銀杏都市(Ginkgopolis)

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新しい建物、新しいカード

銀杏都市

今から200年後の未来、居住可能な土地が不足している中で、銀杏の木状の高層都市を作るタイルゲーム。新しい建物ができるたびに、その建物のカードが山札に追加される。そのカードをゲットして、特殊能力を使おう。

自分の番にできる行動はコマやタイルの補充、都市を広げる、都市を高層化するの3つ。手札から1枚選んで一斉に公開し、スタートプレイヤーからそのカードで行動を行う。カードの選択は悩ましいものの、選んだ後はスムーズにゲームが流れる。

都市を広げるには、A~Lの「都市化カード」を出して、そのチップが置かれている場所に、手持ちの建物タイルを置く。これによって隣接する建物から新たなコマやタイル、さらに勝利点が入る。高層化しているとなりは2倍、3倍ともらえるので、おいしいエリアの都市化カードが手札に来たら見逃してはならない。建物タイルが置かれると、それに対応する建物カードが山札に追加される(赤の15番とか、黄色の8番とか)。

都市を高層化するには、その建物カードを出して、対応する建物タイルの上に手持ちのタイルを重ねる。そうすると、下になった建物のカードを自分の前に公開して、その特殊能力が使えるようになるのだ。特殊能力は建物によって異なり、各行動に対応してコマやタイルや勝利点をもらえるものと、ゲームの最後に得点になるものがある。序盤は追加系のカードを狙い、終盤は得点系を狙う。

都市を広げるときも、高層化するときも、建物タイルの上に自分の色のコマを置かなければならない。コマの数は高層化するほど多く必要となってたいへんだが、各色の建物の区画ごとに、一番多くコマを置いている人にはボーナスがあるので無駄にならない。こうして終盤は、得点系の建物カードを出しつつ、区間ごとの陣取りも制していかなければならない。

残った手札を左どなりの人に渡し、1枚ずつ補充してゲームを続ける。「ドラフト」というシステムならではの、「このカードはとなりに渡したくない! でもほかに使いたいカードがある! どっちにしよう~」という悩ましさがある。

5人プレイで1時間ほど。私は都市を広げるたびに勝利点が入ってくる建物カードを早めに出して、どんどん都市を広げていった。その分、中央の高層化エリアは手薄になる。高層化エリアはstさんの独占状態となっていたが、stさんはゲーム中にあまり勝利点が入っていない。最後にふたを開けてみると、周辺の区画を少しずつ手に入れつつ、ボーナスカードの条件をうまく整えたnagaさんが1位。

得点源がいくつか用意されているけれども、どれかに偏った戦略では勝てない。得意な行動を多用しつつ、そのほかの要素にも目配せをしていく、そのための一石二鳥になる手を考えるのが楽しい。

Ginkgopolis
X.ジョルジュ/パールゲームズ(2012年)
1~5人用/13歳以上/45分

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