2020年1月アーカイブ

フランス年間ゲーム大賞2020ノミネート

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asdor2020nomine.jpgカンヌ国際ゲーム祭実行委員会は28日、アスドール・フランス年間ゲーム大賞(As d'Or - Jeu de l'Année)のノミネート12タイトルを発表した。一般、キッズ、エキスパートの3部門について、この中から大賞が来月20日の前夜祭において発表される。

1988年から続けられているゲーム賞。昨年は『ザ・マインド』、一昨年は『アズール』と、ファミリーゲームが選ばれる傾向にある。今年はジャーナリストやレビュアー9人が審査委員を務める。

一般部門には、日本発のワーカープレイスメントゲーム『リトルタウンビルダーズ』(フランス語版)がノミネートされている。

【アスドール・フランス年間ゲーム大賞2020ノミネート】
一般部門
ドラフトザウルス(Draftosaurus)
ゲームデザイン・L.モーブロン&A.ボザ&C.レブラ&T.リヴィエール
イラスト・J.エヴァ・ガオ
製作販売・アンカマ+ブラックロックゲームズ

ロス・ムエトロの祭(Fiesta de Los Muetros)
ゲームデザイン・A.ボッカラ
イラスト・M.ヴェルドゥ&M.ルナール
製作販売・オールドチャップ+パイユエディツィオン

リトルタウンビルダーズ(Little Town)
ゲームデザイン・タグチ・アヤ&タグチ・シュン
イラスト・S.ミラモン
製作販売・イエロ

オリフラム(Oriflamme)
ゲームデザイン・A.ヘスリング&A.ヘスリング
イラスト・T.ジェドルスゼク
製作販売・スタジオH+ギガミック

キッズゲーム部門
ドリームキャッチャー(Attrape Reves)
ゲームデザイン・L.エスコフィエ&D.フランク
イラスト・M.シャルメル
製作販売・スペースカウ+アスモデ

バイキングの谷(La Valee des Vikings)
ゲームデザイン・W.フォート&M.フォート
イラスト・M.マインツォルト
製作販売・ハバ

ルーラピック・ハリネズミのレース(Roulapik, La Course aux Galipettes)
ゲームデザイン・U.スリンスカス
イラスト・I.ペチェンキナ
製作販売・ギガミック

ヤムヤムアイランド(Yum Yum Island)
ゲームデザイン・L.エスコフィエ
イラスト・J.ロイス
製作販売・スペースカウ+アスモデ

エキスパートゲーム部門
グルームヘイヴン(Gloomhaven)
ゲームデザイン・I.チルドレス
イラスト・A.エリチェフ&J.T.マクドウェル&A.ネボット
製作販売・セファロフェアゲームズ+アスモデ

イッツ・ア・ワンダフルワールド(It's a Wonderful World)
ゲームデザイン・F.ゲアール
イラスト・A.ウォルフ
製作出版・ラ・ボワテ・デ・ジュ&オリゲームズ+ブラックロックゲームズ

レス・アルカナ(Res Arcana)
ゲームデザイン・T.レーマン
イラスト・J.デルヴァル
製作出版・サンドキャッスルゲームズ+アスモデ

ルート(Root)
ゲームデザイン・C.ウェールレ
イラスト・K.フェリン
製作出版・マタゴー&サーフィンミープル

Festival International des Jeux: Les nominés 2020 link

ドイツ・ボードゲーム出版社協会は28日、ニュルンベルク・シュピールヴァーレンメッセ前に昨年の市場動向を発表した。6年連続で成長しており、昨年は前年比+8%になったという。

特に昨年は大人向けボードゲームとカードゲームが前年比+10%。パーティーゲーム、脱出ゲーム、コンポーネントの豪華なゲーマーズゲームが市場を牽引したと分析。「今日、人々は社会つながりの多くをテジタルに移行しているが、ボードゲームの物理的・身体的なところが依然として大きな役割をもっており、それが印象的なイラストと高品質な用具に反映されている。」

ファミリーゲームは前年比+6%で、キッズゲーム・未就学児向けボードゲームはややマイナス。ニュルンベルク・シュピールヴァーレンメッセでは300社以上のボードゲーム出版社が1000タイトル以上の新作を発表するという。

市場総額については明らかにされていないが、別の統計によれば2018年のドイツボードゲーム市場は5億5千万ユーロだったとされているので、8%増で5億9400万ユーロ(647億円)という計算になる。

Spielverlage e.V.:Spieleumsatz weiter mit gutem Wachstum

heavenandalebkJ.jpgアークライトゲームズは3月5日、『ヘブン&エール:樽生お届け便(Heaven & Ale: Der Bierkutscher)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.キースリング&A.シュミット、イラスト・、2~4人用、14歳以上、60~90分、3500円(税別)。プレイするためには『ヘブン&エール』が必要。

2018年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた修道院ビール醸造ゲームの拡張セット。オリジナルは昨秋に発売された。酒場で修道院ビールを待ち望んでいる人たちにビールを届けよう。

何年もの試行錯誤と研鑽によって、修道院ビールは次第に名声を獲得し、地元の有名な酒場からも注文が舞い込むようになった。そこで需要に的確に応えるべく、ビールづくりの腕以外にも、醸造の計画性や需要の予測といった販売戦略も求められる。修道士たちにとって全く新しい挑戦の始まりである。

今度は質の高いビールを醸造するだけでなく、生樽を計画的に用意し、貯蔵し、馬屋・馬草・荷車を手配して、ビールを配達しなければならない。新しい要素を加えて、より深く楽しめるようにした作品だ。

内容物:配達ボード 4枚、ボーナスタイル28個、生樽32個、馬草20個、荷車ダイス1個、荷車4台、新しい発酵樽タイル 1枚、新しい熟成樽タイル 1枚、ルール説明書 1冊

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グループSNE/cosaicは2月21日、謎解きゲーム『EXIT 脱出:ザ・ゲーム』シリーズの新作『オリエント急行の死者(Der Tote im Orient-Express)』『呪われた屋敷(Das Haus der Rätsel)』『沈んだ財宝(Der versunkene Schatz)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・I.ブラント&M.ブラント、イラスト・F.フォーヴィンケルほか、1~4人用、12歳以上、60~120分、各2500円(税別)。

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ドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞したシリーズで、『荒れはてた小屋』『ファラオの玄室』『秘密の実験室』『北極の調査基地』『忘れさられた島』『禁断の城塞』に続くシリーズ第7~9弾として、2017年秋に発表された。

『オリエント急行の死者』(難易度:上級)は、豪華寝台列車オリエント急行で殺人事件に出くわす。列車がイスタンブールに到着して犯人が"脱出"してしまう前に、8人の容疑者の中からこれという人物を特定することはできるだろうか。

『呪われた屋敷』(難易度:中級)では久しぶりの休暇をゲーム三昧で楽しむためやってきた街外れで、ひょんなことから隣の屋敷に足を踏み入れ、閉じこめられてしまう。謎めいたこの屋敷の主人が用意した"ゲーム"のコマとなったプレイヤーは、次々と迫りくる危険をかわし、脱出への糸口を見つけなくてはならない。

『沈んだ財宝』(難易度:初級)は伝説の財宝が眠ると噂されている海底に沈む〈サンタ・マリア〉号への探索に乗り出す。一攫千金を目指し、準備万端整えたものの、おかしな事故が相次ぎ、ついには海底深く閉じこめられてしまう。酸素が尽きる前に、財宝を見つけて脱出することはできるだろうか。

いずれも奇妙な本と円盤を駆使し、そこに現れた数字のカードを見ることでゲームが進行するようになっている。難易度やシチュエーションに合わせて、遊びたいものを選ぼう。

ジーピーは18日、今年のカタン日本選手権の概要を発表し、参加受付を開始した。4月5日の東海地区大会(静岡)を皮切りに、6月まで全国10ヶ所で地区大会が行われ、上位入賞者で7月、世界大会日本代表の座をかけてファイナルが繰り広げられる。

今年の地区大会は札幌、宮城、東京、静岡、愛知、石川、大阪、広島、香川、福岡の10ヶ所。居住地に関わらず3地区大会まで出場できる。参加者全員に記念品が贈られるほか、上位入賞者は7月5日に東京で開かれるファイナル東京大会に往復交通費一部補助ありで参加できる。

さらに今年は2年に1度の世界選手権が開かれる年となっており、ファイナル東京大会の優勝者は秋から冬にマルタで開かれる世界選手権に、日本代表として出場する資格を得る。

参加費はどの地区大会も1人1000円。申込みは下記フォームからで、先着順となる。

また、6月7日に東京・両国の国際ファッションセンターで行われる東日本地区大会では、併せて第1回「カタンまつり」が開かれる。世界のカタン製品展示即売や、カタン映像の上映など、誰でも参加できるファンイベントとなる。

2020カタン日本選手権

ベルリンで今月、新しいボードゲーム出版社「ディーププリントゲームズ(Deep Print Games)」が設立された。エッガートシュピーレやフロステッドゲームズの関係者6人が設立メンバーとなり、今秋にW.クラマーとM.キースリングの新作を発表する。

設立メンバーはエッガートシュピーレのP.エッガート氏とP.E.アラウィ氏、編集のV.コビルケ氏、フロステッドゲームズのM.ナギィ氏、ペガサスシュピーレのK.エッサー氏とA.フィンカーナーゲル氏。エッガートシュピーレは『キャメルアップ』『村の人生』『グレートウェスタントレイル』など数々のヒット作をリリースしてきたが、2017年にプランBゲームズと合併。エッガート氏は昨年、自身の名前を冠した同社を退いていた。フロステッドゲームズは『レイクホルト』や『ペーパーテイルズ』をリリースしている新興の出版社。販売はペガサスシュピーレと提携している。

アスモデグループから独立したプランBゲームズがエッガートシュピーレを合併し、エッガートシュピーレから独立したエッガート氏らが新しい出版社を設立するというダイナミックな動きはまるでボードゲームのよう。急速に進むボードゲーム業界のグローバリゼーションに、ドイツゲームの存在感を求める動きがあるのかもしれない。

「特にファミリーゲーム、中級ゲーム、エキスパートゲームの表看板」を目指す。今秋にリリースする予定の新作は、W.クラマーとM.キースリングの共作で、タイトルは『リネーチャー(Renature)』。ドミノ駒を使ったエリアコントロールゲームだという。ほかにも、名作のリメイクを含むゲーマーズゲームを編集中だ。

Deep Print Games

国産ボードゲームが今年も相次いで舞台化される。『惨劇RoopeR』(BakaFire Party)の舞台版は2月22~24日、埼玉・キラリ☆ふじみマルチホールにて5ステージ、『ニューロストレガシー』(ワンドロー)の舞台版は3月26~29日、東京・テアトルBONBONにて7ステージ。

『惨劇RoopeR Be Playing Stage Game』と題された舞台版は、ループを繰り返しながら手がかりを集めて惨劇を回避するボードゲーム版にならい、観客のリアルタイム投票で舞台上の物語の演出・展開が分岐していくという趣向。惨劇の結末になるか大団円を迎えるかは観客の選択に委ねられている。出演は高橋龍之介、小栗諒、浜田美優、本田宇蘭、川島隼、金田明秀、花瀬琴音、宮森セーラ、山口喜子、柴田昂志、古賀司照、藤沢愛、小野絵梨、むらかみゆりえ、瀬川拓人、神谷春樹、宮澤紗稀、髙野彩加、鷹村遊、桜原友美、西村春香、中安未来、花澤絵奈ほか。一般席7000円、かぶりつき席(前方列・オリジナルグッズ付き)8000円。詳細・チケット購入は公式サイトより。

惨劇RoopeR Be Playing Stage Game 公式サイト

『ニューロストレガシー』舞台版は、将軍の率いる共和国の軍団に包囲された村で、ロストレガシーを動かす力を持った少女が剣士や女盗賊の力を借りながら逃走し、巨大な宇宙船に巡り合うというあらすじ。作・演出は阿部泰之、出演は若菜太喜、松岡拓弥、佐藤ゆうき、芦澤梨沙、石川雅梨愛、斉藤京之介、黒川さや花、今井裕也、佐知、中村 碧十、石本幹太、水沢あや、柴田遥加。チケットはプレミアムシート(前方座席・非売品特典付き)6000円、前売A席4200円、当日A席4500円。詳細・チケット購入は公式サイトより2月1日から。

ワンドロー:舞台 ニューロストレガシー

国産ボードゲームの舞台化は、2017年に『ハコオンナ』(EJIN研究所)、昨年には『文絵のために』(ワンドロー)、『斯くして我は独裁者に成れり』『Vote Show』(クリエイティブAHC)で上演されている。

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ボドゲde遊ぶよ!! phase 14-2

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machikorolegacyJ.jpgアークライトゲームズは2月27日、『街コロレガシー(Machi Koro Legacy)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.ダヴィオー&JRハニーカット、イラスト・堀田昇&J.D.キングスリー&S.トーレス、2~4人、10歳以上、30分、5800円(税別)。

ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされるなど、国際的に評価されている日本発のダイス・カードゲーム『街コロ』がレガシーゲームになった。オリジナルはパンダザウルス・ゲームズ(アメリカ)より昨年発売され、この度日本語版として再上陸する。

プレイヤーはそれぞれが、不思議な島「マチコロ島」にある街の長となり、自分の街を成長させて誰が一番「マチコロ島」の発展に貢献できるかを競う。ゲームごとに「玉手箱」を開封し、コンポーネントを改変し、未知の物語が明らかになっていく。

何がアンロックされ、何で追加収入があり、どんな選択が迫られ、次のゲームにどんな改変が加えられるかはプレイした人しか知らないネタバレ厳禁のお楽しみ。全10回にわたるゲームを終えたとき、自分だけの『街コロ』ゲームセットができあがる。さらに11回目からは、完成した自分だけの『街コロ』で何度も繰り返し遊べるようになっている。

お手軽で楽しい『街コロ』の魅力はそのままに、ゲームそのものがプレイヤーの選択によって成長し、変わっていくレガシーゲームの要素が加わった作品。変化に富んだ遊び方と、街の物語を紡ぐ魅惑のストーリーを楽しもう。

内容物:ルールブック 1冊、街ボード 4枚、旗印 4個、大型ダイス 2個、プラスチック製コイン 78枚、ステッカー・シート 1枚、玉手箱 6箱、開始時のカード 65枚、レガシー・カード 1山(カードサイズ91×59mm)

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azulcmJ.jpgホビージャパンは2月下旬、拡張セット『アズール:クリスタルモザイク拡張セット(Azul: Crystal Mosaic)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.キースリング、アートワーク・C.クイリアムス、2~4人用、8歳以上、30~45分、2000円(税別)。プレイするためには『アズール』本体が必要。

『アズール』を極めたプレイヤーに新たな美と試練を与える拡張セット。プランBゲームズ/ネクストムーブが今年リリースする作品だ。

プレイヤーボードにきっちりとタイルをはめ込めるアクリル製のプレイヤーボードカバー、表裏に新しいパターンが入ったプレイヤーボードが人数分入っている。タイルは入っていないので注意。

内容物 プレイヤーボードカバー4枚、新しいプレイヤーボード4枚、ルールシート

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azulspJ.jpgホビージャパンは2月下旬、タイル配置ゲーム『アズール:サマーパビリオン(Azul: Summer Pavilion)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.キースリング、イラスト・C.クイリアムス、2~4人用、8歳以上、30~45分、5600円(税別)。拡張セットではなく、単独でプレイできる。

2017年に発売され、世界中のボードゲーム賞を総なめにした『アズール』のシリーズで、『アズール:シントラのステンドグラス』に続く第3弾。最高のタイル職人となって、ポルトガル王マヌエルⅠ世の命により夏の宮殿を建設する。

工房に展示されているひし形のタイルを選び、同じ色を集めてプレイヤーボードに配置していく。配置するたびに隣接するタイル数によって得点が入るほか、全七棟のうち完成した棟でゲームの最後に得点が入る。しかし工房に並ぶタイルはランダムである上、ほかのプレイヤーの動向もあって同色を集めるのは容易ではない。棟と棟の間にある丸柱や彫像を囲んでボーナスタイルが手に入れて効率をあげよう。

ラウンドごとに異なるワイルド色のタイルがあり、柔軟性の高い進め方と、それゆえに計画的な配置が勝敗を分ける。華やかなコンポーネントで、新しいチャレンジが待っている。

内容物:タイル 132枚、プレイヤーボード 4枚、工房展示ボード 9枚、得点マーカー 4個、得点カウンター 4個、ラウンドカウンター 1個、得点ボード 1枚、先手プレイヤートークン 1個、布袋 1枚、タワー 1個、ルールブック 1部

TGiWレポート:アズール:サマーパビリオン

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justoneJ.jpgアークライトゲームズは2月20日、協力型パーティゲーム『ジャスト・ワン(Just One)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・L.ルーディ&B.ソテール、アートワーク・E.アザグリ&F.プーレ、3~7人用、8歳以上、20分、2800円(税別)。

ルポ・プロドゥクシオン(ベルギー)から昨年発売され、ドイツ年間ゲーム大賞に選ばれた作品。ヒントがかぶらないようにみんなで協力して、お題を当ててもらう。

プレイヤーのひとりが「回答者」となり、お題を1つランダムに選ぶ。他のプレイヤーは回答者がお題を推理しやすいようなヒントを1つずつ考え、自分のイーゼルに記入。回答者が見る前にお互いのヒントを確認して、他の誰かと同じ内容のヒントは回答者に見せることができない。

「この回答者なら、あんな言葉が伝わりやすいはず」「この人はこういうヒントを出しそうだから、自分はこのヒントでいってみよう!」とお互いの考えを想像しながら、ピントを少し外してきたヒントは爆笑必至。

ドイツ年間ゲーム大賞選考委員が「特にそのシンプルさによって素晴らしい作品。並々ならぬ魅力を生み出すことで際立っています。公衆の面前で遊べば、見物人がすぐに引き込まれ、やがて一緒に遊びたくなるでしょう。実際、遊ぶためのハードルが誰でも越えられるくらい低いので、本当に遊ぶことになるでしょう。コミュニケーションゲームの楽しみがすぐ味わえ、どんなグループにも合い、インパクトが長続きします」とコメントした作品。待望の日本語版登場だ。

内容物:カード 110枚(63mm×88mm)、イーゼル 7本、フェルトペン 7本、ルール説明書 1冊

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tiefenthalJ.jpgアークライトは2月22日、『ティーフェンタールの酒場(Die Tavernen im Tiefen Thal)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・W.ヴァルシュ、イラスト・D.ローハウゼン、2~4人用、12歳以上、60分、5800円(税別)。

『クアックザルバー』でドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞したヴァルシュが、同じシュミット社(ドイツ)から昨年発売した作品。ドイツゲーム賞で『ウイングスパン』に次ぐ2位に選ばれている。プレイヤーは酒場の主人となり、うまく切り盛りしてお金持ちの常連客を増やすことを目指す。

毎ラウンド、自分のデッキからお店に客を並べてスタート。各プレイヤーが4つのダイスを振ってその中から1つ選び、残りをそれぞれ左どなりに渡していく(ダイスドラフト)。このダイスを自分のボードやカードに配置して客から収益を得たり、ビールを醸造したりする。そしてこのお金とビールで新しい客を手に入れたり、ウェイトレスの雇用・酒場の拡張整備などのアクションを行ったりする。

徐々に金持ちの客が入ってくる自分のデッキは圧縮もでき、収益がだんだん上がっていく仕組み。しかし必ずしもすべてのカードが引かれるわけではないため、その夜のお店の状態は開店してみるまで分からない。8ラウンドの後、デッキのカードの得点を合計して最も高いプレイヤーが勝利する。

デッキ構築の育成感と、ダイスロールの興奮、そしてダイスドラフトの駆け引きと楽しさがいっぱい詰まっており、夜の酒場の高揚感が再現されている。追加モジュールもたくさん用意されており、リプレイ性も高い。

内容物:修道院ボード 1枚、ラウンドマーカー 1個、カウンター客タイル 12枚、シュナップスボーナスタイル 3枚、酒場ボード 4枚、設備タイル 40枚、白ダイス 16個、色付きダイス 12個、コースター 4枚、ビール貯蔵庫マーカー 4個、金庫マーカー 4個、修道院マーカー 4個、親マーカー 1個、カード 240枚、シュナップストークン 20個、芸人タイル 12枚、評判マーカー 4個、記名帳ボード 4枚、サインタイル 40枚、ルール説明書 1冊、追加モジュール説明書 1冊

talismanltJ.jpgホビージャパンは2月中旬、『タリスマン:伝説の勇者たち(Talisman: Legendary Tales)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・ゲームデザイン:M.パルム&L.ツァッハ、イラスト・ツァップ、1~6人用、8歳以上、20~40分、5600円(税別)。拡張セットではなく、単体でプレイできる。

1983年にイギリスで発売されたファンタジーボードゲーム『タリスマン』の世界観に基づく協力ゲーム。『悪魔城への馬車』や『アンドゥ』シリーズを手掛けるパルムとツァッハがデザインし、2018年にペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売された。行方不明となった5つの伝説の護符「タリスマン」を、邪悪の軍勢より先に取り戻すべく、探索の冒険を繰り広げる。

5つのアドベンチャーが用意され、全てをクリアしたとき世界は救われる。同じアドベンチャーを繰り返しプレイしても、1回のセッションで複数のアドベンチャーをプレイしてもよい。

各アドベンチャーは六角形のタイルを並べてマップを作り、アドベンチャーシートに従って進める。手番にはダイスを振って移動し、移動先でバッグからチップを引き、敵を倒したりミッションを達成したりする。敵を倒すと財宝チップが手に入り、バッグの内容を強化できる。

バッグの内容は選んだキャラクターによって異なり、また袋に戻すタイミングを自分で決めることができるため引きたいチップと引きたくないチップで悩ましい。ダイスやチップで砂時計のマークが出るたびに時間が進み、指示されたミッションをクリアできないまま時間が最後まで行くと全員の敗北となってしまう。

アドベンチャーシートにはストーリーもあって、タリスマンの世界に浸れる作品だ。

内容物:場所タイル12枚、大判のアドベンチャー・シート5枚、厚紙製のタグ付き布製バッグ7枚、ヒーローキャラクターフィギュア12個(男性版と女性版)、各種トークン195個、特製ダイス1個、ルールブック1部

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kauchukJ.jpgホビージャパンは2月中旬、『カウチャク(Kauchuk)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・O.シャイニン&Y.カハナ、イラスト・M.スレイマノフ&A.ロンメル、2~4人用、8歳以上、20~40分、4000円(税別)。

オリジナルはライフスタイル・ボードゲームズ(ロシア)から昨年発売された作品。立体のゲームボードに輪ゴムをかけながら地域を支配していく陣取りゲームだ。

「カウチャキウム」と呼ばれる希少な弾性物質を用いて時間と空間を歪曲する方法を発見し、すばらしい財宝を探し求めて古代遺跡やジャングルの神殿を探険する。

カードプレイによりカラフルな輪ゴムを使って自分の領地を確保する。魅惑的な8つの場所へと旅し、場所ごとに異なる財宝や価値ある工芸品を集めることで、勝利点を獲得。8種類用意されたシナリオと取り換え式のゲームボードで毎回異なった展開が楽しめる。

内容物:立体的なゲーム用土台1つ、取替式両面仕様ゲームボード12枚、5色のカード50枚、4色の輪ゴム100本、・エネルギートークン50個、輪ゴムの色のマーカー4個、マーカー1個、得点トラック1枚、ルールブック1冊

cryptidJ.jpgピチカートデザインは2月13日、未確認生物の生息地を突きとめる推理ゲーム『クリプティッド(Cryptid)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・H.ダンカン&R.ビーバーズ、イラスト・クワンチャイ・モリヤ、2~5人用、10歳以上、30~50分、4500円(税別)。

オスプレイゲームズ(イギリス)から一昨年発売された作品。スペイン年間ゲーム大賞ノミネート、アメリカ・テーブルトップ賞戦略ゲーム部門推薦、ゴールデンギーク賞イノベーティブボードゲーム部門賞ノミネート、オリジンズゲーム賞ボードゲーム部門ノミネート。日本では輸入版が流通し、高い評価を受けている。

未確認生物学者が手がかりを集めて、ほかの誰よりも先に居場所を特定することを目指す。居場所は盤上のどこか1マス。「森か山にいる」「廃墟から2マス以内にいる」といったさまざまなヒントを組み合わせて、一番早く見つけたプレイヤーが勝利する。

各プレイヤーは「文献」をもち、カードに指定された番号のヒントを確認してスタート。全員のヒントが該当するマスは、1マスしかない。手番にはいずれかのマスにポーンを置き、ほかのプレイヤー1人に、そのマスが自身のヒントに該当するか否か尋ねる。イエスならばディスク、ノーならばキューブを置いてマーキングし絞り込んでいく。

輸入版から、野生動物クーガーをワシに変更し、プレイヤーコマの色を一部変更、最低プレイ人数を3人から2人に変更(公式2人用ルールを記載)し、より遊びやすくなっている。

コンポーネントやイラストによる没入感と、他のプレイヤーの動きを見逃さない緊張感、1つの答えにたどり着いたときの達成感が楽しめる作品だ。

内容物:地形タイル 6枚、プレイヤーコマ(ディスクとキューブ)5セット、巨石コマ(八角柱)4個、廃墟コマ(三角柱)、文献 5冊、ポーン 1個、カード 54枚

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theawakeningJ.jpgグループSNEは24日、謎解きストーリーゲーム『アウェイクニング(Escape Tales: The Awakening)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.キャバン&M.デンベック&B.イジコフスキー、イラスト・M.クレパッツ&P.ニジオレク、1~4人用、16歳以上、180~360分、3500円(税別)。

オリジナルはボード&ダイス(ポーランド)から2018年に発売された作品。ストーリードリブン脱出ゲームで、原因不明の昏睡状態に陥った一人娘リジーを救うべく、父親サミュエルは奇妙なきっかけで手に入れた魔導書を使って記憶の世界を冒険する。

マップ上で気になる場所を見つけたら、ストーリーブックの指定されたパラグラフを読む。そこに待ち受ける「謎」を解くことで、新たな手掛かりやアイテムを得て、次の場面へと進んでいく。探索できる場所の数には限りがあり、無理をすると時間が経過してしまう。

謎解きに使用するのは専用のアプリ。みんなで知恵を絞って答えが出たら入力する。行き詰まったときのためにヒントも用意されている。マルチエンディングの中で、あなたにはどのような結末が待っているだろうか?

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Tokyo FMのワイド番組「Skyrocket Company」で1月20日、ロックバンド「レミオロメン」の藤巻亮太氏が出演し、年末年始にボードゲームにはまったエピソードを語った。

パーソナリティのマンボウやしろ氏は、ボードゲームといわれただけで『カタン』に言及。世界大会を目指していたというマンボウやしろ氏に促され、藤巻氏は『カタン』について「サイコロ振りながら何人かでやるんですけど、資源を組み合わせて木とかレンガとかの組み合わせで街を作るんですよ。でいち早く大きな街を作った人があがる」などと詳しく説明した。

藤巻氏は年末、地元山梨に帰る前に秋葉原のボードゲーム専門店を訪れ、「おやじさん」に素人でも楽しめるものを尋ねたら、「『カタン』ぐらいがいいんじゃないですか」と勧められ、「カタンを買ったんです」とダジャレ。それと「オバケが追ってくるゲーム(『ヒューゴ』?)」を購入し、お正月に親戚一同で集まったときに盛り上がったという。

リアルタイム掲示板には一昨年ぐらいからボードゲームを始めたという愛好者がほかのボードゲームをに言及する書き込みもあり、番組内で紹介されていた。

放送は22日まで、radiko でタイムフリー配信中。藤巻氏が歌う「ウルトラマン クロニクル ZERO&GEED」オープニング主題歌『Heroes』も聴くことができる。

クランドファンディングサイト「キックスターター」のテーブルトップゲーム部門は2019年、1億7600万ドル(194億円)の資金を集めたことが、ゲームサイト「Polygon」の調査によって明らかになった。2018年の1億6500万ドル(183億円)から1100万ドル(前年比7%)の増。

テーブルトップゲーム部門にはボードゲーム、ミニチュアゲーム、カードゲーム、テーブルトークロールプレイングゲームが含まれる。4044プロジェクト中、67%にあたる2712プロジェクト(前年比+16%)が目標を達成しており、資金額・プロジェクト数ともに過去最高を更新。ただし平均すると1プロジェクトあたり約6万5千ドル(720万円)で、昨年から50万円ほど下がった。

ビデオゲームでは昨年、1048プロジェクトが目標を達成し、合計額は1600万ドルだった。こちらは2015年をピークに減少傾向にある。

ico partners:Kickstarter and Games in 2019

ハバ社(ドイツ)は今年から、環境に配慮した取り組みとしてボードゲームのシュリンク(プラスチックホイル)を段階的に廃止していくことを決定した。ニュルンベルクで発表される新製品から、シュリンクではなく箱をシールでとめるようになる。

昨年、国連気候行動サミットでの演説で話題となった環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏が呼びかけている「未来のための金曜日(Friday for Future)」に呼応した取り組み。プラスチックごみの軽減と持続可能な社会に貢献していくことを目指す。シュリンクだけでなく、玩具やゲームのパーツを整理するプラスチックの袋も今後撤廃していくという。

シールは写真のように開封しやすくなっており、箱に残る部分も目立たない。ハバ社では、環境への配慮を示す何らかのメッセージをシールに印刷するか検討している。

現在、ボードゲームはカップラーメンや化粧品類のように、密封や汚れ防止などの目的でビニール製の透明フィルムをかけ、加熱収縮した状態で販売されることが多い。今後、ドイツ国内外のボードゲーム出版社が追随するか注目される。

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feuerfreiJ.jpgアークライトは2月13日、フリードマン・フリーゼの『グリーンベーダーゲーム(Feuer frei! / Fire!)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.フリーゼ、イラスト・H.リースケ、1~2人用、10歳以上、各レベル25分、2000円(税別)。

人類防衛の要「ウェポン」のパイロットとして、エネルギーが尽きる前にエイリアンを全滅させることを目指すレトロビデオゲーム風カードゲーム。2Fシュピーレが昨秋リリースした。「ファストフォワード(早送り)」シリーズではないが、必要なカードを準備し、レベル1の説明書を読むだけで、すぐにゲームを始められる。

レベルは全部で9つあり、次のレベルに進むにつれてカードとルールが追加され、難易度が上がっていく。『フルーツジュース』以来の「問わず語りシステム」を使用しており、ゲームの中断や再開、(都合が悪いときの)リセットも思いのまま。1人で遊ぶソロモード、2人で協力するチームモードのどちらでも楽しめる。

地球を守れるのはキミだけだ!

内容物:カード(71×71mm)89枚、ルール説明書 1冊

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unlocktaJ.jpgホビージャパンは2月中旬、『アンロック! タイムレスアドベンチャー(Unlock! Timeless Adventures)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.ドゥマ、1~6人用、10歳以上、60分、4500円(税別)。プレイするには、AndroidまたはiOSデバイス(タブレットかスマートフォン)が必要。

エスケープ(2017)、ミステリー(2017)、シークレット(2017)、エキゾチック(2018)、ヒロイック(2018)に続く卓上脱出ゲームシリーズ第6弾。オリジナルは昨年秋に発売された。チュートリアルと、それぞれカード60枚以上で構成される3つの冒険シナリオが入っている。プレイは同梱のカードセットと無料アプリをインストールしたiOSデバイス(プレイ中にインターネット接続は不要)を用いて行う。カードをよく観察して現場を捜索し、物品を組み合わせて時間内にパズルを解き明かしていく。

収録されているシナリオは、街に来たディオセンサーカスを妨害するノーサイド教授の準備を止めることを目指す「ノーサイドショー」、アルセーヌ・ルパンの挑戦に応じて、20世紀初頭のパリで宝石を探す「アルセーヌ・ルパンと大きなホワイトダイヤモンド」、アルキビアデス・テンプス教授の誤作動したタイムマシンから時間軸を正常に戻す「ロスト・イン・ザ・タイムワープ!」。前作を遊んだことがなくてもチュートリアル付きでプレイ可能。今回はどんなストーリーと謎解きが待っているだろうか?

内容物:ルールブック1冊、チュートリアル(カード10枚)、カード186枚、紙製シート

アスモデ(フランス)は16日、ルポ・プロドゥクシオン(ベルギー)を買収したことを発表した。今後はアスモデグループ傘下の一スタジオとして人事を一新して制作を続けることになる。

ルポ・プロドゥクシオンは2004年にブリュッセルで設立され、『世界の七不思議』『キャッシュ&ガンズ』『コンセプト』『ジャストワン』などをリリース。設立時より15年間、アスモデ社のサポートで国際展開してきたが、これからはアスモデグループが擁する14のスタジオのひとつとして制作を続けることになる。

ルポ社の共同設立者であるC.コーモン氏とT.プロヴースト氏は「15年にわたり私たちは、老いも若きも可能な限り最高のゲームを作成することに情熱を傾けてきました。アスモデグループは、創業時から共に働いてきたパートナーです。素晴らしいアスモデファミリーに加わることにより、ルポ・プロドゥクシオンはアスモデグループの販売能力や、グループ傘下の全スタジオとの相乗効果の恩恵を受けて、ゲームやIPの開発の新しい段階に進むことができます」とコメント。コーモン氏は退職して新たに「キャプテンゲームズ」というスタジオを立ち上げ、T.プロヴースト氏はコーディネーターとしてアスモデ社に入る。ルポ社は、15年間外部コンサルを務めたT.ヴェルメールが率いる。

アスモデグループCEOのS.カーヴィユ氏は「ルポ・プロドゥクシオンをグループに歓迎します。この買収は、長年続いてきた実り多いコラボレーションの論理的な成果です。私たちは遊びの文化と、できるだけ多くの人に最高のゲームを提供するという志を共有しています。この買収により、世界的に有名なタイトルと共に、IPポートフォリオを拡大していきます。アスモデグループ傘下の14スタジオのエコシステムによって、ルポ・プロドゥクシオンは相乗効果の恩恵を受け、明日のヒット商品を発明し、アイデンティティの特徴である創造性を発揮できるでしょう」とコメントしている。

アスモデ社は1995年創業。2014年にデイズオブワンダー、ファンタジーフライトを買収して以来、カタンスタジオ、ズィーマンゲームズ、プラッドハットゲームズ、フィロソフィア、ハイデルベルガー、エッジエンターテインメント、レベル、ACDブラックファイヤーなど各国の出版社を傘下に収めており、スタジオとして制作させた製品を国際展開している。

昨年のドイツ年間ゲーム大賞作品『ジャストワン(Just One)』は、アークライトが日本語版の制作を発表してから半年以上経っているが、まだ発売日が発表されていない(東急ハンズのゲムマコラボイベント で先行販売されている模様)。

Asmodee:Repos Production, editor of Time's Up, Concept, Just One and 7 Wonders, joins the Asmodee Group

東京・御徒町に18日、ボードゲームカフェ「あまやどり」がオープンする。JR御徒町徒歩2分、13:00~23:00、無休。

店主の末満貴大氏が、以前からボードゲームの楽しさを提供できる場所をつくりたいと考え、30歳を迎えて新たな挑戦として自分のお店を開いた。店内は木を基調とし、席数は最大26席。短時間で遊べるものから長時間じっくりと遊べるものまで、幅広いボードゲーム250種類を揃える。

店主が好きなカエルがお店のロゴやインテリアに反映され、あまやどりする感覚でふらりと立ち寄れるような、親しみやすさと安心感のある場所を目指す。

料金は平日1時間400円(最大2000円)、土日祝1時間500円(最大2500円)、ワンドリンク制。飲み物はアルコール類オール400円、ソフトドリンク200円。月ごとに内容の違ったゲーム大会を予定しているという。

ボードゲームカフェ あまやどり
東京都台東区上野5-25-17 東成ビル5F
[Twitter ]

ボードゲーム関連であった嫌な経験を代行ツイートするTwitterアカウント「ボドゲ隠れ処 」が開設後わずか半月で閉鎖されることになった。

「ボドゲ隠れ処」は"自分がつらくなったので作りました。 ボドゲ関連で「嫌な思いをした」 「怖い思いをした」 などご自身のアカウントでは呟きにくいことを代わりにツイートします"と告知し、DMで寄せられた内容をそのままコピーしてツイート(後にマシュマロ を利用)。ボードゲームカフェやボードゲームオープン会での話が多く寄せられた。運営者が女性であることを明かしており、女性からの投稿も見受けられた。

お店や個人を特定できる内容は除いていたが、内容だけでなく運営方法まで賛否両論が寄せられ、「匿名でデマを流せる」「状況的に特定されるお店が法的措置を取る」という話にまで発展し、全てのツイートを削除。現在、名誉毀損や風評被害を受けた人からの連絡を受け付け、今月末にアカウントを閉じるとしている。

ツイートされた内容は「負けると不機嫌になる」などマナーの悪さに関するものから、男女関係のトラブル、カフェやオープン会で「長時間待たされた」「内輪で盛り上がっていて疎外感を感じた」「インストが雑だった」などの不満までさまざま。「他山の石になる」「ボードゲームのイメージが悪くなる」などと賛否が分かれたが、「賭博していた」「太った汗臭い男性に囲まれて不快だった」といったツイートが流れるに及び、真偽確認や差別反対を訴える意見が出始めていた。

こうしたトラブルは対人で遊ぶボードゲームならではの問題でもあり、秘密厳守で悩みを聞いてもらったり、相談したりできる場所が一層求められているようだ。

ホビージャパンは2月上旬、歴史雑学カードゲーム『タイムライン:発明編(Timeline: Inventions)』『〃:出来事編(Timeline: Events)』『〃:博識編(Timeline: Classic)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.アンリ、イラスト・、2~6人用、8歳以上、15分、各1500円(税別)。

3つのテーマで小さな丸いブリキ缶に入ってリニューアル(カードは長方形)。各セットに入っている55枚のカードそれぞれには、歴史上の出来事と、裏面にそれが発生した西暦年が記されており、年代順になるように正しく並べることを目指す。楽しみながら歴史や雑学も身につくカードゲームだ。リニューアル版の他のセットと組み合わせてもプレイできる。

発明編(黄緑)は世界史上の発明・発見をフィーチャーした55枚のセット。百科事典が最初に出版されたとき、みんなブルージーンズを穿いていたか? その時すでに歯ブラシを使っていたか? 水上機の生産は、これらの発明の前か、それとも後か?

出来事編(水色)は世界史上の事件やイベントをフィーチャーした55枚のセット。ローマの大火は、ユリウス・カエサルが皇帝に指名された後だろうか? そのとき、万里の長城の建設は始まっていたか? カリフォルニアのゴールドラッシュも同じ時期に起こっていたか?

博識編(黄色)は世界史上のさまざまな事象を総合的に扱った55枚のセット。ダーウィンが進化論を定式化したとき、シャンパンを飲んでいる人はいただろうか? 電気アイロンの発明は、人類初の宇宙遊泳の前か、それとも後か?

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ニュルンベルク'20:アミーゴ

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今年創業40周年を迎えるアミーゴ社は、日本人の作品を新作にラインナップしている。

ビーバーギャング(Biber-Gang)
ゲームデザイン・H.シャフィール、イラスト・J.ビンタキース&R.アリエリ、2~6用、8歳以上、15分。
ビーバーシリーズのカードゲーム。小さい数字のカードを集めて、できるだけ得点を少なくする。ペアにすれば、数字に関わらず0点になる。各プレイヤーは8枚の手札を裏にして4×2列に並べ、その中から2枚をめくってスタート。手番にはカードを1枚引き、自分のカードと交換する。ペアは同じ数字のカードが隣接していなければならない。ビーバーカードはジョーカーで、どのカードともペアにできる。誰かが自分の場札を全て表にしたら、他の全員が手番を1回行ってラウンド終了。5ラウンド合計で得点の最も少ない人が勝つ。

チリダイス(Chili Dice)
ゲームデザイン・A.ダニエル、イラスト・B.シュペルガー、1~4用、8歳以上、30分。
6個のダイスを振ってできるだけたくさん得点することを目指す。ダイスによって1~6の目が赤になっており、これが出たダイスはほかの好きな目に変えるか、得点2倍などの特別ボーナスが得られる。残りのダイスはゲーム中合計30回まで振り直すことができる。結果は振り直した回数と共に記録用紙に記入し、1~6の目、赤い目、ストレート、ペアなどの10項目から選んで得点にする。この合計が最も高いプレイヤーが勝利する。

チップイット(Chip it)
ゲームデザイン・ちかすず、イラスト・有限会社フィオーレ、3~6用、8歳以上、15分。
2014年にぽんこつファームから発表され、COLON ARCでリメイクされた『アンリミテッド富豪(トゥーアンリミテッド)』のドイツ語版。手札から同じ数字のカードを出し、前のプレイヤーよりも高い数字のカードを出していって、先に手札をなくすことを目指すが、チップを受け取ることで数字を高めることができる。カードの種類によって、カードの数字は1またはカードの数字だけ上がる。パスをすればチップを2枚捨てることができ、手札もチップもなくなればそのプレイヤーの勝利となる。さまざまなバリアントを用意し、何ゲームか続けて競ったり、2人でプレイしたりすることもできる。

勝利への道(Verflixxt!)
ゲームデザイン・W.クラマー&M.キースリング、イラスト・D.ヒュフナー、2~6用、8歳以上、20分。
2005年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた作品が、新しいバリアントルールを収録してリメイク。ダイスを振って自分のコマのどれかを進め、移動前にいたタイルを取る。タイルにはプラスもあればマイナスもあるが、マイナスはラッキータイルを取ることでプラスに変えられる。プレゼントのタイルを取ったら、ほかのプレイヤーにプラスタイルやラッキータイルをあげなければならない。逆にくすねるタイルを取ったら、ほかのプレイヤーから1枚取ることができる。

ハチミツのしずく(Honigtöpfchen)
ゲームデザイン・W.ディシャール、イラスト・M.メンツェル、1~4用、5歳以上、15分。
蜂の巣からスタートして花から花へ一緒に移動する協力ゲーム。手番にはサイコロを振り、好きなハチを進める。ハチと花の色があっていれば花タイルは裏返してハチミツのしずくの面になる。葉っぱの面に止まったら葉っぱをめくり、その数だけ秋に近づく。秋になる前に全ての花をハチミツのしずくにすれば全員の勝利。先に秋が来てしまえば全員の敗北となる。

ttrjapanitalyM.jpgホビージャパンは2月中旬、『チケット・トゥ・ライド:日本/イタリアマップ(Ticket to Ride Map Collection: Japan & Italy)』多言語版を発売する。ゲームデザイン・A.R.ムーン、イラスト・C.ドージン&J.デルヴァル、2~5人用、8歳以上、30~60分、5600円(税別)。プレイするためには『チケット・トゥ・ライド:アメリカ』または『チケット・トゥ・ライド:ヨーロッパ』のカードとコマが必要。

2004年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作のマップはこれまで(1)アジア、(2)インド&スイス、(3)アフリカ、(4)オランダ、(5)イギリス&ペンシルバニア、(6)フランス&西部が発売されているが、昨年発売された第7弾でついに日本マップが登場する。

日本マップでは、新幹線に乗って日本を縦断し、頭を雲の上に出す富士山を眺めたり、冬山の温泉に入っているニホンザルに会いに行く。古城の近くに咲く桜の花見もいいでしょう。また、東京がクローズアップされており、地下鉄でめぐることもできる。北は北海道(函館)から南は九州(鹿児島中央)までの日本列島を網羅し、東京の地下鉄や新幹線の開発など、日本独自の追加ルールが加わる。

イタリアマップでは田園地帯を走り抜けて、トスカーナの景色の中で、糸杉並木の背後にある雄大な山々や夕日を楽しむ。また、フェリーに乗ってシチリア島や近隣諸国へ行くこともできる。南北に細長いイタリア半島を舞台にしたマップで、近隣諸国と結ぶルールや、サルデーニャ島、シチリア島などの島々を結ぶフェリーのルール、17地域に分かれた州をつなぐボーナス得点など、イタリア独自の追加ルールが加わる。

内容物:両面印刷のゲームボード 1枚、行き先チケットカード 110枚、超特急列車コマ(日本用)16個、新幹線開発マーカー(日本用)5個、フェリーカード(イタリア用)10枚、ルールブック(11ヶ国語対応)2冊

中京テレビで10日放送の夕方の生活情報・報道番組「キャッチ!」にて、名古屋の自作ボードゲームを紹介するニュースが放映された。下記リンクの動画で見ることができる。

JELLY JELLY CAFE名古屋大須店で、自作ボードゲームのテストプレイ会が開かれているシーンから。その中のひとり、明地宙氏(SolunarG)は普段、学童クラブで働いている。4年前からボードゲームを自作し始め、昨年『FOGSITE』でゲームマーケット大賞を受賞した。いくつかの企業から製品化のオファーがあり、現在交渉中だという。

自作ゲームの例として長谷川五郎氏の『オセロ』が挙げられ、ゲームマーケットの参加者が3年前の2倍に増えていると報じた。英会話教室を経営する夫婦が制作した『キモイエイタンゴカードボードゲーム』が登場し、JELLY JELLY CAFEに持ち込み。しかし鈴木貴博店長は「英語をたくさん知ってる人だと簡単すぎちゃうのかな」「身内目線じゃないところでやってもらったほうがストレートな意見が出る」と忌憚なくコメントした。

数が増えるだけでなくどんどんクオリティーが上がっている自作ボードゲーム。趣味としてだけではなく、副業としても注目されそうだと結んだが、そこまでクオリティーを上げるのは一筋縄ではいかないこともしっかり伝えられていた。

中京テレビでは昨年11月にも、ボードゲームカフェを取り上げる番組 を放映している。

中京テレビNEWS:自らのアイデアをゲームに 今注目の"自作ボードゲーム" 人気が出れば製品化も

運命背負い今とび立つ

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宇宙船に乗って広い宇宙を航海し、惑星を開拓するボードゲーム。1999年に発売された初版を昨年、作者がセルフリメイクして発売した。1999年当時は珍しいビッグサイズのボードゲームだったが(国内価格は8500円)、10000円超えのボードゲームがどんどん発売されている今、十分売れるという判断があったのだろう。カタンファンにとって幻のボードゲームでもあり、日本語版の売れ行きも上々だ。

ゲームは一番手前の「カタンコロニー」から始まる。2個のダイスを振って産出される資源で宇宙船を作り、未知の宇宙へと飛び出していく。宇宙船の移動力は、母船を振って出てくるボールの色で決まり、惑星や異星人の基地に到着したら、コロニーや宇宙ステーションを設置して資源を産出したり、特殊能力を授かったりする。こうして拠点を増やして奥地を目指し、15点を先に取ることを目指す。

プレイ時間は120分とされているが、だいたい3時間は見ておいたほうがよさそうである。旧版からの変更点としてスタート時のコロニーが1つ増え、序盤に補給される資源も増え、7が出て資源を奪われても全員に補給があるため、資源がふんだんになった。何もせず手番終了ということが少なく、交渉も活発になる。

さらに宇宙船をどこに向けて移動するか考えどころがあり、黒いボールが出たときに起こる遭遇はイエス・ノー式で答えて進めるイベントがある。このようにして一手番一手番がじっくり進められることで時間は延びやすいが、交渉や遭遇の読み上げもあるのでダウンタイムはほとんどない。

『カタン』も資源の産出はダイス運だが、さらに宇宙船の移動や、宇宙海賊との戦闘などで振る母船のボールも運である。あと一歩で狙った惑星に到達できず、ほかのプレイヤーに先を越されることもある。しかしながら、運の要素の高さがガチな先読みをなくし、ある程度の指針をもっていればあとは臨機応変にプレイできるところが良い。大逆転とまではいかないが、ドラマチックな展開はあちこちで生まれるのも運の要素があってこそだ。

今回、後手番でスタートした私はほかの宇宙船の後塵を拝することになった。交易品が多く産出されたので交易船を作れたのだが、交易品をほかの資源に交換して移民船で追いかけたのが失敗。遭遇で足止めされている間に良さげな惑星の先を越され、奥の奥を目指すしかなくなってしまう。ようやくコロニーを建設し、そこを宇宙港にして拠点を築いたころにはゲーム終盤となっていた。3番手の鴉さんがほかのプレイヤーと違うルートで奥に進み、宇宙ステーションで異星人2種族と友好親善を結び一気に追い上げて勝利。

運の要素は高いが、手番数が多いことで薄められ、代わって指針と戦術がじわじわと勝敗に結びつくようになっている。ドイツゲームの重量化が進んだ90年代に発売された作品特有の、運と戦略のバランスの取り方である。テキストいっぱいカードにほとんど依存しない、リソースマネージメントと盤上の位置取りは、今遊んでも、古臭いどころかむしろ新鮮に感じられる。数字チップは裏返しておいて接触したら表になる、冒険心をくすぐるルールがオススメ。

Catan: Sternenfahrer
ゲームデザイン・K.トイバー/イラスト・F.フォーヴィンケル
コスモス+ジーピー(2019年)
3~4人用/12歳以上/120分

地元山形新聞で今年1年、「日曜随想」というコーナーで連載をすることになった。さまざまな立場の筆者5人が交替でコラムを執筆し、その中で私は、「やまがたボードゲーム協会会長」という肩書で、ボードゲームについて書いていく。コアな話でもいいということだったが、読者層を考え、地元での仕事や役職と絡めて、ボードゲーム以外のことと関連をもたせたいと思っている。

第1回は1月12日からスタート。5週に1回なのでだいたい月1回のペースとなる。山形新聞社の許可を得て、当サイトに転載する(表記などで新聞に掲載されたものと異なる場合あり)。今後も、5週ごとに掲載され、その翌日以降に転載する予定。



 私の趣味であるボードゲームとは何かと聞かれれば、「囲碁、将棋、麻雀、人生ゲームなどです」と答えるとたいてい納得してもらえるのだが、将棋は息子と何年か前に遊んだ(そして負けた)くらいで、囲碁はルールも知らず、麻雀も人生ゲームもご無沙汰である。というのも、世の中には多種多様なボードゲームがあり、しかも毎年、何千種類という新作が国内外で発売されていて、その日の気分やメンバー次第でいろいろ遊ぶというのが私の楽しみ方だからである。

 このような楽しみ方をするボードゲーム愛好者は世界的に増加している。毎年秋にドイツで開かれる世界最大のボードゲーム見本市「シュピール」は来場者数が20万人を超え、東京・お台場で開催される日本最大のアナログゲームイベント「ゲームマーケット」は3万人近くが集まるようになった。テレビ、パソコン、スマホと、仕事も私生活もデジタル画面漬けの現代人にとって、そういったものを意識的に遮断して休息することが必要になっている。そこに現実に人とつながれるボードゲームは、うってつけなのだろう。

 ボードゲームは何人かでテーブルを囲んで遊ぶ。盤を広げコマを並べ、カードを切って配り、ルールを説明して始める。妙手に唸り、奇手に笑い合い、駆け引きで相手を見つめ、負ければ悔しがり、勝てば喜ぶ。すっかり打ち解けるから、世間話や笑い話で大いに盛り上がる。こんなに生き生きとした喜怒哀楽を間近で共有できる趣味はなかなかないだろう。

 一方、この趣味は人が集まらなければ遊べないのが欠点だ。夫婦や家族で楽しんでいる方も少なくないが、皆が好きで積極的だとは限らない。同好の士を見つけるのは(特に田舎では)容易でなく、見つかったとしても休日が合わなくて会えないことも。そのため、私のところでは月に一、二回、県内のみならず秋田・宮城・福島から、筋金入りの仲間にわざわざ遊びに来てもらっている。

 このような愛好者の悩みを解消してくれるお店が、ボードゲームカフェだ。現在全国に170店舗ほどあり、山形にも「アソッベ」(山形市あこや町)が昨年三月にオープンした。店内には500種類以上のボードゲームがあり、店長のオススメを聞き、ルールを説明してもらい、コーヒーを飲みながら遊ぶことができる。一人で行っても相席できるので、仲間探しに困らないというわけだ。愛好者だけでなく、仕事帰りの社会人、カップルや家族連れも訪れて賑わっており、客層は20~30代が多く、男女比は6対4ぐらい。年末年始は連日満席だったという。

 アメリカの社会学者グラノベッターが提唱した「弱いつながりの強み」という説がある。無作為に選んだホワイトカラー労働者に、現在の仕事を得た方法を調べたところ、親友や家族よりも、つながりの弱い知人から得た情報をもとにしていたことが分かった。親友や家族は自分と同じ情報しかもっていないが、つながりの弱い人は自分の知らない、新しい情報をもたらしてくれるからだという。

 ボードゲームカフェで出会う人は、顔と名前が一致するくらいの弱いつながりである。ここから新しい仕事につながることはあまりないとしても、仕事や他の趣味のことなど、今まで全く聞いたこともない話をたまに聞けるのは確かに楽しい。ボードゲームというと、眉間にしわを寄せ、黙りこくって遊ぶものというイメージがあるが、実際は初対面でも緊張を簡単に解きほぐし、会話を促すものが多い。ほどよい距離感で現実に人とつながり、ちょっとした会話から知見を広められるのが、今、どんどん人を惹き付けるボードゲームの魅力といえるだろう。

ボドゲde遊ぶよ!! phase 14-1

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tinytownsJ.jpgケンビルは1月15日、『タイニータウン(Tiny Towns)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・P.マクファーソン、イラスト・ゴンスタジオ&M.パケット、1~6人用、14歳以上、45~60分、4800円(税別)。

AEG(アメリカ)から2019年に発売された作品。森の中で小さな生き物が作った小さな街の市長となり、限られた資源を無駄にせずに街を広げる。

各自資材キューブを4マス×4マスの個人ボードに並べ、特定の配列に並べられたキューブを支払って7種類の建物を建築する。建物はユニークな方法で得点となり、誰も資源を配置できず建物も建てられなかったらゲーム終了となる。

全員が配置する資材キューブの種類を決めるのは、毎ターン交代する"棟梁"を担当するプレイヤー。自分のやりたいことをやるか、他人がやりたくないことをやるか、もどかしく、悩ましく、楽しい作品だ。

建物カードは25種類、各プレイヤーがゲーム中1回だけ建てられるモニュメントカードは15種類あって、ゲームごとに異なる展開が楽しめる。さまざまなかたちの建物コマが133個入っており、小さな街に並ぶさまも美しい。

ケンビル:タイニータウン 日本語版 link

Engamesは1月16日、ロールアンドライトゲームの拡張セット『Welcome to...:ハロウィーン&ウィンターワンダーランド(Halloween & Christmas Lights Thematic Neighborhoods)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.アラード&B.チューパン、イラスト・A.エーズィック、1~100人用、10歳以上、25分、1600円(税別)。プレイするためには『Welcome to...』本体のカードが必要。

1950年代のアメリカの建築家となって、住みよい団地を作るフランスのゲームで、第2弾の拡張セット『ゾンビ侵略&アイスクリームトラック』と同時発売となる第3弾の拡張セット。キャンディかおばけを集めるのに奔走する「ハロウィーン」、連続する数字の長い列を作って街をイルミネーションで彩る「ウィンターワンダーランド」について、それぞれプレイヤシートが50枚ずつと、新しい都市計画カードが入っている。

Engames:Welcome to... 拡張3 ハロウィーン&ウィンターワンダーランド 日本語版

Engamesは1月16日、ロールアンドライトゲームの拡張セット『Welcome to...:ゾンビ侵略&アイスクリームトラック(Ice Cream Truck & Outbreak Thematic Neighborhoods)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.アラード&B.チューパン、イラスト・A.エーズィック、1~100人用、10歳以上、25分、1600円(税別)。プレイするためには『Welcome to...』本体のカードが必要。

1950年代のアメリカの建築家となって、住みよい団地を作るフランスのゲームで、『イースター&核戦争』に続く拡張セット第2弾。近所で最高のアイスクリーム売りを目指す「アイスクリームトラック」、バリケードを築いてゾンビから街を守る「ゾンビ侵略」について、それぞれプレイヤシートが50枚ずつと、新しい都市計画カード、ゾンビカードが入っている。

Engames:Welcome to... 拡張2 ゾンビ侵略&アイスクリームトラック 日本語版


(写真はオリジナル版)

bigbookmadness-vthJ.jpgホビージャパンは2月上旬、『大いなる狂気の書:第5のエレメント(The Big Book of Madness: The Vth Element)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.ランブール、イラスト・ナイアド、2~5人用、12歳以上、60~90分、2600円(税別)。プレイするためには『大いなる狂気の書』本体が必要。

魔法学院の生徒となり、古代の魔導書から開放されてしまったモンスターを再び封印することを目指すフランスの協力型デッキ構築ゲームの拡張セット。第五の元素・ダークマターが滴り落ちる新たなモンスターと対決する。最凶の悪夢を呼び覚ますモンスターたちを倒し、狂気の書を閉じることはできるだろうか?

第5のエレメントとして「ダークマター」加わり、さらに新たな「恐怖症カード」、凶悪な新モンスターといった新要素を加え、さらなる困難がプレイヤーたちを待ち受ける。

内容物:〈闇の呪い〉カード 12枚、ダークマター・カード 28枚、ダークマター・トークン 5個、〈闇の書〉カード 20枚、恐怖症カード 16枚、魔法使いシート 4枚、魔導書カード 13枚ほか


(写真はフランス語版)

東急ハンズ新宿店で本日から、ゲームマーケットコラボイベントが開催される。2階イベントスペースで22日まで、10:00~21:00(最終日は19:00)。

国内最大のアナログゲームイベントであるゲームマーケットは、2000年に第1回が行われてから20周年を迎える。記念プロジェクトとして、今年開催されるゲームマーケット会場内での展示・ミニイベント・グッズ販売が予定されているが、それに先駆けて出張イベントが開かれることになった。

ゲームマーケットの常連サークル29団体が出展して試遊・販売を行うほか、ゲーミングテーブル「marco」(80,000円/95,500円)も展示される。また3000円以上購入すると、『オバケやしきのすうじのアクマ』アクリルキーホルダーか『コロ・チップ・バン』ポストカードがプレゼントされる(なくなり次第終了)。

出展するのは以下の団体。ゲームマーケットではおなじみのところばかりで、ゲームマーケットに行けなかった人や買い逃しがあった人には嬉しいイベントになりそうだ。

オインクゲームズ/Domina Games/daitai/ワンドロー/冒険企画局/スタジオムンディ/リトルフューチャー/クリエイティブAHC/ itten/ラディアスリー/GOTTA2/MAGI/ワンナイト人狼/オシバト/Baka Fire Party/ボドゲーマ/ディアシュピール/やのまん/JELLY JELLY CAFE/ホビージャパン/グループSNE/cosaic/ヴァイリング/ハナヤマ/Play With Us Design/Moaideas Game Design /ディライトワークス/OKAZU brand /アークライト

東急ハンズ:【新宿店】ゲームマーケット

茨城・土浦に1月11日、ボードゲーム&謎解きカフェ「AsoVIVA JOKer(アソビバ ジョーカー)」がオープンする。JR土浦駅徒歩5分、金15:00~21:00、土日祝13:00~21:00、月~木休。

リアル脱出ルーム「アジトオブスクラップつくば」を運営していたスタッフが立ち上げたイベント企画団体によるボードゲームカフェ。駅近のショッピングモールの3Fにあり、300種類以上のボードゲームだけでなくルーム型謎解きも楽しめる。料金は1時間400円(最大2200円)、学割あり。

テーブル、イス、プロジェクター、音響設備を揃えた約50㎡のホールもあり、ホールタイプの謎解きができるほか、イベントやボードゲーム会などで使うこともできる。

オープン日の11日は、13時からの通常営業の後、19時からオープニングパーティーが行われる。現在予約受付中。

AsoVIVA JOKer [Twitter ]
茨城県土浦市川口1-3-130 モール505 D302/TEL:029-896-9191

大阪・梅田に1月9日、マーダーミステリー専門店「フーダニット(Who Done It?)」がオープンする。梅田駅・JR大阪駅徒歩約10分、木~金15:00~・土日祝15:00/19:00~(予約制、1回3時間)、月火水休。

関西初のマーダーミステリー専門店。昨年都内に3店舗がオープンしており、全国では4店目となる。ある事件の登場人物ひとりひとりを各プレイヤーが担当し「真相の解明」と「独自の目的の達成」を目指す推理ゲームを、グループSNE/cosaicのメンバーのシナリオと演出で楽しめる。

レギュラーシナリオにはグループSNE/cosaicから発売されている『何度だって青い月に火を灯した』『九頭竜館の殺人』と、店舗用オリジナルの『人狼村の祝祭』を用意。プレイ料金はシナリオにより1人1回2600または3200円(税込)。チケット購入は下記ウェブサイトから。「Who done it?(誰がやったのか?)」のミステリーを解き明かすのはあなただ。

フーダニット [Web ] [Twitter ]
大阪市北区兎我野町11ー14 イチフジ興産ビル地下1階-03

『ツイクスト』の権利をめぐって

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ランドルフの2人用ボードゲーム『ツイクスト(Twixt)』が2019年、権利関係で決着がつかないまま強行発売された。このあたりの事情を、G.コルネット氏がシュピールボックス誌(2018年第5号)に寄稿している。

TGiWニュース:『ツイクスト』再版プロジェクト、権利問題でキャンセル link

アメリカ人のランドルフが『ツイクスト』を紙ペンゲームとして考案したのは1957年、ウィーンに在住していた時のことである。そして1962年、『ツイクスト』の初版がアメリカの3M社から発売され、大成功を収める。この収入でランドルフは70年代中頃まで7年間、日本に滞在し将棋や囲碁を学んだ。

『ツイクスト』はその後何度か再版されたが、1998年にドイツのコスモス社が再版して以来絶版。その後ランドルフは2004年、ヴェネツィアで生涯を終えた。『ツイクスト』などランドルフ作品の権利は2013年、アメリカ在住の甥マイケル・カッツ氏が相続し保有している。

そのような中、2018年にアメリカ・ヒューストン在住のウェイン・ドレザル氏がキックスターターで『ツイクスト』再版プロジェクト linkを立ち上げた。ところがこれがカッツ氏の許諾を得ていないことが明らかになり、コメント欄は炎上。2週間で中断を余儀なくされたが、アメリカで登録した商標に基づいて再版を強行した。

ドレザル氏は、『ツイクスト』の権利はカッツ氏にはなく、パブリックドメインになっているという立場を取っている。アメリカで著作権は1980年代まで、デザイナーではなく、その作品を最初に出版したところ(『ツイクスト』の場合は3M社)にあるとみなされており、ランドルフは単にルールのコンセプトを構想しただけなので、そもそも発売されたボードゲームの権利者ではないという。その後、3M社もアバロンヒル社も権利の更新を行わなかったため、パブリックドメインとなったとする。

これに対し、ドイツ・ボードゲームデザイナー連盟(SAZ)は、『ツイクスト』はオーストリアで考案されたもので、ヨーロッパの著作権法が適用されると主張する。ヨーロッパの著作権法は「文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約」に基づき、作品の発売時ではなく発案された瞬間から保護され、登録も不要であるばかりでなく、権利を放棄することすらできない。そのため『ツイクスト』が3M社と契約して出版されても権利はランドルフのもとにあり、さらにベルヌ条約では著作者の死後50年以上、権利が保護されると定められているため、早くとも2054年まで相続人が権利を保有していることになる。

アメリカも1989年にベルヌ条約に加盟し、著作権法を改正した。問題は『ツイクスト』がそれ以前の作品だったことから、アメリカの(旧)著作権法か、ヨーロッパの著作権法かで見解が分かれているわけである。

さらにドレザル氏は、ボードゲームの権利はグラフィックとストーリーだけで、ルールには適用されないと主張している。これについてコルネット氏は「世間に広まっている誤解」であるという。ドイツ連邦裁判所がすでに1961年、「ゲームのアイデアは確かにそのような著作権の保護を受けないが、ゲームのルールは、文書として保護されるものである。ただし、十分に独自性のあるとみなされることが条件となる。この独自性は、単に表現に基づくものではなく、独自の知的活動に帰せられる思考様式から生じる」という見解を出している。少なくともドイツでは、文面を変えても同じ内容のルールならば、著作権の保護対象となるのだ。

ドイツ以外ではまだそこまでルールの著作権保護が進んでいないので、「誤解」とまで言い切れないが、ルールが『ドブル』と同じだった「あおもり絵合わせカードゲーム」について批判が相次いだように(名誉のため追記しておくと、この作品は批判を受けてクラウドファンディングを中止し、オリジナルルールで発売されることになっている)、道義的には賛同しない人が多いだろう。実際、アマゾンの販売ページでも「このような心ないパクり商品を堂々と出す業者がいることが残念でならない」「これは海賊版である。デザイナーの権利を大切にする出版社にお金を使おう」といったコメントが寄せられている。

デザイナー名を冠したボードゲームの先駆けとなったランドルフの作品というだけでなく、素晴らしい名作だけに、正式ライセンス版の早急な復刻が望まれる。

ツイクスト(Twixt)

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まだまだ上達できそうな感覚

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ボードにコマを差し込み、ブリッジでつないで端から端までつなげることを目指すランドルフの古典的2人用アブストラクトゲーム。いろいろな出版社から何度か発売され、第1回のドイツ年間ゲーム大賞の候補にも選ばれた。一昨年、20年ぶりに新版がリル・セレブラル社(アメリカ)から発売されたが、ヨーロッパとアメリカの著作権の取り扱いの違いで問題になっている。

交互にコマを1個ずつボード上に差し込んでいく。コマはどこに差し込んでもよいが、桂馬またはナイトの距離になると、ブリッジをかけられる。こうして赤プレイヤーは赤い線から赤い線へ、黄色のプレイヤーは黄色い線から黄色い線にブリッジをつなぐでラインを作れば勝利する。相手のラインをうまく封じつつ、自分のラインにする戦術が問われる。

先手が基本的に有利で、ラグビーのトライのように突っ走れば相手は追いつけないだろうと思ったら、どうもそうではないようだ。後手が先回りして先手のラインをつぶすと、形勢は一気に逆転する。そうはさせまいと先手が回り込み、その先を読んで後手が......そのうち盤面はあちこちで局地戦が繰り広げられ、囲碁のような様相を呈する。慣れてくると「ここは伸ばしても追いつかれる」「逃げ切れる」の一手が見切れるようになる(と思う。残念ながらそこまで上達できていない)。

1ゲームは約30分とされているが、初心者同士だと5分くらいで片が付く。どの手が良くなかったのか、どこに打てばラインを封じられたのかを振り返って再戦。5~6ゲームぐらい連続で遊んでも全く飽きない奥の深さがあり、それでいて重苦しくない。なるほどこれは、権利関係をクリアしてきちんとした形で現代に甦ってほしい作品だと納得した。

Twixt
A.ランドルフ/3M(1962年)ほか
2人用/12歳以上/30分

2019年に新規開店したボードゲームカフェバーは41件だったことが、当サイトの調査で明らかになった。3年連続で40件以上を維持しているが、閉店も増えてきている。

調査は当サイトのほか、ボードゲームカフェパスvol.4とAllGamers 4号の情報を反映。カラオケルーム、宿泊施設、人狼ルームやマーダーミステリールームなどを除き、お店の自称に基づいてボードゲームカフェバーとプレイスペースに分けてカウントした。

その結果、昨年新規開店したボードゲームカフェバーは45件、プレイスペースは24件。合計69件は過去3年間で最も低いが、ボードゲームカフェバーに限れば高い水準を維持している。

一方、昨年に閉店またはボードゲームを取り扱わなくなったボードゲームカフェバーとプレイスペースは合計14件(うちボードゲームカフェバーは9件)と過去最高を更新(2018年は13件)。ラーメン店の平均寿命は2.4年 という話があるが、売り上げがなかなか上がらない状況も見て取れる。

2020年1月現在のボードゲームカフェバーは日本全国で169、プレイスペースは118件、ボードゲームも遊べるカフェバーは39件。合計すれば、有料でボードゲームが遊べる場所は326件存在する。随時更新中のリストはこちら (開店・閉店情報をお寄せください)。

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追記:この記事を執筆した時点では新規開店は41件だったが、その後新たに開店していた店舗が見つかり、2020年2月時点で45件となった。

ゲスクラブ(Guess Club)

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お互いの書きそうなことを予想するクラブ

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お題に対してほかの人と同じ答えを書く台湾のコミュニケーションゲーム。昨年、当サイトの日本語版リリース記事で最もアクセス数の多かった作品である。

写真のお題は「頭にくること」。お題が発表されたら自分のミニホワイトボードに6つ答えを書く。自分が頭にくることではなく、このメンバーなら誰かは書きそうな頭にくることを選ばなければならない。これが結構難しい。

書き終わったら発表。ほかに同じ答えを書いたプレイヤーがいれば賞金を獲得できるが、自分しかいないと罰金を支払わなければならない。また、同じ答えを先に言われてしまうと賞金がもらえないので、どの答えから行くかも考えどころだ。

さらに、このラウンド中に何回、答えがかぶるかを予想することができる。予想は各回先着限定で、当たればボーナスが入るが、1回休んで予想するため、賞金を獲得するチャンスを逃しかねない。

このように、一見すると紙ペンゲーム『フラッシュ』のように見えるが、発表の駆け引きがあるために最後まで興奮の波が下がらない。最後の1枚がマッチして一手差で賞金が手に入ったりすると嬉しさと悔しさが交差する。

とはいえ一番の面白さは答えのすれ違い。お互いを読みすぎて答えがかぶらず、「これを書くと思ったのに!」「いやそれは思いつかなかった」と、答えが一つ一つ出るたびに出てくるコメントが楽しい。ジャックポットになっている中央のコイン入れもグッド。

Guess Club
ゲームデザイン・S.ファン、アートワーク・ミスクァイ
モジゲームズ(台湾、2017年)+cosaic(2019年)
2~8人用、8歳以上、20~30分、3500円(税別)

ニュルンベルク・シュピールヴァーレン(玩具)・メッセが1月29日から5日間に渡って行われる。ドイツ市場では、エッセン・シュピールと共にボードゲームの新作が発表される二大イベントとなっている。ここで発表される予定の新作を、出版社別に紹介しよう。

コンタクト(Contact)
ゲームデザイン・S.ベンドルフ、2~5人用、8歳以上、10分。
宇宙冒険をテーマにした協力ゲーム。内容もどこから来たかも分からない信号をもとに、ある惑星に向かう。そこで受信できるのは空間座標ではなく、宇宙船の飛行指示だけ。本当に目標とする惑星を見分けることはできるだろうか? そして到着したとき、何を発見するだろうか? 変更可能なセッティングと、新しい情報伝達方法によって、これまでにない協力ゲームの経験が楽しめる。
テーブル上に惑星チップをランダムに配置し、指示役のプレイヤーに今回の目標惑星がカードで指示される。指示役はテーブルに手を置き、テーブルからちょっと離して、再び手を置く。この離している時間が飛行時間ということになり、この時間をもとにほかのプレイヤーはどの惑星に向かっているかを推理する。直線でしか移動できないため、いくつかの惑星を経由することもある。当たれば次の惑星へ。外れれば燃料を失う。こうして燃料が切れる前に12の惑星をめぐることができれば全員の勝利となる。
間合いを見極める『ザ・マインド』に続く静かで熱い伝達ゲームだ。

ザ・ゲーム:クイック&イージー(The Game - Quick and Easy)
ゲームデザイン・S.ベンドルフ、2~5人用、8歳以上、10分。
カードを昇順・降順に置いて置ききることを目指す協力ゲームのシリーズ最新作。今度は1~10の数字しかなく、色が5色ある。順番に手札から1~2枚のカードを出し、手札が2枚になるように補充する。1つの場は10から降順、もう1つの場は1から昇順に出していかなければならないが、同じ色のカードは数字を無視して出すことができ、これで巻き戻すことができる。タイトルとは裏腹に、ゲームに勝つのは決して容易ではない。

ぼくたちロボット(Wir sind die Roboter)
ゲームデザイン・R.シュラウペ、2~6人用、5歳以上、15分。
ロボットがどこまで進んだかを、ブザー音で伝えるゲーム。1人のプレイヤーが、今回のロボットの速さと、目的地をカードで指示され、ブザー音を口で言ってスタートから頭の中でロボットを動かし、目的地に着いたら再びブザー音で知らせる。この2つのブザー音の間隔から、ほかのプレイヤーはどこまで進んだかを推理する。正解すればチップ3枚、隣なら2枚、2つ隣なら1枚を受け取り、11ラウンドで成績を競う。個人戦ルールもあり。

ナンバーワンダフル(Number Wonderful)

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55種目のミニゲームを収録し、何回連続で勝てるかを競うパーティーゲーム。『ドロッセルマイヤーさんのなぞなぞ気分』『同・法廷気分』に続く「ゆるゲー」シリーズ第3弾として、ゲームマーケット2019秋に発売された。

スタートプレイヤーが時計回りに次の挑戦者から挑戦を受ける。基本的に1対1のゲームで、勝利したらさらに次のプレイヤーの挑戦を受ける。勝ち続けている限りポイントが入るが、負けるとポイントは失われてしまう。その前に「引退」してチャンピオンを譲ることでポイントが確定する。カード裏には「パワー/スピード/テクニック/運/センス」など競技のジャンルが表示されているので、それを参考にして続けるか引退するか選ぶとよい。

今回盛り上がった/印象に残った競技は次の通り。

  • 全員が財布の小銭を数え、一番多い人が勝利。このキャッシュレスの世の中、1000円を超えた強者がいた。その方は、後のゲームで「どっちがお金持ちに見えるか」でも勝利。
  • 1枚の紙を時間内に手で破って一番長い人が勝利。多くはジグザグにちぎったが、最後にもう1列長かった人が勝利した。
  • 有名人のサインを書いて、それっぽい人が勝利。その直前に出た芸能人クイズで二宮和也さんが出てきたので、そのサインで対決。ひらがなはないでしょ!
  • 手相で特定の線の長さ対決。生命線とか比べると思ったよりもガチになる。
  • 嘘をついて、より本当っぽい人が勝利。嘘だとわかっているのに本当っぽいというのは意外と難しい。
  • 曲をスマホなどで流して、ほかの1人だけが知っていれば勝利。同じ趣味だと知っているメンバーがいるかどうかが分かれ目。

ポイントを競うという勝利条件はあるものの、ひとつひとつの競技を楽しむものなので、途中で入ってきても、途中で抜けてもあまり影響はないし、何か食べながらでも飲みながらでもかまわない。「くだらねー!(笑)」とかいいながら気が付けば8人で小1時間くらい遊んでいた。

ナンバーワンダフル
ゲームデザイン・渡辺範明/イラスト・大山功一
ドロッセルマイヤーズ(2019年)
3~人用、16歳以上、プレイ時間自由

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