2019年1月アーカイブ

アークライトは3月7日、『インカの黄金(Incan Gold)』(2018年版)の日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.R.ムーン&B.フェデュッティ、3~8人用、8歳以上、20~40分、3200円(税別)。

古代インカ帝国の神殿遺跡で、1枚カードをめくるたびに先に進むか引き返すかを各プレイヤーが選択し、できるだけ多くの宝を無事に持ち帰るゲーム。何人でも盛り上がれる定番ゲームとしてすっかり定着しているが、このたび版元のイーグルグリフォンゲームズより改版されることになった。

今度の版ではリメイク元の『ダイヤモンド』(2005年)と同様、進むか戻るかを手のひらに探検者コマ(ミープル)を握って決める方式に変更。従来のカードを出す方式からより分かりやすく、かつ気合と祈りを込めてプレイできる。

内容物:ルール説明書1枚、神殿カード5枚、探検家コマ8個、テント8枚、探検カード30枚、遺物カード5枚、宝石110個(カードサイズ:63×89mm)

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ニュルンベルク'19:ツォッホ出版

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壁を抜けて消えろ(Ab durch die Mauer)
ゲームデザイン・J.アダムス、イラスト・V.ボーデン、2~4人用、7歳以上、20分。
ここは地面が回るお城。幽霊たちが壁を通り抜けてダンスを踊る。まるで魔法のように、帽子や靴が出窓から出窓へと移っていく。幽霊のカーニバルでは誰もが大胆な衣装を着てロビーをうろつきたいと思っている。しかし衣装部屋すら、以前あった場所から突然なくなってしまった。多くの部屋に入って、そこに置いてあるカーニバルの衣装を集めることがこのゲームの目的だ。回転可能で、磁石がついているゲームボードという新要素で、上手な魔法の移動を行う。
手番には、魔法の移動を3回まで行う。自分の幽霊を部屋から部屋へ移動できるだけでなく、床下のスライダーを移動させたり、ボード全体を回転させたりできる。スライダーには磁石がついており、部屋をすり抜けていい衣装のある部屋に入ることができる。最初に4つの衣装を集めたプレイヤーが勝利する。

それを渡せ!(Rück's raus!)
ゲームデザイン・A.バッカラ、イラスト・A.ユング、3~5人用、8歳以上、10分。
ヒゲの盗賊たちのカードゲーム。プレイヤーは盗賊となり、貴族を襲撃して宝石を得る。毎ラウンド、貴族カードがめくられ、それを見て全員同時に盗賊カードを1枚出す。一番強いカードを出すと、たいていは貴族の「好意」、すなわち宝石を得る。ときにはほかのプレイヤーに引き渡し、全財産の分配を手配してもらうこともある。最も弱いカードを出したら、しょぼい宝石しかもらえない。こうして宝石を集めるが、最後に勝利するのは、二番目に多く宝石を集めたプレイヤーである。

ゴー・ヤモリ・ゴー(Go Gecko Go)
ゲームデザイン・J.アダムス、イラスト・G.シルベーラ、2~4人用、6歳以上、20分。

大水泳大会で水の中をどんどん進もう。大小の動物たちがあらゆる流れの中で漂流物に乗るとき、大混乱になる。大きなワニ、カメ、カエル、ヤモリで水泳チームを作る。小さい動物はより大きい動物の背中に乗せて連れていける。しかし、途中にある2つの橋で頭を下げてよければ、失敗はしないだろう。4匹の動物を最初に木の幹まで連れてきたプレイヤーがプール監視員となる。高さの違いに勘をはたらかせるキッズゲームだ。
手番には3つのダイスを振り、そのアイコンを組み合わせを選ぶ。高く積めば効率よく移動できるが、積みすぎると橋にぶつかってしまうので注意が必要だ。

トンボがえり(Purzelbaum)
ゲームデザイン・H.フェッヒャー&T.リーシング、イラスト・D.マテウス、2~4人用、4歳以上、15~20分。
夏に熟した木の実が秋に落ちる。かしこいリスたちはそれらを秘密の隠れた場所に埋め、在庫として冬に食べられるようにする。プレイヤーはリスとなって、秋に木の実を枝から地面に掘った穴に落としおき、冬になって全てが雪で覆われてから、どこにたくさん木の実があるか、隠し場所を思い出す。
手番プレイヤーは地面の穴をひとつ選び、そこに木の実を落とす。うまく落ちれば葉っぱがもらえる。木の実がなくなったら穴を選び、できるだけ多くの木の実を見つけることを目指す。葉っぱと木の実の合計が多いプレイヤーが勝つ。

ドイツでボードゲームの制作販売を手がける主要20社で構成されているボードゲーム出版社協会(Spieleverlage e.V.)は28日、ニュルンベルクおもちゃメッセを前にボードゲーム市況を発表した。発表によると、ボードゲームの売上は前年比+9%の伸びで、4年連続の増加となった。

下位分類ではボードゲーム全体の27%を占める「ファミリー向けボードゲーム・アクションゲーム」が前年比+18%で、「ファミリー向けダイスゲーム・ワードゲーム」は前年比+10%。最も伸びたのは「頭の体操」(Brain Teaser)系で前年比50%以上、全体の12%を占めるカードゲームも+12%の伸びとなった。全体の20%を占めるキッズゲームは微減、未就学児ゲームは+5%の増。

全体の売上額は明らかにされていないが(spielbox は5億ユーロ(630億円)前後と推定)、ドイツでは年間5千万個のボードゲームが販売され、その多くが海外に輸出されたという。社会的な要素と共通体験が全面に出るボードゲームは、デジタルゲームとは棲み分けされており、競合はしないと分析。その一方で、ソーシャルメディアやブログなどデジタルメディアがボードゲームの情報を広めるのに役立っているとする。

ボードゲームイベント、大会などで愛好者が集まる機会が増え、玩具店でもボードゲームを取り扱うようになっただけでなく、書店、コンセプトストア、ネット通販がボードゲームに興味を示し、品揃えが豊富になっているといい、会長のH.フッター氏(フッフ)は「ボードゲームを遊びポジティブな経験を生み出す人が増えれば増えるほど、ボードゲームの需要と関心が高まっていく。出版社は新しいアイデアと高品質なボードゲームで、さらなるブームの基礎を作っていきたい」とコメントしている。

明日より始まるニュルンベルグおもちゃメッセは、300以上のボードゲーム出版社が1000タイトル以上の新作を発表する。

Spieleverlage e.V.:Spiele weiter voll im Trend

ホビージャパンは3月上旬、リアルタイムお絵描きゲーム『ピクトマニア新版(Pictomania 2nd Edition)』の日本語版を発売する。ゲームデザイン・V.フヴァチル、イラスト・T.アレン、3~6人用、8歳以上、30~45分、3000円(税別)。

チェコゲームズ出版が昨年、7年ぶりにリメイクした。全員がそれぞれカードで指定された自分のお題を描きつつ、どのお題をほかの人が描いているかを早い者勝ちで予想する。予想もあるため、絵を描く時間は少なく、どれぐらいシンプルかつ見分けのつく絵を描けるかが勝負となる。

TGiWプレイレポート:ピクトマニア

旧版との違いは、プレイ人数はそのままでカード差し込み口が6つから3つになり、全部のカードをチェックする手間が減ったところ。価格も箱サイズも下がって手に取りやすくなっている。

内容物 難易度が4段階ある両面仕様のお題カード99枚、 カードホルダー1つ、推理カード(6色)42枚、指示カード13枚、 点数トークン(6色)30枚、点数トークン(黒)6枚、鉛筆6本、鉛筆削り1つ、お絵描きシート1冊、シールシート1枚、ルールブックほか


(写真は英語版)

セカンドチャンス(Second Chance)
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・M.プレンティス、1~6人用、8歳以上、10~15分。
同社から『コテージガーデン』『インディアンサマー』『スプリングメドウ』とパズル三部作を完結させたローゼンベルクによる次の作品は、紙ペンゲームだ。9×9マスのシートにはじめ指定された8マスを埋めてゲームスタート。毎ラウンド1~7マスのタイルを指示するカードが2枚めくられ、各プレイヤーはどちらかを選んで自分のシートに書き込む。どちらも書き込めなくなったらセカンドチャンス。自分専用のタイルを書き込むことができたら続行できる。できなければ脱け、全員が脱けるか山札がなくなったら、空きマスの少ないプレイヤーが勝利する。まれに全部埋めることができたら、その時点で勝利となりゲームは早期に終了する。

サブテキスト(Subtext)
ゲームデザイン・W.ヴァルシュ、4~8人用、10歳以上、20~40分。
注目のデザイナー、ヴァルシュのパーティーゲーム。『ザ・マインド』のようにしゃべることのできないコミュニケーションゲームで、絵を描いてヒントを与える。絵は上手である必要がなく、ヒントになるものを賢く選べばよい。毎ラウンド、絵を描くフェイズと当てるフェイズを行う。絵を描くフェイズでは親が自分のカードの単語を見て覚え、ほかのプレイヤー用にカードを引く。カードを混ぜ、ランダムにほかのプレイヤーに配る。こうして誰かが親が見たカードをもつが、誰かは親にも分からない。全員その単語を知っている人にだけ分かる絵を描き、当てるフェイズへ。親の絵をボードの左横に、ほかのプレイヤーの絵を右横に置く。ここで全員が親と同じ単語を受け取ったプレイヤーの描いた絵を当てる。間違った数だけ彼ら2人の得点になるが、得点するには2人が正解しなければならない。どこまで曖昧に伝えるかが腕の見せどころだ。

ホビージャパンは3月上旬、拡張セット『アドレナリン:チームプレイDLC』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.ネドゥク、イラスト・J.ポリツァー、2~6人用、12歳以上、60分、5000円(税別)。プレイするためには『アドレナリン』基本セットが必要。

チェコゲームズ出版によるシューティング・ボードゲームの拡張セットで、オリジナルは昨秋に発売された。FPS(ファストパーソンシューティング)にDLC(ダウンロードコンテンツ)を加え、6人プレイもできるようになる。

新キャラクターが専用武器カードとともに登場するほか、基本セットのキャラクターにも特別なパワーが与えられる。6人までのチーム戦、キャラクターを3人ずつ受け持つ2人戦も可能で、チーム内のコミュニケーションと能力の組み合わせも求められる。

内容物:プレイヤーボードとアクション・タイル1組、エコーのミニチュア1個、4ポイントトークン6個、プラ製のダメージ・トークン20個、プラ製の緑色スカル5個、プラ製のスタンド6個、弾薬タイル36枚、プラ製の弾薬キューブ9個、早見表タイル2枚、武器カードとアビリティカード18枚、スカルボード1枚、ダメージ・バッファボード2枚、マインドコントロールトークン5個、ダメージ・バッファ報酬タイル3枚、アドレナリン・ラッシュタイル6枚、オーバーロードトークン4個、ルールブック3冊

ジンジャーブレッドハウス(Hexenhaus)

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悪役から見た物語

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グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』は、日本でもよく知られた物語である。悪役の魔女はお菓子の家で子供たちをおびき寄せ、殺して食べてしまう。その魔女の立場になって見たのがこのゲーム。ヘンゼルとグレーテルだけでなく、白雪姫、ドラゴン、ハンプティーダンプティーたちが、お菓子をつまみぐいしに来るのを捕まえよう。『クマ牧場』(2017年)に続くP.ウォーカー=ハーディング&ルックアウトゲームズの作品。

タイルを組み合わせて配置するパズルチックなゲームだが、今回は上に重ねてお菓子の家を高くしていく。タイルを置いたとき、下になったマークのお菓子がもらえ、そのお菓子を集めて、通りかかったキャラクターを捕まえると得点になる。

手番には自分の前に並んだ3枚のタイルのうち1枚を選んで、自分の家に置き、お菓子を手に入れる。場には4枚のキャラクターが並んでおり、それぞれ好物のお菓子の種類と数が違うので、対応するお菓子を集めて支払うことで、そのキャラクターを捕まえられる。

キャラクターを捕まえると、最後に得点になるだけでなく、ジョーカータイルをもらえ、それを家に配置することができる。この上にまたタイルを置けば、好きなお菓子が手に入る。少ないお菓子で捕まえられるキャラクターでこまめにジョーカータイルを置くか、たくさんのお菓子が必要なキャラクターで高得点を狙うかは状況次第だ。

その方針となるのがボーナスカード。1階層9マスを埋めるたびに、中央から選んで取ることができる。ボーナスカードは、即時効果でお菓子がもらえるものから、特定の種類のキャラクター(人間/人間以外、元気/機嫌が悪い)を捕まえるとボーナスが入るものまでさまざま。ゲーム中3枚まで獲得できるので、ボーナスカードに沿ってキャラクターを集めつつ、終盤は集めたキャラクターで得点が一番高いボーナスカードを選ぶ。

魔女の家には、お菓子やジョーカータイルのほかにも、1マスだけ埋められる階段、お菓子を交換できる矢印のマス、捕まえるキャラクターを予約できる牢屋もあるので、どうすれば効率よく、ほかのプレイヤーより先にキャラクターを取れるかはさまざまな道筋がある。特に、同じマーク2つの上にタイルを置くと、もらえるものが2つではなく3つになるというボーナスがあるので、うまく活かしたい。

4人プレイで45分ほど。狙っていたキャラクターを先に取られて悔しいという場面も多かったが、たまたま持っていたお菓子に合致するキャラクターが山札から出てきたという棚ぼたもあり、プレイ感はゆるやかだ。とはいえ最後に勝ったのは、ボーナスカードに沿ってチャンスをものにしたbashiさん。ときには、捕まえられるキャラクターをスルーして、自分の得点が高くなるキャラクターを優先するという選択も必要なようだ。

ジンジャーブレッドハウス
ゲームデザイン・P.ウォーカー=ハーディング/イラスト・A.エルカートン
ルックアウトゲームズ(2018年)
2~4人用/8歳以上/30~45分

nagarajaM.jpgホビージャパンは2月下旬、『ナーガ・ラージャ(Nagaraja)』多言語版(日本語を含む)を発売する。ゲームデザイン・B.カタラ&T.リヴィエール、イラスト・V.デュトレ、2人用、9歳以上、30分、5000円(税別)。

ハリケーン社(スイス)が今月発売する最新作。ゲームデザインは『キングドミノ』のカタラ(フランス)と、『ひっつきカメレオン』のリヴィエール(ベルギー)。古代インドの龍王「ナーガ・ラージャ」の遺物発掘を競う2人用遺跡探索ゲームだ。

各プレイヤーはそれぞれ自分の神殿ボードをもち、その中で探索する。神殿の内側には部屋タイルを置くためのスペースがあり、外周には聖なる(または呪われた)遺物が9つ隠されている。

ラウンドごとに新たな部屋タイルが1枚公開され、プレイヤーはそれを見て手札からカードを選び、一斉に公開する。カードには、3種類の運命スティック(棒状のダイス)をいくつ投げられるか指示されており、その分のスティックを投げてより多くの運命点を出したほうが部屋タイルを獲得できる。運命スティックにはナーガのマークがあり、これを使えばカードの特殊能力を使うこともできる。

部屋タイルを入口からつなげて遺物につながれば、その遺物を表向きにして勝利点を得る。先に25点を獲得したプレイヤーが勝利するが、中には呪われた遺物もあり、3枚表にすると敗北になってしまう。また部屋タイルの中にも得点になるものがあり、計画的な配置も勝敗を分ける。

カードの特殊能力は運命点を上げるものから、裏になっている遺物を確認できるもの、相手の神殿にお邪魔タイルを置けるものなどさまざま。運の要素をうまくコントロールして、勝利を引き寄せよう。

内容物:神殿ボード2枚、遺物タイル18枚、プレイヤーエイド2枚、部屋タイル17枚、運命スティック36本、カード48枚、トークン類ほか

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お花見(Ohanami)
ゲームデザイン・S.ベンドルフ、イラスト・C.オッペラー、2~4人用、8歳以上、20分。
日本の春は桜が満開だ。このはかない美しさを人々は感嘆して観察して祝う。日本ではこれを「お花見」という。プレイヤーはお花見の主催者となって庭を整備し、ふさわしい環境を整える。どのようなものや植物が庭に合うかを決めるが、正しい順番になったときだけ、すべてが調和するのだ。
カードには1~120の番号と、桜など4つのシンボルのいずれかが付いている。各プレイヤーは10枚の手札をもち、2枚を選んで残りを左どなりに渡す。選んだカードを一斉に公開し、0~2枚を自分の前に並べる。カードは『ザ・ゲーム』のように昇順または降順に並べなければならず、3列までしか作れない。使わなかったカードは捨て札になる。
これを繰り返して10枚をプレイしたらラウンド終了で得点計算。次のラウンドは再び10枚の手札をもち、右どなりにドラフトしながら同じ列に加えていく。得点になるカードはラウンドごとに異なり、桜は最後に列が三角数になっていれば得点になる。枚数を調整しつつ、色も考えなければならない。

ザ・マインド:音の実験(The Mind - The Sound Experiment)
ゲームデザイン・W.ヴァルシュ、2~4人用、8歳以上、20分。
昨年のヒット作カードゲームにCDが付属。宇宙やジャングルのサウンドトラックを流しながらプレイすることで、集中が阻害され、より難易度の高いプレイが楽しめる。

クナスター(Knaster)
ゲームデザイン・M.シュライニンガー&R.シュタウペ&H.ヴュッペン、イラスト・O.フロンデンライヒ、1~12人用、8歳以上、15分。
『ダイスビンゴ』を2017年にリメイクした『クニスター』を、さらに発展させたダイスゲーム。シンプルなままで選択肢と戦略性が増している。スリーカード、フルハウス、ストレートなどの役で数字に◯を付けていき、埋まれった列だけが得点になる。


クウィックス・コネクト(Qwixx connect)
ゲームデザイン・S.ベンドルフ、イラスト・O.フロンデンライヒ、2~5人用、8歳以上、15分。
『クウィックス・ミックス』『クウィックス・ビッグポイント』に続く新しいシート。2つのマスがつながっており、片方のマスを埋めたら、もう片方のマスも埋めなければならないルールAと、最後に2倍になるマスがあるルールBのシートが入っている。

シルバー&ゴールド(Silver & Gold)
ゲームデザイン・P.ウォーカー=ハーディング、イラスト・O.フロンデンライヒ、2~4人用、8歳以上、20分。
島の奥地に黄金の宝がある。そんな夢を見たことのない人はいるだろうか? このゲームにはそれ以上のものがある。シンプルなルール、テンポのよい展開、幸運と不運、計画、興奮、そしてすばらしい体験が、宝カードを見つけたときに待っている。
4ラウンドで28アクションを行い、テトリス状のカードを使って宝カードを完成させると勝利点になる。

アークライトは2月28日、クトゥルフ神話をテーマとしたボードゲームの拡張セット『マンション・オブ・マッドネス第2版 拡張:ストリート・オブ・アーカム(Mansions of Madness: Second Edition - Streets of Arkham』日本語版を発売する。ゲームデザイン・K.センテル・ダンク、G.ホールディングハウス、T.フェンチ、1~5人用、14歳以上、120~180分、6500円(税別)。プレイするためには『マンション・オブ・マッドネス』(第2版)が必要。

無料のアプリがシナリオを進行するボードゲーム。『境界を越えて』に続く第2版の拡張セット第2弾で、オリジナルは一昨年にファンタジーフライト(アメリカ)から発売された。アプリで動くシナリオ3本のシナリオや新たな神話カード、デジタルパズル、霊薬カードやレベルアップトークンなどの新ギミック、新しいマップタイル、モンスター、探索者などを追加する。

新シナリオではそれぞれ、星の向こうからの来訪者、人智を越えた力、凶暴な犯罪が探索者の気骨を試す。超古代から現代に続く悪に、探索者たちは全力で挑まなければならない。現実を捻じ曲げる呪文や、強力なアイテム、奇妙な霊薬を駆使してアーカムの街を守ろう。

内容物:探索者カード4枚、探索者カードに対応するコマ4個、モンスタートークン7個、モンスタートークンに対応するコマ7個、マップタイル17枚、一般アイテムカード11枚、特殊アイテムカード9枚、呪文カード15枚、状態カード8枚、ダメージカード5枚、恐怖カード5枚、霊薬カード6枚、レベルアップトークン30個、NPCトークン12個、他トークン4個、ルールブック1冊(※カードサイズ69×119mm、40×62mm)

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アークライトは2月28日、宇宙開発ゲーム『スペースベース(Space Base)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.D.クレア、イラスト・C.ウォルトン、2~5人用、14歳以上、60分、4200円(税別)。

オリジナルはAEG社より昨春発売された。司令官となって艦艇を基地に配備し、物資を採掘して輸送したり、コロニーを建設したりする宇宙開発ゲーム。ダイスロールとカードコンボが楽しめる。

1人がダイスを2個振って、全員がそのダイス目を使う『カタン』のシステム。各プレイヤーは個人ボードを持っており、1~12のマスに宇宙艦艇カードを置いてスタートする。2個のダイス目(別々でも、合計でもよい)に対応する艦艇カードの能力を使い、信用・収入・影響力の3つのパラメータを上げる。

新しく艦艇カードを購入したら、これまでのカードと入れ替える。カードにはさまざまな効果があり、選択によってハイリスク・ハイリターンか、ローリスクで確実に行くか、最後に大きなコンボを作るか、その折衷策かといった戦略が生まれる。最後に一番高い影響力で大元帥となるのは誰か?

内容物:司令コンソール(個人ボード)5枚、フィールド・マニュアル(ルール説明書)1冊、6面ダイス2個、パラメータ・キューブ45個、宇宙艦艇カード192枚、U.E.C.スペースコロニー・カード12枚、筆頭司令官カード1枚、プロモ艦隊カード12枚(※カードサイズ:38.5×89mm)

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千葉・茂原に本日、ボードゲームカフェ「kala häntä(カラハンタ)」がオープンする。JR外房線茂原駅徒歩5分、19:30~23:30、火木土日休。

土日営業のレストランと店舗を共有して平日の月水金夜に開かれるボードゲームカフェ。これまでゲームサークル「モバラでテーブルゲーム」の会場となっていたが、このたび定期営業となった。店主はPodcast「ボードゲーム概論 」のナイスガイ小林氏。

店名はフィンランド語で「さかな・しっぽ」の意。4卓18席で100種類以上のボードゲームが遊べる。同じ千葉県内にあるおもちゃ店「ゆかいなさかな 」のオリジナル商品の紹介にも力を入れて連携を図る。料金は30分300円+ワンオーダーで、最大1000円。飲食メニューも充実しており、夕食がてらボードゲームを遊んでいけるようになっている。

kala häntä
千葉県茂原市高師845-30日建茂原マンション104キュイキュイテラス内
[Twitter ]

ニュルンベルク'19:コスモス

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カタン・ビッグボックス(CATAN - BIG Box)
ゲームデザイン・K.トイバー、イラスト・M.メンツェル、3~6人用、10歳以上、75分。
何度か発売されているカタンのビッグボックス。今回は基本セット、5~6人用拡張セット、2つのシナリオ(「親友」「カタンの助っ人たち」)、マップボード「コルシカ島」「ニューヨーク」、ポータブルな袋に入れられるダイスゲームが入っている。「親友」ではほかのプレイヤーをサポートすることで価値ある手紙がもらえるため、共同で開拓することがより重要になる。「カタンの助っ人たち」では10の特殊能力でいろいろなメリットがもたらされる。

カタン都市と騎士版:征服者の伝説(CATAN - Städe und Ritter - Die Legende der Eroberer)
ゲームデザイン・K.トイバー&B.トイバー、イラスト・M.メンツェル、3~4人用、12歳以上、120分。プレイするためには基本セットと都市と騎士版が必要。
都市と騎士版に3つのシナリオを加える拡張セット。3つの首都でカタンの歴史をさらに発展させる。追加されるゲームの要素によって戦略的な深みが増し、これまで最も厳しいチャレンジが待っている。

ウボンゴ3Dファミリー(Ubongo 3D Family)
ゲームデザイン・G.レイヒトマン、イラスト・M.クレパツ&P.ニジオレク、1~4人用、8歳以上、25分。
『ウボンゴ3D』と同様に決められたマスに2階層でブロックを組み合わせるが、タイルが32枚あり、難易度が4段階に分けられている。

5ミニッツダンジョン:オーバーロードの呪い(5 Minutes Dungeon: Der Fluch des Overlords)
ゲームデザイン・C.レイド、イラスト・A.ディオション、2~6人用、8歳以上、5~30分。
ウィグルス3Dから昨年発売された拡張セットのドイツ語版。6人まで遊べるようになるほか、ボスカード、新しいヒーローの「ドルイド」と「シャーマン」、窮地を救う強力なアーティファクトが入っている。

ファンキーチキン(Funky Chicken)
ゲームデザイン・K.グルール&S.ピララマリ&Q.ヴァイア、イラスト・L.デサンティス、3~6人用、6歳以上、2分。
ソフトケースに入った『ハッピーサーモン』の続編パーティーカードゲーム。組み合わせて遊ぶこともできる。同時にアクションをコールしていき、2人が同じアクションを出したときに先にアクションをしたほうがカードを捨てられる。

ネーティブス(Natives)
ゲームデザイン・A.コンノフ&A.パルトセフ&A.シュクリアロフ&トレーグラニック、2~4人用、8歳以上、20~40分。
コスモドローム・ゲームズ(ロシア)から2017年に発売されたカードゲームのドイツ語版。部族を率いて部族を増やし、資源を集め、冬を越したりトーテムを集めたりする。

クイズトピア(Quiztopia)
ゲームデザイン・M.U.クリング、イラスト・、1~6人用、16歳以上、45分。
ベストセラー作家のクリングがデザインしたクイズゲーム。パントマイム、音、一単語で時間内に24のクイズに答える。

豚は飛べるか15周年記念版(Können Schweine Fliegen - Jubiläumsausgabe)
ゲームデザイン・S.ヘスラー、イラスト・ブルガイ&M.キーンレ&R.メルトル&F.シャインベルガー、2~4人用、5歳以上、15分。
90種類の動物が入っている。

魔法動物の学校(Die Schule der magischen Tiere)
ゲームデザイン・K.カラウフ、イラスト・N.ドゥエレク、1~4人用、7歳以上、分。
魔法動物を受け取った全寮制の生徒をテーマにした子どもの本のベストセラーに基づくボードゲーム。

もっと引用ゲーム(More Games of Quotes)
ゲームデザイン・M.U.クリング、3~6人用、16歳以上、25分。
ドイツのベストセラー作家M.U.クリングの著作を引用するゲームの続編。

脱出:ザ・ゲームVI:恐怖のジェットコースター(EXIT - Staffel VI: Geisterbahn des Schreckens)
ゲームデザイン・I.ブラント&M.ブラント、イラスト・、2~4人用、10歳以上、45~90分。
暗い通路、恐ろしい音、不気味なオブジェ......これは本当に楽しいのか、ジェットコースターに乗ったプレイヤーは思った。しかし突然、恐ろしい場所でジェットコースターは止まり、前後のドアには鍵がかかってしまった。謎を解いて、ここから脱出することはできるのだろうか? 初心者レベル。

脱出:ザ・ゲーム:カンガルーのいたずら(EXIT - Die Känguru Eskapaden)
ゲームデザイン・M.U.クリング&I.ブラント&M.ブラント、イラスト・、1~4人用、12歳以上、45~90分。
できるだけ早く謎を解いて、反社会ネットワークの入社試験に合格しよう。M.U.クリングのベストセラー文学作品カンガルー三部作と、『脱出:ザ・ゲーム』ファンに贈る忘れられない一度きりの体験。

脱出:ザ・ブック:不安の縁日(EXIT das Buch: Der Jahrmarkt der Angst)
ゲームデザイン・A.マイバッハ&I.ブラント&M.ブラント、14歳以上。
脱出本シリーズの第3弾。初級者レベル。

脱出:ザ・ブック:時間の日記(EXIT das Buch: Tagebuch der Zeit)
ゲームデザイン・D.シャサパキス、14歳以上。
脱出本シリーズの第4弾。上級者レベル。

アドベンチャーゲームズI:地下牢(Adventure Games - Staffel I: Das Verlies)
ゲームデザイン・M.ダンスタン&P.ウォーカー=ハーディング、1~4人用、16歳以上、75分。
クライム&ミステリーをテーマにした新しい協力ゲームシリーズ。謎のストーリーを次々と発見し解決していく。『脱出:ザ・ゲーム』シリーズとの違いは、ストーリー性がより前面に出ているところだ。もちろん謎解きもあるが、聞き込みなどで行われる。またいろいろな登場人物になる。
第1弾は、プレイヤーたちが地下室で目覚めるところから始まる。記憶はない。どんな恐ろしいことが起こり、どうやって脱出するのか? 部屋を探索し、登場人物と相談し、ヒントを見つけ、アイテムを組み合わせて秘密を解こう。そうすることでストーリーが次第に明らかになり、脱出することができるだろう。

アドベンチャーゲームズII:モノクロ株式会社(Adventure Games - Staffel I: Die Monochrome AG)
ゲームデザイン・M.ダンスタン&P.ウォーカー=ハーディング、1~4人用、16歳以上、75分。
モノクロ株式会社に盗みに入ったプレイヤーたち。そこで何を見つけ、そこからどんな手がかりを引き出し、どうやって最後まで行くか、それはチームの決断にかかっている。場所を探索し、アイテムを組み合わせてヒントを探す。最も重要なのはチームワークだ。決断の一つ一つがエンディングに影響を及ぼすからだ。

アウェイクニング(The Awakening)
ゲームデザイン・J.キャバン&M.デンベック&B.イズィコウスキ、イラスト・M.クレパツ&P/ニジオレク、1~4人用、12歳以上、180~300分。
ボード&ダイス社(ポーランド)から発売された謎解きゲームのドイツ語版。父親となって昏睡状態になった娘を生き返らせる協力ゲーム。ストーリーブックに基づいて場所を探索しヒントを得る。バリアントが7つあり、繰り返し遊べるようになっている。

殺人ミステリーパーティー:厨房殺人事件(Murder Mystery Party: Mord am Grill)
殺人ミステリーパーティー:パスタとピストル(Murder Mystery Party: Pasta und Pistolen)
殺人ミステリーパーティー:死のワイン(Murder Mystery Party: Tödlicher Wein)
ゲームデザイン・L.ツァッヒャーほか、6~8人用、16歳以上、一晩。
ユニバーシティーゲームズが90年台に発売していたパーティーゲームシリーズのドイツ語版。参加者のひとりが殺人犯役となり、シナリオに沿ってロールプレイで引き起こされる事件をみんなで解決する。

ホビージャパンは2月中旬、『アクロティリ』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.コルミエ&S.F.リム、イラスト・C.クイリアムス、2人用、14歳以上、45分、4000円(税別)。

カナダ人デザイナーコンビがデザインして5年前にズィーマンゲームズ(アメリカ)から発売された2人専用ゲームの改訂新版。旧版からプレイヤーカラーや目的カードの内容が更新されている。

エーゲ海に浮かぶ島々を舞台に古代ギリシャ遺跡の探索を競うタイル配置、ハンドマネージメント、ピック&デリバリーのゲーム。プレイヤーはタイルを配置して、手札の手がかりとなる地図に合致するゲームボードを作り上げ、神殿を発掘する。

タイルを配置したときに資源キューブが置かれ、これを取って中央の島に持ち帰るとお金になる。このお金で地図を買い、地図と対応する地形のところで神殿を発掘するという流れ。神殿は多く発掘するほどアクション数が増え、どちらかが6つ発掘したところでゲーム終了。

最後は地図やお金が得点になるが、最後まで秘密の目的カードがあるため、勝者は最後まで誰になるか分からない。

内容物:初期ボード(テーラ島ボード)1枚、市場ボード1枚、プレイヤーボード2枚、船2個、アクションマーカー6つ、神殿12個、地形タイル36枚、地図カード36枚、目的カード12枚、資源キューブ32個、 1ドラクマ貨幣15個、5ドラクマ貨幣10個ほか

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ホビージャパンは2月下旬、『アンロック! エキゾチックアドベンチャー(Unlock! Exotic Adventures)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.ドゥマ、イラスト・A.ドゥマ&レグルス、1~6人用、10歳以上、60分、4500円(税別)。プレイするには、AndroidまたはiOSデバイス(タブレットかスマートフォン)が必要。

スペースカウボーイズ社による卓上脱出ゲームシリーズ第4弾。オリジナルは昨年夏に発売された。チュートリアルと、それぞれカード60枚以上で構成される3つの冒険シナリオが入っている。プレイは同梱のカードセットと無料アプリをインストールしたiOSデバイス(プレイ中にインターネット接続は不要)を用いて行う。カードをよく観察して現場を捜索し、物品を組み合わせて時間内にパズルを解き明かしていく。


収録されているシナリオは、少年ウィリアムの夢に侵入したブギーマンたちを追跡する「ブギーマンの夜」、アラビアンナイトの最後の夜にスルタンから死を宣告される姫を救う「シェヘラザードの最後の物語」、恐竜だらけの峡谷で教授の探検隊を救出する「チャレンジャー探検隊」。今回はどんなストーリーと謎解きが待っているだろうか?

内容物:ルールブック1冊、チュートリアル(カード10枚)、カード180枚、紙製シート、サバイバルガイド1冊

ボドゲde遊ぶよ!! phase 12-10

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ホビージャパンは2月中旬、『こねこばくはつ(Exploding Kittens)』日本語版を発売する。ゲームデザインとアートワーク・M.インマン&E.リー&S.スモール、2~5人用、7歳以上、15分、2800円(税別)。

アメリカの人気コミックウェブサイト「The Oatmeal」の管理人であるマシュー・インマンが、マイクロソフト社のARゲーム「The Beast」のデザイナーであるエラン・リーらと共同で制作したカードゲーム。クラウドファンディング「キックスターター」のテーブルトップ部門で当時過去最高(現在は2位)となる878万ドル(10億4千万円)を22万人から集めて2015年に製品化された。

可愛い仔猫がいたずらして手榴弾を外したり、核ミサイルボタンを押したりするのを防ぐゲーム。山札から順番にカードを引き、《こねこばくはつ》カードだったら、回避できない限りゲームから脱落する。爆発を回避するには、手札からレーザーポインターやマタタビサンドイッチなどを使って子猫の気をそらす必要がある。ほかにも手番をスキップしたり、次のプレイヤーに2回引かせたり、山札を見たり、「こねこばくはつ」を移動したりするアクションカードがある。

みんな脱落しないまま山札がなくなると、全員の敗北になってしまう。その前に、ほかのプレイヤーを爆発させて生き残りを目指そう。

内容物 カード56枚、ルールシート

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アークライトは2月21日、猫カードゲーム『とるネコ(Cat Lady)』日本語版を発売する。ゲームデザイン&イラスト・J.ウッド、イラスト、2~4人用、8歳以上、15~30分、2800円(税別)。

オリジナルはアルデラック・エンターテインメント・グループ(AEG、アメリカ)から2017年に発売されたもの。マリー・アントワネットやアーネスト・ヘミングウェイのような上流階級の愛猫家となり、ネコグッズやネコそのものの交換を行う交流会を開き、猫たちの支持を集めるセットコレクションゲームだ。

場には3×3でカードが並んでおり、手番には縦か横に一列3枚のカードを取る。ネコのコマが置いてある列は取ることができない。補充して次の手番となり、補充できなくなったらゲーム終了。

カードにはネコ、エサ、マタタビ、コスプレ衣装、オモチャがあり、最後に自分のネコにエサを振り分けて、足りた分のネコが得点になる。たくさんネコを取ってもエサが足りないと、愛情が下がり失点になってしまう。

コスプレ衣装は最も多く集めたプレイヤーが得点、少なかったプレイヤーが失点。マタタビは1枚だと失点、2枚以上で得点。オモチャは集めた種類が多いほど得点というように、ネコ生活を充実させるアイテムは種類ごとに得点パターンが異なり、ほかのプレイヤーの動向も見ながら集めていかなければならない。

取れない列を決めるネコのコマを移動させるスプレーや、場の野良猫を取れる迷いネコカードもあって、考えどころもある。たくさんのネコになつかれる愛猫を目指そう。

内容物:展示カード102枚、ノラネコカード13枚、勝利点トークン6個、見張りネコマーカー1個、エサキューブ60個、ルール説明書1冊(カードサイズ:63×88mm)

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アークライトは2月21日、『アンドールの伝説:闇よりの勇者たち(Die Legenden von Andor: Dunkle Helden)』日本語版を発売する。ゲームデザイン&イラスト・M.メンツェル、1~6人用、10歳以上、60~90分、3300円(税別)。プレイするためには『アンドールの伝説』または『アンドールの伝説 最後の希望』が必要。

昨年2月に日本語版が発売された『アンドールの伝説 最後の希望』の拡張セット。オリジナルは2017年夏にコスモス社(ドイツ)から発売された。三部作のフィナーレに4人の勇者が加わり、6人までプレイできるようになる。

登場するのは屈強なボーンゴーレムを操る死霊術師ダール、腕力に秀でたハーフスクラルのフォルン、盲目の予言者レアンダー、そして巨躯の熊に変化するドルキル。彼らは味方とは限らず、仲間たちを危険にさらす可能性もある。

4人以下でのプレイでも、あるいは基本セットと組み合わせてもこれまでとは違うゲーム展開がもたらされる。

内容物:大きな物語カード35枚、製図タイル2枚、勇者ボード4枚、勇者コマ9体、製図家メリック1体、女傑マルーン1体、ボーンゴーレム1体、闇の先触れ2体、早起き鶏タイル1枚、腕輪1個、ゴーレムの印1個、蜘蛛の巣トークン6個、勇者ワッペン4枚、林檎栗6個、ダイス14個、木製ディスク12個、プラスチック製コマ立て14個、木製キューブ4個、ルールブック1冊(※カードサイズ80×120mm)

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ホビージャパンは2月中旬、惑星開拓ゲーム『ソレニア(Solenia)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.ドゥジャルダン、イラスト・V.デュトレ、1~4人用、10歳以上、30~45分、5600円(税別)。

『トロワ』『トゥルネー』のデザイナーが、これらの作品をリリースしてきたパールゲームズ(ベルギー)から『デウス』以来4年ぶりに発表したボードゲーム。北半球は永遠の暗闇、南半球は絶えることのない日光という小さな惑星ソレニアで、飛行船を使って資源を届け、開拓の腕を競う。

北半球では生き延びるために木材と小麦が必要とされ、南阪急では希少な石材と水を欲しがっている。各プレイヤーは手札から1枚をゲームボード上の空いているスペースにプレイし、プレイしたカードの数字だけ資源を獲得したり、ゴールドスター(勝利点)を獲得したりする。

カードは、プレイエリアの中央にある飛行船か、すでにプレイされたカードに隣接して置かなければならない。そして誰かが「0」のカードをプレイすると、飛行船は1スペース進み、後端のボードタイルが取り除かれる。このとき、そのボードタイル上にある各カードのパワーを解決し、ゲームボードの反対側に裏返して置きます(昼は夜に、夜は昼になる)。

プレイヤー全員が16枚のカードすべてをプレイするとゲームは終了。 最も多くのゴールドスターを獲得したプレイヤーが勝者となる。ソロゲーム、上級者用の冬モード、改良タイルを使ったバリアントもある。

内容物:巨大飛行船フィギュア1体、ボードタイル5枚、配達タイル48枚、ゴールドスタートークン、 木製資源駒60個、飛行船カード64枚、プレイヤーボード4枚、改良タイル24枚、ダイス1個、ルールブックと別表ほか

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クマ牧場:グリズリーがやってきた(Bärenpark - Die Grizzlies sind los)
ゲームデザイン・P.ウォーカー=ハーディング、イラスト・K.フランツ、2~4人用、8歳以上、30~45分。
3つのモジュールが入った拡張セット。「新しい目標」はほかの目標と混ぜて使い、タイル配置の新しいパターンによって得点が生まれる。新しいクマ「グリズリー」は6マスのタイルで登場し、より広いスペースが必要となるため、ゲーム終了に必要な牧場タイルは4枚から5枚になる。「牧場モノレール」は柱を2本立てると、その間隔のタイルを上に置けるようになり、先に作ると得点の高いタイルがもらえる。

マンダラ(Mandala)
ゲームデザイン・T.ベンヤミン&B.J.ギルバート、イラスト・K.フランツ、2人用、10歳以上、30分。

共通のゲームボードには中央に2つのマンダラが描かれており、中央の山で分けられている。これに両プレイヤーは7マスのカード置き場(「川」)がある。ここれで価値の高いカードを集めることを目指す。ゲームのはじめには、どのカードが価値が高いかは分からない。手札を6枚ずつと、勝利点の山札に2枚ずつもつ。色のカードは色のルールにしたがって2つのマンダラか、山か川に置き、置いた場所によってカードが補充できる。1つのマンダラに6色集まったら、両プレイヤーは交替に山からカードを選び、川と勝利点の山札に入れる。勝利点の山札は裏向きになっており、最後に勝敗を決めるのに使う。そのときの勝利点は、それぞれのプレイヤーの川に置かれたカードの位置によって変わる。

パッチワーク・ドゥードル(Patchwork Doodle)
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・K.フランツ、1~6用、8歳以上、20分。

ダイスロール&書き込み式のパッチワーク。9×9のマスに、ダイスで出たパーツを書き込んでいく。各ラウンドにはカードを円形に並べ、2枚のカードの間にウサギコマを置く。手番にはダイスを振り、その数だけウサギコマを進め、止まったカードを取り、全員、そのカードに指示された形を自分のシートに書き込む。何枚か書き終わるとラウンド終了となり得点計算。カードを補充して次のラウンドに進む。ゲーム中、手番に4つの特別アクションをそれぞれ1回だけ使うことができる。特別アクションはカード変更、ピース分割、1マス埋め、いずれかの特別アクションをもう1回。3ラウンド行い、ボードに穴の一番少ないプレイヤーが勝つ。

ホビージャパンは2月下旬、各国のボードゲーム賞を総なめにしたタイルコレクションゲームの続編『アズール:シントラのステンドグラス(Azul: Stained Glass of Sintra)』の日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.キースリング、アートワーク・C.クイリアムズ、2~4人用、8歳以上、30~45分、5600円(税別)。『アズール』の拡張セットではなく、単独でプレイできる。

ドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞を9年ぶりにダブル受賞したほか、フランス、オランダ、スペイン、ベルギーのボードゲーム賞で大賞に選ばれたボードゲームに、続編が登場。オリジナルはプランBゲームズから昨秋発表され、大いに注目された。

エヴォラ宮殿を完成させたポルトガル国王マヌエルⅠ世が、今度はシントラの王宮の窓をステンドグラスで装飾しようとしている。プレイヤーは世界一流のステンドグラス職人として、ポルトガル全土で一番美しいカラフルなステンドグラスを作り上げる。

プレイヤーは工房に展示されているガラス片コマ(透明プラスチック製)を選択し、宮殿の窓枠にはめ込んでいく。ガラス片コマの選択方法は『アズール』と同じだが、配置できる場所が職人コマの位置によって制限されており、窓の完成による得点も異なる。またゲームごとにボードも得点パターンも変わり、一筋縄ではいかないようになっている。簡単なルールと高度な戦略性に加え、見た目も美しいゲームだ。

内容物 工房展示ボード9枚、宮殿ボード4枚、図案票32枚、ガラス職人コマ4個、マーカー8個、ガラス片コマ100個、得点ボード1枚、先手プレイヤータイル1枚、グラスタワー1個、布袋1枚ほか

TGiWレポート:アズール:シントラのステンドグラス

兵庫・但馬に1月19日、週末限定のボードゲーム茶屋「湖月(こげつ)」がオープンする。JR江原駅よりバス21分+徒歩5分(JR豊岡駅レンタカー25分)、土日祝15:00~23:00、第1、第3金曜18:00~23:00。

蕎麦屋さんが週末限定でボードゲーム茶屋になる。日本茶を飲み和菓子をつつきながら、170種類のボードゲームが遊べる。

近隣には40軒以上の蕎麦屋があり、観光客が多く訪れるが、夕方になると城崎などの宿泊地に移動するため、客足が途絶えがち。そこに地元の人が集まる娯楽の場を設けようと開店した。従業員の石田氏は地元「豊岡ボードゲームサークル」の会長で、人口8万人の市内から毎回20名ほどの参加者があることから手応えを掴んでいたという。

席数は接客の関係で50席中、最大4卓20席。料金は30分250円で1日最大2000円。マンスリーパスや学割も用意されている。飲み物は煎茶、深蒸し煎茶、玉露、玄米茶、新茶、そば茶、紅茶、オレンジジュースがあり、お菓子は権兵衛餅、沢庵饅頭、季節の生菓子、プリン、ワッフルが選べる。甘いお菓子以外の持ち込み可。蕎麦屋の営業時間と重なる15:00~17:00は、そばを食べてボードゲームもできる。

ボードゲームを預けてスタッフがルールを読み込み、インストしてもらう「インスト依頼」、遊びたいゲームのメンバーを集める「求人板」、投票でお店が購入するゲームを決める「新作投票券」など、サービスも充実。サークルは従来の会場で活動を続け、イベントなどで連携していくという。観光がてら訪れてみてはいかが。

ボードゲーム茶屋 湖月
兵庫県豊岡市出石町八木19辰鼓楼横/TEL:0796-52-5123
[Web link] [Twitter link]

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マニトバ(Manitoba)

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取りたいトーテム、やらせたくないアクション

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カナダ・マニトバ州で、先住民族のクリー・インディアンがバッファローやカヌーを集め、豊かな一年を送るボードゲーム。『オルレアン』『アルティプラーノ』で波に乗るdlpゲームズ(ドイツ)が、『アルティプラーノ拡張』や『バルパライソ 』と共にシュピール'18で発表した。dlpゲームズはグローバル化するボードゲームシーンにおいて、骨太のドイツゲームが楽しめる数少ない出版社となっている。この作品も、重なった5枚のディスクからアクションを選ぶというユニークなシステムで、シンプルで悩ましい展開が楽しめる。

maniboba2.jpg5枚のディスクはそれぞれ、白は山、緑は森、茶色は丘、青は湖、無色は平原というように中央のボードのアクションと対応している。自分の番には、重なり合った5枚のディスクから1枚を選び、その上にあるディスクも一緒に取り、ひっくり返して、選んだディスクのアクションを行う。ほかのプレイヤーは、手番プレイヤーが取ったディスクの中から1つアクションを行う。

トーテムの一番上にあるディスクを手番プレイヤーが選べば、一緒に取るディスクはないため、ほかのプレイヤーは手番プレイヤーと同じアクション一択となる。一番下にあるディスクを選べば全部取られるため、ほかのプレイヤーはどれを選んでもよくなる。ほかのプレイヤーに与える選択肢は少ないほうがいいので、できるだけ上の方のディスクを取りたい。しかし自分がしたいアクションもあって悩ましい。

全員の手番が終わると、取らなかったディスクを上に乗せて、次のプレイヤーに回す。こうして上の方にあるディスクほど、次の手番には下の方にいくようになっており、同じアクションを続けて行うにはほかのプレイヤーを有利しなければならない。弱いかたちのロンデルともいえる。

各アクションでは、中央ボードの対応する地形に自分のコマを置くか移動させ、そこから商品を取る。何ラウンドかに1回得点計算が起こり、指定された種類の商品が得点になる。商品は多ければ多いほど得点もいいが、みんな同じものを狙ってくる上に、どんなに少なくても得点計算のために拠出しなければならないので、あまり集められそうになかったら、次の次の得点計算対象商品を先回りして集めるか、得点計算をパスする特殊能力を取ってもっと貯めるのがよい。

中央には地形ボードと共に、ビジョンボードというのがあり、こちらにも自分のコマを置くか進めて、特殊能力やボーナスや得点を受け取ることができる。地形ボードで商品を集めるのと、ビジョンボードを進めて特殊能力を増やすのをどう両立させるかが考えどころだ。そこに加えて、どちらのボードにも必要な自分のコマを補充するタイミングも見極めておかなければならない。肝心なときに出せるコマがないと泣きを見る。

ゲームは冬から始まって秋で終わる。各季節ごとに得点計算があり、最後に全部の商品を使う最終決算を行って得点の多いプレイヤーが勝利。

4人プレイで2時間弱。今回は地形ボードで後れを取り、ほしい商品が取れなかったので、代わりに収集のビジョンで商品を集める作戦。しかしほかのビジョンも目移りしてしまい、どれも中途半端で噛み合わず、大量得点チャンスをものにできなくて3位。1位だったcarlさんを見ると、どの商品の代わりにもなる白い羽で得点対象となる商品を上手に増やしていたようだ。

手番にすることはシンプルで、当面何をしなければいけないかも分かる。しかし、長期的には何が必要かとか、ほかのプレイヤーは何をしたいかまで考えるととたんに悩ましい。アクションディスクの順番に駆け引きがあって、ほかのゲームにはないユニークな面白さを生んでいる。

Manitoba
ゲームデザイン・M.プランゾ&R.コンザドーリ/イラスト・D.ローハウゼン
dlpゲームズ(2018年)
2~4人用/12歳以上/60~120分
ゲームストア・バネスト:マニトバ

ニュルンベルク'19:クイーンゲームズ

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ルクソール:ミイラの呪い(Luxor: Der Fluch der Mumie)
ゲームデザイン・R.ドーン、イラスト・D.ローハウゼン、2~4人用、8歳以上、20~40分。
昨年の年間ゲーム大賞にノミネートされた探険ゲームの拡張セット。5人目のプレイヤーセットと、4つの拡張モジュールが入っている。「ミイラ」は神殿の奥におり、オシリスカードが出されると移動する。ミイラと出くわした探検家は、深い眠りに落ちて起こすまで動けなくなる。ミイラを移動させたプレイヤーはタリスマントークンを受け取り、1回だけ使える特殊能力になる。「装備品」は最初から選んで手札にもっているもので、序盤の戦略を決める手がかりとなり、プレイすると山札に混ぜ込まれる。「新しい宝」は4種類目で、セットコレクションの新しいルールも加わる。「特別な探検家」は8つの能力の中から選び、ゲーム中に使うことができる。

コペンハーゲン(Cøpenhagen)
ゲームデザイン・D.S.ペダーセン&A.H.グラネルド、イラスト・M.エルト、2~4人用、8歳以上、20~40分。
デンマーク・コペンハーゲンの観光地ニューハウンは、海沿いのカラフルな家で有名だ。プレイヤーはここで新しい外見を作ってすばらしい港の風景に加えることを目指す。場のカードで対応するテトリスタイルを取り、自分の家を美しくする。特定のマスや階層を建て増しすることで、永続的な新しい特殊能力が手に入る。窓だけの階層ができると特に点数が高い。タイルをうまく配置して、その特殊能力を活かしたプレイヤーが勝者となる。ルールがわかりやすく、それでいて繰り返し遊びたくなるファミリーゲームだ。

ぐらぐらしすぎ(Voll Verwackelt)
ゲームデザイン・W.ディーシャール&M.ラインドル、イラスト・パレッティ・グラフィック、2~4人用、6歳以上、25分。
ライオンのトムとその友達はおいしいココナッツを見つけた。しかし問題が発生。食べたいココナッツはぐらぐらする岩の上のヤシの木になっていたのだ。動物コマでバランスをたもって、注意深くココナッツを取ろう。ココナッツを取れるのは、岩の上の動物たちのバランスが取れているときだけだ。一番たくさんココナッツを確保したプレイヤーが勝利する。エキサイティングなぐらぐらゲームで、たくさんの選択ルールによって長く遊べる。

声欄:妹のことが好きすぎて

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(長崎・国津リオさん)

小野さんこんにちは! リオと申します!

私は常日頃からボードゲームについて語りたい欲求があるのですが、つい先日、貴サイト"Table Games in the World"に読者投稿コーナーがあることを発見し、居ても立ってもいられず投稿させてもらいました。

語りたいことはいろいろあるのですが、とりあえず今回は、私の妹について語らせてください!

私は自他ともに認める生粋のボドゲマニアなのですが、妹は元々ボードゲームに無関心で、全然遊び相手をしてくれませんでした。
ですが、友人と一緒にしつこく半ば強引に遊ばせ続けた結果、いつの間にかボードゲームで遊ぶのが当たり前の環境で楽しんでくれるようになりました。
しかも先日は、妹が自分でボードゲームを買うにまで至り感無量でした。

しかしここで私は思い返したのです。
もし妹が根本的に人と競ったり他人と遊ぶことが好きではない気質だった場合、こううまくはいかなかったのではないか?
むしろ私が強引に遊ばせることでボードゲームはおろか、私まで嫌われてしまう可能性があったのではないのか?
結果としてうまくいったのだから気にする必要はないのかもしれませんが、これで失敗していたらと思うと怖くなってしまいました。

ですが、よく考えると、心配しなくてよかったことに私は気づいたのです。
なぜなら、私はボードゲームが大好きな以上に妹のことが大好きなのです。

とあるボードゲーム4コマ漫画では、編集者との企画段階で「姉が妹のことが好きすぎてちょっかい出してくる」という関係性の上にテーマとして後付けで「ボードゲーム」を乗っけたという話もあるらしいのですが、まさにソレだと思いました。

そうです、私は「ボードゲームが大好きだから妹と遊びたかった」のではなく、「妹が大好きだからボードゲームで一緒に遊びたかった」のです!
その純粋な気持ちが、妹に伝わった結果、全てがうまくいったのだと思います。
なので、全国の、家族や友人と一緒に遊びたいみなさんは、「大好きなあなたと遊びたいんです!」という気持ちでボードゲームを遊ぶことに誘うといいのかもしれません。
いかがでしょうか!?


リオさん、投稿ありがとうございます。

「ゲームを見て人を見ず」というのは、ボードゲーム愛好者にありがちなことですね。遊びたいボードゲームが先で、付き合ってくれそうな人が後。それでは付き合う方もなかなか乗り気にはなれないでしょう。妹さんがはじめ遊び相手をしてくれなかったのは、自分よりゲームのほうが大事なのかな?と受け止められたからかもしれません。

でもそのうち、妹さんが自分でも楽しめるようになったのは、ボードゲームを通じてリオさんの思いに気づいてくれたからではないでしょうか。遊びたい人が先で、遊びたいボードゲームが後。後といっても、相手に合わせたボードゲームを選ぶのは難しいものですが、リオさんのマニアック(?)な好みも含めて、気に入ってくれているのだろうと思います。つまり、妹さんもリオさんのことが大好きなんでしょうね。

私の周りに、ボードゲームを通じて知り合ったんだけど、親しくなって一緒に食事や旅行に行ったりする人たちもいます。親しくなるとボードゲームの話だけでなく、ほかの趣味、いろんな思い出、仕事のこと家族のこと、何でも話せるようになります。ボードゲームを遊ぶため集まったのに、おしゃべりに夢中になってしまい、気がつけばあんまりボードゲームしてない、なんてことも(笑)。そんな風にすごく居心地のいい場所ができるのは、ボードゲームの魅力の一つです。

家族や友人とボードゲームファーストではなく遊ぶということは、それ以外の娯楽も選択肢に入れるということでもあります。だから趣味の押し付けにならないよう注意しなくてはなりません。でもちょっと勇気を出して、「あなたとなら何で遊んでも楽しいけれど、このボードゲームで遊んだら特に楽しいと思う」ぐらいの気持ちで誘えたらいいですね。


当サイトでは、読者の皆様からの投稿をお待ちしております。記事のご感想、最近面白かったゲーム、体験談、ボードゲームシーンへの疑問や意見、ボードゲームに関するものならば何でも結構です。 お住まいの都道府県、ご氏名(ハンドルネーム可)を明記の上、メール(下記フッターに記載)にてお送り下さい。ほかのサイトなどに掲載したものの二重投稿はご遠慮願います。

ネット通販の商品価格を比較できるサイト「価格.com」が提供するマガジンで当サイトの管理人による連載「ボードゲーム説法」が始まった。

内容はボードゲームを紹介しながら、関連する仏教語を関連付けるというもの。聞き手は「暮しとボードゲーム 」の河上拓氏。最近は「老害×クロスレビュー 」を掲載している(管理人も「老害」のひとりとして寄稿した)。

写真は以前、『ボクらの玩具 』(晋遊舎、2013年)というムックの製作で河上氏が構図を提案したもの。人によって「マーラに囲まれて瞑想するブッダ」と見るか、「ボードゲームの諸尊に囲まれるマンダラ」と見るか変わるようである。

昨年のボードゲームシーンを振り返るというように、ボードゲームの紹介だけでなく、テーマトークも入っている。内容的には結構マニアックなので、一般の方にどれくらい通じるかは自信がない。

価格コムは家電などで使ったことがあるが、ボードゲームも価格比較できるほどにショップが増えている。『アズール』などは30店舗近くが取り扱い、価格も2倍近い差があるのには驚いた。このサイトでプレミア価格で買う前に、定価で売っているお店を見つけられたらいいなと思う。

紹介したいボードゲームはごまんとあるが、そこに対応付ける仏教語がネタ切れになりそうで心配。ともあれ次回をお楽しみに。

ホビージャパンは2月中旬、パズル戦略ゲームの拡張セット第2弾『ポーション・エクスプロージョン:第六の生徒(Potion Explosion: The 6th Student)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:L.シルバ&A.クレスピ&S.カステリ、イラスト。J.ギギーニ、2~6人用、14歳以上、30~45分、3800円(税別)。プレイするためには『ポーション・エクスプロージョン』基本セットが必要。

2015年に発売されたイタリアのボードゲームの第2拡張セットで、第1拡張セット『第五の材料』(2017年)に続いて今年、世界同時発売される。落下するカラフルなビー玉を揃えて、薬品を作るゲームが5~6人でも遊べるようになる。

5~6人モードでは排出器を2つ使用し、一方の排出器からはビー玉を確保し、もう一方に廃棄する。2つの排出器の役割はゲーム中に入れ替わるので、その瞬間を考えに入れて計画を立てよう。さらに第六の材料「マンドラゴラの葉」や、新たに発見された2種類の新薬の調合も加わり、2~4人でもさらにエキサイティングなゲームを楽しめる。第1拡張セットと組み合わせて遊ぶことも可能だ。

内容物 プラスチック製排出器1つ、薬品タイル16枚、研究台ボード2つ、マンドラゴラの葉のビー玉30個、技能トークン8個、助力トークン9個、予鈴タイル1枚ほか

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クアックザルバー:薬草の魔女(Die Quacksalber von Quedlinburg: Die Kräuterhexe)
ゲームデザイン・W.ヴァルシュ、イラスト・D.ローハウゼン、2~5人用、10歳以上、45分。
昨年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞受賞作品に早速拡張セットが登場。5人目のプレイヤーセットのほか、新しい材料チップ、材料の硬化が代わる本、特殊能力をもたらす魔女が入っている。

ダブルソークレバー(Doppelt so clever)
ゲームデザイン・W.ヴァルシュ、1~4人用、10歳以上、30分。
ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた『ガンツシュンクレバー』の続編で、新しい色が加わり、単独でも拡張としてもプレイできる。
基本的な流れは変わらず、ダイスを6個振っていずれかのカテゴリーに振り分け、ほかのカテゴリーとのコンビネーションを狙う。今度はもっとテクニカルで賢くダイスを選ばなければならなくなった。ダイスのカテゴリーが5つと、エキサイティングな新しいアクションの選択肢によって、新しい挑戦が待っている。

深い谷の酒場(Die Tavernen im tiefen Thal)
ゲームデザイン・W.ヴァルシュ、2~4人用、10歳以上、60分。
小さな村「ティーフェンタール」には酒場があり、地元の住民がみんな集まって、金払いのいい新しいお客さんを獲得しようとする。そうすることでのみ、酒場を増築してたくさんの貴族を酒場に誘うことができる。しかしどんな増築がいいのか。お金に集中していいのか、それともビールをどんどん出すべきか?
ダイスを振り、その中から1つを選んで残りを左どなりに渡す。同時に右隣からダイスを受け取る。これらのダイスで自分の酒場にインテリアや倉庫を作り、お客に給仕し、ワインを仕込む。毎ラウンド特殊能力をもった新しいチップが登場する。
ゲームは5つのモジュールからなり、さらに各プレイヤーはそれぞれ難易度を調節できる。全体的な複雑さは『クアックザルバー』よりも上だという。

ディズル(Dizzle)
ゲームデザイン・R.ツァ・リンデ
プレイヤーは交代でテーブル中央からダイスを取り、自分のボードに置く。次のダイスは常にほかのダイスに合わせて置かなければならない。ラウンド終了時にはダイスを置いたマスに×印をつける。とても簡単だが、ほかのプレイヤーがいつも大事なダイスを取っていくとは限らない。

クニッフェル・ダイスデュエル(Kniffel Dice Duel)
ゲームデザイン・T.デヌアル、1~4人用、8歳以上、15分。
得点記録用紙がなくなり、ダイス組み合わせによって得点チップを獲得する。クニッフェル(ダイス5つが全部同じ目)が出ると、好きなチップを取り、もう1手番できる。

オーバーロード(Overload)
ゲームデザイン・W.リードル、3~5人用、8歳以上、30分。
積みすぎに注意するダイス双六ゲーム。プレイヤーはできるだけたくさんのリングをゴールに入れることを目指す。そのため各プレイヤーは自分でリングに割り当てた数のうち1つを、2つのコマに分配し、ダイスによって進む。追い越されたら、リングは追い越したプレイヤーからもらえる。これが9番目のリングならば、コマは振り出しに戻らなければならない。ミニマルなルールの作品だ。

何と典型的!(So typisch!)
ゲームデザイン・C.リゴン&C.ザンチェッタ&M.シメンティ、3~8人用、8歳以上、20分。
「この子どもは豆が好きそうだ。でも大きくて強くなるだろう」このように見えても、ほかの人にはどうだろうか? ステレオタイプと常套句をテーマにした愉快な協力コミュニケーションゲームだ。交代で各プレイヤーは、どの持ち物をどの人物にもたせるか決める。ほかのプレイヤーはどのようにしたかを予想する。最後は正解のほうが不正解より多ければ勝利。バカバカしい持ち物や人物を選ぶのは簡単ではないが、年令を問わず楽しめる。

ティッピトッピ(Tippi Toppi)
ゲームデザイン・K.グルール、1~4人用、8歳以上、20分。
ゲームライト社(アメリカ)から昨年発売された『カフーツ(Cahoots)』のドイツ語版。4色・1~7のカードで課題を満たす。課題は「ピンクはオレンジの2倍」「好きな順番で4連番」「全ての山札は紫かオレンジ」など複数あり、全部を満たさなければならない。調整はできるが、手札について具体的な数字を言ってはならない。数字カードの山札が無くなる前にいくつかの課題を成功させるには、チームワークが試される。

アークライトは2月14日、ファッション誌を編集するボードゲーム『カバー・ミー(Cover Me)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.ファービースト、イラスト・C.セルケニク、2~5人用、10歳以上、60~75分、4800円(税別)。

オリジナルはジャンピングタートル社(ベルギー)から2017年に発売された。ファッション誌かと思わせるようなボックスアートの作品だ。月刊ファッション誌の編集長となり、雑誌の表紙を飾る「カバーガール」として起用した女性モデルと共に、自分の雑誌がどれだけトレンドに影響を与えたかを競う。

3ヶ月を1シーズンとし、3年12シーズンでゲームを行う。各シーズンの最後にトップモデルでシーズンスペシャルを出版して得点を獲得する。毎月、各自の手札(ポートフォリオ)からカバーガールとなるモデルを選出。選んだ雑誌によってヘアスタイルや服の色などのトレンドに影響を与える。さらにその中から、各誌で流行の最先端を行くモデルが1名ずつ選出されると、雑誌の知名度を上げることができる。

ほかのプレイヤーの選択を読んで、時流に合った完璧なモデルを選出するか、逆に一切トレンドを取り入れず独自路線のモデルを選出すれば、雑誌の評判は上がる。年が変わるとスターモデルは去り、新色で着飾った新たなモデルを探さなければならない。後から登場するモデルほど得点は難しくなる分、当たれば高い。

162人のモデルはすべてユニークで(同じカードがない)、スコアボードにもなるボックスはファッションショー会場を模しており、リアルな体験ができる。あなたのファッション誌で表紙を飾るスターは誰になるだろうか?

内容物:説明書1冊、ランウェイ1台、観客席2台、デスクボード1枚、パターンコマ3個、服の色コマ6個、コマ立て10個、ヘアカラーディスク3個、ヘアスタイルディスク3個、ファッションリーダーコマ1個、シーズンマーカー1個、カレンダーマーカー1個、モデルカード162枚、雑誌カード10枚(※カードサイズ58mm×88mm)

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昨年は『ラブレター -恋文-』(幻冬舎)、『ポプテピピック クソカードゲーム』(バンダイ)、『The Last Brave』(ディライトワークス)と大きな会社から作品を発表し、今年も2月に『有野課長のLove Letter』、4月に『ポプテピピッククソカードゲーム2弾』の発売が予定されているカナイセイジ氏(プロフィールはボードゲームデザイナー名鑑 参照)。日本のボードゲームシーンをリードするゲームデザイナーに、『文絵のために』の展開などについてインタビューを行った。

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TGiW:昨年1年間の活動を振り返っていかがでしたか?

カナイ:幸いにも昨年は色々なところからお仕事のお話をいただき、常に忙しい充実した一年でした。
ゲームの制作はもちろん、講義監修なども色々やらせていただいて、本当に勉強になりました。
その分、個人での制作まではあまり手が回りませんでしたので、今年は個人でもしっかり制作できるようなペース配分にしたいなあと考えております。


TGiW:昨年発表された作品について、思い出に残った開発エピソードを教えて下さい。

カナイ:昨年リリースしていただいたゲームはどれも大変印象深いですが、開発中はひたすら考えているだけなのであまり面白いエピソードはないかもしれません(笑)
思い出すのはずっとジョナサンでドリンクバーのコーヒーをちびちび飲みながらノートを前にうなっていたことと、毎回校正で原稿とにらめっこして、赤を入れていくのが大変だったこととかでしょうか......。
ただ、最近はゲームの紹介に当たって動画を撮っていただいたり、インタビューしていただいたりということがあり、そこで色々な方とお会いしてお話できたのは僥倖でした!


TGiW:新作が多数リリースされている中で、カナイさんのスタイルとしてどのようなことを意識されていますか?

カナイ:流行や人気の出た作品についてはなるべくチェックするようにしています。
毎年「もう出尽くしただろう」と思えるジャンルに新しいアイデアが登場するので感心しきりです。
ただ、後追いはなかなか難しいですし、そもそも自分の能力的に向いていない内容も多かろうと思っています。
頂いたお仕事であればそのメインターゲットの方々がなるべく気に入ってくださるように、個人での制作であれば自分が作りたいと思ったものを、と言う感じで、目の前のものに全力で取り組むだけと考えております。
もちろん、その中で流行を取り入れるのが良いと感じたら、挑戦してみることもあると思います。


TGiW:制作が発表されている『文絵のために2』について、明らかにできることを教えて頂けますか?

カナイ:現状では、前作と同じく3本での構成になるように進めております。
1本は前作と同じストーリー重視のお話で、クラウドファンディングにて応募していただいたキャラクターはこのお話に登場させたいと思います。
1本は、ずばりホラーです。旧校舎の怪に巻き込まれてしまった文絵を、武雄が誘導して助けるようなお話になります。ホラーらしいギミックを色々取り入れられればと考えております。
1本は......また木皿儀さん(ワンドロー)に怒られそうですが(笑) 武雄をめぐる女子たちの対戦格闘になります! もちろんパンチやキックで戦うわけではなく、「手料理」や「一緒に勉強」などを駆使して、武雄の心を引き寄せる勝負です。


TGiW:最後に、まもなく上演される朗読劇『文絵のために』について、自身の作品が朗読劇になると聞いてどう思いましたか?

カナイ:正直、この展開は全く予想しておりませんでした。私は文章書きとしては素人に毛が生えた程度ですから、ゲーム制作の時点では設定などに固まっていない部分も多く、「本当にそんなことできるのかな」と考えていました。
しかし、プロデューサーを務められた木皿儀さんのもと、あれよあれよという間に台本やスタッフが整っていき、目を見張るような役者の皆様にもご協力いただけることになりました。
私の拙い物語を、このような素晴らしい物へと昇華していただけたことに、ただただ感謝しております。

TGiW:ありがとうございました。


朗読劇『文絵のために』は今月25日(金)から27日(日)まで新宿THEATER BRATSにて3日連続、午後と夜の公演。「武雄編」と「文絵編」があり、毎回シナリオが分岐して結末が異なる。チケットはいずれも4500円で、PassMarketで発売中。

PassMarket:朗読劇『文絵のために』

ニュルンベルク'19:アミーゴ

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ニュルンベルク玩具メッセが1月30日から5日間に渡って行われる。ドイツ市場では、エッセン・シュピールと共にボードゲームの新作が発表される二大イベントとなっている。ここで発表される予定の新作を、出版社別に紹介しよう。はじめはいつも情報が早いアミーゴから。

ニムト25周年記念版(6 nimmt! - 25 Jahre)
ゲームデザイン・W.クラマー、イラスト・F.フォーヴィンケル、2~10人用、8歳以上、45分。
6枚目になった人がカードを引き取るロングセラーのカードゲームの記念版。スペシャルカード28枚が付属し、各自が3枚もつ選択ルールができる(8人プレイまで)。場にカードを置く時にスペシャルカードを出して、「5列目を作る」「7枚目が取る」「間に入れる」「出し直す」「ほかの列に移す」「列を止める」「失点が得点」といった緊急回避ができる。

ラマ(LAMA)
ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・R.ゾマーカンプ&B.シュペルガー、2~6人用、8歳以上、20分。
場にカードを出していって早くなくすゲーム。1~6の数字カードとラマカードがあり、場にカードを1枚置き、手札6枚で始める。自分の番には場の数字と同じか、1つ多いカードを出すことができる。ラマカードは最高の6に出すことができ、ラマカードには1のカードが出せる。カードを出す代わりに、山札から1枚引くか、ラウンドから抜けることができる。誰かが手札を使い切るか、全員抜けたらラウンド終了となり、残った手札が失点となる。ただし同じ数字のカードを複数持っていても失点は1回だけ。誰かが-40点になったラウンドでゲームが終了し、失点の少ない人が勝つ。

ハイエキサイティング(Hochspannung)
ゲームデザイン・M.ヒロン、イラスト・A.シュテファン、2~8人用、10歳以上、20分。
場に出された九九に、手札からカードを出して答える。例えば「6×2」という場札だったら、「1」と「2」のカードをすばやく出す。出されたカードにはまた別の九九がついており、その答えとなるカードを出していく。こうして手札を早くなくしたプレイヤーが勝つ。

お邪魔者:ザ・ロスト・マインズ(Saboteur - The Lost Mines)
ゲームデザイン・F.モイヤーソン、イラスト・A.ユング、3~9人用、10歳以上、45分。
古い森の奥にある忘れられた鉱山を目指して、ドワーフたちが道を切り開いていくボードゲーム。2チームに分かれて対戦するが、それぞれのチームにお邪魔者が紛れ込んでいる。
手番には道カードか、アクションカード(障害物を除去したり、トロルなどの障害物を置いたり、ほかのプレイヤーのキャラクターを確認したりできる)をプレイした後、自分のトロルコマを3マスまで移動できる。4ヶ所ある鉱山のいずれかにたどり着いたら、宝カードを1枚獲得。中にはドラゴンが守っている場合があり、それを取ると失点になってしまう。
手札も山札もなくなるか、宝が全て取られたらラウンド終了で、チームごとにお宝ポイントを分け合うが、お邪魔者がいると横取りされる。また自己中ドワーフは独り占めする。2ラウンド合計でお宝ポイントの多いプレイヤーが勝利する。


カラスのくつした:アルファベットさがし(Rabe Socke - Buchstabensuche)
ゲームデザイン・R.シュタウペ、イラスト・フィオーレ、2~5人用、6歳以上、15分。
場札からイラストのカードと、そのイラストを表すドイツ語の最初の一文字でペアを作るゲーム。

カラスのくつした:かずあて(Rabe Socke - Zahlenraten)
ゲームデザイン・R.シュタウペ、イラスト・フィオーレ、2~5人用、6歳以上、15分。
1~50の数字から1つを決め、どの数字かを当てるゲーム。外れるとその数字の場札がめくられ、「その数字は28~48の間ですか」などといったヒントが出される。

魔女、動物......誰がいない?(Hexe, Tier ... wer fehlt denn hier?)
ゲームデザイン・H.シャフィール、イラスト・M.ツロッヒン、2~4人用、4歳以上、10分。
ダイスを振って自分前にあるカードをめくり、そのキャラクターならば表にしておける。全部の前にあるカードを先にめくれたらラウンド終了で、ほかのプレイヤーのまだ表になっていないカードだけ得点。3ラウンドの合計得点が最も多いプレイヤーが勝利する。

ドゥッベ(Dubbe)

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トランプ・ファーストはハイリスク社会

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カラーによって取る取らないの選択を迫られるトリックテイキングゲーム。ゲーム中に次第にルールが決まっていくトリックテイキング『エッベス link(2013年)』で話題となったパラティアシュピーレが、5年という歳月を経てリリースした第2弾である。タイトルはドイツ中西部の方言で斑点(Tupfen)のこと。持ちやすいように斑点状に窪みが付いたグラスがモチーフとなっている。

ディーラーの左どなりのプレイヤーが切り札の色を決め、その色のダイスを「1」にして「ホラ吹き」(トランプ大統領風の男)のコースターに置いたらさらに左どなりのプレイヤーからスタート。マストフォロー、切り札ありのオーソドックスなトリックテイクを、手札がなくなるまで行う。

まだ出ていない色がリードカラーになるたび、その色のダイスを次のコースターに置き、それ以降、その色でリードされるたびに、その色のダイス目が1つずつ上がり、コースターはトリックを取った人に移動しいく(リードした人が取ればダイス目を上げるだけでコースターは移動しない)。移動したときと、ゲームの最後に、コースターのダイス目だけ所有者に得点または失点が入る。

切り札に割り当てられる「自慢屋」のほか、3番目のコースター「文句たれ」は失点、2、4番目のコースター「話し上手」「ツイてる奴」は得点、5番目のコースター「相槌うち」は所有者だけメイフォローになる仕組み。すなわち5色あるうち、切り札の色と、3番目に出てきた色のトリックはできるだけ取らないようにして、それ以外のトリックを取ることを目指す。

Dubbe
ゲームデザイン・K.ガイス/イラスト・A.バウアー&R.ヘーンライン
パラティアシュピーレ(2018年)
2~5人用/10歳以上/45~60分
ゲームストア・バネスト:ドゥッベ

東京・国分寺のボードゲームカフェ「on board(オンボード)」は1月4日、東京・上野のボードゲームカフェ「上野上さま(うえのうえさま)」の2号店「国分寺上さま(こくぶんじうえさま)」として再オープンした。JR国分寺駅徒歩1分、平日15:00~23:00、土日祝13:00~23:00、木曜休。

「on board」は2017年7月にオープン。中央線沿線の周辺に大学の多いエリアで350種類のボードゲームを揃え展開したが、1年半で廃業を余儀なくされ、これを「上野上さま」が引き継いだ。

料金は平日1時間600円(最大2500円)、土日祝90分1000円(最大3000円)。平日学割あり。「on board」のポイントは引き継がれ、今月はさらにポイント2倍が付く。

新宿より西の中央線沿線にはほかに、ゲームスペース柏木(大久保)、ディアシュピール(東中野)、kurumari(中野)、Flow Chart(中野)、Little Cave(高円寺)、ことぶき(西荻窪)、Caravan's Base(吉祥寺)、ロンドン(吉祥寺)、Brett(武蔵小金井)、JELLY JELLY CAFE立川店(立川)、ぶれん(八王子)と、21駅に12店舗のボードゲームカフェ・プレイスペースがひしめく激戦区となっている。

国分寺上さま
東京都国分寺市本町2-11-5 矢野ビル2F/TEL:042-403-6131
[Web ] [Twitter link]

アークライトは2月7日、『スカラビア(Scarabya)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.カタラ&L.モーブロン、イラスト・S.オーブリン、1~4人用、8歳以上、15~20分、4000円(税別)。

ブルーオレンジゲームズ(フランス)が昨夏発表したタイル配置ゲーム。デザイナーはモーブロンと『キングドミノ』のカタラで、共作では『ミスタージャック』『ポケット・マッドネス』『ダイス・スター』などの作品がある。古代文明「スカラビア」の遺跡で発見された黄金虫をタイルで囲んで集める。

各自プレイヤーボードがあり、引いたカードで指示された形のテトリス型タイルをそこに配置する『テイクイットイージー』『カルバ』方式。プレイヤーボードに予め印刷されたスカラベを、4マス以下のエリアで囲むことで得点になる。4マスちょうどで囲んだ場合が最も得点が高く、小さいエリアになるほど低い。

タイルは隣接しておいていかなければならず、またところどころにある岩石には置けないため、あちら立てればこちら立たずのパズル思考が求められる。さらに共通のボードを使う2人用特別ルールや、文明の末裔となってスカラベを隠して発掘調査を阻止する1人用ルール」も収録されており、少人数でも楽しめるようになっている。

内容物:キャンプタイル48枚(4色×12枚)、遺跡ボード16枚(4色×4枚)、発掘現場枠4枚、岩石コマ32個(4色×8個)、スカラベトークン72個(1点、2点、3点、4点各18個)、指示カード12枚(カードサイズ60mm×90mm)、ルール説明書:1冊

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適当なカンケイ(Qui Paire Gagne)

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新しいカンケイの発見

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11枚のいろいろな写真からペアを作り、ほかのプレイヤーと合わせるコミュニケーションゲーム。直感・フィーリングで選んだものがほかの人と合うと嬉しい。

毎回、場の1~11番に写真カードがセットされる。写真は脈絡がないが、それが何であるかはだいたい分かるぐらいとなっている。砂時計が落ちるまで、全員一斉に、手札の番号カードで関係していると思えるペア5組と、余り1枚に分ける。

砂時計が落ちたら答え合わせ。順番に自分が作ったペアを発表し、同じペアを作っている人がいたら得点。余り1枚も、同じものを選んでいた人がいたら得点となる。これを4ラウンド行って合計得点の高い人が勝つ。

答え合わせのときに、なぜそのペアにしたのかを語り合って突っ込み合うのが楽しい。「ハエとコアラ。同じ生き物だから」「?」「オバケとコアラ、目がかわいいから」「?!!」奇想天外と我田引水に驚きと笑いが起こる。

しかしそこで語り合ったことはゲームに関係ないものではない。ほかの人がどんな発想でペアを選んでいるかが、次のラウンドのヒントになる。形で選びがちな人、色で選びがちな人、カテゴリー、名前......事実、ラウンドが進むにつれて得点が上がっていくのは、フィーリングの寄せ合いが起こっているからだろう。しかもそれが言葉によるものばかりとは限らない。

ルール説明はほとんど要らず、1ラウンド目でゲームの肝が分かり、2ラウンド、3ラウンドと進むに連れて新しい発見があり、掴めたと思ったら4ラウンド目には外される。砂時計を使うので時間もかからない。終わってまた遊びたくなるゲームだ。

適当なカンケイ
ゲームデザイン・S.グレン/イラスト・M.ルーセル
スコーピオンマスク(2017年)+すごろくや(2018年)
3~8人用/10歳以上/30分

1月3日放送のTBSラジオ「荒川強啓 デイ・キャッチ!」にて、阿曽氏がボードゲームを紹介した。同番組で阿曽氏がボードゲームを紹介するのは一昨年12月以来7回目。

ボードゲームを200種類以上所有しているという阿曽氏が担当したのはニュースクリップ「最新ボードゲーム事情、2019!」という特集。ボードゲームカフェの新規オープンが止まらなかった要因として、オセロ、バックギャモン、ラミィキューブの世界選手権で日本人が優勝したことやテレビ番組で次々と取り上げられたことを挙げ、『ボードゲームカフェパス』にも言及した。

『ザ・マインド』『文絵のために』『ゴモジン』の3タイトルを紹介し、『ゴモジン』は説明を受けながら実際にプレイした。一問目は「仕事オトコ」からサラリーマンを一発で正解。二問目は「失敗プレイ」「野球ミスダ」「失敗ボール」からエラーを当てられず。三問目は「髪毛ドライ」からドライヤーを一発で正解。四問目は「投手カーブ」「蹴玉ボール」でシュートを正解した。

斬新なゲームばかり紹介されて戸惑い気味だった強啓氏は最後に「あっという間のお時間でした」とコメント。『ゴモジン』はヒントを作るのが少しむずかしい様子だった。放送はホームページのバックナンバーで聴くことができる。

TBSラジオ荒川強啓 デイ・キャッチ!:ボードゲーム愛好家・阿曽ちゃんの「最新ボードゲーム事情、2019!」
TGiW:TBSラジオで阿曽山大噴火氏ボードゲームを語る
TGiW:TBSラジオで阿曽山大噴火氏ボードゲームを語る(2)
TGiW:TBSラジオで阿曽山大噴火氏ボードゲームを語る(3)
TGiW:TBSラジオで阿曽山大噴火氏ボードゲームを語る(4)
TGiW:TBSラジオで阿曽山大噴火氏ボードゲームを語る(5)
TGiW:TBSラジオで阿曽山大噴火氏ボードゲームを語る(6)

2018年のボードゲーム各賞受賞

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ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)

大賞:アズール(Azul)
ノミネート:ルクソール(Luxor)、ザ・マインド(The Mind)
推薦リスト:ファイブミニッツダンジョン(5 Minute Dungeon)、フェイスカード(Facecards)、マジェスティ(Majesty)、メモアァール!(Memoarrr!)、サントリーニ(Santorini)、ウッドランド(Woodlands)
Preisträger Spiel des Jahres link


ドイツ年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)

大賞:クアックサルバー(Die Quacksalber von Quedlinburg)
ノミネート:ガンシュンクレバー(Ganz schön clever)、ヘヴン&エール(Heaven & Ale)
特別賞:パンデミックレガシーシーズン2(Pandemic Legacy Season 2)
推薦リスト:クランク!(Klong!)、パイオニア(Pioneers)
Preisträger Kennerspiel des Jahres link


ドイツ年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)

大賞:きらめく財宝(Funkelschatz)
ノミネート:エモジト!(Emojito!)、パニックマンション(Panic Mansion)
推薦リスト:ウェンディゴのこわい話(Die Legende des Wendigo)、ディノワールド(Dino World)、キャプテン・リノスーパーバトル(Rhino Hero Super Battle)、SOSディノ(SOS Dino)、スピードカラーズ(Speed Colors)
Preisträger Kinderspiel des Jahres link


ドイツゲーム賞(Deutscher SpielePreis)

1位:アズール(Azul)
2位:ガイアプロジェクト(Gaia Project)
3位:ガンジスの藩王(Rajas of the Ganges)
4位:クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)
5位:ヘブン&エール(Heaven & Ale)
6位:パンデミックレガシー・シーズン2(Pandemic Legacy Season 2)
7位:クランク!(Klong!)
8位:クアックサルバー(Die Quacksalber von Quedlinburg)
9位:ザ・マインド(The Mind)
10位:アルティプラーノ(Altiplano)
キッズゲーム賞:メモアァール!(Memoarrr!)
Preisträger Deutscher SpielePreis link


アラカルト賞(À la carte)

1位:シリメツレツ(Krass Kariert)
2位:マジェスティ(Majesty)
3位:ザ・マインド(The Mind)
4位:花見小路(Hanamikoji)
5位:ブードゥープリンス(Voodoo Prince)
6位:ヒーローレルム(Hero Realms)
7位:テキサス・ショーダウン(Texas Showdown)
8位:スタータップス(Startups)
9位:イリュージョン(Illusion)
10位:第七大陸(The 7th Continent)
À la carte 2018: Krass Kariert link


イノシュピール(InnoSPIEL)

大賞:クールランニングス(Cool Runnings)
ノミネート:ボンク(Bonk)、ザ・マインド(The Mind)
innoSPIEL Gewinner link


ドイツ・メンサ賞(MinD Spielepreis)

短時間部門:アズール(Azul)
ノミネート:ブロッカーズ(Blockers!)、デジャブ(Deja-Vu)、アイキャッチ(Eye Catch)、マジックメイズ(Magic Maze)、ナンバー9(Nmbr9)
コンプレックス部門:クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)
ノミネート:アルティプラーノ(Altiplano)、ガイアプロジェクト(Gaia Project)、ロレンツォ・イル・マニーフィコ(Lorenzo, der Prächtige)、ガンジスの藩王(Rajas of the Ganges)、横濱紳商伝(Yokohama)
2人部門:ウルビノ(Urbino)
ノミネート:ブリックス(Brix)、カラーチェス(Color Chess)、アインシュタイン(Eynsteyn)、リンク(Lyngk)、ノナガ(Nonaga)
MinD-Spielepreis link


グラフ・ルード賞(Graf Ludo)

ファミリーゲーム部門大賞:チックウッドの森(Chickwood Forest)
ノミネート:光合成(Photosynthese)、私が夢みるとき(When I Dream)
キッズゲーム部門大賞:サンゴの森のなかまたち(Tief im Riff)
ノミネート:神秘的な魔法の湖(Der geheimnisvolle Zaubersee)、ダイスの王様(Würfelkönig)
Spielgrafikpreis GRAF LUDO link


国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)

一般ストラテジー部門大賞:ガンジスの藩王(Rajas of the Ganges)
ノミネート:アーグラ(Agra)、アルティプラーノ(Altiplano)、アズール(Azul)、クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)、デクリプト(Decrypto)、ガイアプロジェクト(Gaia Project)、ゲンテス(Gentes)、ヘブン&エール(Heaven & Ale)、ヌースフィヨルド(Nusfjord)、パルサー2849(Pulsar 2849)、サンタマリア(Santa Maria)、トランスアトランティック(TransAtlantic)
2人用ストラテジー部門大賞:コードネーム・デュエット(Codenames Duet)
ノミネート:フォックス・イン・ザ・フォレスト(The Fox in the Forest)、13日:キューバミサイル危機(13 Days: The Cuban Missile Crisis)、クレイム(Claim)、コロニアル・トワイライト(Colonial Twilight)、フォッグ・オブ・ラブ(Fog of Love)、京都諜影(Shadows in Kyoto/W.M.リン/エンペラーS4)
International Gamers Awards link


ゴールデンギーク賞(Golden Geek Awards)

大賞:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
ノミネート:アズール(Azul)、第七大陸(The 7th Continent)
2人ゲーム部門賞:コードネーム・デュエット(Codenames Duet)
ノミネート:カヴェルナ洞窟対決(Caverna: Cave vs Cave)、フォックス・イン・ザ・フォレスト(The Fox in the Forest)
アート&プレゼンテーション部門賞:光合成(Photosynthesis)
ノミネート:アズール(Azul)、サグラダ(Sagrada)
カードゲーム部門賞:センチュリー:スパイスロード(Century: Spice Road)
ノミネート:クランク・イン・スペース(Clank! In! Space!)、エスノス(Ethnos)
協力ゲーム部門賞:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
ノミネート:第七大陸(The 7th Continent)、パンデミック・レガシー・シーズン2(Pandemic Legacy: Season 2)
拡張部門賞:サイズ-大鎌戦役-:風に舞う策謀(Scythe: The Wind Gambit)
ノミネート:テラフォーミング・マーズ:ヘラス&エリシウム(Terraforming Mars: Hellas & Elysium)、テラフォーミング・マーズ:ヴィーナスネクスト(Terraforming Mars: Venus Next)
ファミリーゲーム部門賞:アズール(Azul)
ノミネート:サグラダ(Sagrada)、センチュリー:スパイスロード(Century: Spice Road)
イノベーティブ部門賞:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
ノミネート:第七大陸(The 7th Continent)、マジックメイズ(Magic Maze)
パーティーゲーム部門賞:ワーワーズ(Werwords)
ノミネート:スパイフォール2(Spyfall 2)、トルトゥガ1667(Tortuga 1667)
プリント&プレイ部門賞:マイ・リトル・サイズ-大鎌戦役-(My Little Scythe)
ソロゲーム部門賞:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
ノミネート:第七大陸(The 7th Continent)、ニモの戦争(Nemo's War)
ストラテジーゲーム部門:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
ノミネート:クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)、アズール(Azul)
テーマチックゲーム部門:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
ノミネート:第七大陸(The 7th Continent)、ジス・ウォー・イズ・マイン・ボードゲーム(This War of Mine: The Board Game)
アプリ部門:スルー・ジ・エイジズ(Through the Ages)
ノミネート:オニリム(Onirim)、レース・フォー・ザ・ギャラクシー(Race for the Galaxy)
BGG: 12th Annual Golden Geek Awards Winners for 2017 link


オーストリアゲーム賞(Spiel der Spiele)

大賞:イスタンブール:ダイスゲーム(Istanbul - Das Würfelspiel)
キッズ部門ヒット:シュララフィアのサル(Schlaraffen Affen)、スピードカラーズ(Speed Colors)、サンゴの森のなかまたち(Tief im Riff)
ファミリー部門ヒット:アズール(Azul)、サラマンバ(Salamamba)、ウッドランド(Woodlands)
フレンド部門ヒット:5ミニッツダンジョン(5 Minute Dungeon)、バニーキングダム(Bunny Kingdom)、クアックサルバー(Die Quacksalber von Quedlinburg)
フリーク部門ヒット:ガイアプロジェクト(Gaia Project)、ヘブン&エール(Heaven & Ale)、パルサー2849(Pulsar 2849)
特別賞:インタラクション(Interaktion)
Österreichischer Spielepreis: Die ausgezeichneten Spiele 2018 link


ミープルズ・チョイス(Meeples Choice Award)

アズール(Azul)、ヘブン&エール(Heaven & Ale)、ガイアプロジェクト(Gaia Project)
2017 Meeples Choice Award Winners - Opinionated Gamers link


アズドール・フランス年間ゲーム大賞(As d'Or Jeu de l'année)

大賞:アズール(Azul)
ノミネート:ダイスフォージ(Dice Forge)、フラムルージュ(Flamme Rouge)、ツインイット!(Twin it!)
キッズゲーム部門賞:キツネだまし(Nom d'un renard)
ノミネート:ブーム・バン・ゴールド(Booum)、ボールの魔女(Perlatette)
エキスパートゲーム部門賞:テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars)
ノミネート:グレート・ウェスタン・トレイル(Great Western)、アーカムホラーカードゲーム(Horreur à Arkham)
L'as d'Or Jeu de l'année 2018 sont... - Actualités - Tric Trac link


フランス・トリックトラック賞(Tric Trac d'Or)

1位:クランク!(Clank!)
2位:アズール(Azul)
3位:ウェルカムトゥ...(Welcome to ...)
4位:デクリプト(Decrypto)
5位:ガニメデ(Ganymede)
6位:クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)
7位:アナクロニー(Anachrony)
8位:クロニクル・オブ・クライム(Chronicles of Crime)
9位:クイーンドミノ(Queendomino)
10位:ザ・マインド(The Mind)
Tric Trac d'Or 2018 - Tric Trac link


オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)

ファミリー部門賞:アズール(Azul)
ノミネート:ルクソール(Luxor)、ザ・マインド(The Mind)
エキスパート部門賞:ガイアプロジェクト(Gaia Project)
ノミネート:キメラステーション(Chimera Station)、パコシャコ(Paco Ŝako)
Nederlandse Spellenprijs link


スイスゲーマーズ賞(Swiss Gamers Award)

1位:第七大陸(The 7th Continent)
2位:クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)
3位:アンロック(Unlock!)
4位:レイダーズ・オブ・ザ・ノースシー(Raiders of The North Sea)
5位:ダイスフォージ(Dice Forge)
Swiss Gamers Award: Resultats 2017 link


イタリア年間ゲーム賞(Gioco dell'Anno)

大賞:フラムルージュ(Flamme Rouge)
ノミネート:アズール(Azul)、神奈川沖浪裏(Kanagawa)、覇王龍城(Dragon Castle)、私が夢みるとき(When I Dream)
Gioco dell'Anno link


スペイン年間ゲーム大賞(Premio Juego del Año)

大賞:アズール(Azul)
ノミネート:イクアズ(Iquazú)、ブルゴーニュ(Los castillos de Borgoña)、メックVSミニオンズ(Mechs vs. Minions)、サグラダ(Sagrada)
Premio JdA link


ポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano)

大賞:リスボン(Lisboa)
ノミネート:クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)、ガイアプロジェクト(Gaia Project)、リバーボート(Riverboat)、ワンダク(Wendake)
Jogo do Ano - Spiel Portugal - Jogos de Tabuleiro link


チェコ年間ゲーム大賞(Hra Roku)

大賞:アイル・オブ・スカイ(Ostrov Skye)
ノミネート:アズール(Azul)、ダイスフォージ(Dice Forge)
キッズゲーム大賞:カラック(Karak)
ノミネート:メモアァール!(Maemoarr)、魔法のデザイン(Tajemná výprava čarodejů)
Hra roku link


ポーランド年間ゲーム大賞(Gra Roku)

大賞:ブルゴーニュ(Zamki Burgundii)
ファミリーゲーム賞:クマ牧場(Park Niedźwiedzi)
ノミネート:センチュリー:スパイスロード(Century: Korzenny Szlak)、神奈川沖浪裏(Kanagawa)、マジェスティ(Majestat: Królewska Korona)、ウボンゴ(Ubongo)
エキスパートゲーム賞:グレート・ウェスタン・トレイル(Great Western Trail)
ノミネート:キーフラワー(Keyflower)、オルレアン(Orlean)、オーディンの祝祭(Uczta dla Odyna)、
キッズゲーム:チケットトゥライド:初めての旅(Wsiąść do Pociągu: Pierwsza podróż)
ノミネート:ドブル(Dobble Zwierzaki)、アイスクール(Icecool)、ちょうちょの家族(Przewrotne Motylki)、レキン(Rekin)
Gra Roku: Edycja 2018 link


フィンランド年間ゲーム大賞(Vuoden Peli)

キッズゲーム:フィッシュフード(Fish Food)
パーティーゲーム:ザ・ビルドアップ(The Build Up)
ファミリーゲーム:マジェスティ(Majesty)
ストラテジーゲーム:センチュリー:スパイスロード(Century: Spice Road)
Suomen Leluyhdistys: Vuoden Peli link


スウェーデン年間ゲーム大賞(Årets Spel)

ファミリーゲーム:ダイヤモンド(Diamant)
大人ゲーム:脱出:ザ・ゲーム・荒れはてた小屋(Exit: The Game - Ödestugan)
キッズゲーム:ナンバーニンジャ(Nummer Ninja)
Spelexperten.com: Årets Spel link


ノルウェー年間ゲーム大賞(Årets Spill)

キッズゲーム賞:バルバ(Baluba)
ノミネート:初めてのカルカソンヌ(My first Carcassonne)、サーカストピト(Cirkus Topito)、ファンタスティックパーク(Fantastic Park)、タンボール(Tumball)
ファミリーゲーム賞:アズール(Azul)
ノミネート:マジェスティ(Majesty)、光合成(Photosynthesis)、クイーンドミノ(Queendomino)、サントリーニ(Santorini)
協力ゲーム賞:リプレイ(Re-Play)、ベザーウィッザー(Bezzerwizzer)、クレイジーワード(Krazy wordz)、口を大きく(Stor i kjeften)、私が夢みるとき(When I dream)
特別賞:口を大きく(Stor i kjeften)
Årets Spill 2018 - Vinnere og nominerte link


ベルギー金のルド賞(Gouden Ludo)

ファミリーゲーム賞:アズール(Azul)
ノミネート:クマ牧場(Berenpark)、クイーンドミノ(Queendomino)
エキスパートゲーム賞:ピクシークイーン(Pixie Queen)
ノミネート:アルティプラーノ(Altiplano)、ガイアプロジェクト(Gaia Project)
Gouden Ludo 2018 link


デンマーク年間ゲーム大賞(Guldbrikken)

キッズゲーム:サーカストピト(Cirkus Topito)
ファミリーゲーム:マジックメイズ(Magic Maze)
協力ゲーム:ザ・マインド(The Mind)
大人ゲーム:アズール(Azul)
エキスパートゲーム:テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars)
審査員特別賞:ザ・マインド(The Mind)
Guldbrikken 2018 link


ボードゲームズ・オーストラリア賞(Boardgames Australia's Award)

オーストラリア国内部門賞:クマ牧場(Bärenpark)
ノミネート:バーガーアップ(Burger Up)、スカイワード(Skyward)、アンフェア(Unfair)
キッズゲーム部門賞:キャプテン・リノスーパーバトル(Rhino Hero Super Battle)
ノミネート:メモアァール!(Memoarrr!)、スパークルキティ(Sparkle Kitty)、タイニーパーク(Tiny Park)
国際ゲーム部門賞:アズール(Azul)
ノミネート:センチュリー:スパイスロード(Century: Spice Road)、ダウンフォース(Downforce)、キングドミノ(Kingdomino)、ワードスラム(Word Slam)
2018 Boardgames Australia Award Winners - Boardgames Australia link


カンガ・オーストラリアテーブルトップ賞(The Kanga)

kanga.jpg年間大賞:クマ牧場(Bärenpark)
ノミネート:リスボア(Lisboa)、レイン(Reign)、エントロピー(Entropy)
ベストゲームプレイ賞:リスボア(Lisboa)
ノミネート:クマ牧場(Bärenpark)、クリスタルクラン(Crystal Clans)、スカイワード(Skyward)
ベストビジュアル賞:クリスタルクランズ(Crystal Clans)
ノミネート:リスボア(Lisboa)、レディ&タイガー(Lady & Tiger)、スカイワード(Skyward)
The Kanga link


オリジンズ賞(Origins Awards)

ボードゲーム部門賞:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
ノミネート:キャプテンは死んだ(The Captain is Dead)、ダイスフォージ(Dice Forge)、ゴッドファーザー:コルレオーネの帝国(The Godfather: Corleone's Empire)、グレート・ウェスタン・トレイル(Great Western Trail)、ロレンツォ・イル・マニーフィコ(Lorenzo il Magnifico)、ニア&ファー(Near and Far)、パンデミックレガシー シーズン2(Pandemic Legacy Season 2)、レイダーズ・オブ・ザ・ノースシー(Raiders of the North Sea)、タク(Tak: A Beautiful Game)、サグラダ(Sagrada)、サントリーニ(Santorini)
カードゲーム部門賞:エクス・リブリス(Ex Libris)
ノミネート:ファイブミニッツダンジョン(5-Minute Dungeon)、イオンの終わり(Aeon's End)、カスタムヒーローズ(Custom Heroes)、エクス・リブリス(Ex Libris)、フォックス・イン・ザ・フォレスト(The Fox in the Forest)、ヒーローレルムス(Hero Realms)、本州(Honshu)、ジャンプドライブ(Jump Drive)、ロストエクスペディション(The Lost Expedition)、ワンデッキダンジョン(One Deck Dungeon)
ファミリーゲーム部門賞:アズール(Azul)
ノミネート:バニーキングダム(Bunny Kingdom)、コードネーム:ディズニー(Codenames: Disney)、コードネーム:デュエット(Codenames: Duet)、ダウンフォース(Downforce)、ドロップミックス(Dropmix)、ホットショット(Hotshots)、狂気山脈(Mountains of Madness)、サグラダ(Sagrada)、ヴァイラル(Viral)
Origins Awards - Academy of Adventure Gaming Arts & Design link


アメリカ・メンサセレクト(Mensa Select)

アズール(Azul)、コンステレーション(Constellations: The Game of Stargazing and the Night Sky)、エクス・リブリス(Ex Libris)、光合成(Photosynthesis)、レイダーズ・オブ・ザ・ノースシー(Raiders of The North Sea)
Mind Games - American Mensa link


イギリス・ゲームズエキスポ賞(UK Games Expo Awards)

キッズゲーム:ブレインボックス(Brain Box People at Work)、キャプテン・リノスーパーバトル(Rhino Hero - Super Battle)
ファミリーゲーム:アントールド(Untold: Adventures Await)
パーティーゲーム:私が夢みるとき(When I Dream)
ヨーロピアンスタイル:グレート・ウェスタン・トレイル(Great Western Trail)、光合成(Photosynthesis)
カード・ダイスゲーム:ピココ(Pikoko)、レジェンド・オブ・ファイブリングス(Legend of the Five Rings)
アブストラクト:シーヴズ(Thieves)
拡張:クイーンドミノ(Queendomino)、宝石の煌き:都市(Cities of Splendor)
アメリカンスタイル:ライジングサン(Rising Sun)
ストラテジー:シヴィライゼーション(Civilisation)、ウォーハンマー・アンダーワールド(Warhammer Underworlds: Shadespire)
UKGE Awards link


日本ボードゲーム大賞(Japan Boardgame Prize)

投票部門1位:キングドミノ(Kingdomino)
2位:センチュリー:スパイスロード(Century: Spice Road)
3位:T.I.M.Eストーリーズ(T.I.M.E Stories)
4位:エルドラド(Wettlauf nach El Dorado)
5位:アイスクール(Icecool)
6位:コンプレット(Completto!)
7位:ワイナリーの四季(Viticulture)
8位:グレート・ウエスタン・トレイル(Great Western Trail)
8位:アンロック!(Unlock!)
10位:EXIT 脱出:ザ・ゲーム(EXIT: Das Spiel)
ゆうもあ賞:キングドミノ(Kingdomino)
ノミネート:アイスクール(Icecool)、ゴーゴージェラート(Go Go Gelato!)
ゆうもあ: 日本ボードゲーム大賞 link


ゲームマーケット大賞(Game Market Award)

大賞:天下鳴動
エキスパート賞:Improvement of the POLIS
優秀作品:たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。、東京サイドキック、トリックと怪人
2次審査通過作品:ガラクタ市、サイレントパーティー、社長は定時で帰る、ストックホールデム、Dr.野口っち、ドッペル言語、ハンザの女王、文絵のために、メトロックス、ワンナイトマンション

※赤文字は5回以上の登場

2018年4月から、国内初となるボードゲームの館外貸出サービスを開始して注目されている熊本県立おおづ図書館などの先進的な取り組みをもとに、図書館でボードゲームを取り上げる意義と、実際的な問題を詳説した実用書。格闘系司書こと高倉暁大氏らが執筆している。「図書館実践シリーズ」という専門書だが、草場純氏からの紹介で入手。価格もお手頃である。

本書ではアナログ・デジタルゲームを問わずゲームとして扱い、ポケモンGOやFGO(スマホゲーム)などを扱った事例も紹介しているが、デジタルゲームは再生機器やライセンスの問題があり、収集・保存・貸出は難しいようだ。ボードゲームも、紛失・消耗・破損の問題があるが、多人数で遊べるという点で地域のコミュニケーション手段・認知症予防といった名目が立ちやすい。

第1章でゲームの分類をした後、第2章で事例集としておおづ図書館のボードゲーム館外貸出、博多工業高校で行われた「ボードゲームを使用したコミュニケーション研修」(『ボブジテン』『ディクシット』『はじめての人狼』)などが取り上げられる。予算のとり方や企画の進め方から説き起こされており、一般向けのボードゲーム普及活動を立ち上げようとしている人ならば、図書館関係者でなくても参考になる。

第3章はQ&A方式で企画書の書き方、購入費の項目、著作権法の問題、トラブルの対処など具体的に説かれている。ボードゲームの館内利用は営利・非営利、有料・無料いずれでもOK、館外貸出は非営利・無料の場合OKということである。静かな館内でボードゲームができるのかという疑問には、視聴覚室や会議室など隔離された場所を使うか、そのようなスペースがない場合には休館日を利用したり、予め告知をしたりするという提案がなされている。

第4章は図書館情報資源としてのゲーム、第5章はボードゲームアーカイブの可能性ということで、収集・整理・保存の方法をまとめている。高倉氏が担当した第5章では、すぐ絶版になるボードゲームこそ、アーカイブの枠組みを検討する時期が来ているのかもしれないと熱く語る。

アメリカの図書館協会が年に1回ゲームの日を定めてイベントをしたり、ドイツの図書館でボードゲームの館内利用・館外貸出が一般的に行われたりしているが、おおづ図書館では秋に中高生によるボランティアグループ「図書館ゲーム部」が立ち上がり、世界的にも例を見ない活動を打ち出している。しかし全国的に見て、そのような活動をしているところは皆無に等しい。本書を通して、全国に3300あるという公立図書館で(日本図書館協会調べ)、イベントや貸出用にゲームを導入する動きが広まってほしい。

知略悪略(Mit List und Tücke)

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メイフォローのトリックテイキングは非常に難しいと思ったのは、もう20年も前に『シュティッヒルン』を遊んだときのことだった。手札から何を出してもよいということは選択肢がその分増えるわけで、その上取ってはいけないトリックがあると本当に何を出したらいいか分からなくなる。『シュティッヒルン』は初心者向けではなく、楽しめるようになるまではいろいろなタイプのトリックテイキングをプレイする経験を必要とした。

その『シュティッヒルン』の作者が6年後に発表したのがこの作品である。タイトルは「知恵を絞って、やっとの思いで」という意味のドイツ語で、邦題はメビウスゲームズによる(「智」から「知」に変更)。ベルリナーシュピールカルテン(ドイツ)から発売され、アラカルトカードゲーム賞で5位に入賞している。そしてそれがドイツ語版以外では初となる日本語版化。風刺画調のイラストも現代風に改められた。数寄ゲームズとしては『ボトルインプ』に続くトリックテイキングの日本語版だが、より通好みでかなりの冒険だったと思う。

ドイツ語版を遊んだ11年前、「ひとつのミスが死を招く」という見出しでレポートしていた(秋葉原水曜日の会 07/04/18)。その時から自分は経験値を積んできたのだろうか。

全員が1枚ずつカードを出し、勝者(最初に出した色で一番大きい数字のカードを出した人)が好きなものを選んで得点札にし、残りを敗者(それ以外の色で一番小さい数字のカードを出した人)が引き取る。目標は4色のうち2色だけできるだけ多く集めること。最後に、多く集めた2色の枚数の掛け算を、残りの色の枚数で割って得点にする。満遍なく取ってしまうと、1点か0点にしかならない。

最後に出すときはあまり悩まない。全員が出したカードを見て、選んで取りたければ強いカードを、どれを取ってもよければ弱いカード、取りたくなければ中くらいのカードを出す。悩ましいのは最初に出すときと、2番目に出すときだ。それ以降のプレイヤーは何が出たかによって取るか取らないかを調整してくる。ほかの人が集めているカードを餌にして駆け引きを迫るか、取らなくてもいいように数字の低いカードを出すか、あるいは一か八か出すか大いに迷う。下手なカードを出せば、いらないカードばかり付けられてあっという間に火だるまだ。敗者が次のトリックの最初の1枚を出すというルールで、しゃがみっぱなしができないようになっているところも憎い。

良手は相手次第なところもあるので分からないが、「それ出したら要らないカード食らってしまうだろ!」という悪手は確実に存在する。しかし、カードを全く取るためには、悪手のぎりぎり手前を見極めなくてはならない。あまりに安全策だと、要らないカードばかりでなく、欲しいカードも取れなくなってしまう。

ハイリスクで前半から積極的に取りに行くときと、中盤くらいから調整しつつ集めるときがあり、それは手札次第、相手の出方次第である。さらに場札のカウンティング、ほかのプレイヤーの表情も踏まえれば、1トリック1トリックが濃密である。ここまでの深みを感じられたのは、経験によるものか、仲間によるものか。

知略悪略
ゲームデザイン・K.パレシュ/イラスト・Makiko Kodama
数寄ゲームズ(2018年)
4~6人用/10歳以上/30分

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