ラストコール(Last Call: The Bartender Game)

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ボトル行ったり来たり

ラム・ジン・ウォッカ・ブランデーなど6つのお酒を、客の注文に合わせてバーテンダーのもとへ届け、カクテルを作ってもらうアメリカのゲーム。大きいボトルのコンポーネントが目を引く、判断力のゲームだ。
最初に渡される4枚の注文カードには、2つのお酒でできるシューターから、5つも必要なスペシャリティーまで、いろんなお酒がかいてある。ここに組み合わせのお酒を、バーテンダーに届けなければならない。
テーブル中央には6人のバーテンダーがおり、それぞれいろんなお酒をもっている。バーテンダーの間でお酒をやりとりして、注文カードの組み合わせができたら、カードを捨てられる。
お酒のやり取りの仕方は新しい。ディーラーが山札から1枚ずつカードを引いて、そのバーテンダーのところに並べていく。このカードが並んだバーテンダー同士でのみ、ボトルの移動ができる。カードを1枚並べるたび、誰でも「オーダー!」ということができ、先に言った人が好きなボトルを移動する。移動した人が次のディーラー。
ボトルの移動は1回に1つしかできない上に、移動するとディーラーとなって1回休みになってしまう。ほかの人は全く別の注文カードを狙っているので、思い通りに揃えるのは容易でない。どんどん移り変わる場を見て、どの注文カードを狙うのが早いか判断することが求められる。
余分なボトルがあっても、ペナルティの氷を受け取れば注文カードをクリアできるので、それで手を早く進めてもよい。誰かが最後の注文カードを達成したとき(ラストコール)、ほかの人は残った注文カードの達成に必要な手数だけ、ペナルティの氷を受け取る。氷の一番少ない人が勝ち。先に上がっても、氷をたくさん取っていれば勝てないかもしれない。
コンポーネント買いしてきたふうかさんたちとプレイ。ほかの人の注文に便乗したり、偶然できあがったりしてノーミスでラストコール。ほかの人は注文カードがだいぶ残っており、ごっそり氷をもらうかに見えたがそうでもなかった。ペナルティ含みで早上がりしても案外勝てるのかもしれない。テンポはいいが、コンポーネントの見かけだけでない奥深さがあるゲームだった。
Last Call: The Bartender Game
K.グールド/ワッツァルポーグ(2010年)
2〜6人用/12歳以上/30分
ゲームストアバネスト:ラストコール
ふうかのボードゲーム日記:ラストコール

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