2015年5月アーカイブ

ゲームマーケット2015春:新作、アマゾンで発売(2)

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5月5日に東京ビッグサイトで開かれたゲームマーケット2015春の新作について、前回のエントリーから後で確認されたアマゾン取り扱い分を掲載した。

ワー!ワーウルフ(リトルフューチャー)
ボードゲーム要素のある人狼。パネルを組み合わせて村を作り、人狼は道沿いに村人に襲い掛かる。道をふさいで人狼をあぶりだそうとする「木こり」など、村人にはそれぞれ役割をもつ。一方、人狼の味方をする「妖精」や「スプリガン」が村人や人狼の位置を動かして推理を難しくする。ほかにもゲームに脱落したあともゲームに残ることのできる「幽霊」、ワンワン、キャンキャンなどゲーム中は犬の鳴き声しか話すことができない「犬」など、独自のキャラクターが登場。司会者を必要とせず、5人から遊ぶことができるので、気軽に盛り上がれるゲームだ。
プレイ人数:5~16人、プレイ時間:15~40分

boketeー写真で一言ボケてーカードゲーム(リトルフューチャー)
人気ウェブサイト「写真で一言ボケて(bokete)」のカードゲーム版。お題カード(写真)にボケカードで一言ボケ、そのボケに評価カードで3段階の評価をする。一番多くの評価を獲得したプレイヤー(NO1ボケ職人)を目指そう。ノリで遊べるパーティーゲームだ。お題カードは全60種類、ボケカードは全54種類入っている。
プレイ人数:2~10人、プレイ時間:30分

マゴス(スパ帝国)
魔法使いの過度に平和的な論争----頭のおかしい公爵がお城の地下で拷問を繰り返していたら、世界を切り裂く悲鳴によって魔法使いの土地と繋がってしまった。異界を探検して呪文書を持ち帰ろう。プレイヤーは配られたカードの中から5枚の呪文を選び、手番ごとにダイスを振って使う。先に相手の体力を0にすれば勝利。1人用キャンペーンも付属する。
プレイ人数:1~2人、対象年齢:10歳以上、プレイ時間:10~15分

サンゴク拡張「争覇の彼方」 (リトルフューチャー)
三国志を舞台に、一国の君主となり、武将を率いて三国の統一を目指すカードゲームの拡張セット。28人の新武将が参戦し、より深く三国志の世界を楽しむことができる。より戦略的に遊べる2人対戦だけでなく、3~4人のマルチプレイも可能。敵の侵攻を抑えながら強固な陣形を完成させていく。進化したサンゴクの戦場を勝ち抜くことのできるだろうか?
プレイ人数:2~4人、プレイ時間:30分~50分

ゲット・ラッキー(Get Lucky)

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チャンスは寝て待て

ゲット・ラッキー

『キル・ドクターラッキー』(1996年)という、ゲーム愛好者には有名な作品がある。館の中で、ラッキー博士とふたりきりになる機会を作り、ほかのプレイヤーに見られないところで殺害するというアメリカのボードゲームだ。心惹かれる設定とは裏腹に、お互いに妨害しあって殺害がなかなか成功せず、終わらないゲームとしても有名であった。

そんな終わらないところを改良して作られたのがこのカードゲームだ。手札を補充しないので、次第に妨害することができなくなり、そのうち必ず誰かの殺害が成功するようになっている。日本語版がグループSNE/cosaicから今年3月、日本語版が発売された。

ラッキー博士の殺害を目論むキャラクターが15人おり、そのうち2枚ずつ各プレイヤーが担当する。自分の番には(手札がある限り)カードを引くか、カードを1枚、自分のキャラクターに付けるか(攻撃力が上がる)していき、タイミングを見計らって殺害を試みる。

殺害はいつでも試みてよいわけではない。キャラクターには番号が振ってあり、「ラッキー博士コマ」が、1人が手番を終えるごとに次の番号に移っていく。このラッキー博士コマが自分のキャラクターの上に乗っていないと、殺害を宣言できない。自分の手番にラッキー博士が来るよう、キャラクターを交換したりしてタイミングを調整しよう。

殺害を宣言しても、ほかのプレイヤーがカードを出して邪魔をしてくる。1周する間に、攻撃力を上回るカードが全員から出されれば殺害は失敗。カードを出しすぎれば後が苦しく、かといって出し惜しみしすぎれば殺害が成功してしまうというジレンマ。特に後手のプレイヤーへのプレッシャーがすごい。

5人プレイで30分ほど。序盤に殺害を宣言して次々と失敗していく中で、徐々に成功するチャンスが上がってくる。終盤はキャラクターを交換して、できるだけ早く殺害を宣言できないか、みんなが狙う展開となった。千載一遇のチャンスを最後の1枚で阻止した神尾さんが、次の手番に殺害を宣言し、誰も止められずに勝利。序盤、ほかの人にカードを出させていたのが奏功した。

どのタイミングでカードを出すか、ゲームの序盤、中盤、終盤で駆け引きが変わってくるのが面白い。それと、キャラクターカードには殺害の動機が、各カードには凶器や動機が事細かく書かれており、ラッキー博士がどうしてこんなに付け狙われるのか、ストーリー部分も楽しむことができる。

Get Lucky
J.アーネスト/チーパスゲームズ(2014年)、cosaic(2015年)
2~6人用/12歳以上/20分

グループSNE、オリジナルゲームを募集

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グループSNEは現在、オリジナルボードゲーム・カードゲームの募集を行っている。6月30日まで。優秀作は2016年中にグループSNE/cosaicから製品化される。

近年、海外ゲームの日本語版とともに、『ゴーストハンター13 タイルゲーム』『コクーン・ワールド ザ・ボードゲーム』といったオリジナル作品を発表しているグループSNEとcosaicが、ついに一般公募をスタートさせた。条件は、内容物とルールブックがあってプレイ可能な状態であること、未発表であること、そして「これまでの分野作品風ではなく、斬新なもの」。

製品化された場合の報酬・印税は、完成度によって販売価格の3~10%または、30万円以上とのこと。アイデアを温めている作品があれば、この機会に応募してみてはいかが。

これと同時に、デザイン、DTP、翻訳、営業・物流に携わる社員募集も行われている。詳しくは下記のリンクにて。

公募から製品化されたボードゲームとして、今年話題の『枯山水』がある。『枯山水』は、テンデイズゲームズとニューゲームズオーダーが主催する東京ドイツゲーム賞で大賞に選ばれ、ブレイクした(TGiWニュース)。すぐれたボードゲームデザイナーが日本国内に生まれてきている今日、今回の公募からどのような作品が生まれるか、大いに期待される。

グループSNE:オリジナルボード/カードゲーム大募集! ゲーム制作・流通の即戦力も急募!

『ブラックストーリーズ』、角川から小説化

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カードゲーム『ブラックストーリーズ』を小説化した『ブラックミステリーズ 12の黒い謎をめぐる219の質問』が4月25日、角川書店より発売された。安田均監修、河野裕、友野詳、秋口ぎぐる、柘植めぐみ著、600円(税別)。

グループSNE/cosaicからすでにシリーズ4作品が日本語化されている『ブラックストーリーズ』。1人が謎の事件を伝え、その真相を質問で当てるパーティーゲームだ。今回の作品は「熱烈なキスを交わした結果、ふたりは二度と出会えなくなった」「のろまを見捨てたために、彼女の出費は倍増した」など、12の謎めいたユニークなシチュエーションが登場。ある館に呼ばれた運転手、投資家、詩人、船長という4人のゲストたちがお互いに出題しあって謎を解いていく。

12話はそれぞれ前半が質疑を行っている会話からなり、後半は真相究明で小説仕立てとなっている。ミステリ心をくすぐる仕掛けと、ユーモアが満載の作品で、登場人物のなりきって読み進められるだろう。『ブラックストーリーズ』ファンだけでなく、ショートショートやミステリが好きな方にも。

4人の著者が4人のゲストを担当し、実際にゲーム形式で遊んでから分担執筆しており、著者ごとのカラーの違いも楽しむことができる。

グループSNE:著者インタビュー

冒険企画局、『楽園のシェフィ』発売

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冒険企画局は本日、1人用カードゲーム『シェフィ』をコミックにした『楽園のシェフィ』を発売した。すざ木しんぺい作、999円。

国産のカードゲームとしてロングヒットを続けている『シェフィ (Shephy)』をコミカライズし、ゲームマーケット2015春に先行発売された書籍。『シェフィ』を未プレイの方でも楽しめる1冊となっている。原作者ポーン氏による「ポーン'sポエトリー」コーナーも収録した。「一人用ゲームをコミック化した一人用コミック」だ。

イエローサブマリンなど、一部の店舗販売ではゲームマーケットで配布された『シェフィ』用のプロモーションカード「楽園のヨーコ」が付属する。

コミックを元にしたゲームは枚挙に暇がないが、その逆にゲームを元にしたコミックは珍しい。冒険企画局では、このコミックを第一弾として新レーベル「冒険コミック」をスタートさせるという。

ポッドキャストとゲーム創作のサークル「豚小屋」は21日、『知ったか映画研究家』のスピンオフ作品を作るプロジェクト「知ったかプロジェクト」の立ち上げを各ポッドキャストにて発表した。5つのポッドキャストパーソナリティが参加し、ゲームマーケット秋に向けてゲーム制作が開始される。

『知ったか映画研究家』はダイスでランダムに生成される映画タイトルについて、即興で評論しあい、誰の評論が一番良かったかを投票で決める大喜利系コミュニケーションゲーム。ゲームマーケット2015大阪で頒布され、当サイトの国産新作評価アンケートで2位となっている(TGiWニュース)。

「知ったかプロジェクト」に参加して作品を制作するのは「豚の鳴き声」をはじめ、「今夜もアナログゲームナイト」の太陽皇子。氏、「大門さいころ倶楽部通信」のGSひかる&ひか★りん氏、「いかとりにょりのいかがわしいラジオ」のりにょり氏の4名で、「ほらボド!」のちゅぱみ氏がイラストを手がけることになっている。いずれもボードゲームポッドキャストのパーソナリティを務めている人たちだ。

プロジェクトではランダムに生成されるお題について即興で今にも知っているように語るというルールで、妖怪、Jポップ、お悩み相談、同窓会のテーマで4つのゲームが制作される予定。これに合わせて売り切れていた『知ったか映画研究家』も再版し、11月のゲームマーケット2015秋での同時発表を目指している。

豚小屋:重大発表!「知ったかプロジェクト」

『パンデミック:完全治療』日本語版、6月下旬発売

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ホビージャパンは6月下旬、伝染病から地球を守る協力ゲーム『パンデミック』のダイスゲーム版『パンデミック:完全治療ザ・キュア(Pandemic: The Cure)』日本語版を発売する。M.リーコック作、2~5人用、8歳以上、約30分、5,000円(税別)。拡張セットではなく、単体でプレイ可能。

2014年に発売され、ゴールデンギーク賞で総合、ファミリー、テーマ、ソロの4部門にノミネートされた作品。国内では、ボードゲームポッドキャスト「ふたりはボドキュア!」で取り上げられ、一般発売が待望されていた。テーマはボードゲーム版の『パンデミック:新たなる試練』と同じく、高度な経験と技術を持つ医療チームとなって、世界中に蔓延する凶悪な4種類の病原体と戦う。

各プレイヤーは「危機管理官」、「通信指令員」、「衛生兵」といった独自の特殊能力をもつ役割に就き、世界中を移動して感染者の治療をし、病原体のサンプルを収集して治療薬を開発しなければならない。プレイヤーチームが協力して、4つの病原体すべての治療薬を開発できればプレイヤーチームの勝利。しかし、感染率が上限に達したときや、アウトブレイクが多数発生したとき、そして感染者の数が増えすぎたときには敗北となってしまう。

各プレイヤーは独自の能力が表示されたダイスを振って、その結果でアクションを実行する。時間の経過とともに増殖する病原体を、早目に食い止めなければエピデミック、そしてアウトブレイクが発生してしまう。各自の判断力とチームワーク、CDCから供給されるイベントカードの効果を駆使し、ダイス運も味方につけて、すべての病原体の治療薬を開発しなければならない。

ボードゲーム版の緊張感をそのままに、プレイ時間を短縮して気軽に楽しめるようになった。はたして、君たちは人類を救えるだろうか?


写真は英語版です。

デウス(Deus)

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神のお望みのままに作るデウス

デウス

古代文明の指導者となって、蛮族の村を征服し、神殿を建てるゲーム。タイトルとは裏腹に神様は直接出てこない。ゲーマーに人気を誇るパールゲームズ(ベルギー)の作品で、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞2015で推薦リストに入っている。カードのコンボと、陣取りをうまく掛け合わせたゲームで、リプレイアビリティが高い。

メインはカードプレイである。お金や資源などを支払い、手札から建物カード1枚を自分の前に出して、その効果を使う。それと同時に、全員共通の盤上に建物コマを置き、陣取りをしていく。

面白いのは、カードを出したとき、前に出した同じ種類のカードも効果が発動するところだ。1枚目は1枚だけだが、2枚目で2枚、3枚目で3枚と、発動するカードが増える。終盤、5枚などになると、劇的な効果が得られて嬉しい。

しかし同じカードばかり出しているわけにはいかない。最後に大きな勝利点をもたらす神殿は、全種類のカードを出していないと増やすことができない。まんべんなく出しつつ、どれか1、2種類を特化させていくという戦略になるだろう。

さらに悩ましいのは、カードをプレイせず手札を捨て札にして補充するという選択肢だ。何枚捨てたかと、捨て札の一番上のカードは何だったかによって、カードだけでなく資源、建物コマ、お金などが補充される。資源やお金の続く限りプレイして、出せるカードがなくなったら補充というのが基本だが、不必要なカードを出すぐらいなら、捨て札にして補充したほうがよいこともある。もう1枚出そうか、それともこの辺りで捨て札にしようか悩む。

ジレンマは全員共通の盤上にもある。建物コマは、できるだけ広がるように置いていったほうが、蛮族の村を征服しやすい。しかし、同じマスに建物を集めると資源を一気に獲得できるようになるし、高い神殿ボーナスが期待できる。盤上は思いのほか狭く、うかうかしていると建物コマを置くスペースがなくなってしまうから、先手を打って要所を押さえておきたい。

このように、同じ種類のカードを出すか各種類まんべんなく出すか、もう1枚出すか捨て札にするか、盤上に広く展開するか一ヶ所に集中するかといった悩みどころが至るところに散りばめられている。カードの引きがままならない中で、ベターな選択肢を考えていくのが楽しい。

ゲームは、一定数の神殿が建設されるか、全員共通の盤上にある蛮族の村がすべて征服されると終了で、最終的には勝利点勝負で、ゲーム中に征服した蛮族の村や、神殿によるボーナスなどで勝敗を決める。

3人プレイで90分ぐらい。カードは6種類あるのに手札は5枚だけなので、ほしいカードがなかなか来ない。海を渡りたいときに船が来ず、資源がほしいときに生産建物が来ず。ここで狙った建物が来るまで補充し続けていては、その間にほかのプレイヤーが建物を作ってしまい、確実に出遅れる。そこで次善の策としてあまり必要性を感じないカードを出すこともしばしば。そのおかげで蛮族の村は征服できたが、カードのコンボがいまひとつ。その裏でしっかりとカードを出す順番を組み立て、ふんだんなお金を手に入れてパワープレイを展開したtomokさんが1位。今度はもっとうまくやれそうという気持ちを残して終わる、これはいいゲームである。

Deus
S.ドゥジャルダン/パールゲームズ(2014年)
2~4人用/14歳以上/60~90分

ギフトテンインダストリは4月から、クラウドファンディング「READYFOR?」にて、触覚を使うゲーム『ダッタカモ文明の謎』の製品化プロジェクトの資金を募集している。5000円以上の出資で本体が贈られる。6月8日まで、目標金額80万円。

ギフトテンインダストリの、振ると音の鳴る壺を使った『アラビアの壺』に続く第2弾。ゲームマーケット2014秋に試作版が販売されている。

袋の中に入ったコマ(「出土品」)を1つ選び、触覚でそれが何であるか、お題を決める。ほかのプレイヤーも選ばれたコマを触り、質問をしてお題を当てるというコミュニケーションゲーム。『アラビアの壺』と同じく、視覚障害者とも一緒に楽しめることを想定して作られた作品である。陶器製コマは、東京都武蔵野市の福祉施設で作られており、1つ1つが異なる形となっている。3~10人用、3歳以上、15分。

ギフトテンインダストリは、3Dプリンタを使ったコマ制作サービス「メイカーズポスト」(TGiWニュース)も手がけており、独特の立ち位置でゲーム制作に挑んでいる。

READYFOR?:見える人も見えない人も楽しく遊べるパーティゲームを作りたい!
立川経済新聞:国分寺のデザイン会社が「障がいの有無なく遊べるボードゲーム」、第2弾販売へ
ニコニコ生放送:【視聴者参加型】ボードゲームで遊ぼう!【ダッタカモ文明】(5月29日(金)22:00~)


ボードゲーム好きな著名人

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忘れそうなので、プライベートでも遊んでいると見られる方々をまとめ。適宜追加していきますので、ほかにもいらっしゃいましたら教えて下さい。


お笑い芸人


阿曽山大噴火(1974-)
裁判傍聴で知られるお笑い芸人。TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」で2013年から毎年、さまざまなボードゲームを紹介。ゲームマーケットには頻繁に参加している。
http://www.tgiw.info/2013/01/tbs_2.html
http://www.tgiw.info/2013/02/tbs2.html
http://www.tgiw.info/2014/01/tbs_asozan2.html
http://www.tgiw.info/2015/01/tbs4.html
http://www.tgiw.info/2016/04/tbs5_1.html
http://www.tgiw.info/2016/04/tbs6.html

いけだてつや(1982-)
お笑いトリオ「三福星」の元メンバーで高校野球ネタで知られるタレント。2016年、テレビ朝日系『アメトーーク!』で150タイトルのボードゲームを所有していることを明かし、『エミーラ』『イグルーホップ』『プゥー』『バッカスの宴』『いかさまゴキブリ』『おっぱい・おしり・サンシャイン』を面白おかしく紹介した。ゲームマーケットにも参加しており、リクルート社主催「オトナのためのボードゲームナイトin銀座」にも出演。
http://www.tgiw.info/2016/08/ametalk_ikeda.html
http://www.tgiw.info/2016/09/ametalk_ikeda2.html
http://www.tgiw.info/2016/11/otona_bgn_ginza.html

高橋茂雄(1976-)
お笑いコンビ「サバンナ」のボケ担当。2016年、読売テレビ『にけつッ!!』で千原ジュニア氏が高橋氏の家にボードゲームがたくさんあり、『コードネーム』をプレイした話を披露した。ネットTV「芸能界ボードゲーム最強決定戦~秋の陣~」に「千のボードゲームを持つ男」として参戦。
http://www.tgiw.info/2016/09/savanna_takahashi.html
http://www.tgiw.info/2016/09/abematv_autumn.html
http://www.tgiw.info/2017/01/kingsblunch.html

伊集院光(1967-)
テレビからラジオまで幅広く活躍するお笑いタレント。ラジオ深夜番組『深夜の馬鹿力』で2006年に『ごきぶりポーカー』、2009年に『ワードバスケット』を紹介。さまざまなボードゲームを遊んでおり、ゲームマーケットにも参加している。
http://d.hatena.ne.jp/mellowmymind/20060919/p1
http://d.hatena.ne.jp/mellowmymind/20091229/1262070777
https://www.youtube.com/watch?v=5qHIskHfACQ

小沢一敬(1973-)
お笑いコンビ「スピードワゴン」のボケ担当。もともと麻雀を得意としていたが、インターネットTV番組『スピードワゴンの月曜The NIGHT』でボードゲームがたびたび取り上げられるようになり、いけだてつや氏を自宅に招いて遊ぶようになった。
http://www.tgiw.info/2018/05/the_night3.html

水道橋博士(1962-)
コラムやエッセイも執筆しているタレント。2010年の『広報東京都』にコラム「ボードゲームはやめられない」を寄稿。『ワードバスケット』やキッズゲームを家族で遊ぶ様子がツイートされていた。
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-1431.html
http://togetter.com/li/2918
http://blog.livedoor.jp/s_hakase/archives/50955440.html

厚切りジェイソン(1986-)
アメリカ出身のお笑い芸人。家庭の教育方針で幼少期からいろいろなボードゲームに親しみ、著書で『ボーナンザ』にハマっていることを記している。
http://www.tgiw.info/2015/12/jason.html

矢作兼(1971-)
お笑いコンビ「おぎやはぎ」のツッコミ役。2009年、日テレ『スペシャルギフト』でオリジナルイラストの『ごきぶりポーカー』を制作した。相方の小木博明氏(1971-)も、小学6年のときから『スコットランドヤード』を遊んでいたという。フジテレビの『人狼〜嘘つきは誰だ?〜』にも出演。
http://www.tgiw.info/2009/11/post_732.html

川島明(1979-)
吉本興業所属のお笑いコンビ「麒麟」のメンバー。2014年、新宿にて「芸人達のベストフレンド」を開催し、向清太朗(天津)、ネゴシックス、板倉俊之(インパルス)、アジアン馬場園、竹若元博(バッファロー吾郎)、村上純(しずる)が出演した。。
http://www.tgiw.info/2014/06/entertainers_best_friend.html

石田明(1980-)
吉本興業所属のお笑いコンビ「NON STYLE」のメンバー。「おもちゃ大好き芸人」として知られ、ボードゲームやカードゲームの類が好きで、2012年に『アンラッキー花札』を発表した。2016年から学研のモノ情報誌『GetNavi』で「アナゲー虎の穴」を連載。
https://trendnews.yahoo.co.jp/archives/092149/
http://www.tgiw.info/2016/11/getnavinon_style.html

設楽統(1973-)
お笑いコンビ「バナナマン」のボケ担当。東海テレビ『オトナ養成所バナナスクール』 にて、すごろくやで、『キャプテン・リノ』『カヤナック』『ディクシット』をプレイ。以前にもすごろくやに頼んで買いに来てもらったことを明らかにした。
http://tokai-tv.com/banana_school/past/141111.html

ネゴシックス(1978-)
吉本興業のピン芸人。ボードゲームポッドキャスト『ぼどばら』が制作した『ベストフレンド』でイラストを担当し、川島明氏が開催した「芸人達のベストフレンド」に出演した。ゲームマーケットにも参加している。
http://www.tgiw.info/2015/11/bestfriends.html

阿見201(1979-)
お笑いコンビ「デコボコ団」のメンバー。ゲームサークル「新ボードゲーム党」を中目黒で開催し、ゲームマーケットにも出展している。
http://ameblo.jp/newgame201/

R藤本(1981-)
ベジータのものまねを得意とする吉本興業のピン芸人。2014年、ネットラジオ『おしゃべりやってまーす第2放送』でボードゲームを紹介していたほか、ボードゲームポッドキャスト『ぼどばら』に出演している。
http://bodobara.net/?p=545

ムーディ勝山(1980-)
吉本興業のピン芸人。2015年、忘年会でボードゲームを遊ぶことをたくさんのボードゲームの写真とともにツイートした。
http://www.tgiw.info/2015/12/moodykatsuyama.html

松本康太(1979-)
お笑いコンビ「レビュラー」のメンバー。プロフィールで趣味の欄に「ボードゲーム集め」と記載。
http://www5.tok2.com/home2/regyura0516/profile.html

ケンドーコバヤシ(1972-)
吉本興業のお笑いタレント。お笑いコンビ「バッファロー吾郎」と共に、2003年に『カタン』関西予選に参加した。この時期、吉本の若手芸人で『カタン』が流行していたらしい。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/6765/Intrigue/Report/gr_20030629.html


タレント・アイドル


千秋(1971-)
マルチタレント。2015年にしょこたんを連れて人狼会に参加したことをブログで明らかにし、その後も『ガイスター』『お邪魔者』『レジスタンス』『ごきぶりポーカーロイヤル』『タイムボム』などを遊んでいる。ツイッターのプロフィールには「ドイツゲーム」と記載。
http://ameblo.jp/chiaki-777/entry-11987531547.html

吉木りさ(1987-)
タレント、グラビアアイドル。自宅ゲーム会を主催して、『カタン』などさまざまなボードゲームを楽しんでいる。2016年、ネットTV「AbemaTV」の「芸能界ボードゲーム最強決定戦~夏の陣~」に「ボードゲームにどはまりしている芸能人代表」として出演。その後2016年、「東京ボードゲームコレクション」の「芸能人ボードゲーム対決」にも出演。
http://ameblo.jp/yoshiki-risa/entry-12120929104.html
http://www.tgiw.info/2016/07/abematv.html
http://www.tgiw.info/2016/10/tokyobgcollection10-2.html

木村拓哉(1972-)
アイドルグループSMAPのメンバーで俳優・タレント。2015年、テレビ朝日の深夜番組『LIKE』にて、好きなゲームとして『ディクシット』を挙げた。
http://www.tgiw.info/2015/04/kimutaku_dixit.html

亀梨和也(1986-)
アイドルグループKAT-TUNのメンバー。2017年、TBS番組『櫻井・有吉 THE夜会』にて、JELLY JELLY CAFEを訪れ自ら『ディクシット』を選んだ。
http://www.tgiw.info/2017/03/kamenashi.html

高山一実(1994-)
女性アイドルグループ「乃木坂46」メンバー。テレビ東京の番組『乃木坂工事中』のコーナー「春の新入部員勧誘大会」で「ボードゲーム部」を提案。「ボードゲームは人生ゲームだけじゃない」「ボードゲームには無限の可能性がある」と語り、『おばけキャッチ』『ごきぶりポーカー』を紹介した。
http://realsound.jp/2016/05/post-7521.html

鈴木杏(1987-)
女優。2015年、新潮社の女性誌『ROLA(ローラ)』で、「ラクガキをするゲーム」(『テレストレーション』)を面白かったと語っている。
http://www.tgiw.info/2015/02/rola.html

矢口真里(1983-)
モーニング娘。元メンバーの歌手・タレント。2017年、ネットTV「芸能界ボードゲーム最強決定戦~紅の陣~」に出演し、自身のブログで「ボードゲーム好きなんですが、私、勝負弱っ」「今回のゲームで1つだけAmazonで頼んじゃった」と振り返る。
http://ameblo.jp/mari-yaguchi/entry-12251229703.html

マリウス葉(2000-)
ジャニーズのアイドルグループ「Sexy Zone」メンバー。父親がドイツ人で、子供の頃『フェイズ10』でよく遊んでいた。TBS番組『櫻井・有吉THE夜会』で公開されたハイデルベルクの実家にはドイツ年間ゲーム大賞の作品が置かれていた。

木村カエラ(1984-)
歌手でファッションモデル。小学生の頃から『ラミィキューブ』を遊んでいるという。
http://ent2.excite.co.jp/music/interview/2007/kaela/my.html

きゃりーぱみゅぱみゅ(1993-)
ファッションモデルで歌手。2014年に『キャット&チョコレート』を楽しいとツイートしている。
http://www.tgiw.info/2014/08/kyarypamyupamyu_cc.html

小栗旬(1982-)
俳優。2007年、TBS金曜ドラマ『花より男子2(リターンズ)』の撮影現場で、『ニムト』を「本当におもしろい!」と報告。
http://www.tgiw.info/2007/03/2_13.html

蒼井そら(1983-)
女優。2013年、ツイッターで、最近ハマっているものとして『カタン』を挙げた。
http://www.tgiw.info/2013/01/post_1296.html

宮崎あおい(1985-)
女優。2012年、映画『天地明察』の完成試写会で「ボードゲームが好き」と発言した。
http://www.tgiw.info/2012/09/post_1248.html


その他


犬山紙子(1981-)
「負け美女研究家」コラムニスト、エッセイスト。ブログでしばしばボードゲームにはまっていることを明かす。東中野のディアシュピールを訪れたほか、フジテレビの深夜番組「アフロの変」での『ごきぶりポーカー』と『知ったか映画研究家』を紹介。吉木りささんは彼女の家で定期的にボードゲームを楽しんでいる。2016年、「東京ボードゲームコレクション」の「芸能人ボードゲーム対決」に出演。
http://www.tgiw.info/2016/02/afro_no_hen.html
http://www.tgiw.info/2016/10/tokyobgcollection10-2.html

堀江貴文(1972-)
ホリエモンで知られる実業家、著述家。渋谷の人狼ルームで人狼をプレイしたほか、『街コロ』のドイツ年間ゲーム大賞にツイッターで言及。
https://twitter.com/takapon_jp/status/601211392276893696

糸井重里(1948-)
コピーライター・エッセイスト。日本モノポリー協会の会長を務めているほか、ワードゲーム『はなまる作文ゲーム』を制作した。
http://www.1101.com/monopoly/e2015-05-06.html

すぎやまこういち(1931-)
ドラゴンクエストシリーズで知られる作曲家。ボードゲームの収集が趣味だという。日本バックギャモン協会名誉会長。
https://www.nhk.or.jp/fm-blog/200/116156.html

☆Taku Takahashi(1974-)
日本の音楽グループm-floのメンバー。プロフィールの趣味欄に『カタン』と書いている。
http://www.m-flo.com/10yrs/profile.html

SEKAI NO OWARI(2010-)
日本のロックバンド。2014年、毎日放送のドキュメンタリー番組『情熱大陸』で、メンバーが『ワードバスケット』をプレイする様子が放映されたほか、2015年、日本テレビのバラエティー番組『嵐にしやがれ』で嵐と対戦している。
https://www.youtube.com/watch?v=v8YNKeN4B84

為末大(1978-)
陸上選手で、コメンテーターなどとして活動している。『枯山水』を「絶対買います」とツイートし、ブームの火付け役となった。
https://twitter.com/daijapan/status/564311378895183872

コミック付録に『ラブレター』

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本日、講談社から発売された市川春子のコミック『宝石の国』4巻特装版で、『ラブレター』の特別版が付録となっている。2,600円(税別)。予約が多く発売日から品薄の状況で、プレミア価格がつき始めている。

『宝石の国』は、未来世界のSFで、宝石の体を持つ人型の生物が、装飾品にしようと来襲する月人と戦うというコミック。講談社の月刊アフタヌーンで連載されている。『ラブレター』特別版は、市川春子氏が描き下ろしたイラストで、『宝石の国』の世界観・キャラクターを再現した新しいバージョン。

国際的に評価されている日本のゲームがコミックで付録になるのは、2013年、週刊ジャンプの付録となった『ワンナイト人狼』の『暗殺教室』版以来(TGiWニュース)。作品のファンからボードゲームに関心をもつ人も増えそうだ。

アフタヌーン:5月22日発売の市川春子『宝石の国』④巻はカードゲーム付き特装版も同時発売! カードのイラストはすべて新規描き下ろしです!

『街コロ』SdJノミネートは日本初か2回目か

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『街コロ』が今年のドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres、以下SdJ)にノミネートされた。まことにめでたいことである。デザイナーの菅沼正夫氏、ドイツ市場に紹介したヤポンブランドの健部伸明氏をはじめ、関係者のご労苦に深く敬意を表するものである。

実はSdJが始まった1979年、日本の作品が候補になったことがある。『将軍(Shogun)』という2人用ゲームで、松本テルオ氏がデザインし、エポック社から発売されていたものをラベンスバーガー(ドイツ)がドイツ語版にした。磁石を使って移動力が変わる変わった将棋である(TGiWレビュー)。そこで今回のノミネート、日本初なのか、『将軍』以来36年ぶり2回目なのかはっきりしない。というのも、選考方法が当時と現在では異なるからだ。

SdJは、選考方法でいうと3つの時代に分けられる(詳しくは拙著『ボードゲームワールド』26ページ参照)。

第1期(1979~1998):10タイトル程度のAuswahlliste(候補リスト)を発表、その中から大賞を決定
第2期(1999~2003):まず12タイトル程度のAuswahllisteを発表、その中から3タイトルのNominierungliste(ノミネートリスト)、そして大賞を決定
第3期(2004~現在):3~5タイトルのNominierunglisteと、6~10タイトルのEmpfehlungliste(推薦リスト)を発表、Nominierunglisteから大賞を決定

『将軍』は1979年のAuswahllisteに入り、『街コロ』は2015年のNominierunglisteに入った。問題は、AuswahllisteとNominierunglisteを異なるものとみなすかどうかである。異なるものであれば、日本人作品初のノミネート、同じものであれば2回目のノミネート、ということになる。

私の見解では、名前は異なるものであるが、内容は同じものである。大賞の可能性が全くない推薦リストと違って、この中から直接大賞が選ばれているからだ。そのため、当時からAuswahllisteは日本で「ノミネート」と翻訳されていた(『ノイエ』など)。ただの推薦ではなく、大賞の可能性がある推薦である。

ノミネート:候補者に推薦すること。(コンクールなどの出場者として)指名すること。(広辞苑)

一方、AuswahllisteとNominierunglisteを異なるものとみなす見解もある。第2期に、Auswahllisteと大賞の間にNominierunglisteが挿入され、Auswahllisteに入るだけでは大賞の可能性があまり高くなくなった。その後に作られたEmpfehlunglisteは、こうなったAuswahllisteから移行したものと考える。実際、Auswahllisteには設立当初から、さまざまなタイプの愛好者に対応するためだけに選ばれ、大賞はないだろうといわれるものもあった。あとは名称の問題で、Auswahllisteは「候補」なのだから「ノミネート」ではないといえる。

確かに第2期のAuswahllisteはノミネートではないが、これは大賞の可能性がない(なくなった)という点でノミネートではないのであって、第1期のAuswahllisteとは区別しなければならない。 また、名称の問題であるならば、より厳密に「2004年から現行制度になって初めて」というべきであり、史上初とまではいうことができないだろう。

以上から、『街コロ』は日本人作品のノミネートとして2回目であるというのが私個人の見解である。

もちろん、この見解によって『街コロ』の価値が少しも損なわれることはない。「文化財としてのボードゲームを家族や社会に広げること」というSdJの理念に、実にかなった作品だと思う。大賞を取れば史上初になるのは異論がないので、ぜひ大賞をとってほしい。

ゲームマーケット2015春:新作、アマゾンで発売

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5月5日に東京ビッグサイトで開かれたゲームマーケット2015春の新作について、アマゾンで取り扱いが始まっている。ボードゲーム専門店では毎回、多くの作品がゲームマーケット終了後に取り扱われているが、アマゾン取り扱いのアイテムが増えており、より一般に入手しやすくなっている。

ゲームマーケットに参加しなかった人も、ゲーム概要やプレイレポートを読んで面白そうな作品を手にとってみよう。

ヒーローカンパニー(グランディング)
『街コロ』がドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたグランディングが、島本和彦コミックとのコラボ作品を発表したもの。コミック3巻までの戦隊での戦いを題材にしている。プレイヤーは「ヒーローカンパニー」の社員となって、6週間戦い抜き、もっとも高い評価を得ることを目指す。ヒーローなのにサラリーマン、正義と会社命令をどう守る?! ヒーロー社会人になりきって、査定を競い合おう。敵を倒すためにお互いの協力も大切だが、ライバルを出し抜くことも必要。子どもから大人まで楽しめる。
プレイ人数:3~5人、対象年齢:10歳以上、プレイ時間:30分

ふうかのボードゲーム日記:第三次同人ゲーム大戦2015


ワトソンの条件(3D6)
大量のゴキブリが登場するボードゲーム『カサカサ!』に続いて3D6が発表した、推理小説をテーマにした本格的なワーカープレイスメントゲーム。好奇心に富み、社交と女性の扱いに長け、高潔な英国紳士であること。それが、ワトソンの条件である。このゲームは19世紀末、霧の街ロンドンで、プレイヤーたちは探偵の臨時助手となり、事件の関係者から証言と捜査資金を集めるために奔走する。集めた証言を探偵に聞かせれば、彼は必ずや真実へつながる鍵を見つけ出してくれるだろう。ゲーム毎に変わるアクション、犯人、そして黒幕。 貴方はかのシャーロック・ホームズの助手となり、真実に辿り着けるか。
プレイ人数:3~4人用、対象年齢:12歳以上、プレイ時間:90~120分

ふうかのボードゲーム日記:第二次同人ゲーム大戦2015<その1>

ミネルウァ(OKAZU Brand)
毎年エッセン・シュピールに出展、日本を代表する注目株のOKAZU Brandの新作タイル配置ゲーム。ローマを舞台に、140枚以上のタイルを使って街を発展させる。プレイヤーは古代ローマ帝国の都市管理官となり、自分の都市の繁栄を目指す。生産施設、商業施設、文化施設、軍事施設などさまざまな施設を建て、資材を集め、文化や神殿など歴史に名を残すような都市を建設しよう。最も発展した都市を建設し、女神ミネルウァに祝福されるのはどのプレイヤーだろうか? 140枚のタイルがさまざまな展開を生む。
プレイ人数:1~4人用、対象年齢:10歳以上、プレイ時間:60~90分

お髭処 blog:Minerva/ミネルウァ - OKAZU brand 最新作を先行プレイ
ふうかのボードゲーム日記:第三次同人ゲーム大戦2015

ゴー・ダッ・チーズ(OKAZU Brand)
OKAZU Brandももう1つの新作はカードゲームである。イヌはネコを捕まえ、ネコはネズミを捕まえ、ネズミはチーズにありつく・・・・・・それぞれの動物たちが自分の仕事(本能?)を行うことが勝利への鍵だ。皆にばれないように動物を配置し、巨大なチーズにありつけるようにしよう。簡単なルールで子どもから大人まで楽しめる。
プレイ人数:3~5人用、対象年齢:6歳以上、プレイ時間:15分

ふうかのボードゲーム日記:ゴー・ダッ・チーズ
海長とオビ湾のカジノロワイヤル:ビッグバントーナメント~第96夜

ライツ(オインクゲームズ)
ライトでファッショナブルな作品で広い人気を集めるオインクゲームズの新作カードゲーム。ファッションデザイナーたちが、伝統的な模様の著作権をまんまと獲得し、独占して大儲けしようとする。最終的に最もたくさんその模様を使用したデザイナーが権利を獲得し、その模様を使った他のデザイナーから使用料を徴収することができる。誰にも使われていなかったらもちろん、使用料を徴収することはできない。他のデザイナーになるべくたくさん使わせつつ、自分が上回るようにしていこう。短いプレイ時間の中に濃いコミュニケーションが凝縮された、長く遊べる王道の心理・頭脳戦ゲームだ。
プレイ人数:3~5人用、対象年齢:9歳以上、プレイ時間:約20分

海長とオビ湾のカジノロワイヤル:ビッグバントーナメント~第96夜

きょうあくなまもの(Studio GG)
『開拓王』のStudio GGの新作は、16枚のカードを使って短い時間で手軽に楽しめる2人用カードゲームだ。プレイヤーは魔術師となって、手札のカードを駆使して戦い、先に相手のライフを0にしたプレイヤーが勝者となる。 カードの使い方やカウンターチップを使うタイミングなど、考えどころや悩みどころが多く、毎回違う展開で遊べるだろう。手軽に思考性の高いゲームをプレイしたい方、ドキドキするバトルをしたい方、カードコンボが好きな方などに。
プレイ人数:2人用、対象年齢:10歳以上、プレイ時間:10分

コクーン・ワールド ザ・ボードゲーム(cosaic)
グループSNEの安田均氏が久しぶりにデザインしたボードゲーム。人気のコミカルファンタジー小説をテーマにした作品で、サイコロを振って進むすごろく風のルールを基礎にしながら、すごろく盤の内容は自分たちで作り上げていく。ゲームが進むにつれて、盤面にはさまざまな指示が配置されるため、進んで止まって、飛ばされて・・・・・・高いインタラクティブ性も備えた新しいプレイ感覚で、一喜一憂のハチャメチャなレースを楽しむことができるだろう。立体的で存在感のあるダイスタワーも見どころだ。
プレイ人数:2~5人用、対象年齢:8歳以上、プレイ時間:30~60分

猿道(ワンドロー)
『ロストレガシー』シリーズを終えたワンドローが新しい次元を開いた。動物園から逃げた猿を人間が捕まえるという追いかけっこをテーマにしたカードゲームで、猿が逃げ切るか捕まるか、手に汗握る心理戦を体験しよう。猿プレイヤーが伏せて出した逃げ先を、人間プレイヤーは推理と心理戦で当てにいく。猿プレイヤーは人間の言葉禁止、猿同士の意思相通は猿語のみ。猿語が飛び交うゲーム内容に自然と誰もが楽しくなるだろう。また、人間社会にうまく馴染みながら逃亡する猿のイラストも楽しい。メインの遊び方の他に、さらにシンプルな2つのゲームが遊べ、一粒で三度おいしい仕様となっている。
プレイ人数:2~4人、対象年齢:8歳以上、プレイ時間:15分

ふうかのボードゲーム日記:第一次同人ゲーム大戦2015


原始人の晩餐(TAGAMI GAMES)
『オレカジ!』のタガミゲームズが発表した、原始人的ストーリーで彩りを加えた生活ゲーム。プレイヤーは原始時代のある部族の長となり、狩猟や採集により、全4ラウンドにわたって何か増えていく部族を養い、強さの証【勝利点】を獲得することを目指す。狩猟、採集、武器作り、食料のやりくり、仲間の特殊効果、ラウンドボーナス、バッティング、かけひき、多彩な動物イラストが凝縮された原始人エンターテイメントカードゲーム。
プレイ人数:2~5人、対象年齢:8歳以上、プレイ時間:30-60分

ひだりの灰色:R-120(2015.05.09)その2
海長とオビ湾のカジノロワイヤル:週刊オビ通 週末リベンジ号

ブレーメンズ(大気圏内ゲームズ)
『シンデレラが多すぎる』の大気圏内ゲームズによるボードゲーム。超人気バンドThe Bremensのメンバーオーディションは、何とレースだった。ネコ、イヌ、ロバの3人1組となった各チームは、新メンバーとなるため、いち早くブレーメンの街に着かなくてはいけない。ただし急げばいいというものではない。The Bremensのオリジナルメンバーである意地悪なニワトリが、レースを監視し邪魔してくるのだから。他チームをうまく出し抜き、いち早く3人ともゴールできるのは果たしてどのチームか!?
カードを使って大きさの違う3種類のコマを進めるレースゲーム。出したカードの数字の分、3種類のコマのうちどれか1個を動かすことができるが、一番大きい数字を出した1人はコマを動かすことができない。自分より大きいコマの上には乗ることができ、 乗られたコマが動く場合、上に乗ったコマごと動かすことが可能。
他の人の大きいコマをうまく利用したい。欲張りすぎず上手に楽をして、次代のThe Bremensになろう。
プレイ人数:3~5人用、対象年齢:12歳以上、プレイ時間:30分

Boardgame Memo:ブレーメンズ
ひだりの灰色:R-120(2015.05.09)その1
ふうかのボードゲーム日記:ブレーメンズ

『パッチワーク』日本語版発売

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ホビージャパンは本日、U.ローゼンベルクの2人用ゲーム『パッチワーク(Patchwork)』日本語版を発売した。2人用、8歳以上、30分、3,000円(税別)。

『アグリコラ』の作者ローゼンベルクが2014年秋に発表した作品で、ドイツ年間ゲーム大賞推薦リストに入った作品。布片を縫い合わせて大きな布を作る手芸が、パズルと戦略性を兼ね備えたゲームになった。

ぐるりと配列された布地タイルの中からボタン(お金)と時間を支払って1枚を獲得し、自分のゲームボードに配置する。時間が進んでいない人が常に先で、相手を追い越した時点で相手の手番になる。一定の時間が過ぎるたびに、自分のゲームボードにある布地タイルからボタンが手に入り、お互い時間を使いきったときに、ボタンの数が多いほうが勝つ。

時間とボタンをうまくやりくりするには、どの布地を選んだらよいか。気軽に遊ぶことも楽しいし、先の先を読んで遊ぶこともできる作品だ。家庭的なテーマで、布地の模様もかわいらしく、カップルで遊ぶのもよさそう。

ホビージャパン:パッチワーク日本語版
TGiWレビュー:パッチワーク

ルーニークエスト(Loony Quest)

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ラスボスも線を引いて倒す

ルーニークエスト

TVゲームのステージのように仕立てたボードに、障害物にぶつからないように感覚と勘でうまく線を引いていくフランスのゲーム。『ディクシット』の出版社で制作され、日本語を含む多言語版が発売されており、18日に発表されたドイツ年間ゲーム大賞で推薦リストに入っている。お絵描きの才能も必要とせず、直感的なルールで子どもも楽しめる。

中央の箱に今回選んだワールドのレベル(ステージ)シートが置かれる。このシートで、どこからどこまで線でつなぐか(点を打つステージも)、その線がどこを通れば得点で、どこにぶつかったら失点かが分かる。各自透明のスクリーンを手元に置き、シートを見ながら制限時間の30秒で線を引く。シートからは離れているので、だいたいの目分量で。「真ん中あたりまで行って、横に4分の1ぐらい、それから45度曲がって......おっ、もう制限時間だ!」

時間が来たら順番に、スクリーンをシートの上に重ね合わせる......結構ずれているものである。「全然当たってねぇ~、0点!」得点をつけたら次のレベルへ。こうして最終ステージでラスボスを倒してワールドをクリアしたら、得点の合計を競う。

シートには、雷マークと爆弾マークがあり、ここを線が通るとチップを受け取る。雷チップはほかの人に押し付けるお邪魔チップ、爆弾チップは自分が引き受けるお邪魔チップ。これによってて、利き腕と反対で描いたり、ペンの上にチップを載せて落とさないように描いたりしなければいけなくなり、難易度が上がる。何枚もあれば効果が累積するので、トップに押し付けて得点できなくしてしまおう。

1ゲーム30分くらい。子どもと遊んでも、大人と遊んでも楽しい。ファミコン世代直撃のテーマで、氷の世界、砂漠の世界などワールドがいくつもあるので何度も遊びたくなる。何度プレイしてもなかなか思い通りには線が引けないが、たまに狭いところをうまく通れるとすごく嬉しい。スペースぴったりになるように目分量でレイアウトして字を書かなければいけない仕事があって、このゲームで身につけたスキルを生かしている。

Loony Quest
L.エスコフィア、D.フランク/リベル(2015年)
2~5人用/8歳以上/20分

ホビージャパン、6-7月の輸入リストを発表

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ホビージャパンは6月から7月にかけて発売予定の輸入ボードゲームリストを公開した。今回は、ゲームマーケット2015春で来日したフランス人デザイナーA.ボザの作品。いずれも外国語版で日本語訳ルールが付属する。

東海道(Tokaido)
A.ボザ作、ファンフォージ社(フランス)、2~5人用、8歳以上、45分、5,600円(税別)。
親日家で知られるA.ボザがデザインし、2012年に発売されたボードゲーム。日本にも何度か輸入されていたが、しばらく絶版となっていた。
プレイヤーは水戸光圀や安藤広重など、昔の日本の旅人になって高名な東海道をたどり、豊かな経験に満ちた旅をめざす。京都を出発し、江戸へと向かう中で、雄大な田園地帯を通り、美味しい名物料理を味わい、お土産を購入し、温泉の効能を体感し、そしてさまざまな旅人たちや名勝との忘れられない出会いを経験していく。
全員が江戸にたどり着いたら、旅の途中で積み重ねた旅行点と、江戸に着いた時点で計算する追加得点の合計が最も多いプレイヤーが勝利する。
双六でありながら、いくつ進むかは自分で決められるが、早く行けばよいとは限らないという斬新なルールによって悩ましいものとなっている。
TGiWレビュー:東海道

東海道:四辻 (Tokaido: Crossroads)
A.ボザ作、ファンフォージ社(フランス)、2~5人用、8歳以上、45分、3,600円(税別)。プレイするためには『東海道』本体が必要。
2013年に発売された『東海道』の拡張セット。こちらは国内初の一般発売となる。
この拡張セットが加わることで、東海道を旅するプレイヤー達に新たな選択肢が与えられる。桜の木、銭湯、鉄火場などの新たなスペースが登場。各スペースで追加された効果を受け、旅の途上で新たな旅人たちと出会い、逸品を集めるなどして、驚きに満ちた江戸への旅を続けよう。

ドイツ年間ゲーム大賞選考委員長のコメント

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昨日、ドイツ年間ゲーム大賞のノミネートとともに発表された選考委員長T.フェルバー氏のコメントを翻訳。



2015年のボードゲームについて、ドイツ年間ゲーム大賞選考委員長のコメント
ドイツ年間ゲーム大賞の選考委員メンバーのように毎年たくさんのボードゲームをプレイしていると、次のような認識にならざるを得ない。すべての要求と好みとグループの状況を満たす完璧なボードゲームなどないと。

しかし選考委員が毎年挑戦していることは、そのような完璧なボードゲームに最大限近いものを見つけることである。選考委員会の目的である「文化財としてのボードゲームを家族や社会に広げること」をさらに促進し強化するのにふさわしいかどうかを考慮しつつ。

去年の夏から我々選考委員はずっと集中してたくさんのボードゲームの魅力、コンポーネント、イラスト、ルールについて精査してきた。そこでたくさんの素晴らしい作品に囲まれた。我々が安心したのは、デザイナーのアイデアの豊かさとイノベーションの喜びがほとばしり出ていることだ。贅沢に楽しめたことも多かったが、実を言うと少し退屈することもあった。こうしてとうとう、ボードゲーム製品の干し草の山から、いくつかのよいボードゲームを抜き出した。ただし全ての要求と状況を満たす完璧なボードゲームはないのだから、選考委員会は毎年いろいろなタイトルを推薦リストに入れ、ボードゲームに関心のある全ての人が自分の要求に応えるボードゲームを見つけられるようにしてある。

昨年と同様、2015年は合計25タイトルが我々のリストに入った。どれもちょっと特別なものばかりである。そして御存知の通り、これらを色分けした3つのカテゴリーに分けた。3つのカテゴリーでそれぞれ3タイトルずつ、大賞にノミネートしてある。赤は全ての人向き、つまり家族のいない人も含まれる。青はキッズゲーム、灰色はボードゲームのルールを理解して遊ぶ経験がいくらかある人向けのボードゲームである。赤と灰色の境界線は、それぞれのボードゲームの世界に入り込むために必要なエネルギーや要求の多さで引かれている。

さて、選ばれた作品の賛辞に移る前に、ひとつだけ言っておかなければならないことがある。欠陥のあるボードゲームの数が、依然とても多いことだ。欠陥とは編集作業であったり、ルールの記述であったり、コンポーネントの質であったり、イラストであったりするが、これらはボードゲームの楽しさを引き出すというよりはむしろ、阻害することになる。最終確認であまりにも注意が払われておらず、あまりにも拙速に市場に出されたという印象を受けることが残念ながら非常に多い。そのような小さな欠陥をもったボードゲームにも、細かいミスも擦り損じになるぐらいゲームの価値と楽しさが傑出しているために、リストに入れたものもあったが、選考にはいつもながら苦心した。もちろんその反対に、見かけ・イラスト・ルールは完璧でも、平均的な楽しさしかなく、誰の感情も引き出すことができず、それゆえに選ばれなかったボードゲームもある。それはまるで、ハリウッド映画で人気俳優と巨大な特殊効果を使って、結局スピリットがないようなものである。

また、ルールブックがなぞなぞの本みたいで、回りくどいテキストを解読してもゲームのシステムにあまり関係なかったりしてリスト入りを見送ったボードゲームもある。中には自分のお気に入りのボードゲームがリストにないという人も当然いると思う。いつも通り、選考委員会は絶対性を主張するのではない。ボードゲームの評価は、主観的な事柄である。時間をかけた多数決の手続きで、選考委員会は今回も期待の高かったタイトルを分けなければならない。余談ではあるが、否決された選考委員には深い精神的な傷跡を残すことにもなった。しかし競争が激しいというだけで、リストは明快にしたいと思っている。

ドイツ年間ゲーム大賞と年間エキスパートゲーム大賞へのコメント
赤と灰色のカテゴリーでノミネート・推薦されたボードゲームを見ると、改めて多くのタイトルの国際的な背景に目が行くだろう。後から確認したことだが、推薦された15タイトルのデザイナーは少なくとも12カ国の出身である。ドイツのほかにアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、日本、韓国、オーストリア、イタリア、フランス、ベルギー、オランダ、東フリースラント出身の方もいる。例えば『街コロ』のように、ドイツの出版社もライセンスを外国から購入して成功することが多くなった。我々は努力して、リストに多様性をもたせ、本当に何でも揃っているようにした。古典的なボードゲーム、ダイスゲーム、配置ゲーム、カードゲーム、パーティーゲーム、2人用ゲーム、にぎやかなコミュニケーションゲーム、静かな思考ゲーム。リストが素晴らしいのは、ゲームの雰囲気がさまざまで、その多彩さによって、ゲームの楽しさが文化財やホーム・エンターテインメントのツールになることである。

今年、赤い賞の選考委員会は『究極のワンナイト人狼』において初めて、アプリがアナログゲームの補助として使われゲームを豊かにする作品を推薦リストに入れた。巷でよく言われるデジタル化とともに、これが実際にトレンドのようなものになるならば、何よりも古いアイデアをリサイクル・改訂して全く新しいゲームが生まれることになるだろう。その点で例えば、ノミネート作品『ブルームサービス』の基本フレームは『魔法にかかったみたい』に遡るが、大きく変更されているために、完全に新しく、別もので、ほかにない作品が生まれている。

ドイツ年間ゲーム大賞と年間エキスパートゲーム大賞の推薦リストを見ると、ボードゲームのシステムがおなじみの世界に我々を誘うことが分かる。『デウス』のずっと昔の神話的な世界から、『ルーニークエスト』の現代的なSF要素が入ったファンタジー世界まで実にさまざまだ。特に自信をもって『アルルの丘』は、ウヴェ・ローゼンベルクが地域の歴史を事実に基づいて、遊びごたえのある、よく考えられた建設ゲームにしたもので、付録の本には歴史的な背景が考察され、ほとんど総合芸術作品といってもよいだろう。一方『マルコポーロの足あと』のように、こういった要素をルールの枠組みに落とし込み、ノミネート可能なエキスパートゲームの水準以上になった作品もある。

ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた作品では、サプライズでいっぱいの西部劇にプレイヤーが取り組み、都市計画担当として街の大きなプロジェクトを実現し、我慢のいる方法で数字カードを協力して並べる。この選考で改めて強調したいことは、小さなゲーム箱に詰め込んだ十分に素晴らしいアイデアに、ドイツ年間ゲーム大賞のポテシャルが内在するということである。年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた3作品は、錬金術師の配達や、ギリシャ神話世界の組織や、中世のいろいろな職業や立場のネットワークを結ぶことをゲームにしている。

やや陳腐に聞こえることは分かっているし、ほとんど毎年書いていることだが、事実なので言っておきたい。選考過程と内部議論で明らかなことは、ドイツ年間ゲーム大賞と年間エキスパートゲーム大賞のどちらにも、一番人気はない。ベルリンでの記者会見で大賞が発表される7月6日と、その直前に投票が行われるまで、エキサイティングな期間が続く。それまで選考委員はは休憩ではなく、ノミネートされた作品に引き続き集中し、直接比較したり、さらにたくさんの人達と遊び続ける。大賞にふさわしい作品が結晶することを信じて。

トム・フェルバー
ドイツ年間ゲーム大賞選考委員長

Kommentar des „Spiel des Jahres"-Vorsitzenden zum Spielejahrgang 2015

ドイツ年間ゲーム大賞2015ノミネート

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ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)選考委員会は本日、各部門のノミネート作品と推薦リストを発表した。例年通り、赤いポーンの年間ゲーム大賞、青いポーンの年間キッズゲーム大賞、灰色のポーンの年間エキスパートゲーム大賞の3部門について各3タイトル、合計9タイトルがノミネートされた。ノミネート作品の中から、赤と灰色のポーンは7月6日にベルリンで、青いポーンは6月8日にハンブルクで大賞を決定する。

メインである年間大賞(赤)にノミネートされたのは、協力して数字を並べる『ザ・ゲーム』、日本発のダイスで街づくり『街コロ』、立体の列車でお宝を奪い合う『コルト・エクスプレス』。大中小各サイズの作品が選ばれている。また推薦リストには、同じく日本発の『究極のワンナイト人狼』など6タイトルが入った。日本人デザイナーの作品がノミネートされるのは、1979年の『将軍』(松本テルオ/ラベンスバーガー)以来、36年ぶり2回目。

5年目となるエキスパートゲーム大賞(灰色)のノミネートには、『魔法にかかったみたい』のボードゲーム版『ブルームサービス』、ギリシャの英雄たちが神々を助けに戦う『エリジウム』、中世フランスを舞台にしたチップ構築ゲーム『オルレアン』が選ばれた。推薦リストには、ゲーム愛好者から支持を集めている3タイトルが入った。

選考委員のT.フェルバー氏は今回、国際色の豊かさに言及している。ドイツ年間ゲーム大賞と、エキスパートゲーム大賞のノミネート、推薦リスト15タイトルは、オリジナルを出版した国が12カ国にものぼる。そのおかげで、リストにあるボードゲームの種類も多様になったという。これは昨年、審査員がドイツゲーム以外を評価する姿勢を見せたことと関係していると見られる。また、テーマについては、神話やSFや歴史など定番の世界に、ゲームのシステムが我々を誘ってくれると述べている。一方、全体的に、編集、ルール、コンポーネント、グラフィックなどの不十分な作品が依然として多く、十分な仕上げをしないまま市場に出されているという印象を表明している。

年間ゲーム大賞から半ば独立しているキッズゲーム大賞(青)は、国内未発売のアクションゲーム・パズルゲームがノミネート・推薦されている。

【年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)ノミネート】
コルト・エクスプレス(Colt Express / C.レンボー / ルドノート)
街コロ(Machi Koro / 菅沼正夫 / コスモス)
ザ・ゲーム(The Game / S.ベンドルフ / ニュルンベルガーシュピールカルテン)
推薦リスト:アブラカ...ワット?究極のワンナイト人狼、ルーニークエスト、パッチワークカカオウーゴ!

Kategorie: Spiel des Jahres 2015

【年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)ノミネート】
ブルームサービス(Broom Service / A.ペリカン、A.プフィシュター / アレア)
エリジウム(Elysium / B.J.ギルバート、M.ダンスタン / アスモデ)
オルレアン(Orléans / R.シュトックハウゼン / dlpゲームズ)
推薦リスト:マルコポーロの足あとデウスアルルの丘

Kategorie: Kennerspiel des Jahres 2015

【年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)ノミネート】
プッシュモンスター(Push a Monster / W.ディシャール、M.ラインドル / クイーンゲームズ)
お宝騒動(Schatz-Rabatz / K.ヘトリング / ノリス)
クモのシンデレラ(Spinderella / R.フラガ / ツォッホ出版)
推薦リスト:よく見て!何が違う?(Schau mal! Was ist anders?)、ミツバチ(Honigbienchen)、カエルさんご注意!(Fröschlein aufgepasst!)、まわる言葉の動物園(Der verdrehte Sprachzoo)、ジョーの動物園(Joe's Zoo)、コックのアルフレッド(Chef Alfredo)、ハエの宴会(Fliegenschmaus)

Kategorie: Kinderspiel des Jahres 2015

ショップ巡りin盛岡

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(文・写真:鴉)

毎度してます。こんばんは。
さて本日は、先日訪れた岩手のボードゲームショップの話を。

前回のエントリーから随分時間が空いてしまったが、
アポなしショップ巡り第2弾として、
今回は「くつのエビスヤ」を訪ねに行ってきました。

3/7、土曜のことである。
この日の山形は雲一つなき晴れ空。

くつのエビスヤ(1)

出張中の身分でありながら、ちょいと野暮用で岩手に行かねばならなくなった。
ただ往復するのもなんだから、酒田⇒秋田⇒盛岡⇒仙台⇒酒田と強行軍スケジュールで、各所を巡ろうと前日に思い、即実行することにした。

まぁ、そんな脳直勢な愚か者の朝は遅い。11時頃に起床だったかな。
湯沢か横手あたりで、名物のうどんや焼きそばを頂こうかと妄想していたが、
スタートの時点で遅延が発生しているが、そんな事を気にせず出発することにしよう。

2時間ほどで湯沢に到着。
名物のうどんを食す。美味し。

16時頃に盛岡に到着。
地図で確認した所、駅から近い場所にあるようので車を走らせながら探すことにする。
この辺じゃないかなと思った所でとりあえず1枚撮る。

くつのエビスヤ(2)

「この辺だよなぁ...」と思う場所をグルグルと探すが見つからない。
仕方ないので、ここだと思う場所の近くの駐車場に停め、歩いて探すことにする。

くつのエビスヤ(3)

「これは違うよな?」と写真の店舗を幾度もスルーしてしまった。
全くもって自分の日本語の出来なさ加減に驚きを隠せなかった。
「戎」で「えびす」って読むんですね。
生まれて30年余りながら、はじめて知りました。はい。

くつのエビスヤ(4)

そんなこんなで30分ほどさまよってしまったが、
どうにかこうにか「くつのエビスヤ」に到着。

早速店舗に入ると、まぁ見事に靴屋。
右見ても左見ても、靴、靴、時々サンダル、靴。
どっからどう見ても紛れまない靴屋分から、
ボードゲームなんぞこれっぽちも無い雰囲気が醸し出される。
ホントにこの店なのかな?と思い、恐る恐る店員さんに話しかけて見ると、

どうやら、ボードゲームに関しては息子さんの趣味らしく、
息子さんがいらっしゃらないと分からないとのこと。
30分ほどで戻ってくるらしいので、ちょっと待ってくれとのこと。
「ただ待っているのもなんだから、奥の事務所にゲームがあるから見ながら待っているか?」
とありがたいお言葉を頂き、事務所を見せて頂くことになった。

前回の台湾に引き続き、ここでも事務所のためか撮影NGとなったので、
拙い文章で伝わるかどうか不安であるが、書いていこう。

  • 12畳ほどある事務所の壁2面に、L字型の金具が結構な数(20個ほど)取り付けられている。
  • L字型の金具に板が渡してあり、それを棚のようにして、ゲームを格納している。
  • 各格納スペースは大箱(300mmx300mm)が12,3個ほど置けそうな感じ。
  • 同じゲームがいくつも棚に並んでいる姿は圧巻。迫力ある。
  • 靴屋のエリアとゲームのエリアが暖簾で別れている。
    ⇒さも禁制品を扱うかのようにゲームを取り扱っている模様。

そんな中、店主さん帰宅。
オススメのゲームを聞いたり、
最近入ってきたゲームを聞いたり、
気になっているゲームを聞いたりと、
1時間近く話をしただろうか。立派な営業妨害である。
さて、色々と話した中、購入したゲームは以下の通り。

くつのエビスヤ(5)
※ダンジョンオブマンダムが写ってませんでした。 orz

・プエルトリコ('14)
・スカイライン3000
・リフト・イット!
・密林
・メガスター
・ゾンビダイス
・ダンジョンオブマンダム

これでなぜだか知らないが、会計は¥14,500.-
えらい良心会計な気がします。気のせい?
そしてなぜだか、「ゾンビダイス」「メガスター」は
たくさん購入したからと理由でおまけして頂きました。
ありがとうございます。
この場を借りてお礼申し上げます。
また駐車場代もサービスということで、キャッシュバックしていただきました。
うん、駐車場代も出るなら車で行くのも問題なさそう。
次に機会があるときも、こりゃ恐らく車で訪れそう。多分。
と考えながら、岩手で野暮用を済ませ、仙台経由で家路。

なお、店主一押しかつオススメは「ポゼッション」とのこと。
ジャケットがかなり来てる、イカしている。
グッと来る人にはテキサスヒットに違いない。

今(5/16)確認した所、
店舗にないゲームを購入できた模様。
意外な掘り出し物を探しに店舗に行くものアリなのかもしれない。

以上
本日はこの辺にて。

----------
くつのエビスヤ
(http://www.rakuten.co.jp/evisu-ya/)
所在地:〒020-0063 岩手県盛岡市材木町2-22
TEL/FAX:019-622-2452 / 019-654-2398

『エンパイアエンジン』日本語版、6月20日発売

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アークライトは6月20日、イギリスのSF帝国闘争ゲーム『エンパイアエンジン(Empire Engine)』日本語版を発売する。M.ダンスタン&C.マーリング作、2~4人用、10歳以上、20分、1800円(税別)。

グッドリトルゲームズ(イギリス)が2013年にプリント&プレイ版を発表し、翌年にAEG社(アメリカ)が製品版をリリースした作品。ペガサスシュピーレ(ドイツ)のドイツ語版と同時発売となる。デザイナーは『エリジウム』『レリックランナー』のダンスタン。

巨大な思考機械(グレートエンジン)によって統一されていた世界が、グレートエンジンの破壊により分裂してしまった。プレイヤーは4つの帝国の支配者として、グレートエンジンの復元をかけて争う。

攻撃・防御・回収・輸出・生産というアクションから同時に選ぶシステム。アクションは、各プレイヤーの前に並べられたエンジンカードの四辺に記載されており、ギアカードで回転させ、上辺に位置するアクションを実行する。自分の両側にいるプレイヤーの動きを読み、けん制するためには、どのアクションが有効か。裏をかいて得点に結びつけるのは誰か。

行動の選択が悩ましい、疑心暗鬼の読みあいゲームだ。

アークライトゲームズ:エンパイアエンジン

『賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム』発売

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リットーミュージックは本日、30種類のルールを集めた『賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム』を発売した。伊藤拓馬著、144ページ、1620円(税込)。

ウェブサイト「世界遊戯博物館」の管理人で著書『アジアゲーム読本』(グランペール)のある伊藤拓馬氏が集めた賭博ゲームのルール集。伊藤氏は近年、「双天至尊堂」というレーベルで手本引きセットや天九牌を発表している。リットーミュージックは音楽・楽器関係が専門の出版社だが、ボードゲーム関連の書籍をリリースするのは昨年5月の『人との会話がはずむ カードゲームの本』『勉強が楽しくなる カードゲームの本』に続いて3冊目となる。

長年、アナログゲームの代表格だった賭博ゲーム。ゲーム性が高く、お金を賭けずにチップを使って楽しむことができるものを集めた。「チンチロリン」「おいちょかぶ」「どぼん」などよく知られたものから、「手本引き」「ブー麻雀」といったマニアックなものまで、全30種類のゲームのルールを、初心者にも分かりやすく紹介する。

収録されているのは、サイコロ、花札、地方札、トランプ、麻雀牌、将棋駒を使うゲーム。手元にあるもので遊ぶことができる。

また発売を記念して6月18日(木)夜、東京・渋谷の道玄坂ヒミツキチラボにて日本の賭博ゲームが遊べるイベントが開かれる。前売2,200円(当日2,700円)。チケットはイープラスなどで発売されている。

リットーミュージック:賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム

『バオバブ』日本語版、5月5日発売

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ヘムズ・ユニバーサルゲームズは5月5日、ゲームマーケット2015春にて、カードを重ねていくアクションゲーム『バオバブ(Baobab)』日本語版を発売した。J.M.アルエ作、2~6人用、6歳以上、15分、2500円。

バオバブの木の上に、カードを崩さないように重ねていくアクションゲーム。スペイン人デザイナーの作品で、オリジナルは2012年にピアトニク(オーストリア)から出版され、翌年、ドイツ年間キッズゲーム大賞で推薦リストに選ばれている。

厚紙を組み立てて作った木の上に、カードを乗せていくゲーム。トリはフリスビーの要領で投げ込み、コウモリは目をつぶって胸の高さから置きに行き、ヒョウは10cm上から落とし、ヘビはカードとカードの間に挟むなど、置き方にルールがある。カードが崩れてバオバブの木から落ちてしまったら引き取らなければならず、この枚数が一番少ない人が勝つ。

ヘムズ・ユニバーサルゲームズは昨年の秋からゲームマーケットに参加している愛知のサークルで、『ライトチェス!』『フットサルミープル』『ART OF WAR the card game』を扱っている。日本語版を発売するのは初。子どもが楽しめるのは折り紙つきのこと、大人も楽しめるバランスゲームだ。

Hemz Universal Games:バオバブ

バオバブ
(写真はピアトニク版)

ゲームマーケットのジレンマ

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今回のゲームマーケットでは、イベント限定ではなく、後からでも買える作品が多くなったという印象をもった。これまで力を入れていたゲームストア・バネスト、ロール&ロールステーション、すごろくや、ボードウォークなどのほかに、イエローサブマリンが力を入れているのが大きい。売れ残っても、ショップに委託販売できる安心感で、多めに作るサークルも増えてきた。ものによっては、ゲームマーケット同時発売のところもある。

これによって参加者も、単価が下がる、ゲームマーケットに早朝から並んだり、ヤフオクで高値を出したりしなくても入手できるなどのメリットがあるが、その一方で、「どうせ買えるんだからここで買わなくてもよい」という認識が生まれ、当のゲームマーケットでは後回しされるという状況が生まれつつあるようだ。

サークルのほうでもすでに分かっていて、ゲームマーケット特別価格を設定したり、限定プロモカードを付けたりしているところもある。そうでもしないと、ゲームマーケットでわざわざ買う意味が少なくなってきているのだ。

多くの人に買って遊んでもらいたいのに、多く作るほど売れなくなるというこのジレンマを、「ゲームマーケットのジレンマ」と呼ぶことにする。その背景にあるのはレア度である。

今回のゲームマーケットでは、初出展のところは売り切れが目立ったが、2回目以降の出展では売れ残りが多かったという。初出展で売り切れたので、次は多く作っていくと売れない。残念なことだが、2回目&増産でレア度が二重に下がってしまうものと見られる。

もちろんレア度だけでゲームが売れるわけではなく、確固たる評判を得たところは出展何回目であろうと売れている。しかしそれはほんの一握りにすぎない。「売上の8割は全出展者の2割が生み出している」というパレートの法則である。この二極化は、すでに数年前から始まっていると見られるが、全体のパイが大きくなるにつれて、格差がより目立ってきたのだろう。

さらに今回のゲームマーケットでは、巨大キャプテンリノをはじめ、魅力的な日本語版が数多くリリースされたことや、給料日までだいぶあることなども、同人ゲームにとっては逆風になったかもしれない。参加者の財布の中身をめぐるワーカープレイスメントが、ゲームマーケットでは繰り広げられている。

しかし、二極化の結果どんどん長くなっているロングテールが、ゲームマーケットの魅力の源泉であるのは間違いない。単なるレア度だけでなく、人を選ぶがその人にはたまらない作品を求めて、愛好者たちは宝探しに余念がない。

エッセン・シュピールでは「スフィンクス・シュピーレ」という毎回ブラックなゲームを作ってくるドイツの個人出版社がある。H.ペールというヒゲのおじさんが『スポーツは命取り』『鼻ほじりゲーム』などの作品を発表しているところだ。一般的に売れるものでは決してないが、コンスタントに出展し、少人数であるが固定ファンがいる。ゲームマーケットでいえば、『佐村ァ後ろ後ろ!!』『ステステマーケティング』の芸無工房がこのポジションにいる。時事をパロディゲームに落としこんでくる異能に「(芸無工房の作品を遊べる)日本人でよかった」というファンさえいる。

そのようなわけで、メジャーを目指すのも結構だが、中には売れる売れないといった視点だけではなく、少量生産でも尖った作品を作り続けるサークルを私は期待している。豚の鳴き声でアイデア出しされていた「おっさん育成ゲーム」が(私的には)待たれる。

『逃げゾンビ』日本語版、6月13日発売

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アークライトは6月13日、ゾンビの襲撃から生き延びるカードゲーム『逃げゾンビ(Run, Fight, or Die!)』日本語版を発売する。R.ローニアス作、1~4人用、14歳以上、30~60分、4,800円(税別)。

『アーカムホラー』のR.ローニアス氏がデザインし、2014年にエイツ・サミット社とグレーフォックス・ゲームズ(アメリカ)から発売された。ゾンビの大群に襲われたホークンヴィルという街からできるだけ多くの住民を救出し、その得点を競う。

救出した住民は仲間になり、いろいろなスキルを使って手助けしてくれる。でも、ただ足手まといで厄介なだけな人物もいるかもしれない。救出した住民はそれぞれ勝利点になるが、役に立つ人物ほど得点は低く、厄介な人物ほど高い。たくさんの仲間を救出すると同時に、無事に生き延びることも考えなければならない。

B級ゾンビ映画テイスト満載のゾンビ・ゲームだ。

アークライトゲームズ:逃げゾンビ 完全日本語版

逃げゾンビ日本語版(コンポーネント)

イエローサブマリン秋葉原RPGショップ

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ゲームマーケットで国産同人ボードゲームがたくさん発表されているのに連動して、近年急速に注目されているボードゲームショップが、イエローサブマリン秋葉原RPGショップである。長い間、秋葉原水曜日の会や創作ゲーム会の開催場所として、多くのボードゲーム愛好者の憩いの場であったが、プレイスペースだけでなく、ショップの品揃えも魅力的になっている。

2014年7月に、これまでのビルのおとなり(ジョイフルハイパーのあったビル)に移転し、売り場面積を拡大。ゲームマーケットで発表される国産ゲームに力を入れるようになった。イエローサブマリンは全国に支店があり、通信販売も行われているが、入荷数が少ないためにここでしか扱っていないものもある。ところ狭しと並べられたたくさんの作品の中に、ゲームマーケットで売り切れていたレアな作品を見つけることができる。

イエローサブマリン秋葉原RPGショップ(1)
箱サイズの異なる作品でもたくさん並べられる吊り下げ式

このような売り場になったのは、自身も大の愛好者である蕪木P氏が、3年前から担当になってからである。ゲームマーケットでは自分でも買いつつ、各ブースを回り、当日余ったら、あるいは再版したらイエローサブマリンで委託販売することを提案する。当日の余りがあれば引き取って、翌日から早速店頭に並ぶことになる。さらに数が多ければ、イエローサブマリンの全国支店や通信販売でも取り扱われる。こうした体制によって、製作者はゲームマーケットで売り切る必要がなくなり、多めに作れるようになった。多く作って長く売れるようになれば、単価も下げられる。

売り場の工夫も蕪木P氏独自のものだ。ショーケースのディスプレイは、木村拓哉が好きだといった『ディクシット』などホットなものや、パッケージが地味なものを並べ、興味を喚起する。日替わりで変わるところもあり、中には蕪木P氏の個人所有のものが並べられることもあるという。また、商品もただ陳列するだけではなく、人狼コーナーを作ったり、製作者の作ったチラシを掲示したりして、迷わないようになっている。ここまでできるのは、ボードゲームへの愛情のなせるワザだろう。

イエローサブマリン秋葉原RPGショップ(2)
ショーケースにディスプレイされた『ひつじとどろぼう』や『ディクシット』

イエローサブマリン秋葉原RPGショップ(3)
人狼コーナーも充実

国産同人ゲームは現在、委託販売という形態を取っている。製作者が決めた価格で販売し、その手数料をもらうという仕組みだ。製作者と直接連絡が取れることで、英語ルールの問い合わせなどに素早く対応できる。実際、日本ゲーム目当ての外国人も多く訪れている。

プレイスペースでは、定期的に無料のアナログゲーム体験会も行われている。ここではゲームマーケットに出展しているサークルがゲームを紹介し、デモプレイできる。製作者にとっては貴重な情報発信の場となっている。

秋葉原RPGショップ:イベント開催予定表
ハッピーゲームズBLOG:第17回アナログゲーム体験会に参加しました!!

ゲームマーケット2015春の翌日には、早速ダンボールがうず高く積み上げられていた。イエローサブマリンでは今回、『クトゥルフダイス』日本語版を発売したが、蕪木P氏が3時間かけて各サークルを回った結果、行きの荷物より、帰りの荷物のほうが多かったという。まだ価格が決まっていないものもあるとかで、これから徐々に売り場に並べられていくことだろう。

イエローサブマリン秋葉原RPGショップ
東京都千代田区外神田1-11-5 秋葉原スーパービル8F
JR秋葉原駅徒歩7分
年中無休、平日12:00~21:00/土日祝11:00~20:00

『放課後さいころ倶楽部』第5巻発売

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小学館は12日、月刊少年サンデー「ゲッサン」連載のボードゲームコミック『放課後さいころ倶楽部』第5巻を発売した。中道裕大作、637円。

女子高校生がボードゲームを通じて友情を深めていく物語。5ヶ月に1巻のペースで順調に単行本化されている。毎回ボードゲームが1タイトルずつ登場し、登場人物たちが楽しむ姿が描き出される。恒例のおまけ漫画やすごろくや店長のコラムも付いており、ゲッサンで読んでいた方も買う価値がありそうだ。

発売を記念して5月16日に東京・高円寺のプレイスペース「す箱(旧すごろくや店舗)」、17日に大阪のボードゲーム専門店「キウイゲームズ」にて、作者を交えた体験会・トークショー・サイン会が行われる。16日はすでに満員となっているが、17日の大阪イベントは受付中だ。

KIWIGAMES:5/17「第2回中道裕大先生トークライブ&ボードゲーム会」開催のご案内
高円寺0分すごろくや:5/16(土) 放課後さいころ倶楽部 5巻発売記念イベント

作者の中道裕大氏は、2月の関西ゲームトークに出演し、4月のアソビアソート・ホリデイゲームカフェでホストを務めるなど、執筆以外にも精力的に活動しており、ますます目が離せない。

オランダゲーム賞2015ノミネート

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オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の審査委員会は、今年で15回目となるノミネート作品を発表した。一昨年から分けられたエキスパート部門とファミリー部門の2部門で各3タイトルがノミネートされた。

大賞は昨年の3月から1年間にリリースされた新作。一般投票による選考を行わず、ノミネートから大賞まで一貫して審査員が決める。審査員はボードゲームショップ店長、ボードゲームジャーナリスト、ボードゲーム関連団体のメンバーなど10名。大賞は6月11日に発表され、夏のボードゲーム祭で授賞式が行われる。

例年、オランダ国産品がほとんど入らない賞だが、今年はエキスパート部門に『黄金時代』(TGiWプレビュー)が入った。そのほかはドイツ年間ゲーム大賞に選ばれた作品が並ぶ。昨年はファミリー部門に『クウィックス』、エキスパート部門に『アンドールの伝説』が選ばれているが、今年はどの作品が選ばれるだろうか?

【オランダゲーム賞2015】
ファミリー部門
ノミネート:キャメルアップ(Hanabi / 999ゲームズ)
  〃  :宝石の煌き(Splendor / スペースカウボーイズ)
  〃  :スシゴー(Sushi Go! / ホワイトゴブリンゲームズ)
エキスパート部門
ノミネート:コンコルディア(Concordia / 999ゲームズ)
  〃  :黄金時代(The Golden Ages / クワインドゲームズ)
  〃  :イスタンブール(Istanbul / ホワイトゴブリンゲームズ)

Nederlandse Spellenprijs:Verkiezing familie 2015
Nederlandse Spellenprijs:Verkiezing expert 2015

カルカソンヌ:街の門

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ハンス・イム・グリュック社が発表した24枚のファン拡張セット。画像データが公開されているので、プリントアウトして、使わなくなった拡張セットのタイルなどに貼り付けてプレイする。商業目的で用いることは許されていない。作者はC.シュトルックとH.D.ペシュター。

【あらすじ】
街の門は、カルカソンヌの住民にとっていつも世界への入り口でした。この門は旅行者は商人にとっては、カルカソンヌの富の象徴でもありました。銅の屋根の小さい塔がそばに立ち、何年もかけて緑青がふいて独特な青緑色となりました。この門は新しい道と農地のつながりを生み出します。

【ゲームの用具】
街の門が入ったタイル24枚(門のマークがついています)。

【ゲームの準備】
ゲームの最初にほかのタイルと混ぜます。

【ゲームの進行】
1.タイルの配置
タイルは通常ルールに従って配置します。ただし街の門タイルには特別ルールがあります。
街の門には、草原か道かほかの街の門をつなげることができます。街の門でつながっている2つの街は、別ものとみなします。
街の門(1)
①街の門と街の門がつながっていますが、2つの街は別ものとみなします。
②街の門と草原ががつながっています。
③街の門と道がつながっています。

2.コマの配置
コマも通常ルールに従って配置します。街の門にコマを配置することはできませんが、街の門のそばにある小さな草原に配置することはできます。

3.得点
得点方法も通常ルールと同じです。街の門で道が閉じられることに注意して下さい。このため1点の道ができることがあります。
周囲4方向に街の門がある1タイルの街は、配置してすぐにコマを置くと4点になります。
街の門(2)このタイルでは道はつながっています。草原は、上の方は左右で分かれますが、下の方はつながっています。

街の門(3)街の門(5)これらのタイルでは、橋によって街は分断されません。橋の下にある街も同様です。

街の門(4)このタイルで、紋章のついた街は、街の門の左右にあるどちらの草原とも接しています。このことは、最終得点の際に重要です。

4.最終得点
草原の得点を通常ルールに従って行います。

【ほかの拡張との組み合わせ】
拡張5:修道院と市長
修道院は街の門に置くこともできます。また車を移動するときに街の門を通って行くことができます。ただし、街の門の先が草原の場合を除きます。

拡張8:橋と城壁とバザール
橋は街の門2つをつなぐのに使うこともできます。これによって街は1つのものとみなされます。

拡張9:ヒツジと丘
羊飼いは街の門のそばにある小さな牧場に配置することもできます。

ウミガメの島(Mahé)

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もう1個振るか、それともやめるか

ウミガメの島

サイコロで島を回り、できるだけたくさんの卵を産むゲーム。A.ランドルフの作品で、『カンガルー(Känguruh)』というタイトルで1974年にラベンスバーガー社(ドイツ)より発売された。さらに1990年、同社より『冷たい料理の熱い戦い(Die heisse Schlacht am kalten Buffet)』というタイトルでリメイク。ドイツ年間ゲーム大賞の候補作となった。そして2014年、初版から40年という月日を経てフランヨス社(ドイツ)からさらにリメイクされ、メビウスゲームズから日本語版が発売された。再び動物のゲームに回帰したわけである。

手番プレイヤーはサイコロを1個振り、その目を見て次のサイコロを振るかどうか決める。こうして3個までサイコロを振ることができ、出た目の合計×個数だけ進めるが、出た目の合計が8以上になったらバーストで進めなくなってしまう。ハイリスク・ハイリターンでたくさんサイコロを振るか、少ないサイコロで着実に進むか、どんどん少なくなっていく卵をめぐって熱いレースが繰り広げられる。

また、カメはほかのカメの上に乗ることができ、下のカメに連れて行ってもらえる。そのまま1周したら、一番上にいるカメのプレイヤーが卵カードをもらえる。カードに書かれた数だけ卵を産んだということで、最後にこの合計を競う。このバーストと相乗りのルールによって、より盛り上がりのあるレースが楽しめる。

子どもたちと3人でプレイ。相乗りはあまり起こらなかったが、白熱したゲームが繰り広げられた。スタート地点付近ではバースト覚悟で2個目、3個目と振り、ゴール付近では安全に1個で終えるというリスクコントロールで私がリードしていたが、子どもたちもすぐにその戦法を理解して追随。安定してカードを集められるようになっていく。最後は私が何度かバーストしているうちに、長男が7点を取って逆転優勝した。

多人数で相乗りが起こりまくる展開も楽しいが、少人数で、現在の位置、先にある卵カードの点数、自分の順位を踏まえてもう1個振るかどうかをじっくり考えるのも面白い。卵を産むのに、卵カードを集めているというのが直感的でないが(この点で、ご馳走を集める前作のほうが理解しやすい)、運だけではない、深さのあるスゴロクである。

Mahé
A.ランドルフ作/フランヨス(2014年)+メビウスゲームズ(2015年)
2~7人用/7歳以上/30分

E.マーティン氏と都内ボードゲームショップ巡り

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ゲームマーケット2015春の翌日、来日中のアメリカ人ボードゲームジャーナリストE.マーティン氏を案内して、都内のボードゲームショップ巡りをしてきた。

E.マーティン氏は毎月300万人が訪れる世界最大のボードゲームサイトBoardGameGeek(以下BGG)でニュースサイト「BoardGameGeek News」を運営している方で、年齢は46歳。新作のリリース情報だけでなく、デザイナーズノートなども掲載しており、圧倒的な情報量を誇る。もとは専門誌『ゲームズ(Games)』のライターだったが、ブログでボードゲームニュースサイトを始め、2011年からBGGに加わっている。来日は2度目で、前回は沖縄旅行だったというので、東京に入るのは初めて。

ゲームマーケットの印象を尋ねると、ものすごい活気があったという。エッセン・シュピールをはじめほかのイベントは、ボードゲーム出版社が主にブースを出しているのに対し、ゲームマーケットは個人サークル("independent")がメイン。ゲームを作った人が直接売るというスタイルが、活気を生んでいるとマーティン氏は分析する。今回のゲームマーケットでは、毎回訪れているカクテルゲームズ(フランス)のほかに、TMG(アメリカ)やハンス・イム・グリュック(ドイツ)が視察に訪れていたというから、世界からの注目度の高さが伺える。

また、出版社を通さないことで多様性が残されているのも魅力だという。例えばドイツのハンス・イム・グリュック社には優秀なディベロッパーがいるが、そのためにどんなゲームもハンス風になってしまって多様性が取り除かれてしまう。その点、日本のゲームは独自・自由に制作されているため、同じようなものには決してならない。ディヴェロッパーの不在は必ずしも悪いことではないようだ。

さて、ゲームショップ巡りは昨年9月に店舗移転した高円寺のすごろくやから。開店直後からもうお客さんがどんどんやって来る。しかも若い男性グループ、孫へのゲームを探している年配のご婦人、中国人、そして我々と客層もさまざま。ボードゲームシーンの玄関口となっている模様だ。マーティン氏は30分ほど見て回って、クニツィアの『京都』『なつのたからもの』、新作の『王への請願』を購入。

『ストリームス』の箱を見ながら、子どもっぽい英語版よりずっといいとマーティン氏。そこからパッケージデザインの話にもなった。アメリカでは、多言語版は受け入れられず、箱の表にも裏にも英語しか書かれていないものが手に取られるという。またイラストはファミリー向けのポップなものが好まれ、写実的なものが好まれるドイツゲームや、シンプルなものが好まれる日本ゲームとは異なる。しかし世界のフリークにとって、シンプルなパッケージも日本ゲームの魅力のひとつになっている。マーティン氏も『ストリームス』や『なつのたからもの』のようなパッケージデザインが好きだという。

続いては秋葉原のイエローサブマリン。近年同人ゲームに急速に力を入れており、その品揃えは日本一といってよいだろう。早速、前日のゲームマーケットで発売された新作がダンボールに入って積まれていた。一両日以内に発売する見込みだという。ショーケースに感心しつつ、『ロストバイブル』を購入。

マーティン氏の好きなゲームは『イノベーション』だが、決してフリークゲームが好きなわけではない。事実、『テラミスティカ』や『カヴェルナ』などのゲーマーズゲームはプレイせず、毎年そのようなゲームを選んでいる国際ゲーマーズ賞の審査員も断っている。『イノベーション』はやることがシンプルな割に、展開が多様でサプライズも多く生まれるところがよいという。そのような好みであれば、ドイツゲームや日本ゲームに目が行くのも納得できる。

最後に同じ秋葉原のロール&ロールステーションへ。ここにはすでに、ゲームマーケット新作が並んでいた。ゲームマーケットに行かないと買えないという時代はもはや終わりかけているかのようだ。委託販売分は基本3ヶ月で返品されるため、回転も早い。マーティン氏は『プリンセスワンダー』を購入。

ロール&ロールステーションでは、ゲームマーケット事務局の山上氏と刈谷氏と待ち合わせしており、アークライト本社に移動。ゲームマーケット大賞の候補作をプレゼンしたり、海外イベントの違いを伺ったりして2時間ほど過ごした。その中で、ヤポンブランドの存在が、日本ゲームが知名度アップに大きな貢献を果たしていることが分かった。初期にエッセン・シュピールに持ち込まれた『R-ECO』、英語版が出てアメリカで高く評価された『惨劇RoopeR』、マーティン氏がとても気に入った『忍者対戦』など、日本ゲームのタイトルがぽんぽん出てくる。今回のゲームマーケットでも、今年のエッセン・シュピールに出展されそうな作品をサークル名でチェックしていたという。エッセン・シュピールに出展されるならば英語ルールも製作され、日本語の読めないマーティン氏も遊べるからだ。

共通の話題として、一般層にどうやってボードゲームのことを知ってもらうかという話が出た。日本が『枯山水』の話題で盛り上がっている頃、アメフトのグリーンベイ・パッカーズの選手が『カタン』を遊んでいるという記事がウォールストリート・ジャーナルに掲載され、今更ながら『カタン』を初めて知った人が多くいた。ジェンコンにキッズゲームのハバ社が出展したり、少しずつ一般に開放されつつあるものの、国民人口から考えれば愛好者はまだまだ少なく、一般的な趣味ともなっていない。新聞や雑誌で取り上げられる機会を伺ったところ、クリスマス前に5タイトルぐらい紹介されるのが関の山だというので、まだ日本のほうがましだともいえる。ゲームマーケットではボードゲーム好きな著名人を招待しており、伊集院光氏が来場していたという話もあるが、ハリウッドスターに宣伝してもらうというわけにもいかないしとマーティン氏は笑った。

それから浅草でうなぎを食べ、浅草寺を拝観して、仏壇屋街を上野駅まで歩くという、個人的なおすすめ観光ルート。ドイツのボードゲームジャーナリストの話やお互いの子どもの話、BGGスタッフの話などで盛り上がり、新幹線の発車5分前まで立ち話。10月のエッセンで再会することを約束して帰途についた。

ゲームマーケット2015春:参加者8500名

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5月5日(祝)に東京ビッグサイトで行われた日本最大のアナログゲームイベント「ゲームマーケット2015春」は、五月晴れの中たくさんの参加者が訪れ、約8500名が参加していたことを、主催のアークライト社が発表した。前回(2014年11月)の「ゲームマーケット2014秋」から1300名、約2割の大幅増となった。

前回より30%広くなったホールに365団体の出展者が、213タイトルの新作をはじめ、旧作・輸入・中古ゲームが並べて迎えたゲームマーケット。午前10時の開始から各ブースに行列ができたが、午後になっても訪れる人が絶えず、昨年の規模を上回ることになった。東京ビッグサイトでは当日、コミティア、刀剣乱舞イベント、うどんグランプリなどのイベントも行われており、午後3時から入場無料になったことで他のイベントから流入した参加者もいたとみられる。

次回はゲームマーケット2015秋で11月22日(日)、その次はゲームマーケット2016神戸で2月21日(日)に行われる。秋の出展申込は7月頃から受付が始まる見込み。当サイトの恒例の新作評価アンケートは6月7日(日)まで。

【参加者レポート】
ゲームマーケット2015春に参加しました。5/5 : ボドゲなチラ裏
ゲームマーケットに出会いを求めるのは間違っているだろうか - 編集者はボードゲームの夢を見るか
ゲームマーケット2015戦利品: 積みゲー バカ一代
ボードゲームガーデン: ゲームマーケット2015春に行って来ました!
ゲームマーケット星に行った - ちいさな書棚。
GM2015春に行ってきた : ふうかのボードゲーム日記
ゲームマーケット2015春@東京 に行ってきた - お髭処 blog
ゲームマーケット2015年春 - 雲上四季
海長とオビ湾のカジノロワイヤル 突撃!小箱フリークがゆくゲームマーケット2015春
たっくんのボードゲーム日記 - ゲームマーケット2015(春)
ゲームマーケット春に参加: ボードゲームの棚
ボードゲームの日々 ゲームマーケットお疲れ様でした
ゲームマーケット2015春にブース参加してきたよ - 元祖〇一堂
どうでもいい は なし : ゲームマーケット2015春 感想&ありがとうございました!

ゲームマーケット2015春:国産新作評価アンケート

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ゲームマーケット2015春で発表された新作は、昨年春から30タイトル増の212タイトルとなりました。ここで恒例の新作評価アンケートを行います。投票期間は6月7日まで約1ヶ月。今回からGoogleフォームを用いており、ユーザーごとに1回しか回答できませんので、できるだけ多く遊んでから投票して下さい。

このアンケートは、エッセン国際ゲーム祭「シュピール」で行われている「スカウト・アクション」に倣ったものです。あちらでは現地で紙面による投票を行いますが、ゲームマーケットは会期が1日しかなく、また体験卓も少ないため、遊ぶ時間を考慮して後日のアンケートとしています。

リストは当サイトのエントリー「ゲームマーケット2015春国産オリジナル新作リスト」に基づきました。国産オリジナル・ゲームマーケット初出(直近のコミケ発表はOK)に限り、輸入ゲーム、伝統ゲーム、拡張・リメイク・シリーズもの、物販なし・無料配布、過去のゲームマーケット既出、プロトタイプ・見本展示・体験版・ベータ版、書籍・アクセサリ、TRPG、SLG、TCGを除いています。なお、リストにないものは自由記入欄にて投票できるようになっています。括弧内は出展されたブース名とブース番号です。委託販売などにより、出展者と異なる場合があります。

投票ページはこちら↓です。たくさんのタイトルが並んでいますが、プレイしたものだけ評価して下さい。評価するのは何タイトルでもかまいません。年齢・性別・居住地・ゲームマーケットの参加経験のみ必須項目です。

ゲームマーケット2015春:国産新作評価アンケートフォーム

情報誌『Game Jamboree』創刊

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5月5日に開かれたゲームマーケット2015春にて、アナログゲームファンのための新しい情報誌『Game Jamboree(ゲームジャンボリー)』創刊号が発売された。A4サイズ44ページ、800円(税別)。ゲームマーケット後は、秋葉原のロール&ロールステーション、イエローサブマリン、書泉、ゲームストアバネスト、ボードウォーク岡山などで頒布されている。

アナログゲームファンによる、ファンの立場で作った雑誌。ふじわらみどり氏が企画・編集で、多くのボードゲーム関係者が参加している。

創刊号は新作ボードゲーム紹介として、『コクーン・ワールド・ザ・ボードゲーム』『ルーニークエスト』『ウィッチャー:ザ・ボードゲーム』を取り上げるほか、カナイセイジ氏のおすすめゲーム、田中としひさ氏のレビュー漫画、萬印堂の取材、ゲームパーツの入手法、ヤポンブランドのインタビュー、キックスターターの体験記など、盛りだくさんの内容。

付録として『成敗』のプロモカード「建部申明」が付属する。

第2号は2015年11月の発行予定とのことで、ゲームマーケットの開催ペースに合わせて製作されるようだ。

Game Jamboree

ドイツゲーム賞2015、投票始まる

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ボードゲーム愛好者の投票で今年の一番人気を決めるドイツゲーム賞(Deutscher Spielepreis)の投票が、インターネット上で始まった。誰でも投票できる。7月31日まで。

対象となるのはエッセン国際ゲーム祭2014からニュルンベルク玩具見本市2015までの時期に発表された新作。下記のページを開き、面白いと思う順に5タイトルまで(全て埋めなくてもよい)、タイトル(原題)とメーカー名、さらにキッズゲームも1タイトルを記入する。

下の段には個人情報を全て記入しなければならない。Vorname(名前)、Nachname(名字)、Straße(町名と番地)、PLZ(市町村名)、Ort(都道府県名)、Land(国名=Japan)、Telefon(電話番号=+81の後に0を除く市外局番から)、E-Mail-Adresse(メールアドレス)、E-Mail wiederholen(同じメールアドレスを再入力) 。入力が終わったら「absenden」のボタンで送信する。

受け付けられると、入力されたメールアドレスに確認のメールが届くので、そこに指定されたURLをクリックして投票完了となる。クリックしないと無効になるので注意。日本ではまだ一般発売されていない新作もあるので、締め切りまでたっぷり遊んでから投票してみよう。発表は9月にネット上にて、授賞式は10月のエッセン国際ゲーム祭にて行われる。

近年の受賞は『ロシアンレールロード』(2014)、『テラミスティカ』(2013)、『村の人生』(2012)、『世界の七不思議』(2011)、『フレスコ』(2010)。ゲームをたくさん遊んでいるコアな愛好者が投票するだけに、遊びごたえのあるゲーマーズゲームが選ばれる傾向にある。これまでドイツで行われた人気投票によれば『カンバン:自動車革命』『マルコポーロの足あと』『オルレアン』などが話題作となっている。

Deutscher Spiele Preis:Abstimmung

『クトゥルフダイス』日本語版、5月6日発売

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ホビーベース・イエローサブマリンは5月6日、クトゥルフ神話をテーマにしたシンプルなダイスゲーム『クトゥルフダイス(Cthulhu Dice)』日本語版を発売する。S.ジャクソン作、2~8人用、10歳以上、5~10分、1800円(税別)。5月5日に東京ビッグサイトで行われるゲームマーケット2015春にて、先行販売される。

2010年にスティーブ・ジャクソン・ゲームズから発売された作品。各自3つの正気度トークンをもち、12面ダイスを振って攻撃し合う。トークンを奪ったり、奪われたりして、なくなったプレイヤーは脱落。最後まで正気でいられたプレイヤーが勝つ。ただしクトゥルフの目が出ると、全員がダメージを受ける。全員が瀕死の状態では一気に全滅なんてことも。

ミニマムなコンポーネントで楽しめる作品。クトゥルフ神話ファンの方に。ダイス1個が追加で付属する狂信者セットも同時発売となる。

ホビーベース・イエローサブマリン:クトゥルフダイス日本語版

ゲームマーケット2015春:国産新作リスト(印刷用)

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ゲームマーケット2015春が、いよいよ5月5日(火)に東京ビッグサイトにて開かれる。先日公開したリストに基づいて、国産オリジナル新作223タイトルをまとめたリストを制作した。PDFファイルで、A4で4ページ。

・予約したゲームの受け取り忘れチェック
・当日絶対手に入れたいゲームや、現物を見て購入を検討したいゲームの備忘録
...ならびに用意するお金の計算(重要)
などにお役立て頂けたらと幸いです。

なお、出展はあくまで各団体のホームページなどで告知されているものにもとづいており、未確定情報も含んでいる。内容や価格に変更がある可能性もあるのでご注意ください。

また、当サイトでは週明け、このリストに基づいて恒例の新作評価アンケートを行う予定。アンケートへの掲載を希望されない方は除外するので週明けまでにメール・ツイッターなどでご連絡下さい。

ゲームマーケット2015春国産新作リスト(PDF)

ゲームマーケット2015春:トークショー

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5月5日、東京ビッグサイトで行われるゲームマーケットにて、トークショーコーナーが設けられる。50席ほどの椅子が用意され、立ち見も可能。オークション、来日中のフランス人デザイナーA.ボザ氏の公開インタビュー、ボードゲームクリエイターのための企画塾が開かれる。

オークションはゲームマーケットの伝統行事ともなっているイベントで、13:00から始まる。10:30から12:10までに出品受付されたボードゲームを、オークショニアが競りにかける。どんなレアゲームが登場し、落札価格がいくらになるか注目される。

A.ボザ氏の公開インタビューは14:00から。『世界の七不思議』『花火』の制作エピソード、フランスのボードゲーム事情、ゲームマーケットや日本の印象を聞くことになっている。その後、15:00からホビージャパンのブースにてサイン会も行われる。サイン会の整理券は13時からホビージャパンのブースで配布されるので見逃さないようにしよう。

ボードゲームクリエイターのための企画塾は15:00から。ゲームデザインのワークショップを開いているドロッセルマイヤーズの渡辺範明氏が、なぜゲームを作るのか、どんなゲームを作るべきか、どうやってそれを実現するかといったゲーム制作のスタート地点となる「企画」について、ゲームプロデューサーの観点で語る。

買い物も一段落する午後のひととき、会場に留まってゆっくり話を聴いてみるのはいかが。

ゲームマーケット:トークショー&サイン会 開催

アンケート:トランプ

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Q95:トランプで遊んでいますか?

A.よく遊ぶ 35票(20%)
B.たまに遊ぶ 71票(41%)
C.遊ばない 69票(39%)

先月行った麻雀と比べると、「よく遊ぶ」という方が17ポイントも多く、その結果約6割の読者の方がトランプを遊んでいることが分かりました。ボードゲーム愛好者はコンポーネント重視の方が多いと思っていましたが、入手が容易で、ちょっとした時間に遊べるトランプも重宝している模様です。

トランプの本はたくさん出版されていますが、いろいろなゲームを遊んでいるボードゲーム愛好者へ、昨年11月に発売された『トランプゲーム大全』をオススメします。250種類の遊び方が52のカテゴリーに分類されており、ルールを読むだけでも楽しめます。トリックテイキングゲームをひとつとっても、ドイツで人気の『スカート』や、青森の津軽地方に伝わる『ゴニンカン』ほかたくさん収録されています。

カードも多種多様です。ありきたりのものでは遊ぶ気がしないという方は、ゲームストア・バネストのトランプコーナーを覗いてみましょう。面白いデザインのトランプが販売されています。

5月のアンケートは、ゲームマーケットの注目ジャンルです。5月5日、東京ビッグサイトでゲームマーケット2015春が開催されます。このイベントは年々大きくなるにつれて、内容の構成も変わってきています。あなたが今、ゲームマーケットで注目しているものは何でしょうか。参加の有無は問いません。新作輸入ゲーム、同人ゲーム、中古ゲームのうち、最も注目しているものをお答え下さい。

ゲームマーケット2015春:巨大キャプテン・リノ

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5月5日に東京ビッグサイトで行われるゲームマーケット2015春にて、高円寺のボードゲーム専門店すごろくやが『巨大キャプテン・リノ』を発売する。2~5人用、5歳以上、10分、9,800円。

『キャプテン・リノ(Super Rhino)』は折り曲げたカードを柱にして重ね、崩さないように高いビルを作るゲーム。2013年にすごろくやから日本語版が発売され、ロングセラーとなっている。今回発売される巨大版は通常版の3倍の大きさで、ダイナミックに遊ぶことができる。うまく積み上げれば3m以上になるという。

通常版はハバ社(ドイツ)の製品だが、すごろくやが特注し、初回100セットで限定生産された。今後の増産もありうるが、9,800円での提供は今回だけになりそうとのこと。70個弱の販売になるとのことで、今回のゲームマーケットの目玉商品となっている。

すごろくや:5/5のゲームマーケットにて巨大キャプテン・リノを販売します

7つの紋章、7つの部族(7 Symbols, 7 Nations)

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取りたい、でも取りたくない

7つの紋章、7つの部族

7つの部族が1枚ずつもっている紋章を、相手より多く獲得することを目指す日本のカードゲーム。ゲームマーケット2015大阪で発表され、当サイトの新作評価アンケートで1位となった。「トリックテイキング」という、従来ドイツでしか評価されなかったシステムが、日本でも意外と受け入れられつつある。この作品は、高天原がこれまでに国産で発表されたトリックテイキングゲーム7タイトルをまとめて一箱にした『トリックテイキングボックス2015』に含まれている。

順番にカードを1枚ずつ出して、一番強いカードを出した人が総取りするトリックテイキング。このゲームの特徴はカードの構成にある。7色あって、それぞれ7のカードに紋章が描かれているが、数字の分布が色によって異なるところが面白い。7が最強の色もあれば、最弱の色もある。そのため、7のカードを取るには、色によって戦術を変えなければならない。

7が最強の色で、自分がもっていたらその7を出せばよい。なければ、切り札で取りに行く。しかし7が最強でないいろで、自分がもっていたら、どうやって獲得できるだろう? なかなか考えることが多い。

しかしこのゲーム、4人プレイでは2人チーム戦となる。自分が取れなくても仲間が取れるようにうまく誘導してあげよう。「あとは任せた!」「無理っす!」

トリックテイキングの常として、手札が少なくなる終盤は選択肢が減って盛り下がるというのがあるが、このゲームでは「トリックを取り過ぎると負け」というルールによってどんどん盛り上がっていく。紋章を集める前に、余計なトリックを取ってしまうと苦しい。序盤に取り過ぎてしまうと、相手から押し付けられる恐れのために、リスキーな手を打てなくなってしまう。

欲しいカードは取りたい、でも余計なトリックは取りたくないというジレンマを、チームでどう解決するかという意欲的なデザインのゲームである。3人プレイでも、2人で結託して1人にトリックを押し付けまくるという展開があって楽しい。

7つの紋章、7つの部族
常時次人/高天原(2015年)
3~4人用/10歳以上/30分

ゲームマーケット2015春:聖書コレクション新作当日発表

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キリスト新聞社は、5月5日に東京ビッグサイトで開催されるゲームマーケット2015春にて、聖書を題材とするカードゲーム「聖書コレクション」シリーズ第5弾の発表会を行う。午前11時より、聖書コレクションブース(I35)にて。体験卓の申し込みはメール(shinkichi1109@gmail.com)にて5月4日まで受付中で、定員6名を超えた場合は立ち見となる。

「聖書コレクション」はキリスト新聞社が発行するアナログゲームシリーズ。ゲームを遊びながら聖書に親しむことができるという新しいコンセプトで、これまで『バイブルハンター』『最後の晩餐~裏切り者は誰だ』『バイブルハンター アドベント』『ロストバイブル』の4タイトルをリリースしている。

第5弾については今までにない新テーマ・新システムで、今回初めてボードゲームとなること、発売はゲームマーケット2015秋になることが明らかにされている。その中身については、当日の発表が最初となる。シリーズファンの方はお見逃しなく。

ゲームマーケット:聖書コレクション:「聖書コレクション」新作(第5弾)発表会

『ダンシングドラゴン』日本語版、5月5日発売

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手札のドラゴンを揃えて、相手にサインを送るユニークなカードゲーム。TRPGをもとにしたファンタジー小説『ドラゴンランス』の作家であるM.ワイス氏がデザインし、2005年に同氏の個人出版社から発売された。国内では輸入版が日本語ルールなしで販売されていたぐらいで、世界的にもあまり流通していない作品である。

2人1組のペアとなり、相手のサインを察知してコールすることを目指す。ワイルドカードを1枚入れた「ドラゴン」、全色同じの「ロイヤルドラゴン」、ワイルドカードだけからなる「ワイルドドラゴン」の3つがある。それぞれについて、あらかじめパートナーとサインを決めておき、揃ったら相手にひそかにサインを送り、相手が正しいコールをすれば得点が入る。

一方、ほかのチームはサインを察知して「リバースドラゴン」を宣言できる。実際ほかのチームに揃っているドラゴンがあったら得点横取り。したがってほかのチームにもばればれのサインではいけない。

咳をする、メガネを上げる、ポケットに手を入れるなどのサインで、手をグーにしていなければフェイクなど、サインを工夫するのも面白い。ほかのチームをしっかり観察しつつ、パートナーとの以心伝心を楽しもう。ほかの人の表情をちらちら見ながら遊ぶのが楽しい作品だ。

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