ポイントサラダ(Point Salad)

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あちら立てればこちら立たず

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さまざまな得点方法が書かれた目標カードに沿って野菜を集めて得点を競うカードゲーム。タイトルは近年のゲーマーズゲームでよく言われる用語で、多くの得点方法を用意してゲームに深みをもたせる手法だが、これを凝縮して短時間カードゲームにしたのは、「複雑そうに見えるゲームもつまるところこれだけ」という皮肉も込められているのではないだろうか。

自分の手番にはこの目標カード1枚か、野菜カード2枚を獲得していく。目標カードの裏は野菜カードになっており、野菜カードが取られると、目標カードを裏にして補充する。こうして野菜も目標カードも目まぐるしく変化していく。

目標カードに合わせて野菜カードを選ぶか、集まった野菜カードに合う目標カードを取るかという選択があり、また次のプレイヤーにあまりに美味しい選択肢を残してはいけないという成約があるところはちょっと考える。とはいえ目標カードは多種多様なので何とかなるものだ。

目標カードの中に、ある野菜はプラス点になる代わり、ある野菜はマイナス点になるというものが結構入っており、この種のカードを多く取りすぎると取れる野菜がなくなったり、ほかのカードと相殺して得点が伸び悩んだりする。プラス点になる野菜の組み合わせが、他のカードでさらにプラス点になれば最高だ。これだけの軽さで目標カードのコンボまで狙える。ほかにも全員の中で最少・最多を問うものもあって、駆け引きもある。

戦略性は低くなる分、得点力の最大化・カードのコンボ・最多最少の駆け引きといったゲーマーズゲーム要素を、ミニマルな手続きでライトに楽しめる作品である。

Point Salad
ゲームデザイン・S.スタンケウィッチ&M.ジョンソン&R.メルビン
イラスト・D.マンギーニ
AEG(2019年)+アークライト(2020年)
2~6人用/12歳以上/15~30分

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