ボードゲームで反レイシズム ドイツ

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ドイツ年間ゲーム大賞の審査員でボードゲームジャーナリストであるU.バルチ氏は自身のブログで「ボードゲームを遊んで寛容になろう(Spielend für Toleranz)」のスローガンを公開し、レイシズムや排外主義に反対することを呼びかけている。
難民を多く受け入れているドイツでは、人種差別や排外主義が表面化しており、14日に行われたバイエルン州議会選挙では、反移民を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢」が躍進し、メルケル首相率いる保守系の与党が大敗を喫した。
バルチ氏は「ボードゲームをすることは、お互いを大事にする共生、平等、公平、対話になる。ボードゲームをすることは、分断ではなくて人々を結びつける。ボードゲームをすることは、現在脅かされている人類の価値そのものである」と述べる。
この趣旨に賛同し、ロゴを貼り付けるボードゲームブログはすでに60サイト以上にのぼり、Tシャツ linkも製作されるほど。ドイツでは難民避難所にボードゲームを提供し、地元住民と交流する試みが以前から行われており、今回のキャンペーンでさらに広がる可能性もある。
REZENSIONEN FÜR MILLIONEN:Spielend für Toleranz link