キーフラワー(Keyflower)

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取られたー! 使われたー!

土地タイルを競り落として、自分の村を豊かに発展させるゲーム。イギリスのR&Dゲームズによるキーシリーズ(キーマーケット、キーハーベスト)の最新作で、エッセン・シュピールの人気投票「スカウトアクション」で1位となった。タイルの効果のコンボをあれこれ考えるのが楽しい。

ゲームは春夏秋冬の4ラウンドで行われる。毎ラウンド、新しい土地タイルが登場し、手持ちの労働者コマをビッド。これと同時に、村の土地タイルに労働者コマを置いて効果を発動する。競りとワーカープレイスメントが同時進行で行われるところがこのゲームの特徴である。

キーフラワー

競りは、ほしいタイルの自分の面に労働者コマを置く。このとき、ほかの人より多くの労働者コマを置かなければならない。労働者の数は限られているから、無用な争いを避けて最小限度で競り落としたいところだ。そのためには、2個ぐらいを早めに置いて、「3個置いてまで取るほどではないな」と思わせなければならない。

村の土地へのワーカープレイスメントも、早めのほうがよい。というのも、誰の村にある土地タイルでも使えるからである(自分の村の労働者はラウンド終了時に帰ってくるが、ほかの村の労働者は帰ってこない)。同じ土地は3回まで使えるが、後で使うほど労働者が多く必要なので、誰かに使われる前に使ったほうが労働者の節約になる。

またどちらも労働者は、前に置かれたものと同じ色でなければならないという縛りがある。そのため、競りもワーカープレイスメントも早めに置いたほうが有利。労働者の数が限られている中、どこを優先するべきか大いに迷う。しかもラウンドが進むにつれてタイルが増えるので、考えるところが非常に多い。

さて、タイルの効果はというと、黄金、鉄、石材、木材という4種類の資源を産出するもの、資源を別のタイルまで運ぶもの、鉄床、つるはし、のこぎりという3種類の技術タイルを産出するもの、労働者を増やすもの、それらを得点にするものなどがある。さらに、資源などを支払うとタイルを裏返して効果をグレードアップできる。得点への道筋は多種多様なので、ほかの人と競合しないように気をつけて、競り落とすタイルを考えたい。4ラウンドの合計で一番得点の高い人の勝利。

5人プレイで2時間。最終ラウンドに登場するタイルが最初に配られ、それを見ながらゲームを組み立てる。私は「写字生」(技術タイル3種類1組で10点)だったので、技術タイル集めに力を入れた。うまいこと集まったのだが、労働者を増やしていなかったため、肝心の写字生を競り落とし損なう。急遽路線変更を余儀なくされて3位。最終ラウンドのタイル頼みというゲームの進め方はうまくいけば大得点が入るが、外れるリスクも大きい。1位はゲーム中から黄金(これだけでポイント)を集め、さらに大量の資源で「織物商人ギルド」でも得点したcarlさん。

同じ系統のタイルでも、序盤、中盤、終盤によって重要度が変わる。その変化を見抜いて今の旬を競り落とし、効果的に使えるかどうかも大切。そこに競り特有のままならなさ(入手できるかどうかは他人次第)が加わり、バランスのよい戦略ゲームになっている。

Keyflower
S.ブリースデイル、R.ブリーズ/R&Dゲームズ(2012年)
2~6人用/12歳以上/90分

コメント(2)

>同じ土地は3回まで使えるが、後で使うほど労働者が多く必要なので、誰かに使われる前に使ったほうが労働者の節約になる。

3回まで使えるということですが、1ラウンド中に使えるのは1回だけだったとおもいます。なのでこれも一種の競りです。

「通常、プレイヤーは以前に置かれた労働者駒と同色の労働者駒を2個置くことで、すでに使われたタイルをもう一度使うことができます。・・・」と、ラウンド最後に労働者駒が全て回収されることから、1ラウンドに3回まで使えるものだと思いました。より多く置かないと使えないという意味では、競りですね(前の人も使えますが)。

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