コレクター道:アドルング篇
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10/07/20
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テーブルゲーム・コレクター道 シリーズ第1弾。
「アドルング・シュピーレ」

◎Adlung Spiele
http://www.adlung-spiele.de/
この趣味を続けてきて、いつの間にか特定のメーカーのゲームを贔屓にして集めていることに気づく。
アドルング・シュピーレは、小箱のカードゲームを数多く出版しているドイツのバーデンヴュルテンベルク州レムセクにある家族経営の小さなメーカーだ。
子供用の簡単なものから、大人向けでボードゲーム並みの戦略ゲームまで、またアクションゲームやパーティゲーム、トリックテイキングと実にさまざまなタイプのゲームを出版している。
全部購入したってボードゲームのようにかさばることもない。コレクターにも優しいメーカーなのだ。
社名はゲームデザイナー兼社長のカルシュテン・アドルング氏のファミリーネームから付けられ、1990年7月1日に創立された。
この社長は元公務員で、2002年4月に日本にも来たことがあるらしい。

◎社長のカルシュテン・アドルング氏
◎アドルングゲームリスト(for play:game)
http://www.gamers-jp.com/playgame/db_maker.php?maker_id=27
◎アドルングゲームリスト(for BoardGameGeek)
http://www.boardgamegeek.com/boardgamepublisher/46/adlung-spiele
アドルング・コレクターの第一人者であるY氏が考案したキャリングケースを私も自作してみた。
自作といっても、文房具店で売っている半透明のプラスティックのキャリングの中に、ひと回り小さいケースをカッターでカットして入れただけのもの。
しかし侮るなかれ、これを引き出しのように引っ張れば、取り出しが超楽チンな設計になっているのだ。


◎自作したキャリングケース
このキャリングケースには、アドルングのカードゲームが34個も収納できる。これひとつをゲームサークルに持ち込めば、あなたはもうアドルングのゲームに困ることはなく存分に遊ぶことができる。しかも半透明だから目的のゲームも探しやすい。

Y氏によると、もともとアドルング社長がキャリングケースに入れて持ち歩いているのを真似たものだと言う。
興味があったので、昨年訪れたエッセン・シュピールのブースで、社長にそのキャリングケースを図々しく見せてもらった。
頑丈で鍵付きのジュラルミン仕様で、ロゴマークのステッカーが貼られていた。私もこのステッカーを貰って自分のケースに貼っている。

◎社長のキャリングケース
一昨年に訪れたドイツ・ケルンのボードゲームショップにあったアドルングの店舗用ディスプレイ。アドルンガーとしては、どうしても欲しくなってしまった。
最初は店員も「これは売り物じゃないからダメ」と断ってきた。諦めの悪い私はドイツ語もしゃべられないのに粘り強く交渉して、最後には私の熱意に根負けしたのか譲ってくれた。
木製で簡単に組み立てられ、おかげで自宅でもアドルングのゲームを美しく展示できている。

今でこそ、統一されたサイズでカードゲームを出版しているアドルングだが、過去には異なるサイズの箱のゲームも出していた。

◎「チェーン狂」と「タクトフォル」。比較した小箱は「ベネチアの仮面舞踏会」
正直、微妙なゲームも少なくないアドルングだったりするのだが、ゲーム誌「フェアプレイ」主催のカードゲームの人気投票「アラカルト」では1位を3回も獲得していて、ドイツ国内では不動の地位を築いている。
また「スピード」は、プレイ時間が世界最速(記録21秒)だとか。
<受賞歴>
・「スピード」
1996年 年間大賞ノミネート/アラカルト3位
・「フェレータ」
1999年 年間大賞ノミネート/アラカルト1位/ドイツゲーム賞7位
・「引き潮と満ち潮」
2001年 年間大賞ノミネート/アラカルト10位
・「モイタラ」
2001年 アラカルト1位
・「ケープからカイロへ」
2002年 アラカルト1位
・「カナルグランデ」
2003年 アラカルト4位
・「魔剣と竜の卵」
2004年 アラカルト6位
・「チームワーク」
2005年 アラカルト9位
・「王宮のささやき」
2008年 アラカルト6位
これまでメジャーメーカーのシュミットの販路を利用していたアドルングだが、噂によるとどうも最近喧嘩別れしたらしい……。
まだ自分のコレクションの半分も遊べていないので、アドルング祭りでもして全てプレイしたいものである。
(筆:石川 久)
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