゲームデザイン・カナイセイジ、2~5人用、15歳以上、10分、1800円(税別)。販売はあみあみの通販サイトまたは、あみあみ秋葉原店のみ。

大山ぶくぶ氏の人気コミック『ポプテピピック』を本格トレーディングカードゲーム"風"にしたカードゲーム。プレイヤーは竹書房の社員としてポプテピピックのさまざまな登場人物や重要シーンを再現し、ほかの社員を駆逐してこの世界の覇権を握ることを目指す。

トレーディングカードゲーム風のバラエティカードゲームで、7~8割がクソな内容になっており、バトルの間、何が起こってもデザイナー及び発売元は責任を負わない。どんなにクソだったとしても、最低限トランプとして使用することができるという。これはアメリカの人気カードゲーム『テストプレイなんてしてないよ』を超えるか?

カードダス:ポプテピピック クソカードゲーム

『コードネーム XXL』日本語版、8月下旬発売

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codenamesxxlJ.jpgホビージャパンは8月下旬、『コードネーム XXL(Codenames XXL)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・V.フヴァチル、2~8人用、14歳以上、15分、5600円(税別)。

2016年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『コードネーム』が約4倍のジャイアントサイズになった。カードの視認性がよくなって、チームのメンバーが増えても遊ぶことができる。

ゲームは2チームに分かれ、それぞれのリーダー(スパイマスター)のヒントをもとに、場に並んだカード(エージェント)から味方のカードを探す。カードには単語(コードネーム)がついており、リーダーは何枚かある味方のカードの共通点を考えて、ひとつのヒントでできるだけ多くの味方を当ててもらうことを目指す。

カード内容やルールは『コードネーム』と同じ。イベントでのデモプレイや、ゲームサークルの全体ゲームなどで使えそうなアイテムだ。

内容物:エージェントカード(2色)16枚、ダブルエージェントカード1枚、一般人カード7枚、暗殺者カード1枚、キーカード40枚、ルールブック1部、カードスタンド1個、砂時計1個、コードネームカード200 枚(両面印刷)ほか

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cosaicは8月10日、謎解きゲーム『EXIT 脱出:ザ・ゲーム』シリーズの新作『北極の調査基地(Station im ewigen Eis)』『忘れさられた島(Die vergessene Insel)』『禁断の城塞(Die verbotene Burg)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・I.ブラント&M.ブラント、イラスト・F.フォーヴィンケルほか、1~6人用、12歳以上、45~90分、各2500円(税別)。

昨年、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞し、10万部を売り上げた3タイトル『荒れはてた小屋』(難易度:中)、『ファラオの玄室』(難易度:上)、『秘密の実験室』(難易度:中)に続くシリーズ第4~6弾として、昨年春に発表された。

『北極の調査基地』(難易度:中)は、緊急事態の中、誤って北極基地に閉じ込められてしまったプレイヤーたちが、施錠プログラムを解除するコードを時間内に探し出す。

『忘れさられた島』(難易度:中)では嵐で難破し、島の岸辺に流れ着いたプレイヤーたちが、秘密の島主が島中にしかけた謎を解いて、ボートで脱出を試みる。

『禁断の城塞』(難易度:上)は遠足の途中で城塞の扉が閉じ、閉じ込められてしまったプレイヤーたちが、変わったヒントを元に脱出口を探し出す。

いずれも奇妙な本と円盤を駆使し、そこに現れた数字のカードを見ることでゲームが進行するようになっている。難易度やシチュエーションに合わせて、遊びたいものを選ぼう。

カタン日本選手権2018、犬束良太郎氏が連続優勝

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カタン日本選手権の最終決戦となる「ファイナル東京大会」(主催・株式会社ジーピー)が7月29日、東京・高田馬場のホテルサンルートにて行われ、犬束良太郎氏が2年連続3度目の優勝を勝ち取った。今年ドイツで行われる世界選手権には、2位の末村直樹氏が日本代表として出場する。


GP Inc.

昨年の9地区に四国を加え、全国10地区の地区大会(予選)参加者から選抜されたファイナリスト24名が集結。ランダムな組み合わせで2戦した後、成績順にもう2戦を行い、最終戦で成績最上位卓の勝者を優勝とした。優勝した犬束氏は2015年、2017年に続いて3度目の優勝。

カタンの世界選手権は隔年開催となっており、今年10月に第12回世界大会がドイツで行われる。昨年も優勝した犬束氏が辞退したため、日本代表には2位の末村直樹氏が繰り上げで選ばれた。末村氏も2013年ファイナル東京大会で優勝経験のある実力者である。日本代表のこれまでの最高成績は第5回ドイツ大会の大井真也氏、第10回ドイツ大会の松本吉高氏による準優勝。日本代表初の優勝が大いに期待される。

10位までの成績は以下の通り。
優勝:犬束 良太郎
準優勝:末村 直樹
3位:橋本 泰一
4位:小宮 隆雅
5位:堂 久剛
6位:大木 知彦
7位:内田 裕太
8位:伊東 征也
9位:加藤 佳男
10位:田中 萌

ジーピー:カタン18'日本選手権 ファイナル(東京)大会

attackontitanbgJ.jpgホビージャパンは9月上旬、『進撃の巨人 ボードゲーム(Attack on Titan: The Last Stand)』日本語版を発売する。原作・諫山創、ゲームデザイン・A.ボザ&L.モーブロン、2~5人用、14歳以上、30分、5800円(税別)。

販売累計6000万部超、7月よりアニメ第3部放映中の人気コミック『進撃の巨人』(アニメ版)を原作としたボードゲーム。デザインには親日家としてもしられるA.ボザ(フランス)とL.モーブロン(フランス)があたり、オリジナルの英語版は昨年、クリプトゾイク(アメリカ)から発売された。逆輸入というかたちでの日本語版発売である。

1対多で、巨人と調査兵団の熾烈な戦いを繰り広げる。プレイヤーのうち1人が巨人役となり、残るプレイヤーはリヴァイやエレンなど、調査兵団のキャラクターを担当。巨人プレイヤーは毎回アクションカードをプロットするが、一部裏にして出せることで調査兵団プレイヤーの裏をかき、調査兵団を全員倒すか、市民を食らうかして勝利を目指す。

調査兵団の各プレイヤーは戦術ダイスを使い、「巨人を転ばせる」「巨人の目を潰す」「一時休息する」などを実行し、「うなじを削ぐ」などで巨人を倒すことを目指す。各キャラクターには特殊能力があり、それらを活かして協力しなければ勝つことはできない。

原作に忠実に巨人には通常種や奇行種など4種類のタイプがあり、アクションカードの種類が異なるため、ゲームごとに新しい攻略が求められる。また、組み立て式の巨大な巨人フィギュアと建物を使用し、キャラクターコマが上下に移動することで、原作さながらの立体機動の雰囲気も再現されている。

原作をうまく落とし込んだシステムと、数々のボードゲーム賞に輝いたボードゲームデザイナーの手腕で、『進撃の巨人』ファンであるか否かを問わず広く楽しめる作品だ。

内容物:巨人の立体フィギュア+足場1組、ヒーローコマ8個、組立て式の塔1個、巨人のライフゲージとマーカー1組、民間人トークン12個、壁上固定砲コマ6個、特製ダイス20個、ラウフトークン12個、ヒーローカード8枚、巨人カード8枚、アクションカード28枚、戦術カード7枚、ルールブック1部

TGiWレポート:進撃の巨人:最終決戦(英語版)

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数字で見るボードゲームシーンの発展

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ソース:Friedhelm Merz Verlag, Spielbox, ゲームマーケット公式, Wikipedia, Boardgamegeek, NPOゆうもあ, Statista, , ICv2, 日本玩具協会

speedcolorsexp1J.jpgホビージャパンは8月下旬、「ぬりえ」をテーマにしたパーティゲームの拡張セット『スピード・カラーズ:追加セット1(Speed Colors: Booster Pack No.1)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・E.モーリン、イラスト・R.ロシニュ、2~5人用、6歳以上、15~20分、3000円(税別)。遊ぶためには『スピード・カラーズ』が必要。

ライフスタイル・ボードゲームズ(ロシア)から今年発売された拡張セット。記憶力・スピード・正確さで勝負する『スピード・カラーズ』(本体は昨年10月に日本語版発売)に、追加のぬりえカード12枚と予備のカラーマーカー6色を加える。

カードは表に色がついた絵、裏に色のない絵が描いてあり、各プレイヤーは1枚ずつ受け取ってまず色のついた絵を見て覚える。そしてカードを裏返し、カラーマーカーで覚えているとおりに色を塗っていく。早く、正確にぬることができるほど得点が高い。しかもラウンドごとにカラーマーカーのキャップの色が入れ替わってしまうので、記憶力も試される。

内容物 ぬりえカード12枚(両面印刷)、カラーマーカー6本

『キングドミノ:巨人の時代』日本語版、7月26日発売

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テンデイズゲームズは7月26日、拡張セット『キングドミノ:巨人の時代(Kingdomino: Age of Giant)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・B.カタラ、イラスト・C.ブーケ、2~5人用、8歳以上、20分、2500円(税別)。プレイするためには『キングドミノ』または『クイーンドミノ』が必要。

「巨人」「クエスト」という2つの拡張ルールと、5人で遊ぶための駒が入った拡張セット。「巨人」では、新たに巨人タイルが追加され、そのタイルを取ったプレイヤーは自分の王国に巨人コマを置いて王冠をつぶされてしまう。巨人を退けるタイルを取って、ほかのプレイヤーに押し付けよう。

「クエスト」では、ゲーム終了時のボーナスに新たな種類が加えられる。お城が湖に囲まれていれば20点、お城が四隅にあれば20点など、ゲームごとに変化するボーナスに合わせ、地形の組み合わせが指定され、毎回新しい戦略を建てる楽しみがある。

5人目のプレイヤーコマとお城は茶色。人数の幅も広がり、昨年のドイツ年間ゲーム大賞を長く遊び続けられるようになるだろう。

テンデイズゲームズ:キングドミノ:拡張 巨人の時代

デクリプト(Decrypto)

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敵をあざむく前に味方をまず

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2つのチームに分かれて、4つのキーワードをヒントで密かに伝えるコミュニケーションゲーム。間もなくすごろくやから日本語版が発売されることになっているが、今回は英語版をプレイ。

自分のチームから見えるついたてにカードを差し込み、自分のチームの4つのキーワードが決められる。これをリーダーが間違われないように自分のチームに伝えることが第一。一方、同時に相手チームも別の4つのキーワードが決められていて、ヒントからこれを推理していく。

リーダーは交代制。コードカードを引くと、「2-4-1」などと書かれているので、3つのヒントを順番に出してそれぞれ2番目のキーワード、4番目のキーワード、1番目のキーワードだと分かってもらう。今回、我がチームのキーワードは1「毛布」2「蜘蛛」3「足」4「贈り物」だった。最初の私のヒントは「36」「8」「27」。それぞれ体温、足の数、足のサイズという意味で正解は1-2-3だったが当ててもらうことができず。

今度は相手チームの番。同じようにリーダーが3つのヒントを出して、ほかのみんなが相談して3つの数字を答える。これは見事正解。

再びこちらのチームの番となる。2回当ててもらえないと敗北になってしまうので緊張が高まる。tomokさんのヒントで2の「蜘蛛」に対して「空」が厳しかったが、ひらめきで回答して何とかセーブ。

自分のチームが回答する前に、相手のチームがヒントを聞いて先に回答できる。2回当てられても敗北になってしまうので、そこそこ分かりにくいヒントにしなければならない。相手チームと自分チームの違いは、チームのメンバーが全員キーワードは共有していること。キーワードを見ないで、いくつかのヒントから当てるのは難しいのはもちろん、キーワードを見ていてもぱっと分かることは少ない。

どちらも決定打が出ないまま最終ラウンドにもつれこみ、こちらが当てられずじまいで得失点差で敗北。流石にこのあたりになるとキーワードの1つ2つは予想がついてくるが(相手のヒントや回答はメモしておける)、毎ラウンド4つのキーワードのうち3つしかヒントが出ないので、頻度が少ないと難しさも上がる。

やけに時間の短い砂時計が付いているが、『コードネーム』と同様、いやそれ以上に、ヒントを出す方も解く方も時間を結構使いがちで、プレイ時間は1時間を超えてしまった。しかし悩んだ分だけ良いヒントを出せたり、リーダーの意図を見事に読んだりできて満足感はひとしお。ゲーマー同士でやっても、カジュアルに遊んでもいろいろな楽しみ方ができそうだ。

Decrypto
ゲームデザイン・T.ダジュネ=レスペオンス
イラスト・F.ファルシオン
ル・スコーピオンマスク(2018年)
3~8人用/10歳以上/30分

香川・高松に8月5日、週末限定のボードゲームプレイスペース「BBR-仏生山・ボードゲーム・ルーム-」がオープンする。ことでん仏生山駅徒歩5分、土日のみ12:30~22:30。

夫婦や友達仲間でボードゲームを楽しんできた店主の江元氏が、知らない人同士が集まり、皆がワイワイと自由に遊べる空間を目指して開いたプレイスペース。スマホやTVゲームでしかゲームを遊ばない子供たちをはじめ、いろいろな人に自宅にいるような感覚でボードゲームの魅力を知ってもらいたいという。

店内には100種類のボードゲームを揃え、4卓16席で遊ぶことができる。要望に応じて2人専用席も可能。料金は30分250円で最大2000円。小学生以下は半額で、ファミリーデイには大人1人につき1人無料となる。飲食物はニオイの強いもの、手の汚れるもの、缶ドリンクを除いて持ち込み可。

今後は子どもも参加できる大会や、熟練のボードゲーマーの頭脳がぶつかり合うようなイベントも予定しているという。

香川のボードゲームプレイスペースは、2014年にオープンした「さぬきボドゲ王国(瓦町)」に続いて2店目。

BBR-仏生山・ボードゲーム・ルーム-
香川県高松市出作町625-5吉川ビル2F
TEL:090-1170-1021
[Web ] [Twitter ]

テンデイズゲームズは7月26日、『うんちしたのだあれ?(Who Did It?)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・J.ファブル=ゴダール、イラスト・S.オーギア、3~6人用、6歳以上、20分、1500円(税別)。

『キングドミノ』で波に乗るブルーオレンジゲームズ(フランス)が送る、世界同時発売となる今夏の新作カードゲーム。リビングルームでウンチしたのは自分が飼ってるペットじゃないよ、アイツだよ!

各プレイヤーは、6種類のペットが描かれたカードをもってゲームを始める。スタートプレイヤーが手札からカードを出して、「ネコじゃないよ、ウサギがやったんだよ」というように、別のペットにうんちの疑いをなすりつける。ほかのプレイヤーは、その宣言を聞いてすかさずウサギのカードを出し、「ウサギじゃないよ、金魚だよ」というように別のペットに疑いをなすりつけていく。

こうして手札を全部出すことができたらゲームから抜けることができるが、すでにほかの全員が出したペットを宣言してしまったらペナルティとしてリビングルームのウンチを片付けなければならない。

まだ残っているペットは何か記憶しつつ、タイミングよく自分のカードを出すことがポイントだが、カードが次々と出されていく中では容易ではない。カードが少なくなるにつれて失敗するリスクが高まり、どんどんスリリングになっていく。リアルタイムゲームのテンポ感と記憶ゲームの緊張感がうまくミックスされた、子どもから大人まで楽しめるゲームだ。

テンデイズゲームズ:うんちしたのだあれ?

adhoc_nagano.jpg長野に8月3日、ボードゲームカフェ&バー「adhoc(アドホック)」がオープンする。JR長野駅徒歩3分、16:00~29:00(8月下旬まで~23:00)、不定休。

6月にオープンした「SUBBOX」に続いて県内2店目となるボードゲームカフェバー。店名は携帯ゲーム機の「アドホック通信(子機同士で直接行う通信)」から。娯楽施設といえばゲームセンターやカラオケ中心の地方都市で、アナログゲームで遊ぶ人を見つける為の場所を目指す。

オープン時のボードゲームは32種類。今後、ライトなものから重量級なもの、ほかのお店に置いていないような珍しいものを取り揃えていく予定。席数はカウンター含め15席。円形テーブルで柔軟なプレイ人数に対応する。

料金は1ドリンク付きで何時間でも1000円。長時間ゲームも時間を気にせず最後までプレイできる。ドリンクメニューは70~80種類、フードメニューはパスタやサンドイッチ、ナッツやフライドポテトが提供される予定。

今後のイベントとしては、お客様に人気の高いボードゲームの大会や、新たに購入したボードゲームの試遊会、Twitch等による、各ゲームの視聴会などが予定されている。

adhoc
長野市南石堂町1366-1-2F
[Twitter ]

書籍『アナログゲーム療育』7月30日発売

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ぶどう社は7月30日、書籍『アナログゲーム療育』を発売した。著・松本太一、挿絵・まうどん、A5版160ページ、2000円(税別)。

すごろくやでアナログゲーム療育講座 linkを行っている療育アドバイザーの松本太一氏が、現場のノウハウを踏まえ、発達段階別に20タイトルのボードゲームを紹介する。

解説にはイラストを多用し、発達障害の子どもがゲーム中に見せるさまざまな行動や指導員の関わり方が具体的にイメージでき、相手に合ったゲーム選びなど指導のヒントを提示する。

紹介されているボードゲームは『マイファーストゲーム・フィッシング』『楽しい色並べ』『スティッキー』『テディ・メモリー』(1歳半~2歳)、『虹色のへび』『雲の上のユニコーン』『レシピ』『メイクンブレイク』『どれの仲間かな?』(2歳~7歳)、『ファイアドラゴン』『パカパカお馬』『インカの黄金』『すすめ!!海賊さん』『かたろーぐ』『ヒットマンガ』 『私はだあれ』(7歳~12歳)、『キャプテン・リノ』『バウンス・オフ!』『イチゴリラ』(集団参加ができない子への対応)、『ナンジャモンジャ』(暴言・暴力がある子への対応)。

アンケート:ドイツ年間ゲーム大賞の参考度

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Q132:ドイツ年間ゲーム大賞、受賞作を購入の参考に......

A.大いにする 43票(32%)
B.まあまあする 57票(42%)
C.あまりしない 36票(26%)

今年は大方の予想通り『アズール』が大賞に選ばれたドイツ年間ゲーム大賞。ゲーマー向けの賞ではなく、年1回ぐらいしかボードゲームを遊ばない人をメインターゲットにしています。

「そのゲームが受賞したかどうか、有名かどうかではなく、自分の好みに合うかどうかを重要視しています。ゲームのジャンル、プレイ時間、ゲームの世界観など。」(ボードゲーム特捜隊さん)というように、しっかりした自分の基準をもって購入している方も少なくないようですが、今回のアンケートは4人中3人が参考にしているという結果となりました。

この背景には近年、新作のリリース数が急増しているということがありそうです。以前と比べてリリース数に購入数が全く追いつかなくなり、ドイツ年間ゲーム大賞の発表があった時点ですでに所有している可能性は下がっています。そうなると、大賞を受賞して、話題になっているから購入することにもなるでしょう。

今年の『アズール』はボードゲーム愛好者にも支持される遊びごたえのある作品ですが、年によって運の要素が高かったり、プレイ時間が短かったりして、愛好者の評価はそれほどでもない作品もあります。しかしドイツ年間ゲーム大賞受賞作は、普段遊ばない人を誘うのに最適のルール分量・プレイ時間なので、持っておいて損はないといえるでしょう。興味があれば、過去の受賞作に遡って遊んでみるのもおすすめです。

8月のアンケートはゲーマーズゲームのやりこみ度です。毎年毎年、面白いゲーマーズゲームが次々とリリースされている昨今、限られた時間の中で実際どれくらいやりこんでいますか。3択の中から最も近いものをお選び下さい。なおここでいう新作ゲーマーズゲームとは、ドイツゲーム賞で上位に来るような作品で、最近だと『テラフォーミング・マーズ』『グレート・ウェスタン・トレイル』『オーディンの祝祭』『サイズー大鎌戦役ー』『モンバサ』『マルコポーロの旅路』『オルレアン』あたりを指します。「やりこむ」というのは、定期的に繰り返し遊んでいることを表します。

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