マギvs.ドラゴン(Zauberschwert & Drachenei)

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独りでも闘えます!

魔術師たちが呪文を手に入れてモンスターを倒すファンタジーカードゲーム。オリジナルはアドルング社(ドイツ)から2003年に発売され、拡張セットも2タイトル発売されている。基本システムは魔力トークンを使った競りで、どこで引き、どこでつぎ込むかの判断が試される。

毎ラウンド2枚の冒険カードがめくられる。そしてスタートプレイヤーから順に、どちらかの冒険カードを選択する。ほかのプレイヤーと競合すれば競りが発生してコストがかさむが、ひとりだけだと魔力不足で魔物が倒せないかもしれない。参加を呼びかけたり、逆に参加しないよう呼びかけたり。全員の選択が終わったら、1枚ずつ解決していく。

冒険カードには魔物、呪文、聖地、エネルギーボールの4種類があり、聖地とエネルギーボールは選択した全員が魔力を補充したり、得点と秘宝を獲得したりできるが、呪文は1人になるまで競りをして、魔物も場合によっては競りが発生する。

面白いのは魔物の征伐で、複数のプレイヤーが選んでいた場合、通常は協力して倒す。倒すのに必要な魔力は均等割りで払うが、報酬が少ない。そこで誰かが1人で戦いたいといった場合、競りを行い(魔物を倒すのに必要な分を超えて)一番多く魔力を出したプレイヤーが、その魔物を倒して報酬を独り占めできる。終盤になるほど報酬の高い魔物が出てくるので、そこまでどれだけ魔力を貯めておけるかが勝敗のカギとなる。

また、もっている呪文や秘宝カードによって、冒険カードの選択が変わってくるところも面白い。聖地を選ぶともらえるボーナスが増える呪文「ストネックス」をもっていれば聖地を選ぶだろうし、秘宝カードに赤い秘宝シンボルがあれば赤の魔物を狙いに行くだろう。

冒険カードがなくなったらゲーム終了で、得点の多い人が勝つ。

4人プレイで30分ほど。呪文と秘宝が程よく分散し、狙い目も分かれて、終盤のドラゴンに備えて力を貯め込んでいく。全力で魔力を使い1頭倒すと、終盤はもう魔力が足りなくて何もできないので、それまでにどれくらい得点を積み増してしておけるかも大事だった。鴉さんが呪文を秘宝のコンボで中盤から突き放し、ほかのプレイヤーの追随を許さず1位。最小限のルールで多様な駆け引きを生み出すドイツゲームの粋を楽しむことができた。

マギvs.ドラゴン
J.シュヴィンクハマー/アドルング(2003年)+cosaic(2016年)
2~4人用/12歳以上/45分

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