『T.I.M.E.ストーリーズ』日本語版3月中旬発売、拡張も同時発売

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ホビージャパンは3月中旬、フランスの協力型謎解きゲーム『T.I.M.E.ストーリーズ(T.I.M.E. Stories)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:P.シャスネ&M.ロゾワ、2~4人用、12歳以上、90分、6000円(税別)。
オリジナルは2015年にスペースカウボーイズ社(フランス)から発売された。たちまち話題となり、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネート。そのほかフランス年間ゲーム大賞エキスパート部門、国際ゲーマーズ賞、ゴールデンギーク賞などにノミネートされ、日本語版が熱望されていた。デザイナーのロゾワが、コンピュータゲーム会社ユービーアイソフトのパリ本社でゲームデザイナーを務めていることでも話題となっている。
プレイヤーはT.I.M.E.(Tachyon Insertion in Major Events、大規模事象タキオン介入)機関のエージェントとなって、チームで時空を移動し、宇宙と並行世界を脅かす事件を解決する。訪れた世界では「器」と呼ばれる仮の姿を取り、時空崩壊の元となるほころびを修復し、危機を回避しなければならない。
ゲームはカードの束で構成されたシナリオを使い、プレイヤー全員で協力して冒険に挑む。カードには訪れる場所や、出会う人物、手に入れることができる道具などが描かれており、それぞれ訪れた場所のカードを見て情報を集める。見たカードの内容をほかのプレイヤーに説明することは許されるが見せてはいけない。また、時空旅行には時間制限があって全ての情報を集める余裕はないため、積極的なコミュニケ―ションと検討が成否を分ける。
昨年話題となった『パンデミック・レガシー』と同様、一度クリアした人はもうプレイできない、ネタバレ禁止のゲームだ。
基本セットには最初のミッションとして、1921年のフランスの療養施設を舞台としたシナリオ「療養所にて」が含まれている。またこれと同時に、2つの拡張セットも同時発売となる。
1つ目の拡張セット『マーシー事件(The Marcy Case)』は1992年のアメリカ地方都市が舞台。奇妙な病が襲う中、マーシーという誘拐された17歳の少女を救うというミッションに取り組む。残念ながら、マーシーに関する資料は10歳当時の写真しかなく、これを手掛かりに現地で彼女を捜索しなければならない。インターネットや携帯電話が普及する直前の時代のアメリカを舞台とした、戦闘あり、推理ありの冒険シナリオだ。デザイン・N.ノーマンドン、2~4人用、12歳以上、90分、3800円(税別)。
2つ目の拡張セット『龍の預言(A Prophecy of Dragons)』は一転してライバン004星系、惑星リナイスが舞台。歴史とはつながらない「もう一つの時間線」の時空断層をふさぎ、時空構造体の崩壊を防ぐことがミッションとなる。この都市には魔法が存在し、住人も人間だけではない。魔法や異種族が存在する、中世ファンタジー世界風の並行世界を舞台とした、冒険シナリオだ。デザイン・M.ロゾイ、2~4人用、12歳以上、90分、3800円(税別)。
『T.I.M.E.ストーリーズ』日本語版
内容物:エージェントコマ8個、時間トークン1個、グループトークン1個、ダイス7個、シールド類61枚、リソーストークン140個、LPトークン30個、条件トークン24個、ゲームボード1枚、ルールブック、シナリオ『療養所にて』カード一式
『T.I.M.Eストーリーズ:マーシー事件』日本語版
内容物:シナリオ『マーシー事件』カード一式
『T.I.M.Eストーリーズ:龍の預言』日本語版
内容物:シナリオ『龍の預言』カード一式

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