ボードゲーム十大ニュース2015

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今年もあと半月となったところで、今年の主なニュースをまとめた。記事のアクセス数・ブックマーク数などをもとにリストアップし、管理人の独断でランキング。

1.『枯山水』ブームURL
2014年秋にニューゲームズオーダーから発売されたボードゲーム『枯山水』。8100円という高価格だったにも関わらず、渋い和風テーマと、彩色されたコマを使ったコンポーネントで年明けからネットで話題となり、3月に朝日新聞、日テレ、テレ朝、TBSなど各局のニュースで取り上げられた。月150個という生産量が需要に追い付かなくなり、中古市場も2倍以上に高騰。海外製造に切り替えて4000個を増産したが、版元在庫切れとなっている。これまでの販売数は5500個に及び、今後は英語版も計画されているという。

2.『街コロ』ドイツ年間ゲーム大賞ノミネートURL
ボードゲームのアワードとして世界で最も権威のあるドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)に、日本のゲーム『街コロ』がノミネートされた。日本のゲームがノミネートされるのは現行制度になって初。アラカルトカードゲーム賞でも1位に輝き、日本ゲームの存在感を世界に知らしめた。『街コロ』はエッセン・シュピールでヤポンブランドを通じてドイツに紹介され、コスモス社からドイツ語版が出ていた。日本からのエッセン・シュピールへの出展は年々増加している。現在は日本語版にも大賞ノミネートのロゴが付けられている。

3.ボードゲームカフェ・バー・プレイスペース開店相次ぐ
「駒の時間」(兵庫・加古川、5月)、「Queen of Hearts」(東京・赤羽、8月)、「ディア シュピール」(東京・東中野、8月)、「ダイス」(大阪・心斎橋、9月)、「UN LOCK」(東京・新小岩、9月)、「CafeBarかくれが」(横浜・日吉、10月)、「ゲームスペース金沢」(石川・金沢、10月)、「MIPPO CAFE&BAR」(東京・大久保、11月)、「コロコロ堂」(東京・根津、11月)、「hello」(滋賀・瀬田、11月)、「Hello, world!」(石川・金沢、11月)、「へクスインゲームズ」(福井・敦賀、12月)と開店ラッシュ。当サイトのニュースも追いきれない状態となった。

4.タモリ倶楽部で同人アナログゲーム特集URL
9月18日にテレビ朝日系列局で放送された『タモリ倶楽部』は、同人アナログゲーム特集だった。『あるみ缶』(缶詰本舗)、『刺し身にたんぽぽを載せるだけの簡単なお仕事です』(芸無工房)、『ピクテル』(ボドゲイム)、『カッパたん』(Asobi.dept)、『心霊写真』(Projection Card)が紹介され、ほんこん氏の司会のもと、タモリ、鴻上尚史、おのののか、そして当サイトの管理人が実際にプレイした。創作ボードゲームは決してマニア向けではないこと、そしてゲームマーケットという場で発表されていることを世に知らしめた。

5.第1回ゲームマーケット大賞発表URL
現行で年に3回行われているゲームマーケットの新作から、最優秀作品を選出するゲームマーケット大賞の発表と授賞式が11月に行われた。国産オリジナルの新作512タイトルの中から、第1回の大賞に選ばれたのはオインクゲームズの『海底探険』。7月から一次、二次、優秀作品、大賞と四段階の選考を行い、徐々に作品を絞り込んでいく仕組みが取られ、広く愛好者の話題になった。

6.クラウドファンディングでボードゲーム出版盛んにURL
キックスターターなどのクラウドファンディングで資金を集め、ボードゲームを出版する動きが過去最高の盛り上がりを見せた。月に150タイトルのペースで目標額を達成しており、2月にはカードゲーム『爆発する子猫(Exploding Kittens)』に22万人が日本円にして10億円以上を出資するという最高額記録を達成。国内のクラウドファンディングサイトでもいくつかのゲームが製品化され、『7つの習慣ボードゲーム』は1254万円を集めている。

7.木村拓哉「ディクシットが好き」URL
今年も千秋、厚切りジェイソン、堀江貴文、ムーディ勝山、鈴木杏、為末大などたくさんの著名人がボードゲームを遊んでいることを明らかにしたが、一番インパクトがあったのがこれ。テレビ朝日の深夜番組で「好きなゲーム」として挙げた。

8.ゲームマーケットでA.ボザ、L.モーブロン、E.マーティン来日URL
5月のゲームマーケットでフランス人デザイナーコンビと、ボードゲームギークのニュース担当者が来日。世界のボードゲーム業界で日本の存在感が高まっていることを印象づけた。A.ボザ氏は親日家で知られ、たびたび来日しているほか、『花火』『東海道』などの日本をテーマにした作品も発表している。

9.『私の世界の見方』日本版ようやく発売URL
今年もたくさんの日本語版が発売されたが、テンデイズゲームズから3年越しで発売されたこのコミュニケーションゲームは、多くの愛好者を喜ばせた。単なる翻訳ではなく、お題コンテストを2回行って丹念にローカライズし、笑いの取れる作品に仕上がっている。

10.ドミニオン世界選手権、日本代表初の不参加URL
第5回ドミニオン日本選手権での成績優勝者が次々と出場を辞退したため、今年の世界選手権に日本代表は不参加となった。過去4回の世界選手権では優勝3回、準優勝1回と好成績を収めてきただけに残念なことだった。

ほかにも、ラミィキューブ世界選手権で12年ぶり3回目の優勝を果たした斎藤王様氏、カルカソンヌ世界選手権にディフェンディング・チャンピオンとして参加し、準優勝になった望月隆史氏の活躍もあった。海外では『カタン』でボードゲーム同時プレイ人数の世界記録(1040人)、ドイツで『シュピール・ドッホ』創刊が注目される。国内イベントでは遊戯史学会「奥野かるた店ゲームデザイン討論会」、アソビアソートの「ホリデイゲームカフェ」 、テンデイズゲームズの「中央・総武線ボードゲームフェスタ」なども印象に残っているところである。

まもなく2016年。ボードゲームシーンがますます盛り上がっていきますように。

過去の十大ニュース:2010年2011年2012年2013年2014年

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