フンボルト出版が意匠訴訟で勝訴

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(2008年6月17日、オーストリアのゲーム)

「本件はたくさんの出版社にとって重要な判決です。」フンボルト出版の社長E.シュヴェットマンが語る。「というのもこのところ明らかにゲームデザイナーの権利が出版社に対して強められてきているからです。そのためゲームを題材にした書籍を出すのは全ての出版社にとって厳しくなるでしょう。」

有名なゲームデザイナー、R.クニツィアが『大フンボルト・エンサイクロペディア・ダイスゲーム』に対して訴訟を起こした。その本では合計18のゲームが、R.クニツィアの本に記載されていたり、発売されたりしていた(『ヘックメック』(ツォッホ出版)、『イースト・ウェスト』(ハズブロー)、『ジュピター』(フランニョス))。クニツィアは権利侵害されたとして、出版中止と賠償を請求した。

訴えは退けられた(マンハイム地方裁判所、事件番号7-O-240/07)。判決は確定し、権利侵害は法的な観点では認められなかった。

判決理由として裁判所が示したのは、ゲームルールは書籍でのゲーム記述において知的所有権の保護対象にならないということである。それゆえゲームルールのコンテンツは保護されず、ゲームルール自体は意匠登録として資格づけられることになる。商標権の侵害も認められなかった。

・デザイナーたちがライセンスのない販売に抗議
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